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第二五巻　癩王のテラス/LONG AFTER LOVE

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その日は真っ白なお召し物に身を包まれた美輪さんが問われます。

その中で白、に対して何か特別な感覚をお持ちにならない？他の色に比べて」

東「私はね、下着は全部、白。今までずーっと白です。変えていません。
プレゼントなんかで、ちょっとグレーとかをもらうと、全然駄目です。
真っ白じゃないと駄目です。実は、こういう靴下も白じゃなきゃいけないんですよ
僕の場合は。でも『スーツに白はどんなものか』と言われて
無理やりグレーとかにしていますけれど、ワイシャツは絶対、白です。
色のものは駄目なんです」

東「何か気持ち悪くなってきた…☆」
江「美輪さんも白を着ていらっしゃるでしょう？」

美「だからあたくしは『東国原さんがゲストですよ』という知らせを頂いたときに
『じゃあ、白を着て行きましょう』と思ったの。他の色、赤とか紺とかブルーとか黒とか
いろいろあるじゃないですか。だけどこの方は白というものが、ずーっと前世で。
昔、前世はね、真っ白い直垂（ひたたれ）みたいな、神官の着るようなものをお召しになって…」
江「白装束…」

美「そういうものをお召しになっていらしたのよ。
江原さんが神主さんをやっていらしたでしょう？それと同じように
白尽くめで清麗にしておかなきゃいけなかったんですよ」

江「美輪さんと始まる前にお話していたんですけれど、猿田彦（さるたひこ　天孫降臨の時

美「神さまの道案内をした人」
江「御神楽にもそういうものが出てきますけれどね、もともとそういう関わりに縁が深くて。
だから知事のなさることって、全部道開きでしょう？」
美「先頭に立って、道を開いてゆくわけですよ、猿田彦尊も」

江「そう。だから走ることが好きなのも、道開き。

非常に不便な場所じゃないですか、それでこんなに人を寄せる道を作っているんですよ。
だから、道を作るというのは、便利だけが全てじゃない。そこに意義を感じれば」

国「フライデー事件の一番最初に先頭を切ったのも、その意味があるんですか？」
江「そこから嫁取りの道も開けましたよ☆」
美「だって、行列の一番最初に立っているのが見えるんですもの☆」
江「だから道路をどう作るか。鉄道をどう通すか。
そういうこともまた、大きな道開きになりますよね。
ですからそこに気持ちがこもるのは、やはり役目もあるから」

東「高速道路の話になるんですけど、宮崎は九州でも最下位
全国でも４３位の供用率なんですよ。それを通したいというのと
九州に熊本と宮崎（延岡）を横断する道路の計画があって、国交省は
『次ぎでもいいんじゃないか。先に東九州自動車道を通そう』と言ってるんですけれども
熊本と延岡の真ん中に高千穂があるんですよ。何かここが基点なんですよね」
美「さっきから言っているような意味があるわけなの」

天孫降臨の地である高千穂があるにも関わらず、２００５年の台風による被害以来
延岡と高千穂を結ぶ「高千穂鉄道」は運転休止となっているそう。

美「日本の起源で、日本はそこから始まっているわけですよ、神話からなにからね。
お伊勢さま・伊勢神宮、明治神宮やいろんなところに
皆さんはお参りにいらっしゃいますよ、賑わってもいる、それは結構なことですよ。
だけど、その大元である高千穂が、人は来ない、寂れている、お参りする人もいない
もうほったらかしみたいなもの。それはね、道筋が逆だろうということなの。

それであなたが選ばれて、まず政治家にするよりも芸能人。
政治家にしたって、知名度はないブームもないから、まず人気ものになって
知名度を上げて、それからということでいらして。
故なくしてそういうことをやっていらっしゃるんじゃないの」

東「困ったな…そういうことを言われると、ものすごく責任を感じますね。
意識してではなくて『宮崎のためを思って』とやっているものですから…」
美「そういうものじゃないんですよ。もっと大変なことなの。
いっぱい大きな意味があるんですよ」

東「確かに、行政『前例のない』の話になるんですけれど
新しいこと、改革ばかりやっているものですから、周りの皆さん、公務員の方々が
頭の中がホワーンとなってですね、それでも『こうですよ。この方がいいですよ』と
ずっと説得しながらやってるんですよ。
そういった意味では、宮崎の行政も、県政の運営もですね、前例のない
新しいものに生まれ変わっているような気はしますけれどね」

美「というのはね、それは宮崎のためだけじゃないんですよ。
宮崎が新しいことを一杯おやりになって、成功してるじゃありませんか。
『宮崎だけじゃない。お前さんたち、みんな見習いなさい。やればできるんだよ』
全国の都道府県の知事、市長にそういうことを知らしめている、そういうことなの」
国「なるほど」

江「美輪さんが最初におっしゃったように、役目。自分に、自分にじゃなくて、役目だから」
美「そう。だから宮崎だけじゃなくて、日本全体のために高千穂からの指令があって
やっていらっしゃるんだから大変なの」
国「美輪さんが言われたように、いろんな知事っているのに、東さんが出るようになってから
『うちの知事ってどんな人だろうな』って考えた人も多くなったと思うんですよね。
それもひとつ、すごいことだなあって」

美「そう。それで、いつまでも遅々として改革が進まない都道府県もあるわけですよ。
そういったものが『あっちができて、あんなに大変な、問題だらけで
どうにもならなかったところが、あれだけになっちゃった。何でうちはできないの？』
ってことに、日本国民が思ってくださればいいの」
国「だいぶなってきてるような気がするんですけれどね」

江「全然話は変わるんですけど、視聴者の方たちもこの話の中で見習った方がいいなと
思うのは、自分自身の静のときの時間の使い方なんですよ。
知事においては、そのときに勉強なさったり、将来に向けて
いっぱい時間をかけて蓄えられたんですよ。それが今、ものすごいエナジーになっている。

『オーラの泉』でも、出られた方がいっぱいいるでしょう？
みんなその『静の時間』を持っているんですよ。
昔、童話で『三年寝太郎』っていう話があったけれども
みんなは静のときってすぐ嘆いたりするんですよ。
静のときに、未来を見越してその時間を使う。

『こんなに忙しくて大丈夫ですか？』
『いやいや、だって今までいっぱいチャージしてきたから
ここから今、働いて噴出すんですよ』というときではないかと。
だからそれだけエナジーが溢れている。

もし今ちょっと『どん底』と思っている方は
『今の時間の使い方が間違っていますよ』ということを理解していただけたら
いいんじゃないかなと思います」
国「そうですね」

東「これだけちょっと言わしてもらっていいですか？
あの…私は１３、４年、マラソン大会で雨が降ったことがないんですよ。
これは事実なんですけど、去年、宮崎県でマラソンがあって、雨が降っていたんです。
『あ、今日はこのジンクスも壊れたか』と言っていて、行ったら止んだんです。
走っているときは止んで、帰りはまた雨が降ったんです。こういうことが結構あるんです。
だから気味が悪くなって…」

美「気味は悪くないですよ。全部、それはしてくださっているわけだから。
私なんか、もうしょっちゅうですよ」
東「そうですか…いや…美輪先生の力は、僕にはないですよ…」
美「私じゃなくて、後ろの方たちが全部してくださるから」
国「挨拶しておいた方がいいかもしれませんね☆」

東「（うしろを振り返って頭を下げられてから）ここって、ある程度の時期に
一度帰ってきて、禊をした方がいいですね。新たなパワーをいただいて、見ていただいて。
『僕ね、今日、オーラの泉の収録があるんだ』と言ったら
２、３週間前に決まったんですかね、いろんなところからメールが来ましたよ。
『あれに出るの？ついに来たね』みたいなことを言われましたね」

美「だからこの番組も八百万（やおよろず　数がとても多いこと）の神たちが
宣伝のために使われたわけ」
東「そうですか、ありがとうございました、本当に」

国「どうですか、いろいろと」
東「もうびっくりしました。一番気味が悪かったのが、白。
本当に下着は昔から白、白しか受け付けない」

美「『それが証拠だ』ということを、上の方がおっしゃりたいの。
他のことよりも何よりも、それがあなたが納得することという
『ひとつの証拠になるから、それを申せ』と言われたの」

東「何かね、白塗りとか、異常に興奮するんですよ☆
今まで言わなかったけれども『自分はちょっと変態なのかな』と思って…☆」
国「でも、意味があるわけですものね。これからは堂々といえますね☆」

高千穂への行き方
ＪＲ日豊本線　延岡駅から　バスで１時間２０分　熊本空港から　バスで２時間

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番組終了後、ニュース番組収録に向かわれる前の言葉
「高千穂に最近行っていなくて、ちょっとないがしろにしていたので
帰ったら時間を見つけて行ってきます」

読んでいただいてありがとうございました。
二時間スペシャルのもうお一方のゲスト・松居一代さんのお話も
続けてアップする予定です。

「オーラの泉の日記」

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