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今日も朝9時から蜂友のEさんと蜜蜂の内検を行いました。
順調に群勢を大きくしていますが途中『王台』の如きものが出来ているのを見つけました。
今日は養蜂のもう1人の師匠であるOさんが駆けつけてくれていました。
『王台』は女王蜂の新居、この王台はいつもつくられるわけではありません。
今の女王蜂の寿命がなくなる時とか、1つの巣箱の中のミツバチが増えおさまりきら
なくなった時に限られるとのこと。ほとんどの場合が後者の方で、毎年5月ごろになと
"分蜂(巣別れ)"がよく見られるのですが、その前には必ず 新しい王台がつくられるの
です。この新しくつくられた王台から、新しい女王バチが産まれてきますが、
その2,3日前に古い女王バチは巣の中の約半分の働きバチをつれて外へ
飛び出すのです。これを"分蜂(巣別れ)"といいます。
O師匠の指示で直ちにこの王台をつまんで除去しました。
まだ現在の女王蜂が元気に活動していますので世代交代は全くの不要だからです。
この『王台』を見落としてそのままにしてしまうと分蜂が始まってしまうからです。
これからはいかに王台を見落とさずに発見し除去出来るかがポイントなのです。
下の写真の真ん中の白っぽい袋のようなものが出来たばかりの王台です。
気温も日に日に上昇し、桜を始め春の花が多く咲き出してきましたので3月以来
毎週補充していた砂糖水は今回からは与えないことにしました。
よって給餌枠を除去し、その代わりに女王蜂が産卵できる巣礎枠を追加して
今回の内検は終了しました。片方の群は既に巣礎枠が10枚入りましたので
次回からは2階建てにするために継箱の設置が必要となります。
1ヶ月で働き蜂は倍に増えたことが解りました。きわめて順調のようです。
作業終了後に王台を割って見ると、確かに乳白色したローヤルゼリーが沢山入っている
のが分かりました。通常蜜蜂は1か月ぐらいしか生きられないのに対して
ローヤルゼリーを食べて育った女王蜂は何と5年以上も生きるのです。
Eさんと二人でこの白いローヤルゼリーを分け合い、口に含みましたが、ローヤルゼリー
の味は酸味と微妙な辛みがあり、アミノ酸の独特の味なのでしょうか、決して美味しいもの
ではありませんでしたが、これも養蜂しているものだけが実体験できることなのです。
そして滋養強壮、栄養価が高い貴重なローヤルゼリー、これで少しは若々しくいられ