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我が家のイチゴも今年もたくさんの実をつけ楽しませてくれました。そしてそのイチゴ達は
既に子孫を残すべくランナーを伸ばし始めました。
初夏のこの時期、ランナーから出てきたら、子株のランナーを切らずに植え付けて
そのまま育てるのです。
イチゴのランナーは、親株の状態にもよりますが1株から5~15本程度出てきます。
通常のイチゴ農家の栽培では、子苗生産は果実を収穫する株とは別個の親株で
行うようですが我が農園ではそこまではやっていません。。
親株から一番目の子株は大きくなりすぎていることと、親株の病気が移っていることも
あるので、苗として使うのは2番目以降の子株にします。ランナーの親株がウイルスや
炭疽病等に罹病している場合、その親株から得られた子苗にそれらの病気が伝搬する
リスクが極めて高くなるからです。長男は病気持ちなので次男坊以降を育てると
いうわけです。
親株から出てきたランナーはお互いが重なり合わないように誘導します。
それぞれのランナー上の第2節には子株(長男、太郎苗)がつきます(通常第1節には
子株はつきません)ので、それをポットで受けるのがよいのですが、これは大変ですので、
我が農園では地面の土で養育しているのです。
子株が大きく育ってきたら8月頃にランナーを切り離し他の場所に仮植えします。
切り離す際には、ランナーの親株側の部分を3cmほど残して子株を切り取ります。
イチゴの場合果房(花房)は残したランナーと反対側にでますので、定植する際にこれを
内側に揃えて植えれば、収穫が容易になります。
そしてその後10月頃に定植を行うのです。
このようにイチゴ栽培は通年を通しての仕事になります。その分、真っ赤に実ったイチゴ
を収穫する喜びは大きいのです。
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