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先日もミツバチの内検を蜂友Eさんと行った。
J2群は先々週末に新女王蜂が誕生した群。女王蜂は多少大きくなったようであるが
産卵した気配はない。やや群勢は小さくなってきていた。それもそのはず、新たな働き蜂
の誕生が無いからである。
E群も同様、女王蜂は先々週の如き活発な動きはなかったが、元気に動き回っている。
こちらも大きくなっているが未だ交尾前?
J1群もやや群勢が小さくなってきた。ただしこの群だけは蛹蓋が多く確認され、
女王蜂が順調に産卵していることが確認できた。
そしてローヤルコート状態も確認できた。ミツバチの女王は巣の中で常に7~8匹の
働き蜂が放射状に取り囲んでいる。女王蜂に行く先々でメンバーは入れ替わる。
つまり、女王の通り道のそばにいた蜂はこのような形にみんな女王蜂の方に向きを変え
るのだ。この構造をローヤルコートというのだ。これは働き蜂が女王蜂から女王物質を
摂取(なめる)するために取り囲んでいるのだ。
気になるのはどの群にも雄蜂が確認できないことである。女王蜂は他の群の雄蜂とも
上空で交尾できるので巣の中に身内の雄蜂がいなくても十分交尾する、そして女王蜂は
近親婚など避けるためにも、あちらこちらに飛んでは、多くの雄蜂と、精子が充分に
満たされるまで交尾を繰り返す との師匠の話であるが・・・。
幸運にも?いや不幸にも?交尾をせずに命拾いして巣穴に戻って来た雄蜂の運命は
というと、繁殖期での交尾が役目なわけで、巣穴に帰って来てもらっても、用無しな
わけで、ただの飯ぐらいはもういらないとばかりに働蜂たちに追い出されてしまうのだ。
このような理由で既に女王蜂が交尾し巣に帰ってきているのだと良いのであるが・・・・
新女王蜂の誕生で一安心したが今度は雄蜂不在と悩みはつきないアラカン養蜂家
である。
そして内検後、今後の夏の暑さに備えて(なかなか暑くなりませんが・・)、ネットの上に
寒冷紗をかけました。若い蜂友のEさんが汗びっしょりで活躍してくれました。
夕方養蜂場に行くと西日が巣箱に当たっているではありませんか。来週は北西側にも
寒冷紗を追加する必要があるようです。再度Eさん、よろしくお願いします。