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ミツバチの巣を襲い、J1群を壊滅させた『スムシ』退治の作業を蜂友の
Eさんと先週土曜日に行いました。
師匠や妻の情報に基づき、ドライアイスによる殺菌操作を行いました。
まずは巣箱の内検、依然としてスムシの襲撃が続いています。
今回は3群ともスムシにやられていそうな巣枠は全て採りだし、襲撃を受けた部分の
ハニカム部を切り落としました。ひどいものは全てのハニカム部を切り落とし、巣枠の
鉄線のみを残しました。
そしてこれらを自宅に持ち帰り、まずは巣枠に残っている蜜を採取しました。
さすがに、このハチミツは食用にするには抵抗がありますので、今回絞ったものは
越冬用のミツバチの餌にすることとしました。
それでも3L程のハチミツを収獲出来ました。色もかなり濃いものが採取出来ました。
ドライアイスはオンライン購入、発泡スチロールの箱もホームセンターで急遽購入。
ドライアイス、発泡スチロール箱も生まれて初めての購入でした。
そして、ハチミツを絞った後の巣礎枠をこの発泡スチロールに入れ、ここにドライアイスを
投入し蓋を閉めたのです。
神奈川県畜産情報 』は下記の如くのことでした。
スムシを発生させた空巣脾を一定時間(〇・五、一、二、四及び六時間)冷凍庫で冷凍
(マイナス二〇℃)処理後、常温保管。巣脾の被害を肉眼的に確認。また、冷凍処理に
よるスムシの幼虫及び卵への直接影響についても確認。さらに、巣脾(巣枠)の冷凍処理
による劣化の有無についても併せて調査。
結果:空巣脾は4時間以上の冷凍処理でスムシの被害は進行せず。〇・五時間の
冷凍感作で幼虫は死滅するが、卵は抵抗性が考えられた。
また、冷凍処理した巣脾(巣枠)には劣化は認められず、使用が可能 とのこと。
よってドライアイスにより巣礎枠の温度を-20℃程度まで下げ、4時間以上放置し、
ハニカムの中に未だ残っているスムシの卵や幼虫を死滅させるのです。
ドライアイス使用は酸欠状態を作る為と思っていましたが、またまた勉強させられました。
群勢が拡大した時に追加できるよう、事前に購入し自宅に保管しておいた新しい巣礎枠
もスムシに同様にやられてしまっていました。今週末はこの巣礎枠の整備作業が
待っています。
鉄線のみの裸になってしまった巣枠が多量に出来ましたので、この冬には来春に備えて
この巣枠に巣礎(薄い蝋板の上に、働蜂房と房壁の一部を規則正しく両面にプレスした
もの)を購入し、これを貼り付ける作業も待っているのです。
下記写真は、購入した巣礎枠の写真です。そしてこの姿がこの冬の作業完成の姿
なのです。
その準備の為に、残っている蝋を熱水で、妻が一つ一つ綺麗に洗ってくれました。
既に妻も蜂友に仲間入りしてくれているのです。