JINさんの陽蜂農遠日記

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2010.01.01
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カテゴリ: JINさんの農園
謹賀新年

新しい年の始まりである。

2010年、寅年。私も遂に還暦の年を迎えた。

年賀_R.jpg

しかし昨年末は胃がんの告知宣告。

職場の定期検診で、胃中央部に腫瘍の疑いがあるため

胃カメラによる精密検査が必要と。そして検査結果は初期ガンと。

最初はまるで自分の事ではないような心境。

何せ自覚症状は全くなし。

12月15日 五反田にある総合病院に入院。

翌16日、全身麻酔の下、6時間に及ぶ腹腔鏡手術で胃の中央部を

3分の2切除。幽門保存胃切除法。転移の可能性も極めて少ないとのこと。

病院側のトラブル回避とも言えるが、担当医師団のインフォームド・コンセントは

素晴らしいものであった。これにより初体験の大手術もかなり安心感を得られたのだ。

医師団、看護士、家族、同僚、友人の支援、愛情、激励により術後も順調に回復。

29日予定通り退院。現在自宅にて体調、食事のリハビリ中。

今年はこの現実を素直に受け止め、全快に向けて再び1歩1歩着実に

進んでいきたいと考えている。

若い時は、「死」という物は遠くてなかなか具体的に考えられなかったが、

自分はまだまだ...と思いながらも、自分の周りの人達が少しずついなくなる現実に、

そして今回の現実に直面し私にも近く感じる物になって来たのだ。

60才、人生の折り返し点である。まさしく第二の人生のはじまりでもあるのだ。

そしてこの折り返しを迎えるに当たり、自らの身体のオーバーホールを実施したと

前向きに捉えたい心境である。

論語は「60にして耳順う」と説く。

辞書によると「六十耳順」とは「孔子が六十歳になって、天地万物の理に通じ、

思慮や判断が熟して、他人の言うことを聞けば聞くにしたがって理解できたことからいう」

と解説している。

私は以前から聞く耳を持つ、つまり若い人の言うことに耳を貸すようにというような意味か

と思っていたが、本当の意味はちょっと違うらしい。

簡単に言えば、「60歳になって人の言うことを逆らわず素直に聴けるようになった」と言う

ような意味か。

人の言葉は助言にせよ諌言にせよ、なかなか素直に聞けないものだが、その理由は

相手との人間関係であったり、自我が強すぎたり、といろいろあろうが、人の言葉を

言葉の意味のままに理解するのは意外に難しいものなのである。

孔子にして60歳になってようやく、その境地に到達したと語っているのだ。

しかし私は未だ『小人』。60歳で耳順の境地になれなくとも、60歳に

して耳順の境地を目指そうと決意しているのである。






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Last updated  2010.01.01 00:09:00 コメント(3) | コメントを書く


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