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昔から唱えごとをしながら七草を包丁でたたき、粥を炊き込むのだそうだ。
そして、7日の朝、歳神に供えてから家族で食べると万病を払うと言われているのだ。
また、正月のご馳走で弱り気味の胃を休めるという知恵から始まったという説も
あるのだ。
早朝 我が農園、そして畦道から収獲出来たのは5種類。
セリ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ。
春の七草は子供の頃から
『 芹 なづな 御行 はこべら 仏座 すずな すずしろ 春の七草 』
と覚えてきました。
芹(せり) ⇒川辺・湿地に自生。1ヶ所に「せり」(競)合って
生えることから「せり」。
薺(なずな)⇒ペンペン草。ぺんぺん草とは、その果実のかたちが
三味線のばちに似ているからという。
御形(ごぎょう)⇒母子草 柔らかい薄緑色の葉の先に、黄色の花がつぶつぶに
なってかたまって咲く。
繁縷(はこべら)⇒はこべ。 寒い時期には、茎を地面すれすれに這いつくばった
状態で花を咲かせる。
仏の座(ほとけのざ)⇒正しくは田平子(たびらこ)上の方の2枚の葉のつきかたが
仏様の円座に 似ていることから「仏の座」になった。
菘(すずな)⇒かぶ
蘿蔔(すずしろ)⇒大根
小倉百人一首に選ばれている有名な歌がある。
『君がため 春の野に出でて 若菜つむ 我が衣手に 雪は降りつつ 』
---------光孝天皇 御作--------
意味は、"あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜(七草)を摘んでいる
私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってきます。" 情感豊かな愛の歌なのです。
我が家の今朝の七草粥です。胃の術後には優しい栄養食なのでした。
因みに『秋の七草』は
「 萩、尾花 、 桔梗、撫子、女郎花 、 葛、藤袴 秋の七草 」
と覚えています。
春の七草は、今日の七草粥として有名ですが、秋の七草には直接何かをする
行事がなく?、主に観賞用のみ。そのためか意外に覚えられず、すぐに忘れてしまう
アラカンおじさんです。
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