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土曜日の我がミツバチの内検時、そして昨日の農作業時にオオスズメバチがミツバチを狙いに
我が農園を訪れています。
オオスズメバチはスズメバチ類の中で最も大型のハチ(世界最大)で、体長は女王バチが
40~45mm、働きバチが27~40mm、オスバチが35~40mm。日本の北海道から九州に
分布しており、コガネムシやカミキリムシといった大型の甲虫類、あるいはスズメガなどの大型の
イモムシ等を捕らえるほか、これらの大型昆虫が減少し、また大量の雄蜂と新女王蜂を養育
しなければならないこの時期には攻撃性が非常に高まり、スズメバチ類としては例外的に、
集団でミツバチやキイロスズメバチといった巨大なコロニーを形成する蜂の巣を襲撃し、
反撃するその成虫を根絶やしにした後、それらの巣から幼虫やさなぎを自分たちの幼虫の餌
として搬出するという行動をとるのです。
第4群の巣箱の廻りには我がミツバチの働き蜂の死骸が。
群れ全体の1割くらいがやられたかもしれません。巣門入り口に設置してある捕獲機(トラップ)
には4匹ほど捕獲されており1匹は未だ動いていました。
最初、1匹のオオスズメバチが偵察に来るのです。そのオオスズメバチが捕獲器に入ればOK
あるいは、十数匹の働き蜂が攻撃して、背中に乗って毒針を差し込めば蜜蜂の勝ち
然し、失敗して、偵察のスズメバチを帰らせてしまうと、次には数十匹のスズメバチが
来襲するのです。こうなると、もう数万匹の蜜蜂の群れは全滅の危機となるのです。
オオスズメバチは巣近くでホーバリングし働き蜂たちを次々にかみ殺していくのです。
(スズメバチと闘うのは働き蜂、、身体の大きな雄蜂は巣箱の中から出てこないのです)
これは、我が西洋ミツバチの場合ですが、日本蜜蜂は、最初の偵察に来たスズメバチを
数百匹でボールのように包み込んで、熱で殺してしまう術を持っているのです。
しかし、数十匹で来襲されると、西洋ミツバチ同様もう全滅の危機となるのです。
そして蜜蜂を噛み殺した後は、肉団子にして巣に持ち帰るのです。
オオスズメバチは獰猛で、襲われ刺されると命にも関わる猛毒を持っているのです。
その為、防護には万全を期さなければなりません。
もちろん長ズボンに長靴、長袖の上に網ジャンパーを着て、厚手のゴム手袋、フードを被り
その上に面布という完全防備で、当然肌の露出面はなし。
西洋ミツバチ巣に近づくオオスズメバチを1.5m程の柄のついた虫取り網で捕まえたのです。
勿論 超緊張の一瞬なのです。
捕まえたら、そのまま網を長靴で踏み、オオスズメバチを踏み殺すのです。
土曜日には4匹、そして昨日は3匹、合計7匹を捕殺。
頭:オレンジ色、胸部:黒色 腹部:オレンジと黒の縞模様と危険色の塊です。
腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくるため、絶対捕獲直後には触ってはいけないのです。
しかしながら捕獲し損なうと、攻撃性が高まりますので積極的には捕獲することは
やめた方が良いと考えている『素人養蜂家』なのですが・・・・・・・・。