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翌朝はいつもの早朝散歩。台風12号の影響で風が強かったが、雨が降っていなかったので
いつもの散歩を決断。念のためフロントで300円の傘を購入しホテルをスタート。
先ずは松阪駅。JR東海の紀勢本線・名松線と、近鉄の山田線が乗り入れており、両事業者が
構内を分割して管理する共同使用駅。
駅前のロータリーには大きな駅鈴と噴水が。ただし未だ噴水はお休み中。節電のためか?
駅鈴とは、古代、地方へ派遣される役人の、身分の証となった鈴であると。
現在JR松阪駅前にあるこの鈴は寛政年間に石見国の藩主、松平康定公より参宮のおり
松阪に泊まり、宣長の源氏物語の講釈を聴講したさい、贈られた鈴がモデルとなっている
とのこと。
またこの地にゆかりの国学者本居宣長は鈴を愛して住居を鈴屋と号したとのこと。
松阪出身の歴史上の人物の中で、一番有名な人は本居宣長。
松阪駅前通りから入った"よいほモール"というメインストリートには本居宣長のからくり人形が。
この宣長人形、座って本を読んでいた。
定刻時間になると動き始める等の仕掛けになっているのであろうが説明書き等なく不明。
その上の時計はまだ5時50分。
しばらく進むと、三井家の祖と呼ばれる三井高利の生家跡が保存されていて,高利の産湯に
使ったという井戸や発祥の地の記念碑が建っていた。三井家は伊勢商人を代表する豪商で,
明治以降に日本最大の財閥となったのだ。ここは三井家の祖と呼ばれる三井高利の
生家跡が保存されていた。
白壁が美しいが、門は早朝のためか閉まっていた、いや現在は一般公開していない
ようであった。
松阪商人の館。
江戸期の屈指の豪商・小津清左衛門の邸宅を資料館として公開しているもの。
展示品の中には「千両箱」ならぬ「万両箱」もあり、その広い屋敷はまさに「江戸店持ち
伊勢商人」の風格を感じさせるとのことであるがこちらは午前9時からの開館。
牛銀本店
明治35年創業の松阪肉処。特に松阪牛の『すき焼き』で有名な老舗。
今度はゆっくりと昼間に訪れ高級すき焼きを楽しみたいと思いながら、早足で『肉離れ』に
ならぬスピードで、朝の時間であることを『にくにく』しく感じながら通り過ぎたのであった。
本居宣長旧宅跡
本居宣長が12歳から72歳まで暮らした住居跡。現在旧宅はそのまま松阪城内にある
本居宣長記念館に移築されているとのこと。
この地で『古事記伝』や『源氏物語玉の小櫛』など78種206冊に及ぶ著述を成し、
また全国500余名の門人を指導したと石碑に画かれていたのだ。
松阪市魚町通り
落ち着いた風情の街並みでああった。
松阪木綿商 長谷川家宅
江戸時代に栄えた松坂木綿商「丹波屋」を営んでいた長谷川家の邸宅。
敷地が大変広く、重厚な造りの蔵や、千本格子などの古い意匠がそのまま残る家屋、
そして見越しの松が高板塀から顔をのぞかせていた。
建物は江戸時代築とのことで、当時の風情がそのまま残っていたのだ。
松阪もめん手織りセンター
昔の越後屋(三井家)跡にあるこのセンターは、島渡りと呼ばれる粋な縞模様と藍染が
特徴の松阪木綿を広く普及させようという目的で作られたとのこと。
センターでは、松阪木綿の反物や商品を販売。また、6台の体験用機織り機があり、
希望する方は、「一日織姫」として機織り体験もできるのだと。
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