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我が養蜂場のある農園の食用菊が、今年も真っ黄色な花を咲かせ、収穫時期を
迎えています。
秋の花といえば、菊の花。我々日本人にとっては、春の桜とともに、馴染み深い花のひとつ。
最近では生花や刺身のつま物の小菊など、一年を通して栽培され出回っていますが、
この食べられる菊「 もってのほか 」は欠かすことのできない旬の食材なのです。
独特の風味と味の良さ、美しさから、「食用菊の王様」と呼ばれているのです。
正式には「延命楽(えんめいらく)」という名の品種とのことですが、「もってのほか」
「もって菊」という愛称で広く知られおり、この一風変わった名前の由来は、
「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」だとか、
「もってのほか(思っていたよりもずっと)おいしい」といったことだとかいわれているとは
以前にもブログに書き込んだ記憶が...。
「もってのほか」はしゃきしゃきとした歯ごたえと、ほのかな香り、そして甘さとほろ苦さは、
秋にしか味わえない季節限定の大人の味なのです。
この日も早速妻が『酢の物』にしてくれました。
顎から花びらをむしり、たっぷりの湯に酢を少し入れてさっと茹で、水にとり
暫く晒した後に絞るのです。
酢を好みの量かけて出来上がり。
しゃきしゃきとした歯ごたえと、ほのかな香り、そして甘さとほろ苦さが、日本独特の繊細な
味・伝統の味として至福の時。日本人で良かったと、いや大げさではありません。
一本一本の花びらが、酢と触れて更に黄色が鮮やかに変化するのです。
食用菊には、殺菌作用があるので、昔のように冷蔵技術が無かった時代は、刺身を食べた
時の食中毒対策として、一緒に食べていたといわれているのです。
大根のツマや大葉なども同じ役割。
従って、現在、刺身に添えられている菊も食用ですので、もちろん食べられるもの。
美味しいかどうかは、人それぞれですが、私はこの菊はやや苦手なのです。
そして国産松茸ごはん、いや実はカナダ産なのですが、香りは負けません。
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