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国営みちのく杜の湖畔公園の多くの池で、色とりどりの睡蓮が開花の盛りを迎えていました。
まずはこの「睡蓮」ですが、決して「水蓮」ではないのです。この「睡蓮」にもちゃんと名前の
由来があって、花は3日間、開いて閉じてを3回繰り返します。これを人間のサイクルに例えて
日中(開く=目覚める)夜(閉じる=眠る)というところから、「睡眠する蓮」→「睡蓮」と
呼ばれているとのこと。
睡蓮も蓮も葉は円形。しかしよく見ると違いが。睡蓮は下の写真の如く基本的に葉に
切り込みが入りますが、蓮には入っていないのです。
花の違いは簡単。水面に咲くのが睡蓮。水面よりかなり上の方で咲くのが蓮。
根っこは睡蓮はワサビ状の塊根。
蓮はもちろん地下茎が肥大化した蓮根。
睡蓮は3日間の命が終わると散って水中に沈み花托は出来ないのですが
蓮の花は水上で散りロート状の花托が残り蜂の巣の様な形が残るのです。
スイレンとハスはとてもよく似ているので、しばしば混同されます。
学問的にも、スイレン科とハス科はともに、被子植物門・双子葉植物綱・スイレン目に
属すると考えられていました。
しかし、近年の分子系統学的研究から、スイレンとハスは全く系統が異なることが
明らかになって来たとのことです。
睡蓮の葉には撥水性があまりなく、水玉はできません。
蓮の葉には撥水性があり、表面に大小の水玉が出来るのです。
この公園にありませんでしたがオオオニバスは直径3m以上になる大きな丸い葉をもち、
水面にその葉を浮かべているスイレン科の水生植物でこの葉の上に子供が乗ることが
できるとのこと。
ロンドンやオランダの公園でも見たことがあるような風景。
今年は、睡蓮そして蓮の花を楽しむ機会が多かったのです。
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