JINさんの陽蜂農遠日記

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jinsan0716 @ Re[1]:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) オジン0523さんへ ありがとうございます…
オジン0523 @ Re:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) そして9:20になり、カウントダウンが始ま…
jinsan0716 @ Re[1]:旧芝離宮恩賜庭園 へ(その3)(08/06) オジン0523さんへ 書き込み、ありがとう…
オジン0523 @ Re:旧芝離宮恩賜庭園 へ(その3)(08/06) 根府川山は根府川に関係あるのですかね

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2019.11.02
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
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外国からの来訪者や、相模地域の外から江の島を訪れた人たちの姿を描いた浮世絵作品や資料を
展示する企画展、「江の島を訪れたエトランジェ 描かれた異邦人」が、地元・藤澤浮世絵館で
10月27日(日)まで開催されているとの情報で、平塚まで仕事支援で行った10月5日(土)
の帰路に訪ねてみました。
JR辻堂駅から徒歩にて「ココテラス湘南」ビルを目指す。



『ココテラス湘南』ビルの7階にある『藤澤浮世絵館』。



『ココテラス湘南』ビル入口にあった案内板。




ホールの壁には江ノ島に関連する廣重他の様々な浮世絵が。



歌川広重 作 『冨士三十六景 相模江之島入口(さがみえのしまいりぐち)』
江の島の入り口にある青銅製の鳥居をくぐり、揃いの着物を着た三人が、
参道を上り始めたところである。
江島神社の弁財天は芸能の神様でもあるので、歌舞音曲の上達を祈るための
参詣かもしれない。
鳥居の内側に堂々たる富士の姿があるが、本来は富士の位置はかなり左になり、
本図のように見えることはないのでは。



ズームで。



三代 歌川豊国(国貞) 作  『東海道名所之内 鎌倉七里が浜乃風景
(とうかいどうめいしょのうち かまくらしちりがはまのふうけい)』




江の島稚児が淵から遠眼鏡(とおめがね)で眺望しているところ。 



『一寿齋国貞 作 江の島』。
四代豊国(二代国貞)と二代広重との合筆による作品であると。
将軍が江の島の岩屋の前で、海女の親子が海中から鮑を取って来る様子を
上覧している場面。




田舎源氏の光君が江の島遊覧に訪れ、稚児ヶ淵で海女(あま)達の鮑漁りを
見物している様を描いている。
光の君は特徴のある海老茶筌髷(えびちゃせんまげ)に豪華な衣裳を身につけているが
海女は上半身に何もつけていない。



『歌川貞虎 作 鎌倉七里ヶ浜ヨリ江の嶋遠見』
七里ヶ浜から遠景に江の島を描いた作品。
作品は江の島詣の女性の一行が七里ヶ浜で一息いれているところでしょうか。
そこへ海女や子どもたちが寄ってきたという構図で、女性の一人が海に投げ入れた銭を拾うために、
子どもたちが競って荒波に飛び込んでいます。



 『歌川広重 作  東海道五十三次 藤沢(隷書東海道)
(とうかいどうごじゅうさんつぎ ふじさわ(れいしょとうかいどう)』
藤沢宿の夜の風景で、右側にある鳥居が江の島一ノ鳥居(江の島道入口)、
左手にあるのが大鋸橋(現遊行寺橋)。宿場に着いた人々と客引きをする
宿の人々の様子が描かれ、にぎわいが感じられる。 



『歌川芳形 作 上洛東海道 東海道藤澤』。
行列の馬であろう飾り立てられた馬とその馬の草鞋(馬沓)を
替えている馬子が大きく描かれている。



『藤沢市 藤澤浮世絵館』は入場無料。
写真撮影はフラッシュなしであれば全館内OK。



「東海道五十三次」 「四十八」「藤沢」「戸塚へ壱り卅丁」




「相州江の島の図」



『東海道五十三次』
「東海道五十三次とは江戸時代に整備された五街道の一つ、東海道に置かれた53の
宿場のことです。日本橋を起点に三条大橋(京都)まで、約500kmの道のりです。」

折しも、現在、私と旅友Sさんは、この『東海道五十三次』を日本橋から歩き始め
現在、名古屋の手前の『岡崎宿』の先『池鯉鮒宿(知立宿)』まで辿り着いているのです。



『東海道オマージュ』
「二代広重が「重宣」と名乗り、初代広重の弟子として活動していた時期の作品です。
あまり知られていない東海道作品になりますが、その画題のほぼすべてが、初代広重の作品の
構図を模しているものであることがわかります。
とくに、初代廣重の通称『人物東海道』の構図を取り扱ったものが多いですが、
他にも初代廣重の東海道作品を見ることができます。
江戸時代の浮世絵作品において、このような形態は現代の私達の考える『模倣』とは異なる
ものであり、初代廣重の東海道作品の人気にあやかって版元が制作支持したものと考えられます。
よって、初代廣重を展開した東海道作品の人気ぶりがうかがえるものと位置づけられるのです。」
二代歌川広重の「東海道五十三次」28作品が展示されていた。

折しも、これまで歩いて来た静岡県内の、そしてこれから歩く宿場の浮世絵が展示されていた。



『見附』(静岡県磐田市)
天竜川を渡る舟が行き交う場面を描いています。
穏やかな舟渡しの情景ですが、実際の天竜川は「あばれ天竜」とも呼ばれ
急流として知られていました。



『浜松』
遠州灘を背景に、旅姿の女性二人がなにやら談所しながら歩いています。
他の東海道シリーズでも、浜松の場面では同様に海浜の松が描かれています。



『まい坂』
浜名湖の今切りの渡しをすすむ舟が描かれています。
舞阪宿は浜名湖南部の東岸にある宿場です。
ここから浜名湖を渡るには今切りの渡しを舟で渡りました。



『荒井』
今切りの渡しの荒井側の渡船場を描いています。
新居の関所は箱根の関所と並び、取締りの厳しい関所として知られていました。



『白須賀』
画面右手前に見える小高い丘の坂道は、展望の良さでは評判だった汐見坂です。
後景には遠州灘が広がっています。



『二川』
旅姿の女性が共を連れて馬に乗りながら進んでいます。
馬方も女性も楽しげな表情で、和やかな雰囲気が伝わって来ます。



『吉田』
吉田大橋は東海道の中でも屈指の大きな橋であり、橋と川と城郭を同時に描くことができる
景観が好まれ、他の東海道作品にも多く描かれています。



『御油(ごゆ)』
御油宿から次の赤坂宿までは十六町(約1.7km)しか離れていなかったので、宿泊客の
奪い合いが激しかったそうです。画中でも、旅籠の留女が旅人の腕や荷物を引っ張っている
様子が見られます。



『赤坂』
旅籠の部屋で思い思いに過ごす宿泊客の姿が見られます。
画中に見える中庭のソテツは、初代廣重による東海道シリーズの旅籠の場面でよく
登場するモチーフとなっています。



『藤川』
藤川宿の東のはずれにある山中村の風景を描いています。
中景の馬に乗る旅人の辺りで空間を区切ることにより、高い位置から低い位置へとつながる
山道の傾斜を表現しています。



『岡崎』
矢作橋は、東海道随一の長さを誇った二〇八間(約374m)を有していました。
画中では、木材を運ぶ筏、川で布をさらす女性たちなど、土地の風俗が描かれています。



『池鯉鮒(ちりゅう)』
街道を駆け抜ける早飛脚が描かれています。
旅姿の女性の穏やかな「静」の風景と対比して、飛脚の「動」のスピード感が
より強調されています。



『鳴海』
名産の有松絞りは、鳴海宿の東にあった有松村でつくられ、街道沿いの店で売られていました。
店先には色とりどりの着物が掛けられ、旅人の足をひきとめています。



『み屋』
熱田湊の渡船場の風景です。画面左には熱田神宮の浜の鳥居、後景には伊勢湾が広がっています。
宮宿から桑名宿までは東海道唯一の航路で、「七里の渡し」と呼ばれていました。



『桑名』
桑名宿の西に位置する富田の立場が描かれています。
店先で名物の焼き蛤を焼いています。



『四日市』
四日市宿の西に位置する日永の追分の場面を描いています。
この場所で、東海道と伊勢街道にわかれます。伊勢神宮の二の鳥居と常夜灯がが見え、
多くの旅人が行き交い、賑わいのある追分の雰囲気が表現されています。



『石薬師』
画面右側に傍示杭が見えることから、宿場の入口であることがわかります。
画面奥の石垣には土盛りがされ、頂部には柵が見られます。
これは見附という宿場の入口に設けられたものです。



『庄野』
宿場のはずれの街道の景色が描かれています。
画面手前には旅姿の女性たちが、その向こうには早駕籠が街道を駆け抜けています。



『亀山』
旅人たちが坂道の街道を進んでいます。
坂道の奥に見えるのは、亀山城の城門です。



『せき』
宿場のはずれの出茶屋の様子が描かれています。
出茶屋とは、簡素な茶屋のことで、旅人はこのような場所で手軽にのどを潤していました。



『坂の下』
坂下宿の手前に位置する筆捨山を望む場面です。
この付近にあった茶屋は鈴鹿川の筆捨山の眺望で評判となっていたようです。



『土山』
両側を崖に囲まれた険しい鈴鹿峠の山道の風景です。
土山は雨が多いところとして知られており、他の浮世絵作品でも土山の場面では
雨の情景が描かれていることが多いです。



『みなくち』
宿場のはずれで女性たちが水口の特産である干瓢を天日干しています。
画面左側では干瓢のもとである夕顔を切る女性がみえます。



『石部』
旅籠の部屋から男性客が景色を眺め、女中が寝具を運んでいる場面です。
石部宿は歌舞伎の『桂川連理の柵』の舞台であり、画中の男女はその登場人物である
長右衛門とお半を模していると思われます。石部は、東海道を京から出発して1日目の
宿泊地とすることが多く、多くの旅籠が軒を連ね繁盛していました。



『草津』
草津名物の姥が餅を売る茶屋の風景です。
駕籠が店前で止まり茶屋の繁盛している様子が描かれています。



『大津』
草津側の矢橋から、琵琶湖を挟んで対岸の大津側を見た風景です。
画面遠景には比叡山、その右側には比良山脈が描かれています。



『京 三条大橋』
京の三条大橋を渡る、大原女や、傘をさす裃姿の男性が描かれています。
背景にみえるのは東山の町並みです。



『清水』
清水寺を望む坊から、女性たちが景色を楽しむ画面です。
画面右奥には清水寺と八坂の塔があり、その下には桜が咲き乱れています。
音羽の滝のあたりにあった坊の南蔵院は精進料理を出す料亭も兼ねており、ちょうちんをに書かれた
「う」「か」「む」の字は、南蔵院の通称「うかむせ(浮瀬)」の一部と思われます。



『浮世絵とは』。



『浮世絵の中のこれは何かな?』
浮世絵の画中に見られる、様々な印や、彫り、摺りの技術について、少しくわしく
見てみましょう。
この浮世絵は『歌川国貞(三代豊国)作 東海道五拾三次之内 藤沢 小栗判官』
★一文字ぼかし:画面の上部や水平線などに用いられる。真一文字のぼかしのことを言います。
       主に、風景画で空や水の深みを表現するのに用いられ、摺師の熟練を要する
       技法です。
★毛割(けわり):人物の頭髪の部分を彫ることを、毛割と呼びます。
         髪の毛の一本一本まで、しかも生え際まで彫りで表現する技法。



                  ・・・​ つづく ​・・・






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Last updated  2020.06.15 20:10:25
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