JINさんの陽蜂農遠日記

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2023.12.31
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カテゴリ: JINさんの農園
明治郷土史料室 」を後にして 「神台公園(かんだいこうえん)入口」交差点 まで戻る。



児童クラブ交流会 」の看板が。
(公財)藤沢市みらい創造財団が運営する児童クラブは基本的に小学校区ごとにあり、
・児童の成長を促すこととして次の活動を行っているのだと。
・児童の安全と健康を守り、豊かな心を育てる活動
・遊びを通して自主性・社会性・協調性を培う活動

・家庭との日常的な連絡、情報交換
・地域活動への参加など、地域の特性を生かした活動
・その他、児童の健全な育成を助ける活動



多くの子供達が集まっていたが。



前方に「湘南藤沢徳洲会病院」。



その手前を右折し、藤沢市道・明治457号線を進む。



昔の街道・ 「大山街道」から分岐した 鎌倉江の島道 」であったと。



前方、路地の角にあったのが「 伊勢屋の墓地 」。



立場茶屋 が繁盛したといいます。
伊勢屋の先祖は伊勢の出身で 立場茶屋を営んでいました。明治維新後は茶屋を廃業して
酒屋兼雑貨を扱う店 を営んでいたことが知られています。」と頂いた資料から。



墓石が並ぶ。



乙磨墓



「明治郷土資料室」資料から
いつこより 吹来るものか秋風に 草も我身を 枯れそめにけり



先祖代々の墓 」。



道路側にも墓石が並ぶ。



中央に「 三觜家之墓 」と。
三觜本家からの分家関連の墓地なのであろうか?



墓誌 三觜家先祖代々之諸精霊位 」と。



そして 東海道・国道1号・「大山街道入口」交差点 に出る。



大山街道入口 」。



手前にあった石碑。



廻り込んだが、風化が進んで剥落が激しく文字は確認できなかった。



頂いた資料には
「⑤ 二ッ谷の辻
ニッ谷はニつ家とも書きこの道筋にニ軒の家があったことから起こった地名ともいわれています。
またここは 北方向への大山道、南方の光明真言道場道(鎌倉江の島道)への分岐点 であり、大山での
帰りの信者たちが宝泉寺へ参詣し、更に江の島鎌會方面へ行く途中の休憩所として、ニ軒の
立場茶屋があったからともいわれています。」

そして上記の石碑は
常光明真言道場道標 (国道南側)
光明真言道場と呼ばれた宝泉寺への道標 で、同様のものが宝泉寺にもある。旧東海道と
明真言道場道と交差する所にある。初め寛保ニ年(1741)伊予国出身の回国行者空山が立てたが、
朽ちてしまったので文化六年(1809)に再建した。
常光明真言ロロ 寛保ニ壬戌三月廿一日 願主予州沙門空山 辻堂村宝泉寺 」と刻まれていたと。



明治歴史資料室 」の展示から。
正面に「 常光明真言 」と。
塔身石側面
願主寺州沙門空山 辻堂村宝泉寺
 寛保ニ壬戌元三月廿一日
塔身左側面
于時文化六巳之ハ月日再興



そして正面が「 大山街道 」。



ピンクが「 田村通大山街道 」と説明員の方から。



この場所は「 藤沢市 」と「 茅ヶ崎市 」の境界付近。



ここから「 茅ヶ崎市 」と。



横断歩道を渡りると、そこにも石碑が転倒した状態で放置されていた。



廻り込んで。



裏面、右側面にも文字が 刻まれているようであった。



西国坂東秩父巡礼塔 」であり 享和3年(1803)高座郡用田村の人々により道中安全祈願を
目的に建立
されたものと。
頂いた資料には
正面      奉巡禮四國坂東秩父供養塔
塔身右側面   あふり山 わけいる道に しおり置 つゆのことのは しるべとはなれ
塔身背面
       相州高座用田村 角田紋右衛門
           宮原村 菊池五右衛門
           菱沼村 太田口口
           赤羽村 古知屋太郎衛門
                同 太郎左衛門
               安齏兵左衛門
               城田治左衛門
ニッ谷の立場 :
ー里塚を挟んて、四ツ谷とニッ谷の立場があった。
ニッ谷の辻にある「奉巡礼西国坂東秩父供養塔」は、大山道しるべにもなており、巡礼の物
道に迷って困窮した経験から、大山詣ての人々に道しるべを建てたと云われる。

道標左面の銘文(現在は、剥落判読不明の部分)
すぎし年 やつがれは都路より西の国々東越道の国々の宮寺詣せしに わかれの岐を
もしらで打越しことありき、あるわき道にかつりもうてしをりも侍り幾されば此里人の語
り侍るには、大山詣でする人たちを委しくふたつや(ニッ谷)・小わた(小和田)を討ち過ぎ
道しるべする人をやといて直格にロロロはた具儘に詣するなりむ者も有とかやしか
あれど、此岐みちは細道なれば、ざして大山道と記難き海道しるべにてはべればとて、
或人に一首の歌を乞得て 書誌ものならし
     ↑この一首が、右面の和歌



ネットより、在りし日の石碑の写真を。



ネットより、在りし日の石碑の写真を。



そしてこちらが大山道への道。



そして東海道を藤沢方面に上ると「二ツ谷公民館前」交差点の先、左手にあったのが
家稲荷神社 」。
家稲荷 二ツ谷とも書くが、道辻に二軒家、二軒茶屋があったとも言わわたことから
此の名が
と。
藤沢市城南1丁目3。



二ッ家稲荷神社 」。



そして入口左に道路を背に向けて立っていた「 寛文十年(1670)庚申供養塔 」。



寛文十年(1670)庚申供養塔 」。



塔身前面 寛文十 庚戌年 奉造立庚申供養 九月吉日
正面彫物 日月型 三猿像
昭和52年(1977)4月13日指定/舟型光背型、総高125㎝、火成岩(安山岩)製/寛文10年(1670)の
紀年銘があり、基礎造り出し部分前面に「相州土戸村道行」(辻堂か)として石井権左衛門以下、
造立した庚申講中8名の名が刻まれています。



藤沢市指定重要文化財
寛文十年(1670)庚申供養塔
庚申信仰は、十干・十二支の組合せによって六十日に一度めぐってくる「庚申の日」に、
その夜を眠らずに過ごして無病・息災・長寿を願う信仰である。
その源流は、「人の体内にいる三尸の虫が、庚申の夜、天にのぼってその人の罪過を
天帝に告げるため生命を縮められる」 とする中国の道教の教えに由来している。
江戸時代、万治・寛文頃(1658~1672)には、仏教を背景に広く庶民に伝わり、
「庚申講」が結ばれて庚申の夜は、講中の人々が当番の家に集まり、徹夜で酒食歓談して
過ごす庚申待の行事や、供養塔の造立が盛んになった。
二ツ家稲荷神社境内の寛文十年庚申供養塔は、総高百五cm、蓮辧型で、造り出しの基礎部の上に
別に台座を作り、その上部箇所に正面向きの三猿像を載せる手法をとっている。」。


隣に「 道祖神塔 」。
蓮弁光背型 和合ニ神立像



塔身正面 施主吉田氏権右衛門
     天明元年丑年九月吉日



家稲荷神社 」の「 一の鳥居 」。



そして「 ニの鳥居 」。



扁額「 ニッ家稲荷 」。



ニッ家稲荷神社歴表
当町稲荷社ハ昔古ヨリ設立延宝七年六月并ニ天明六年九月再築享和三年二月新築天保九年二月
再建是マデ修繕致シ束リ今回大破ニ及ビ氏子一同協議之上新築仕リ度何分少数ナル
町民負担ニ堪ヘ兼テ有之有志諸氏多少ヲ不満新築費ノ内御寄付被成下度伏テ願 ヒ奉候也
明治三十九年氏子一同協議之上新築明治四十三年其ノ筋ニ依リ無格社ハ可拂ヒノ命令ニ依リ
一時川澄忠右エ門氏ノ宅地内ニ五ヶ年程置ク大正四年二月川澄藤之助氏功志ヲ以テ
神台四二六番地ニ新築セリ昭和十八年太平洋戦争ニ依リ当時ノ海軍省ノ命令ニ依リ
稲荷社ノ敷地(参百坪余)ヲ買収サレ物資不足ノ折リ下内地城南一丁目三番地ニ新築ス
昭和六十一年屋根ノ損傷ヒドク瓦ヲ葺替同時ニ外装ヲモ一新ス昭和六十二年氏子有志ニ依リ
玉垣ヲ奉献ス  
  平成八年十一月吉日新築ス 
  二ツ家稲荷神社氏子中」



「狛狐」(右)



「狛狐」(左)



こちらにも。



こちらにも。



そして「 三の鳥居 」と「 社殿 」。



扁額「稲 荷大明神 」。



二ッ家集落の鎮守社で、 祭神は「保食神(うけもちのかみ)
例祭日二月一日、勧請年月日は不明。延宝七年(1679)に再建され、以降明治三十九年まで度々
再建を重ねている。
昭和十八年春、海軍衣料廠の拡張にあたって、神台2ー8(国道1号線反対側)より現地に移転した。
これが、「 寛文十年(1670)庚申供養塔 」が 道路に背を向けている理由 であろうか。



ここにも狐様が。




                              ・・・​ もどる ​・・・



                 ・・・​ つづく ​・・・







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Last updated  2023.12.31 08:19:35
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