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平成29年9月12日(火) 午前5時起床。後れをとりました。午前4時に起きるのとでは大違い。朝ご飯の始まりは7時前です。それまでを2時間か、あるいは3時間をか、過ごすぼんやりの長さに違いがあると、充実感に差のあるような気がしてなりません。而して早起きは3文の得なのでしょう。 曇のち晴れ。仕事を終えて帰る道中、青空が広がりました。写真は西に広がった入道雲です。9月も半ば近くになると、名残惜しく感じます。 帰宅してお腹が空きました。このところ妻が忙しく、弁当がありません。ほぼ毎日、コンビニで野菜ジュースと200円前後のサンドイッチを一つが昼ご飯です。空腹を我慢し、着替えました。 9月も半ばになると釣瓶落としです。なにをするでもありませんが、移ろいの早さに気もそぞろです。その折を選んでの散歩も亦よし。マジックアワーだけに、途中、昔のことを思い出しました。 家を出て目筈橋を渡りました。此の道を6年間、小学校に通いました。渡り切ると、すぐTの三つ角です。勃然、角の家に住んだおばちゃんのことを思い出しました。彼女は給食の調理員でした。旦那さんはN通運の運転手。今思うと、2人の職業柄、出会いは総評系の組合運動であったこと、想像に難くないです。そのご主人、作業服の胸に赤抜きの文字が入っていました。私が小学校低学年の頃だったと記憶していますが、大きな事故で亡くなりました。トラックに丸囲みの「通」が文字を見ると、彼のことを思い出します。角顔で、思い返すとナイスガイだったような。 夫婦には2人の娘がありました。おばちゃんは気丈でした。社交的な性格で歯に衣着せぬところもあって、世界は広かったようです。退職して猶でした。しかし、寄る歳の波には勝てません。長女が未婚のまま、面倒を見ました。安息の日々だったようでした。それがなんとしたことか、老後を看る側のほうが肺癌に。それと判った時は既に手遅れ。あっという間でした。可哀想に。おばちゃんは次女の暮らす関西のまちへ引き取られていきました。その後、消息はぷっつり途絶えました。おばちゃん、小さい時から私によく声をかけてくれました。この三つ角を通る度、思い出します。その辻に、今も昔も代わらぬ大きさの柿の木があります。コネリ柿です。熟れ始めました。毟りました。甘いんです、これが。二つ食べました。これから毎日失敬のつもりです。 囓りながら進むと、JのKやんが一杯気色の顔をして栗拾いをしていました。声を掛けました。腰を折ったまま、首だけ振り返りニヤリ、返してくれました。緩慢の動作。いいな、酔っぱらいは。 K林業製材所横を通りました。割った檜がありました。この材、価格は暴落し、杉と変わらぬままです。しかし、魅力は幾倍です。総檜という言葉があるとおりです。 てやんでい杉を見下す総檜 向津留を縦断する農道に入りました。この辺りで、生目神社の祠がある山に陽が落ちました。道端は、猫じゃらしが繁っていました。それをしてセイタカアワダチソウを見かけないな。彼岸花も遅い。 イチゴハウスは植え付けが迫りました。青々です。 棚に肥料が積まれたハウスです。その作業が終わり、ハウスがビニールで被われ、3ヶ月経つと収穫が始まります。クリスマスケーキに間に合うのです。 小中尾集落に入りました。櫟が実をつけていました。 樫も一緒です。ドングリの赤ちゃんは可愛い。 折り返しての帰り道、初老の夫婦とすれ違いました。Kさんと奥さん。白のポロシャツとGパン、お揃いでした。奥さんの方は、私が小学校の時、高校生でした。彼女は祖母と2人暮らしでした。その理由は知りません。セーラー服を颯爽、自転車のペタルを踏む姿に淡いものをを覚えました。今も素敵です。 帰宅してシャワー。食卓につくと、うっ。まただ。淡い気持ちが失せました。今日の一句甘柿や家主の心噛んで知り今日のランなし ウォーク50分今日の酒ノン今日の写真は新聞の三八です。右に「養豚界」という雑誌の広告。緑書房の出版物です。その名のとおり養豚の業界誌です。この出版社、魚類養殖の分野にも同様のものを持っています。「養殖ビジネス」です。大分・佐伯は漁業に加え、養殖業が盛んです。私も営業にいた頃、よく購読しました。長寿の雑誌です。調べたら畜産・水産に限らずです。獣医・動物看護の分野の書籍・雑誌も刊行。限られたマーケットの分野です。編集も販売も大変なんだろうな。
2017年09月12日
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平成29年9月3日(日) 午前5時起床。快晴。 先日、親方に誘われていました。「山が待っている。樫もあるぞ」 気になっていました。しかし、先週は福岡、今週もあれこれあって体が重い。夏ばてでしょうか。午前中、ひっくり返って本を読んだり新聞を捲ったり。通る風が心地よく、ぼんやりの時間を過ごしました。昨晩の酒に喉が渇きます。梅ジュースを炭酸で割って飲みました。小腹の空いて、熊本の梨が美味しかったです。 午後は講演会を聴きに行きました。会社近くにあるホールが会場でした。防災に関する内容でした。当地大分・佐伯は豊後水道・日向灘に面しています。南海地震の際、10mを越す津波がやってくると言われています。まちの人口は7万人あまりです。その折は8,500人が死亡するとの予測が出ています。恐ろしい話です。翻っての拙宅、ハザードマップを見るまでもなく、津波の到達はありません。しかし、いつ何時、やってくるかわかりません。仕事、買い物、その他用事で津波を被るところをうろつきます。そのことを知っておくべき。講師が口を酸っぱくしながら話しました。 終わって、妻の実家に廻りました。常夜灯の電球が切れているとのことでした。開けて中を見ました。何のことはない、緩んで接触が悪かっただけでした。 帰宅して着替えました。いつもの林道コースを折り返し。少し遠回りをしました。岡の沖、畑の中にこんなものを見つけました。何の役をするのか判りません。誰かに聞いてみよう。 木立小学校の近くで犬の散歩に行き遇わせました。女の子が連れていました。名を聞いたのですが失念。それにしても犬が多い。3~4kmを往復の道すがら、少なくとも6尾は見かけます。勿論毎日ではありません。散歩に連れ出された時だけですが。 いよいよの栗です。風に落ちて道に転がっていました。3個拾いました。持って帰っても詮のないことですが、そうしました。 シャワーを浴びてプシュッ。ああ美味しい。 妻も夏ばてでした。アンニュイ。家事も仕事の準備にも手がつかないようでした。午前の私と一緒です。それでも夕食に美味しい物をこさえてくれました。牛蒡の素揚げ。ビールのつまみにもってこいでした。 おっ、鰯の蒲焼きだ。パリパリサクサクでした。 うっ、茄子だ。でもこれ、いい感じなんです。薩摩無双で流しました。 前後します。午前のぼんやりにNHKFMを聴いたんだった。途中からでした。アンドレ・クリュイタンス。学生時代、廉価版ニューセラフィムシリーズの世話になりました。ベートーベンのものは彼が主役でした。流れたのはメンデルスゾーン。イタリアが終わり、次いでタンホイザー序曲。前者はウィーンフィル、後者はパリ国立歌劇場管でした。痺れました。 そのことをしてこの秋、上京し、ワーグナーのこれを聴く予定です。偶然とはいえ、序曲を耳にして嬉しくなりました。この1曲で夏ばては解消です。切り替えて秋を楽しみます。今日の一句秋日にワグネリアンの気もそぞろ今日のラン8km今日の酒アサヒスーパードライレギュラー1缶 薩摩無双1合 ウイスキーシングル今日の写真はHORIの夕張メロンピュアゼリー。札幌近郊、北広島に住む友人が送ってくれました。夏の終わりにいい感じです。
2017年09月03日
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平成29年8月31日(木) 午前4時半起床。晴れ。 暑かった8月は今日で終わりです。 夕刻、エアコンのスイッチを入れませんでした。拙宅は東西南北、いずれの向きにも窓があります。開け放って風が心地よかったです。 リーマン仕事を経て帰宅。途中、女島に架かる橋の上で信号停車。前に停まったトラックは、大物の機械類を運ぶ特殊車両でしょうか。運転席の背後に荷締機やワイヤーが掛かっていました。固定に使うのでしょう。この仕事、興味あります。してみたい。 着替えて走りました。いつもの林道コースを折り返しました。日が短くなりました。山の中は樫のトンネルです。釣瓶落としです。闇の迫る速さを感じます。そろそろコースを変えようかな。写真は、戻った時、玄関の格子に狩りをするカマキリです。お産のため、たっぷり栄養を取らないといけません。門灯の近くです。虫がやってきます。いい狩り場を見つけました。 写真は今日の夕食、アヒージョです。先日、妻がNの奥さんに教えてもらいました。早速こさえてくれました。シラーを抜栓。 カープ戦が気になりましたが、サッカーを最後まで観戦。若い人たちが活躍しました。ひたむきさが伝わってきました。勝ってよかったです。監督の心情を知る由もありませんが、ベテランを控えに回す冒険姿勢、よかったです。 さて、毎日のブログ、最後に今日の写真を載せています。ネタに困った折はトラが頼りです。書くことのない時は新聞にネタ元を求めます。政治、経済、社会、スポーツ、いろいろな切り口の話題がてんこ盛り。興味の一番は文化面です。今日の日経がそうでした。原稿用紙の生まれた逸話でした。東京・神楽坂にある文具店、相馬屋源四郎商店が発端とのこと。江戸時代から続く老舗です。初代は紙漉職人。幕府や大名小名、神社仏閣に納めていたそうです。時は下がり、宮内省からの注文に反りが合わず返品されました。困って試しに裁断。それにマス目を入れたら文士の目にとまり、重宝が始まったとのこと。字数の計算に用を為すことが理由でした。以来、尾崎紅葉、北原白秋、坪内逍遙、石川啄木、志賀直哉、夏目漱石。御用達の文豪数多です。こぼれ話は飯田橋の野坂昭如。書斎に100枚綴りの原稿用紙30冊と鉛筆2ダースを届けた思い出話が載っていました。今も文士の使ったものを復刻版として制作、販売しているとのこと。ペンが走りやすい紙質に拘っているとのこと。紙屋と小説家の関係、いい話でした。 余談です。東京には紙博物館というのがあると聞いたことがあります。此処と併せ、訪ねてみたいな。今日の一句蟷螂の狩り場恐ろし鎌の冴え今日のラン6km今日の酒赤ワイン300ml今日の写真は花ばさみです。会社、同じフロアに働く女性のものです。気を利かせてロビーにあれこれを飾っています。そのことを褒めたら、これを見せてくれました。播州刃物でしょうか。池の坊型。1万円するそうです。金切り鋏同様、重なる刃に隙間が空いています。切る折は親指と残りの4本指で切刃(小刃)を摺り合わせるようにしなければなりません。プロの道具です。平成29年9月2日(金) 午前6時起床。晴れ。日中は30℃になりました。朝晩は涼しい風が吹きました。心地よかったです。酔って腹を出したまま寝オチしたら風邪をひきます。気をつけないといけません。 さて、今日は金曜日。1週間、判子押しを頑張りました。でも私は押すだけ。1枚1枚を作成する若い皆さんは大変です。伝票なので間違いを許されません。お疲れさまです。 終業チャイムが鳴って、早い時刻に会社を出ました。つね三に突っ込むか。揺れました。途端、妻の弁を思い出しました。朝、出がけに「あなた、今夜はイワシのフライよ」それもいいな。もう1品、当てがあったら猶いいな。ということでハンドルを切っていつものスーパーへ。中鯵のいいのがありました。購入。家に着いて、包丁を持ちました。よく肥えている。頭を落としての腹腔、空間がありました。ということは餌を食べていない状態。これがいいんです。身も脂が乗って最高でした。 刺身にしていて、もう今日は走るのをよそう。テレビを点けたらBSでヤクルト・広島戦が始まっていました。ちびりやりながらの観戦がよろしい。汗をかく気分が失せました。汚れを片付け、トラにおこぼれをやりました。使った包丁をチャチャッと研いでお終い。出来た皿に漬けのタレをかけての八海山。ゆるりです。 ん?何か出てきました。うっ。イワシはどうなったのか、訊きました。鯵があるので後日に廻したとのこと。「俺は鯵があれば十分だ、贅沢をいってはイカンぞ」byトラ。 彼に諭されました。茄子のセットをパクつきながら、ちびりむぎ焼酎を流しました。Amazonビデオで映画「エクス・マキナ」を見ました。人工知能の女性が美しかったです。悲しいストーリーでした。今日の一句鯵刺しが足を引き留め秋の風今日のランなし今日の酒八海山2合 むぎ焼酎2合今日の写真はネタ切れにつき数日前のものを。散歩をしていて、犬を連れた女の子に遇いました。名を訊きました。「カイ」と呼ぶんだそうでした。なかなかこっちを向いてくれませんでした。犬の散歩の多い木立です。
2017年09月01日
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平成29年8月16日(水) 午前5時起床。曇り。 盆休みが終わり、会社への出勤も二日目になると、否応なしにリーマンモードへ戻ります。 会社が引けて床屋に突っ込みました。昨日休みだったので、今日こそは。サインポールが回っていました。券売機に取りついたら「本日終了」の札が下がっていました。「すみませんねー、終ったんですよ」一足遅かったです。仕方ありません。帰宅。途中、いつものスーパーへ寄りました。いい魚はありませんでした。イワシの丸干しと焼酎日向木挽ブルーを1本。それにアイスまんじゅうを1箱。これ、好物なんです。 帰宅して着替えました。カープの試合を聴きながら走りました。コードレスのイヤホンが届いたので、それを試してみました。耳の穴に密着なので、歩を進める度にボンボン、音が響きました。調子が悪かったです。写真は届いたそれです。バッテリーは連続で6時間持つとのこと。 ひと汗かいてシャワー。三楽ロックを流しました。当ては、うっ!またナスの塩焼きでした。 もう一品ありました。野菜ばかりだな。加えてこちらにも茄子が入っている。 ネタ切れの折は新聞のことを書くのがよいです。日経の最終面に「私の履歴書」というコラムがあります。功成り名を遂げた人の自伝を1カ月かけて紹介する切り口です。年間12名の計算になります。財界人、芸術家、作家、スポーツ選手、外国人等、様々のジャンルから選ばれます。存命の高齢者が多いです。どの方の人生も面白いし、素晴らしい。出自、幼少期を中心にした生い立ち、社会に出てからの苦労話、成功譚・・・。どれもいいはなしです。しかし、政治家の「私の履歴書」にだけは惹かれません。上から目線、自慢話に感じるのは私だけでしょうか。まさにあんたが大将です。なんだか滑稽に感じます。多くの「私の履歴書」を読んできて、政治家のそれは総じてその傾向と感じます。今月連載の方のそれも、厭いて途中で読むのをやめました。 ついでです。これまで印象に残った人を思い出すまま挙げてみます。日経を読み始めたころ、1980年代後半の遠藤周作、下って藤沢秀行、金子兜太、中内功、経済学者のガルブレイズ、陳舜臣、野村克也、宮城まり子、ジャック・ニクラウスもよかったなー。ここ数年では君原健二、小澤征爾でしょうか。なかでも一番は彫刻家・流政之氏でした。とにかく、毎日酒。1升瓶を何本もあけるシーンが幾度も登場。凄かったです。ちなみにあんたが大将の一番は金丸信でした。今日の一句秋立ちて喰うも喰わずも茄子に茄子今日のラン6km今日の酒三楽2合(ロック)今日の写真はニャーです。一昨日、築良田の倉庫付近にひっくり返っていました。近づき、声をかけました。「なにか用か?」撫でてあげよう。手を延ばしたらすり寄ってきました。おーよしよし。
2017年08月16日
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平成29年8月15日(火) 午前5時起床。夜来の雨は未明にあがったようでした。今朝は野菜への水やりが休みでした。 山の日から数えて4日間を休みました。今日から仕事。ウィークデーは1日休んだだけでした。でも決済の箱は一杯でした。判子をポコポコ。一日が終わりました。 髪が伸びていました。仕事帰りに床屋へ寄ろうと思いました。今日まで盆休みでした。天井を張り替えること能ず。まっすぐ帰宅。着替えて走りました。いつもの林道コースでした。湿度が高く、走り始めてすぐ汗が噴き出ました。振る手に、耳に挿したイヤホンのコードが引っ掛かり、どうも勝手が悪いです。先日、Amazonにコードレスを注文しました。近々届く予定です。ウエストポーチのスマホとBluetoothで結べば難儀しなくて済みます。 聴いた番組は、広島・阪神戦でした。1回の表にいきなり丸のスリーランが飛び出しました。走り始めてガッツポーズ。いいぞいいぞ。 折り返して、KのTくんに行き遇わせました。彼はトルコキキョウを栽培の農家です。小学校・中学校と同じクラスでした。幼馴染です。来年の還暦セレモニーを伝え、案内するから出席してほしい旨を伝えました。二つ返事でした。今年の早期米、作柄がいいと教えてくれました。私、リタイアしたら、米を少し作ってみようかと思っています。「T君よい、会社を定年になったら、米を作ろうと思うちょるんよ。トラクターや田植え機、コンバイン、乾燥機なんぞを貸してくれる人はおらんかのう?」彼曰く「Hちゃん(私のこと)、おるおる、おるぞ。なんぼでもおらーよい。じーじーばーばーん(爺さん、婆さんの)納屋ぃあなんぼでもある。新品ぅ買わんでもいいわい。木立んしぁおまい、誰かがいいコンバインを買うたら、見栄を張ってから直ぐ真似ぅするんよ。程度んいい奴ぁ500万円するんじゃーがよい。5町6町作るんなら解かるけんど、4、5反じゃーのーよい。Hちゃんなー水番くれーしかよーせめーきー(水番くらいしかできない)、こめー(小さい)でふりー(古い)コンバインでじょうとうじゃーがよい、ほいての、米作りはいいぞー、美味いじゃーがよい、自分の作ったんは格別よ、無農薬でこさえたのを一年中食べることのできる幸せはいいど」流石徳農家です。有難う。その折は、適当なものを探してちょうだい。分れまました。 今夜は木立地区の盆踊りでした。写真は帰りに覘いた会場です。 今年も場内アナウンサーは妻。木立に嫁してきて以来、地区の体育祭と併せ年2回のお勤めです。30年間、連続です。ということで帰宅してシャワーの後は作り置きの当てを肴に日向木挽きのロックを流しました。彼女が戻った時、私はすでに水平飛行でした。写真は今日のツマミ3点セット。久しぶりに茄子無しでした。 以下は、ブログに馴染まない内容です。気に障った方、ごめんなさい。(8月15日に寄せて) 8月15日は終戦記念日です。敗戦記念日だ、と息巻く人もいますが、1945年8月15日は戦争の終わった日。戦闘止めの命令が出ただけです。降伏したのは翌9月2日、ミズーリ艦上で降伏文書に調印が正式に負けた日です。事実ですから仕方ありません。正午、サイレンが鳴りました。弊社も社員全員がその場に起立、首を垂れ、黙祷しました。 サイレンの鳴り終わって、妻の弁当を机上に。食べながら思い出すことがありました。。以下にそのことを。(以前にも書いたことと一部重複します) 8月15日になると、サイパン島で戦死した伯父のことを思い出します。写真でしか見たことがありません。戦前、旧制中学を卒業、南満州鉄道に就職しました。就職を決める折、尋常小学校の校長だった彼の父(私にとっては祖父)は、教員になるよう勧めました。兵隊にとられないから、だそうでした。しかし、彼は大陸の風に惹かれたのでしょう、飛ぶ鳥を落とす勢いの満鉄を選びました。祖父が悲しい顔をしていたと、父に聞いたことがあります。 召集令状を受け取ったのは、太平洋戦争の始まって後とのことでした。即座、満州から帰省。熊本にあった陸軍第6師団に入営したそうです。彼に残された娑婆の時間は、数日だったとのこと。祖父と祖母は、熊本の師団門前まで彼を見送ったらしい。それが今生の別れになりました。 第6師団を調べたら、大陸の戦線に投入されず、南洋のソロモン諸島防備に就いたとのこと。伯父がどのような経緯を経てマリアナのサイパン島に送られたかはわかりません。厚労省か県に軍歴証明書を求めたら、交付されるらしいです。その証明書に軍隊の移動が書かれてあるそうです。足取りが分かるかもしれません。 1944年6月から7月にかけて、サイパン島の戦いで死亡しました。書物を読んで、酸鼻を極める状況だったことを知りました。後年、生前の祖母がアッツ、キスカ、タラワ、マキン、知る由もない洋上の小島が名を繰り返し口にするのを聞いたことがあります。腹を痛めた子が玉砕したことをして、同様の様相を呈した島々のことに、人ごとならぬ関心を示していたのだと、後になって知りました。 余談です。私には伯母もいます。存命です。彼女は佐伯にあった海軍航空隊の無線連絡部所に事務員として働いていました。巷間、サイパン島玉砕はしばらく伏せられていました。伯母はいち早くそれを漏れ聞くところにいました。軍の無線連絡をしてそのことを知ったそうです。家に帰った時、何も知らぬ祖父母や兄弟姉妹にそれを告げられず泣いた、と話してくれたことがあります。 さて、アルバムの写真、伯父は、陸軍のマーク、2等兵を示す星ひとつをつけた軍服姿です。もう1枚は兄弟姉妹と映るランニング姿。後者は多分佐伯中学の頃なのでしょう。この時、親兄弟姉妹の誰もが長男の戦死を思ってもみなかったはずです。しかも命令で用事のない南洋の島に舟で運ばれていき、アメリカの鉄砲に撃たれての死です。そうなんです、普通の人が理不尽に死ぬのが戦争なんです。無辜の家族、親兄弟、妻や息子の殺されるのが戦争です。本土爆撃を思い返すまでもありません。自分の家族がそうなることを想像すると、やりきれません。私は息子を絶対戦争に送り出さない。爆弾で家族の肉体がちぎれ、骨を拾うのはご免こうむりたい。 感情的になってしまいました。私が40代のころ、仕事上のことでTさんという年配の方と知り合いになりました。私の住所と姓をして、君はT君(私の伯父)と関係があるのか、と訊いてきました。甥だというと、大きくため息をつき、あー、そうなのか、そうなのか、手を取っても一度そうなのか。伯父とTさんは旧制中学の同級生でした。朋輩だったとのこと。伯父のことをスマートで品がよく、紳士だった、英語がよく出来た、と話してくれました。本人も海軍に入隊、輸送船に乗ったそうです。私は数度、酒席を一緒したことがありますが、カラオケの十八番は軍歌「暁に祈る」。歌詞の2番、?~ああ堂々の輸送船、この下りになると、目を潤ませるのが常でした。 Tさんも10年ほど前に鬼籍入り。タラワ、マキンの祖母もやがて33回忌、父存命のうちに伯父のことを詳しく訊いておかなければなりません。伯父は妻帯する前に死にました。私が彼のことを書きとめておかないと、誰が彼の生きたことを残すんでしょうか。忘れ去られてしまいます。それではあまりにも寂しい。 今、甥の私は60近くになりました。8月15日のサイレンを聴きながら、昼休みに妻の弁当をもぐもぐ食べる平和です。もし20歳すぎの伯父が私と同じ時代に生きたら、得意の英語を生かして商社マン、はたまた語学教師、美しい人をお嫁さんにもらい、どんなに充実の人生だったか。子をなしたら、私にも親しい従兄弟姉妹となったかもしれません。そんな未来が、理不尽の赤紙1枚で台無しになりました。想像ですが、南の、行ったこともない島のジャングルの中でひもじい思いをしながら、玉砕命令でアメリカの陣地に切り込みました。たちまち鉄砲で撃たれました。こときれる時、「天皇陛下万歳」とは言わず、「父ちゃん、母ちゃん・・・」を口にした筈です。死んで屍はそのまま。ウジの湧いてやがて白骨、土になりました。骨は木立に戻りません。届けられた白木の箱には紙が1枚入っていただけとのことでした。なにもかもなしです。 せめて私にできることは、皇居の横、千鳥が淵に行って手を合わせることでした。千鳥が淵は先の戦争で亡くなった身元不明兵士の遺骨を納めた場所です。東京出張の折、何度か時間を作り、そうしました。そこは靖国神社と違い、閑散としていました。私には難しいことは解りませんがが、国会議員のみなさん、どうして遺骨のある千鳥が淵に首を垂れず、祀っただけ、何もないところに参拝するんでしょうか。誰か知っている方がいたら教えてほしい。今日の一句戦時にも平和にも鳴く油蝉今日のラン6km今日の酒日向木挽きブルー2合今日の写真は昨日散歩の折に撮ったカワセミです。大溝の疎水を低空飛行していました。つがいでしょうか。望遠撮影でした。はっきりしない映像です。
2017年08月15日
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平成29年8月3日(木) 午前4時起床。雨のち曇り。今日も蒸し暑かったです。立秋は8月7日です。もう少しの辛抱です。その7日、来週の月曜日ですが、高校野球、夏の選手権大会が始まります。今年は好投手が多そうです。楽しみです。 余談です。甲子園を訪ね、一度、開幕試合から決勝までの試合をすべて球場観戦したいです。今はへっぽこリーマンにつき、長期休暇を取ること能わずです。リタイアしたら、その年の夏は突っ込もうと思います。大阪までの往復はカーフェリー、難波のカプセルホテルに泊まって昼はゲーム、夜はセンベロ酒場の14日間、楽しいだろうな。 「退職後はそれまで我慢していたことをするのがいい」ということを何かの本で読んで、よし、そうするぞ。それが頭をよぎりました。成行きで、甲子園詣でのことを妻に話しました。「あなた、何寝ぼけたこといってんのよ、いつも遊び歩いていてばかり、出張と称しては都会で飲んだくれてばかり、この秋も東京に鉄砲玉なんでしょ、なにが我慢よ、甲子園?チャンチャラ可笑しいわ、えっ?退職したらヨーロッパへ連れて行く?フン、口先ばかりだわ、適当なことおっしゃい!私、騙されませんからね」うっ。今日は虫の居所が悪いや。 前後します。夜の白んで早朝散歩。30分歩いたところで降り出しました。急いで家に戻りました。台風が近づいています。その影響かな。襲来したら茄子の木は倒れるかな。 戻ります。今日のリーマン野暮用仕事は久しぶりに会議出席。チョンボを指摘され、苦しい立場。仕方がありません。身内から出た錆です。我慢していくのがリーマンの道です。それを終えて帰宅。ムッとする空気の中を走りました。たまったストレスは汗と一緒に流しました。 木曜日ともなると、いよいよ書くことがありません。昨日のNIKKEIから。この時期、大学のオープンキャンパスがたけなわです。そのことが記事になっていました。大分・別府にあるAPU(立命館アジア太平洋大学)のそれがよかったです。この大学は留学生の多いことで知られています。環太平洋の国々とアフリカからの若者が中心。勿論ヨーロッパからも。その彼等、やって来た高校生に構内で大学宣伝に一役買っているという切り口です。訪ねてきた某女子高校生が「 どんな大学ですか?」インド人留学生、流ちょうな日本語で曰く「世界地図を開き、目をつぶって指を指して下さい、この大学ににはその国の友人がいます」おお、なんと素晴らしい。こういうの、よいです。時折、私の住むまち佐伯にも学生たちがやって来て、あれこれの交流があります。大分の宝です。 今夜のおかずは手造りハンバーグでした。茄子の細切れが沢山混じっていました。今日の一句南海に渦の生じて茄子憂う今日のラン6km 別に早朝ウォーク30分 筋トレ2セット今日の酒ハイボール1杯 dailyワイン赤180ml今日の写真はいよいよネタ切れ。早朝散歩中、神武代(かんむしろ)を撮りました。向こうに見える山です。手前の白亜は木立小学校です。この後、すぐにポツリ、落ち始めました。
2017年08月03日
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平成29年7月25日(火) 午前4時起床。曇り。高温多湿。粘りつくような空気の一日でした。ウィークデーはリーマン仕事。毎日、昼食は恐妻弁当か若しくはコンビニサンドイッチと野菜ジュースです。今日はその手当てを失念。会社にある売店でカップラーメンを買いました。熱湯を入れて出来上がり。ズルズル啜りました。 まっすぐ帰宅。着替えて走りました。じっとしていても肌がベトベトします。走ったら即座に汗びっしょり。道中はカープナイターを聴きました。野村粘投。晩酌は最初から冷酒にしました。 当てにこれが出てきました。約束の茄子が漬物。エバラ浅漬けの素でこさえたものです。これがいいんです。 さてと、書くことがないときは新聞記事を肴に。今日の朝日に「2017世界発」という大きな記事が載っていました。特派員リポートとともにこの新聞の好きなコラムです。今日の特集はノルウェー領スピッツベルゲン島のことでした。島の歴史と現状をあれこれ書いていました。炭鉱の島だったけれど、今は観光で生き残りを模索中。旧ソ連の風情が残っていて、それを観光資源に打って出たいということらしいです。私はスピッツベルゲンと聞いて、大学の講義を思い出しました。2年の後期、上野元一教授の「遠洋漁場学」という講義を受講しました。半分は資源量の把握に時空間サンプリングの必要性を説く内容でしたが、もう半分は世界の漁場と漁業の歴史でした。私には、こちらのほうが興味深かったです。さて、その話の中、捕鯨の項に、この島の名前が出て、聞き慣れないけれど妙に印象深い名だったので覚えていたのでした。捕鯨といえばビスケー湾のバスク人です。10世紀に捕鯨を始めたことは有名です。次いで16世紀末、北極海の航路探索中、北氷洋にクジラ多しを発見、以後、スピッツベルゲンに捕鯨基地がおかれた、というような講義が続きました。その折は今のようにインターネットがなかったので、大学図書館で位置を確認、その島はノルウェーの北、北極圏にありました。位置を知って、遙かな気持ちになったことが記憶に残っています。ということで改めてこの島のことを調べてみました。あれこれが判りました。その一つに、植物を気候変動や核戦争などの脅威から守るため、種を保存するための施設「スヴァーバル世界種子貯蔵庫」があるとのこと。北極海に浮かぶ島の岩盤をくり抜き、核の被害を避け、このような施設を作ろうという考え、素晴らしいです。これを提案した人は、ビル・ゲイツだそうです。及びのつかない発想です。ノアの方舟のようです。素晴らしい。余談ですが、その施設のモニュメントデザインは日本人彫刻家・田辺光彰氏だそうです。これも素晴らしい。さてものスピッツベルゲン島。行ったことはありません。ツアーがあるそうです。宝くじが当たったら行きます。ビザなしで訪ねることができるそうです。誰か、一緒しませんか。旅費滞在費を持ちますよ。今日の一句北洋に核を避けての方舟よ今日のラン6km今日の酒土佐鶴300ml 白鶴1合 三楽1合今日の写真は新聞紙の1面です。朝日とNIKKEIの違いです。これに加えて産経を比べたら面白いんですが。それにしても総理と政府は嘘をついているんだろうか、それとも本当のことを言っているんだろうか。証拠がないので判らない。論より証拠。The proof of the pudding is in the eating.ではあります。
2017年07月25日
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平成29年7月13日(木) 午前4時半起床。晴れ。鹿児島、宮崎、南九州の梅雨が明けました。隣接する大分・佐伯も同然と思わせる天気でした。 午前5時、勝手口に出て、菜園をのぞきました。隣地とを分かつ生け垣の茶に、クモが巣を張っていました。その右側は隣のおいちゃんが育てた胡瓜です。枯れてしまっています。先日の台風にやられました。拙宅のそれは何とか持ちこたえています。 ついでにもう1枚。これも夏の色合いです。 さて、今日は、残念なことがありました。先日、日曜日の朝、弊社社員が酒気帯び容疑で摘発されました。それを受けて懲罰委員会があり、停職6ヶ月の処分となりました。風の噂によると、前日土曜日に飲酒、酔いを覚ますためマイカーで仮眠、未明に酔いの覚めたのを自覚、運転して帰宅途中、検問に停められ呼気検査、アウトだったとのこと。弊社、基本、飲酒運転をしたらクビです。今回、何故そうならなかったのか。これも風の噂ですが、同業他社の社員が酒気帯びで解雇されたことを裁判で争い、最高裁が「その処分は重すぎる」として馘首取り消しの判決を下したことが一つ、もう一つは物損・人身事故を起こさなかったことだそうです。罪一等を減じる、ではあります。しかしなぁ、また弊社のイメージが悪くなったな。本人自身が非難され、処分を受けるのは仕方ありません。自業自得ですから。しかし、一方では間接的にですが、私の部下の一人でもあります。人は過ちを犯します。罪を憎んで人を憎まず。間違いを反省しつつ、立ち直らなければなりません。これまで彼とは、オフィスで挨拶する程度の距離でしかありませんでした。今後はそれとなく寄り添い、励まそうと思います。6ヶ月たって、喪の明けた時、晴れた気持ちで出社できるといいな。 余談ですが、今回のようなことがあると、またぞろ胸を過ぎることがあります。数年前、部下の一人が心を病んで、退職してしまいました。その時、管理職の私はできうる限りのフォローをしたのか自問自答、少し自責の念を覚えるんです。辞めていった人は優秀、前掛かりの姿勢を持った才媛でしただけに、尚更です。いま、どうしているのかな。 閑話休題、家に帰って、着替えようと裸になりました。ランの格好になるべく、パンツを手に取りました。勃然、やーめた。先週の土曜日から5日連続の練習でした。今日ぐらい休んでもいいや。バスルームに突っ込みました。シャワー。会社の汚れを洗い流してサッパリ。タオルで頭を拭きながらテーブルを見たら、うっ!茄子だ。これを友人Kに貰った極上甘露で流しました。アルコール度数17度の猛者でした。4合瓶。これを空けたら酔っぱらっちまう。しかし、結局空になりました。妻の加勢を得てのことですが。今日の一句梅雨明けや妻の干すなり梅酢漬けドッコイショ入道雲が腰を上げ梅雨の明け半夏忘れる甲子の酒夏休み逃げ水を追う旅の空今日のランなし今日の酒甲子無濾過純米吟醸生3合 白鶴1合今日の写真は三週間ほどまえの新聞記事です。酒をくれたKをして、NIKKEISTYLEに彫金特集があったのを思いだしたんです。息子さんが天下の東京芸大で彫金を学んでいるんです。将来、大物の芸術家になった暁には作品が高値になります。次は酒ではなく、デッサンの1枚を送るよう頼んでみよう。
2017年07月13日
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平成29年6月25日(日) 午前4時起床。雨。日中、小康あり。 雨粒が屋根を叩く音を聴きながらぼんやり。夜の白む外を眺めるともなく、でした。こういう時を過ごすことの出来る幸せがよいです。 井伏鱒二、捗りません。新聞へ浮気。今日は朝日もNIKKEIもいい感じの特集を掲載していました。前者は「盧溝橋事件80年」と題し、1ページ全部を充てていました。最後に、入江昭というハーバード大名誉教授のコメントを載せてありました。日本が大陸支配に向かう時「欧米では平和主義、国際主義、人権思想が現れ始めており、後の世界人権宣言(1948年)へとつながっていく。日中戦争を考える場合、そういう視点も重要だ。国家としての日本が中国という主権国家を侵害したのみならず、日本の軍隊、政府、市民までもが、中国人の人権を無視、軽視していた」続いて「戦後日本では米国との戦争の経緯については注目を集めるのに、日中戦争への一般の感心は必ずしも高くない。歴史観の違いはともかく、中国人は日中戦争についてよく知っている。日中戦争とは、日本では依然忘れられている戦争ではないか」なるほど。「リメンバー・パールハーバー」や「ウィー・シャール・リターン」、ミッドウェイ海戦や沖縄戦は日本人の人口に膾炙しています。一方、リットン報告書がどんな意味を持つのか、抗日民族統一戦線や重慶爆撃といった歴史用語について説明するなると、自分自身、甚だ心許ないです。 近年、その隣国から沢山観光客がやって来ます。傍若無人の振る舞いはともかくとして、彼等は日中戦争を知っているけれど、過去に日本が彼等のじいさんばあさん、父母へしてきた多くのことを私は知りません。そのことがわかっただけでも朝日新聞、いや入江昭氏に感謝です。 NIKKEIの方はThe STYLE。ゴッホの1枚を扱っていました。「ドービニーの庭」という絵画です。昨年、ひろしま美術館で実物を鑑賞しました。それが新聞に取り上げられて、懐かしい気持ちになりました。 此の構図のもの、幾枚かあるそうです。バーゼル美術館のそれは、左下に黒猫が描かれています。その写真も紙面に掲載してありました。ひろしまの写真は、同じ場所にゆう君を塗りつぶしたような痕跡があります。記事はなぜそうなったのか、ということについて想像を巡らすものでした。 午前に映画を1本。「アマルフィ 女神の報酬」。「アンダルシア 女神の報復」の続編でした。昼前、少し日が射しました。午後になって雲が厚くなりました。降り出す前に走るとするか。着替えていつものコースを。今日もカメラン。カープの中継を聴きながらでした。ということで以下にその写真を。1枚目は昨日もそのことを書いた老婦人の紫陽花です。色が深い。 次は、AのSちゃん宅裏庭の栗です。毬がなんとも可愛げです。 小中尾のM宅裏にある川です。段差のついた帯工を、このところの雨に増水した流れが飛沫を上げていました。 林道にさしかかりました。下を潜る土管が詰まって、上流側に小さな溜まりが出来ていました。水が溢れてアスファルトを流れていました。靴を濡らしました。 折り返しの堰堤到着。坂道のせいで太腿がパンパン。 その場所から走ってきた道を眺め降ろしました。普段、ここまでの往復途中、誰にも遇いません。 今日は二人と出くわしました。一人はTさんです。以前、小学校の教員をし、リタイアの後、木立に移り住んできた方です。毎日、午前に堰堤までの道を散歩するそうです。先端に小さな鋏のついた棒を杖代わり。マムシに出くわしたら、それで取り押さえるんだそうです。以前、捕まえているところに出くわしたことがあります。追い抜いて「お先に」というとニッコリ微笑んでくれました。その折、上あごの前歯4本が抜け、笑った顔がドラキュラのようでした。参ったな。写真のないのが残念です。 行き遇った人はもう1人。小中尾に住むKのK坊です。坊といっても私より十余り歳上。造船所で設計の仕事をし、10年前にリタイア。今は自適です。彼は薪ストーブのオーナーです。その関係で親しいんです。今度、一緒に樫山を切ろう、その約束しました。写真は彼の後ろ姿です。散歩中でした。緑の中へ消えていきました。 帰り道に地域おこし協力隊S君の畑があります。人参の花の咲いてあるのは以前書きました。勃然、それが本当に人参なのか確かめたくなりました。 引き抜いて見ました。その通りでした。折角だから食べよう。家に持ち帰りました。これを持って走るのは難儀でした。「あなた、硬くて包丁が入らないわ」だめでした。 前後します。行き遇わせた人がもう1人いました。K林業、製材所の旦那です。鋸屑の片付けをしていました。先日切った桜の株があるので、それを板にして欲しい。依頼しました。釘の刺さっていないかどうか、確認するよう言われました。それにしても若い。75歳を過ぎてなお、使用人1人だけで製材現場を切り盛り。私、リタイアしたら弟子入りしようかな。あれこれ世間話。酒のことになりました。彼は、長生きの秘訣は飲まないことだ、と言いました。「私の周り、元気のいい奴らが沢山いたが、酒を飲んで、皆60台でくたばっちまった。飲まない私だけがこうして生きている」ぐさり来る言葉でした。 それでもシャワーを浴びた後はプシュッ。性です。当ては妻の揚げてくれた鯵フライ。サクサクでした。 おっ、ポテトサラダがいい感じだ。 白を抜栓。いい気色になりました。録画したNHK特集を見ました。カメラマン沢田教一のものでした。戦火を逃れて泳ぐベトナムの家族を撮ってピュリツァー賞を受賞した人です。その写真は誰しも見たことがあるはずです。いい番組でした。今日の一句インゲンの小石押しやる力なり今日のラン10km今日の酒アサヒスーパードライレギュラー1缶 白ワイン180ml、赤ワイン180ml今日の写真は白ワインです。先日、ケース買いの中に1本混じり、飲んでみていい感じでした。魔のさしてこれもケース買い。キンキンに冷やし、夏を乗り切ろうという算段です。
2017年06月25日
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平成29年6月19日(月) 午前4時起床。晴れ。 日中のリーマン仕事を終えて真っ直ぐ帰宅。着替えて走りました。山間の集落、その一番奥にぽつんとある一軒家にMさん夫婦が住んでいます。そこにさしかかりました。菜園に植えた野菜に水をやっていました。野生動物から守るため、周りを漁網で囲っていました。足を止めて、昨日、永馬橋で見た大きな蛇のことを話しました。彼曰く「ヤータロウだろう」ヤータロウは、家太郎と書きます。青大将のことです。古い民家の天井裏に棲みついて、軒先、瓦の下に作った雀や燕の巣を荒らしたりします。鼠を狩るので、人は忌み嫌いません。彼、続けて曰く「うちの納屋にもいるはずだ」確かに彼の家は古い。ヤータロウ、冷たい青光りです。その写真がないので、別の生きものを。昨日、薪小屋の柱に留まった蜂です。トリミングしました。背の模様が何とも不気味です。この形というか色合いも進化のなせる業なのか。何か意味があるはずです。 今日の夕食はカレーでした。昨晩、妻が夜なべしてこさえたものでした。一晩おいて、味がいい感じでした。食べた後は読書。蚊が出ました。蚊遣りを構えました。煙の匂いを横に、読み進めてふと思ったことを。 井伏鱒二の「さざなみ日記」は平家滅亡の一場面です。時代は寿永2年。それをして、高山樗牛の「滝口入道」を思い出しました。冒頭、書き出しが「やがて来む寿永の秋の哀れ」で始まる美文調の名作です。青空文庫で読むことが出来ます。それはそれとして関連で「美文調」とは何か、調べてみました。「美しい語句を用い、修辞上の技巧を凝らした文章、明治中期に流行した擬古文」とありました。続けて、ではその「修辞」とは。「言葉を有効に使ってうまく美しく表現すること、レトリック、比喩が明確でない」うーむ、なるほど。調べが進んで、「折句」に行き当たりました。折句と言えば「谷川俊太郎の恋文」です。ご存知の方もいるかと思いますが、以下に紹介します。あくびがでるわいやけがさすわしにたいくらいてんでたいくつまぬけなあなたすべってころべ各行文頭の文字を縦に読むと「あいしてます」になります。恋人を散々扱(こ)き下ろしているんですが、はたと気付くと、跳ねっ返りの無邪気が何とも愛おしいということでしょうか。これぞレトリックです。今日の一句業平が知るか知らずかレトリック今日のラン6km今日の酒asahioff 180ml 薩摩大海(芋焼酎20度)5勺今日の写真は摩周湖の写真です。ブロ友の亮さんが昼前に送ってくれました。多分、摩周湖第一展望台から取り付いてのカムイヌプリ山頂。遠くに斜里岳の雄姿。知床連山を束ねる、言わずと知れた日本百名山の名峰です。亮さん、遙かな気持ちになりました。でも登山の道中、「この山登り、ゆるぐないんでないかい」
2017年06月19日
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平成29年6月7日(水) 午前4時起床。終日雨。会社の3階、開けた窓から入る風が冷たかったです。 昨晩は脂物を食べ過ぎました。夜半、寝ていて咽せました。気持ち悪くなり、戻しました。ゲーゲー。情けなかったです。そんな折は特効薬「太田胃酸」。二日酔いにも重宝していました。ソルマックに出会って以来、棚の隅に押しやり、蓋を開けなくなりました。この時ばかりは、ということでこれを飲んで再び水平飛行。未明、床を離れたときはスッキリでした。 夕刻、家路につこうとした時、妻からTEL。「あなた、氷砂糖を買ってきて頂戴、梅ジュースをこさえるの、それと晩ご飯は鮎の塩焼きよ、出来合いのツマミ、買っては駄目よ」 いつものスーパーへ寄りました。月夜なのか、鯵はありませんでした。小さな青鯵が8尾入って88円。迷いましたが断念。折角なので冷酒の小瓶を1本。 雨なので走る気分は失せました。風呂をシャワーで済ませ、札幌ドームの試合を観戦。北海道のみなさんには気の毒ですが、相手、今日の先発はハンカチ王子。その名を聞いて勝っても同然。今日もいただき。試合前からニンマリでした。結果は案の定。それにしてもバティスタ、いい感じの選手です。彼は広島がドミニカに創った選手育成組織カープアカデミーからやって来たプレーヤー。カープアカデミー、調べたら色々あったようですが、再出発とのこと。でもこんな選手を育てているのですから、当初の目的は果たしているんでしょう。四半世紀以上前から若手の発掘、育成を念頭に置いた戦略展開、先見の明有りです。素晴らしい。翻って他チームのエースや4番を引き抜くだけが取り柄の金満球団、昨年オフに30億円の大枚を叩きましたが奏功せず。12連敗中です。高橋監督、辛いだろうな。写真はそのチームの広報誌です。禁玉さんが買うというのを知って、私も求めました。11連敗を広報する内容でした。隅に堀内氏のコラムがありました。肩書きはスポーツ報知評論家とありました。その通り野球評論家の述べる内容ではなく、ファンの代弁がごとく、でした。而して野球評論家ではなく「スポーツ報知評論家」なんでしょう。 新聞に関連してもう一つ。この広告、気になっていました。ワグナー、昨秋、東京文化会館でウィーン国立歌劇場のワルキューレを聴きました。今秋はバイエルン国立歌劇場来日、しかもタンホイザーです。妻におそるおそる伺いを立てました。二つ返事でした。気の変わらぬうちに予約しました。ジェットスターの便も往復を抑えました。胸躍るです。ウキウキするのは精神的によいです。一人旅には大衆酒場巡りも楽しみです。今日の一句梅量り氷砂糖や子を想う今日のラン無し今日の酒冷酒300ml 三楽1合今日の写真はnkucchanブログを読んでい勃然の図。昨年秋の冷凍。錆の入って腹には卵。天下の清流番匠川の上流に本匠のマタギOさんが狩ったものです。絶品。一の井手に生酒で流しました。もう1枚、妻が梅ジュースをこさえるの図。買ってきた氷砂糖を早速使っています。瓶に入れた先から梅のエキスが沁み出てきます。梅雨の明け、暑くなったらソーダ割りにして飲みます。夏を凌ぐのに持って来いです。
2017年06月07日
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平成29年6月3日(土) 午前4時に目が覚めました。頭が重かったです。二日酔い。特効薬ソルマックを飲みました。再び横になりました。枕元にipadを置いています。ラジコを聴きながらウトウト。床を離れたのは午前6時でした。終日晴れ。 今日は何もしないぞ、と決めました。休養日にしよう。朝ご飯を食べてタンノイの部屋へ。Bachの無伴奏ヴァイオリンをヴィクトリア・ムローヴァで。締まって深い弓使い。グリュミオーやシェリングの艶めかしさとは対極をなす演奏。 おーよしよし、トラ、お前も聴きに来たのか。ブラッシングしてやろう。写真はムローヴァを楽しみながら悦に入るの図です。「あなた、音楽ばかり聴いていないで少しは手伝ってよ、玄関に積んだ本を何とかして、床の間の平積みもよ、本、増えるばかり、一体どうするのよ、それと階段に置いたお酒もよ、屋根裏に上れないわ」 片付けを始めた妻にあれこれを言いつけられました。拙宅には酒瓶用のサイドボードがありません。普段使うことのない隠し扉、屋根裏に上る階段を棚代わりに使っています。ウイちゃんや焼酎を並べています。セラーもありません。ワインも其処へ。泡や白は飲む折に冷蔵庫へ。ということで片付けろと言われても、じゃーどこに置くのか。本も然りです。あと2年、退職したらサンデー毎日、上手くするから今日は勘弁してよ。足の踏み場を確保することで、なんとか誤魔化しました。 とその時でした。ピーンポーン。宅急便でした。届いたのはこれ。タイミングが悪い。階段に並べようとして、叱られました。仕方ない、1本を冷蔵庫へ。残りは段ボールに戻し、クローゼットの部屋に置きました。「早めに飲むから我慢して」というと、呆れられました。何せ二日酔い、潤んだ目ですから。 午後、父にお客様がありました。築山にある梅の木の実を穫りにでした。手伝うよう父に言われました。襤褸に着替えました。しかし、本人が加勢無用とのこと。午前中整理した瓶の中から梅酒5年ものを一瓶あげました。口に合うといいんですが。野良着に着替えたので、何かすることはないか。ん?薩摩芋が与太っている。妻が昨日、サポステの利用者さんを招いて皆で植えたのでした。それが台無しになってはいけません。水をやりました。 胡瓜にウリバイを見つけました。野郎ども、ではあります。捕虫網を持ち出し、捕まえました。10匹余りを殺しました。茄子につく椿象(カメムシ)とあわせ、おっかけっこが始まります。実が生りはじめたので農薬散布は法度。退治のあれこれ、面倒ではありますが、沢山獲れたら快感に似たものを感じるから不思議です。 着替えてラン。いつもの林道コースを走りました。昨日番匠川の水神に敬意を表しました。今日は木立川の水神に挨拶をしよう。足をそちらに向けました。堤防の先に百鬼(なきり)というところがあります。そこに祠があって早川水神を祭っています。その外壁に多くの水神が寄せられていました。この辺りの河川改修をした折、祀る場所に困ってのことなのか。 祠の中を覗いてみました。水神が女性とは聞いていましたが、なるほど、そうでした。ちなみに神前幕を寄贈は丸和鮮魚さん。時々父に魚をくださる方です。余談の余談、そういうわけで此処の水神は、漁の神様でもあるそうです。以前、大入島の漁師が魚を持ってこにやって来ていたと、石間のTさんが言っていました。更に余談。Tさんは以前、漁協の組合長でした。酒を一滴も飲まずの延縄漁師にしてパチンコ好き。いまどうしているのかな。 家に戻ったら、妻が拙宅の梅を穫ろうと声をかけてきました。陽が傾いていました。短パン、汗もかいていました。覿面、蚊に刺されます。妻を説得。それを理由に断りました。シャワーを浴びてこれを抜栓。シュワーッ。堪りません。 当てはこれでした。黒い葉っぱのようなものはバジルです。拙宅菜園に出来ました。茄子も混じっています。これは隣のおいちゃんが作った初生りです。バタンキュー。今日の一句水神の寄りての空は空梅雨か今日のラン10km今日の酒サッポロ黒ラベルレギュラー1缶 スプマンテ2/3本 赤ワイン180ml今日の写真は昼に食べたメロンです。甘かった。これで二日酔いが治りました。
2017年06月03日
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平成29年6月1日(木) 午前3時起床。晴れのち曇り。未明、これを聴きました。タチアナ・ニコラーエワのゴールドベルグ。ブルドーザーのようなタッチです。 ネコカリを食べ終えたトラが膝の上にやって来ました。おーよしよし。可愛いぞ。裏返して腹を撫でてやりました。ん?イボのようなものがあるぞ。全部で6つ。二つずつ対称に3列。乳首でした。おまえ、雄だろうが、と声かけしそうになって、いやいや、男の私にも二つあると妙に独りごちました。写真です。判りにくいですが、中央の白い粒がそうです。 新聞を読んでいたら 「あなた、昨日掘った新ジャガでポテトサラダをこさえたの。召し上がれ」これと、昨年に冷凍しておいたゴーヤジュースが朝ご飯でした。昼まで持つかな。 次の写真は出勤途中に撮した花です。借りた駐車場から弊社社屋までの間、古い民家を縫うように狭い路地を100m歩きます。その中の1軒、庭から塀越しに覗いていました。アサガオの仲間かな。 余談ですが、その棟々の中に1棟、長屋があります。角の部屋に80近いと思われる男性が一人住まい。朝、其処を通る折、必ずシェーバーの音が聞こえます。爪を切る音の時とも。帰りは決まってラジオの声。窓は木の硝子戸。サッシではありません。この時期、網戸なので中の音がよく聞こえるんです。真夏も開けたまま。ということは、エアコンを効かしていないんでしょう。小さい庭がついていて、時折、みすぼらしい下着と薄い普段着を干してあります。彼の姿は遠目に1~2度見ただけす。会っても誰だか判らないくらいの印象しかありません。その家から時折、魚を煮るいい匂いの漂うことがあります。赤の他人ですが、なぜかホッとします。その方が酒を飲むかどうか知るよしもないですが、こんな折はコンビニに走り、冷酒の小瓶を買って「毎朝毎晩、玄関先を通っている某です。時折いい匂いをかいでいます。如何でしょう、これ召し上がって頂けませんか。いえ、決して怪しい者ではありません。ただちょっとこの家の風情がいい感じに思えまして」もしかしたら「ああ、そうですか。むさ苦しいところですが上がっていきませんか。どうぞどうぞ」というような感じでちょこっと寄せてもらい、差しつ差されつ彼の話を小出しに聴いていく。そうなるといい感じなんだけどなー。でもどん引きされるわなー。止めた方がいいな。酒場で偶さか隣席、袖触れ合うも、というのとは違います。・・・こんなことを考える私、やっぱりおかしいのかな。壊れかけている? 閑話休題。仕事中にお客様がありました。立ち話をしました。教えてくれた中にゴシップもありました。数年前、同僚が悪さをして馘首になりました。その後の消息でした。内容は書くこと能わず。彼、高校の同級生でした。友人といえる仲ではありませんが知り合い。忸怩たる思いです。悔い改めて欲しい。それにしても色々あるものです、人生は。その昼に食べた弁当に、釧路・北匠の時鮭が入っていました。弊社に働く社員は900名ですが、今日は私のそれが1等です。余りの美味しさにシャッターを失念。 真っ直ぐ帰宅。着替えて走りました。身体が重かったです。辛い走りになりました。何が案の定か判りませんが案の定、カープも逆転負け。でもいいや、楽天・則本が金満相手に7試合連続10奪三振。溜飲を下げました。祝いの酒は三楽で。当ては氷下魚の一夜干し。グリルから立ちのぼる例の匂いがよかったです。 おっ、タマスラだ。血液がサラサラになります。ムシャムシャやりました。バタンキュー。今日の一句六月の冷酒や旨し燕舞う今日のラン6km今日の酒冷酒1合 三楽1合 赤ワイン180ml今日の写真はランの途中に撮した花です。地域おこし協力隊S君の畑に咲いていました。なんの花か判ります?人参とは知りませんでした。
2017年06月01日
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平成29年5月25日(木) 午前3時起床。白み始めて雨があがりました。曇りのち晴れ。気温も上昇。気象庁発表、大分市は25.8℃でしたが、宮崎県境の佐伯はもちょっと高かったと思います。暑い一日でした。 朝ご飯に煮豆が出てきました。甘めでした。自家栽培なので、美味しさが格別(自己満足と言うことです)。ところで全く関係ありませんが、外国の民話集や童話に豆のスープが出てきます。それはソラマメなんでしょうが、黒パンと食べる場面を想像しました。毎日それを朝のメニュー、鄙に閑居、晴耕雨読の毎日音楽三昧。そんな生活も悪くない。定年を前に思うこの頃です。 しかし、退職願望は口が裂けても言えません。このところ、会社は研修続きです。頑張って出席。昨日は「インターネットと人権」、今日は人事考課の取組についてでした。前者は個人情報のうっかりミスが取り返しのつかないトラブルを招くという内容でした。後者は毎年のことで、講師も同じ方。3時間の缶詰中、先生がたまたま口にした言葉で目標とミッションの違いを妙に納得。 前後します。禁玉さんの奥さんは働き者と聞いています。私の妻もです。未明、珈琲を淹れようと台所に立ったら、蕗の始末がありました。夜なべしたのでしょう。いい色です。 こちらは名無しさんに指摘を受けた伽羅蕗、もう1回煮ると出来上がりのようです。 次の写真は昼に食べたサンドイッチです。これも妻が手造り。コンビニのものも美味しいですが、こちらの方が味わい深い。感謝です。 会社が引けて真っ直ぐ帰宅。写真は新佐伯大橋の袂から見た番匠川です。天下の清流。水面に細波が立って夕陽を散らせています。折り重なる山々のシルエットも一幅です。家路についてほっとする一時。ああ今日も終わったな。 着替えて走りました。今日はカメラン。拙宅裏庭に咲き始めた立葵です。出発前に撮りました。赤が見事です。 隣家、Kやん宅の紫陽花が蕾をつけました。梅雨入りがすぐそこに迫っています。雨期の50日間、湿っぽい毎日が続きます。しかし、塞ぐ気分にはなりません。タンノイがあるからです。湿気の高まりとともにいい音を醸し始めるんです。オーディオの師匠がその旨を教えてくれて、確かにそうと独りごちる毎年です。 小中尾の林道を折り返し、木立川の堤防を進みました。向こうからHさんがやって来ました。彼女には私の息子と同級生の娘さんがいます。先に「Tくん(私の息子)はどうしているの、ああ、東京なの、そりゃーもう帰ってこないわね」私「その通り、帰らないでしょうね、でもいいんですよ、こちらを全部始末して、私たち夫婦が向こうへ行きますから」そう冗談を返したものの、こうして田舎の人口が減っていくんだとおもうと、何だか寂しくなりました。地方の人口減という社会問題を我が身と家族のことに引き直してみると、父親としてそれなりの努力が必要なのかもしれません。写真は彼女の連れた犬です。名前を訊けばよかった。 次の写真は走り終えての夕空です。コントレールが2本。そのラインをしての旅情に、あれこれ考えたことも「まあいいや、しょうがない」そんなことより、どこか遠くへ行きたいな。 一風呂浴びたら、伽羅蕗が出来上がっていました。塩加減が絶妙。出羽桜で流しました。 次いでの当てはこれまた蕗。厚揚げと竹輪も。メインは551のシュウマイでした。こちらは写真無し。Kさんの関西土産です。ありがとうございました。今日の一句鄙を出し子の愛し猫膝に抱く今日のラン8km今日の酒出羽桜純米吟醸1合 iichiko20馬力5勺 ウイスキー知多ダブルの水割り1今日の写真は、ややっ!スズメバチの巣だ。軒天にありました。棒で突こうか。それとも放っておこうか。
2017年05月25日
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平成29年4月30日(日) 午前4時起床。晴れ。未明、次第に白んでいく時刻は代え難い一時です。淹れた珈琲が美味しい。 昨日、茹でた筍を持ってオーディオの師匠をを訪ねました。無沙汰していたんです。彼我の近況を話しました。師匠は印刷会社を営んでいます。定年無し。当方はリーマン。あと2年足らずでリタイア。その違いを話しました。立場の違いはそれとして、旅行はいいなという話題になり、行くならやっぱり東京だ、京都もいいね。おっさん二人の意気投合ではありました。いつもスマート、素敵な師匠です。 おっと、半紙が逸れました。代え難いその一刻に珈琲豆を挽きました。マンデリン。師匠に筍のお釣り、いただいたランブルの豆です。併せてキリマンも同じ量を。嬉しい。格別の香りでした。朝にBachを聴くことを朝Bachといいます。それの流れる中、立ち昇る香気が至福を醸します。 新聞受けを覗くと、NIKKEIが差し込まれてありました。今日から購読再開。見出しのトップは「円高でも最高益」「前期上場企業収益構造を変革」「ホンダ海外生産8割超に」「ソニードル建て部品調達」。アベノミクスが不調に終わり円高へシフトするも、企業業績が粘り腰を見せているとの内容でした。ふーん、そうなのか。そういえば師匠の息子さんもメーカーの社員、海外の某都市で部品調達をしているそうな。師匠のお父さんが亡くなった折、葬儀だったか通夜だっかにその息子さんと会ったことがあります。いい青年でした。 翻って拙宅の息子、帰省前に1週間、出張だったとのこと。昨夜の帰宅も午後9時を過ぎていました。起きてきたのは午前8時過ぎ。妻がアオサの味噌汁と鮭を焼いてくれました。写真はありませんが、釧路北大通り東家の女将さんの送ってくれた逸品です。美味しかったです。有り難うございました。 昨日の野良仕事がせいか、何だか疲れを感じました。終日、部屋で本を読んだり音楽を聴いたり。ウトウトなって午睡も。 余談です。陳舜臣の随筆に「壁画は語る」というのがあります。1992年、彼が読売へ連載の1編です。中央アジア・ベゼクリクの壁画のことを書いています。たまたまですが、去年だったかに辻原登の「許されざる者」という小説を読みました。ストーリーとは別に、中央アジアの探検を語る宗教家のことが書かれてありました。陳氏のそれを読んで、大谷光瑞のそれと判りました。こうして過去の記憶の繋がる快感、いい感じです。そんなことを思いながら外を見たら春の往く、いい感じの光が降り注いでいました。 カメラを持ち出しました。コデマリの白が優しいです。 おっ、菖蒲が本格化。でもこの花、直ぐに萎れます。花の命は短い。 足下に可憐の白です。スマート。 妻の植えた名を知らぬ花が闌です。株が増えて其処此処に銀河系をこさえています。 当然、2杯目の珈琲。義弟の嫁さんがこさえた焼き菓子がいい感じです。ゆるり、ジャズを楽しみました。 夕刻、午睡の微睡(まどろ)みから覚めました。息子は午前中に父母を訪ね、午後遅くには妻に連れられ義母宅へ。私はランの格好になりました。6km。この陽気に汗をたっぷりかきました。林道は緩やかな南風。椎の花が開き、甘い香りが立ち込めていました。 帰宅してシャワー。頭を拭いてプシュッ。次いで流した酒は白鹿純米樽酒。下に映っているのは森有正「思索の源泉としての音楽 新しく生きること」CDです。これ、学生時代にレコードが発売されました。それも持っています。森はパイプオルガンの奏者でもあります。これ、演奏と講演の録音です。演奏は勿論Bach。講演は「古い、新しいとはどういうことか」「自己を自覚するとはどういうことか」「敬虔を根本的に深めるにはどうしたらよいか」「事故をたえず新しくするにはどうしたらよいか」「人間にとって判断するとはどういうことか」。こんな話が続きます。演奏は札幌・北星学園大学聖堂と北大クラーク会館での録音。何とはなしに郷愁めいたものを感じました。 今日の当て、メインはハゲの煮付けでした。鯵フライは明日の夜かな。今日の一句庭先に小手毬の垂れ燕舞う今日の写真はトラです。網戸を通して渡る春の空気に憮然。「外に出たい」オマケです。爪を切ってもらうの図。明日もBachを聴かせてね。
2017年04月30日
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平成29年4月19日(水) 午前4時起床。晴れ。Yシャツ1枚だと少し寒い朝のうちでした。最高気温も昨日より低く、21℃でした。 早朝出勤。机について午前7時半、まず日経を開きました。弊社に直接・間接、関連のある記事を拾いました。 この目通しについて少し。4月は新入社員を迎えます。大学も入学式。大手のトップや学長・総長の訓示に始まり、NIKKEIなりの社会人・学生としての心構え、読書のすすめ、財布の管理、健康維持のための日常生活訓、マナー・・・。若い人のためになる啓発生地が多いです。弊社にも30人余りが入社しました。彼等のためにと、努めてその類をピックアップ。社内回覧しました。新人のためと書きましたが、定年を2年後に控えた私にとっても、なお刺激があります。徳とは無縁の杣夫です。未だ木鶏たり得ず。直ぐに立腹、顔に出ます。而して、自身のいい勉強になります。 捲りながら、寄り道もします。新聞広告に目移り。今日はENOTECAが銀座にワインショップを出すとの宣伝に目が留まりました。テイスティングできるとのこと。いいな、都会は。写真がその広告です。おっ、その左上、コラム「ニュース一言」にCANONの御手洗会長が顔写真入りで登場だ。前経済連会長の氏は私のまちの出身です。名誉市民です。 話が逸れました。午前・午後ともミーティング。途中に外出。設備投資予定、或いは懸案の現場を廻りました。帰宅は午後9時。疲れました。風呂にいった後、食卓に着きました。おっ、カタクチイワシの酢物。こちらではこれを「たれ」と呼びます。 熱燗を1本つけました。おっ、今日も猪の煮込みがありました。もう1合。菊水ふなぐち熟成を。これ、30本の箱買いをしましたが、今日が最後の1缶でした。カープの零封負けを確認して床につきました。バタンキュー。今日の一句鮇(かまつか)のそろり動いて水温む今日の写真は本匠村民憲章です。訪ねた某所に掛かっていました。本匠村は平成17年に合併を経て佐伯市本匠になりました。それ以前、村の時代の宣言書です。この村には天下の清流番匠川の水源があります。文にあるとおり、緑と清らかな流れのある明るく豊かで住みよい村、いい感じです。ちなみに昨日、マタギのOさんから届いた葉書もここからでした。もう1枚、その某所近くに咲いた八重桜です。清流の袂、緑の深いところでした。深呼吸して空気が美味しかったです。
2017年04月19日
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平成29年4月5日(水) 午前4時起床。終日曇り。このところ冷たい日が続いていました。やっと平年並みの温かさになりました。写真は、例年3月下旬に満開となる木立・岡山のヤマザクラですが、ここに来てやっと満開の図です。判りにくいですが、下の方に水を張った田んぼが映っています。田植えがすぐそこに迫っています。 前後します。未明、新聞を読みながらのティータイム。焼き菓子を楽しむの図。抹茶ケーキを食べました。これ、義弟のお嫁さんが焼いたものです。私のチェーンソーは自称セミプロですが、彼女の腕前はプロです。紅茶に合わせました。 終日デスクワーク。今日も稟議書が多かったです。それはそれとして、長いこと会社勤めをしていたら、面白くないことに出くわします。今日がそうでした。部下たちも憤慨しました。しかし、その構図を一歩引いて眺めたら、世の常というかよくあること、仕方ありません。具体的なことは書くこと能わずですが、宮仕えの側面と言えなくもない。守秘義務のある内容ではありませんが、部下たちに本件口外無用、箝口令を敷きました。ここは要らぬ波風を立てぬが肝心です。私の気持ちを察し、部下の一人が「飲みに行きますか?」嬉しかったです。でも今日は父を見舞うと決めていました。カバンに注文の司馬遼太郎「街道をゆく」を忍ばせていました。お礼を言い、会社をあとに。 病院は車で5分のところにあります。病室を訪ね、本を渡しました。「入院して10日あまり経った。親戚の知るところとなり、今日、MとS(何れも私にとって父方の従兄)、それにSの嫁の3人が見舞いに来たよ。本、面白そうだな。でも手にとって長時間は疲れる。ぼつぼつ読むよ。吉村の「ニコライ遭難」は置いていけ。後は持って帰ってよし。それにしてもだ、吉村といい陳舜臣といい、下調べと取材、あれだけのものを書く凄さには驚くばかりだ。そうそう、明日に検査がある。それでおおよそのことが判る。経過がよければいいが。AやT(何れも私の娘息子)はどうしているか?あいたいな」とまあ、こんな話を問わず語りでした。写真は父の食べた今日の夕食です。栄養のバランスがとれ、いい感じです。しかし、そうであってもプラスチック容器に盛られたものを病室に一人食べる父。不憫に思えてなりませんでした。 ポツリポツリを聞きながら窓外に目をやると、ソメイヨシノが二分咲き。老いた父を見舞い、その窓に桜です。肩の力がスーッと抜けていく感じを覚えました。今日あった会社の不納得も些事、どうでもいいように思えました。ささくれだった心が落ち着きました。 父の長話に付き合っていたら部下からTELあり。一同そろってのみに行くことになったので、時間が許せばどうぞとのことでした。重ねて嬉しかったです。この心遣い。持つべきは部下。今日はちょっと。遠慮しました。皆と話してまた気持ちが昂ぶってはいけません。猶しばらく他愛のない話をした後、真っ直ぐ帰宅。付き合いの悪い私です。ごめんなさい。 今日も飲むまいと決めていましたが、一風呂浴びたら酒が恋しくなりました。菊水ふなぐちを抜栓。やってしまいました。 妻が冷凍していた鹿肉を解凍、焼いてくれました。アイラの至宝、ラガウリンを抜栓。喉を焼きました。NHKFMでローベルト・シューマン音楽コンクールを聴きました。歌曲中心でしたが、最後にピアノ協奏曲。昨日に続き、若々しい演奏でした。「あなた、荷物が届いているわ」そうだった。ヤフオクでその陳舜臣を大人買いしていたんだ。70冊が届きました。送料込みで1冊あたり100円を切る値段でした。半分ほどは読んだことがあります。しかしまとめての出品、バラ買い能わず。この値段ですから仕方ありません。 並べて見ました。おいトラ、面白いぞ。お前も読むか。文字を教えてやろうか。今日の一句往く春に忸怩さえも遠くなり今日の写真は、訪ねた病院廊下に飾ったモディリアーニです。勿論本物。余談ですが、この画家、禁玉さんの好みです。ここにはいたる所、絵や彫刻が飾ってあります。蒐集の切り口はエコール・ド・パリ。 玄関を入ったところには片岡球子。素晴らしい。
2017年04月05日
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平成29年3月25日(土) 午前4時起床。週1~2日、朝の仕事があります。ストーブの灰掃除です。11月から翌年の3月まで、5ヶ月間続きます。デレッキで熾火を片方に寄せて、残った灰を十能で掬い出して金バケツへ。今度は反対側に熾火を移し、もう一度同じ作業。最後に均して終わりです。写真は始末のついた図。 次の写真は今燃やしている薪です。樫の大木を小切ったもの。よく乾いています。火保ちも一等。 含水率は12%。いい感じです。 4月になったら燃やすのを止めます。今日は終日冷たい雨。最高気温が10℃に達しませんでした。暖が恋しい。焚きながらトラと終日、家の中で過ごしました。映画を見て、音楽を聴いて。コーヒータイムが至福でした。読んだ本は陳舜臣の短編ミステリー3作品。返還前の香港が舞台。九龍城が出てきました。治外法権を地でいく世界です。余談ですが、私の友だちに元船乗りがいます。外国航路の船員を経て、最後は内航船タンカーの船長でした。リタイアして陸に上がり熊本・天草で自適。日本蜜蜂と付き合う毎日です。その彼が九龍城の中に入ったことがあると言っていました。今度、会った折は詳しい話を訊いてみよう。楽しみです。ちなみに彼から汕頭(スワトウ:中国広東省)の月下美人や樫の蜜を貰いました。違う世界を持つ人です。本当かどうか判りませんが、東南アジアに隠し子がいるような話も。顔はNHK子供番組に出るぬいぐるみヨッシーに似ています。鼻髭の似合うダンディです。 閑話休題。母からTELあり。訪ねました。写真は父の家の築山に咲く白木蓮。曇り空に映えるべくもなしです。 こちらは西の庭。彼女の繰り言を聞きながら、あれこれ思うこと多しでした。 夕刻になっても雨はあがらず。午後4時、バスタブに湯を張って長風呂。文庫本スペイン民話集を持ち込みました。面白い。汗をかきました。走らずともこうして身体を搾ることが出来る幸せ。出ての後は相撲観戦。勿論プシュッ。嘉風は隠岐海に捕まり6敗目。残念。写真は晩ご飯です。チキンの塩糀焼き。白を抜栓。 食べかけですがピザの写真も。生地は既製品ですが、トッピングは妻が手によるもの。赤も抜栓。妻も酔いました。今日の一句春雨が父の築山濡らしおり今日の写真もトラです。彼も何か思うところがあるんでしょうか。
2017年03月25日
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平成29年3月13日(月) 午前5時起床。朝から雨。終日降りました。雨量は少なかったです。社屋の5階から街並越しに灘山や元越山が見えます。今日は春雨に煙ってそこはかとないこの季節の匂いというか風情というか、そんなものを感じました。この時期、安息とアンニュイの交錯する気持ちなります。3月はイニシエーションの季節でもあります。それを過去との決別と見て哀しさ・寂しさを感じるか、新しい世界の幕開け・希望と思うか。人それぞれでしょう。私は前者です。ショパンのピアノ協奏曲1番の気分です。 朝から横道に逸れてしまいました。 終日ヒアリング。合間を縫って会議に供えた書類読み。一日の経つのが速かったです。夕刻、この天気をして走ること能わずだな。月曜日、休みの明けた居酒屋の魚は新鮮だし、雨模様は絶好の飲み日和。妻にTEL。その旨を話そうとしたら、先に「もう猪を煮たわよ」。仕方ありません。膨らんだ期待が急に萎みました。真っ直ぐ帰宅。トラが迎えてくれました。ネコカリを食べてストーブの前にゴロリ。「何だ、帰ってきたのか」byトラ。おまえ、その顔はないだろう。 熱い風呂を済ませて、コノワタを当てに冷やを引っ掛けました。磯の香りがたまりません。ニヤリ、舌鼓を打ちました。次いで、おっ、これはいい。菠薐草のお浸しがでてきました。 メインは猪。昨秋、Kさんにいただいたものです。柔らかい。牡丹肉には芋焼酎と相場が決まっています。黒霧のお湯割りで流しました。 月曜日の夜は疲れが出ます。週明けの仕事がせいではありません。土日の野良仕事によるものです。NHKFMがボストン響のマーラーをやっていましたが、聴くこと能わず。眠り薬の文庫本も手にしませんでした。バタンキュー。 ということで無為の一日が終わりました。何も書くことが無いのでこの2年、仕えた上司のことを。彼の机はいつも片付いています。デスクワークの折は書類の山になることもありますが、会社を後にする時は紙一枚無しです。無駄口は一切ありません。会議や打ち合わせでは当を得、ツボを押さえてくれます。媚びず、ぶれません。上品なユーモアが少しあります。相談にのってくれます。人の話もよく聴きます。全て私と正反対です。背中で斯くあるべしを教えてもらいました。この春に会社を去ります。しかし、この時期になってもなお仕事に対する姿勢は緩みがありません。猶書類を広げ、勉強を欠かしません。退職を前にして「よきに計らえ」を一言も口にしない。私もそういう人になりたい。いい上司に巡りあえてよかったです。今日の一句飼い猫の寝ぼけ眼や春の雨 今日の写真は魚です。会社のデスク脇、壁に吊してある日本水産のカレンダー。3月4月はカサゴ(当地ではホゴと呼びます)です。味噌汁や煮付け、唐揚げにしてもよい。漁港・港湾の消波ブロックに糸を垂れたらパクリ、針にかかります。意外と高級魚で、スーパーに並ぶと値が張ります。亮さんやKAZUさんがワカサギ釣りを楽しんでいました。私もホゴ釣りをしてみようかな。
2017年03月13日
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平成29年3月3日(金) 午前4時起床。晴れ時々曇り。霜はありませんでした。今日はちょっと会社の建物自慢。机のあるフロアは5階の南側にあります。6階とこの階の半分は、特別にカーペットが敷かれてあります。一角に私と部下7人の働く部屋があります。両隣には大小6の部屋。社長と副社長2人の執務室3部屋、応接室、30人の会議が出来る角部屋、窓の無い小会議室、給湯室、それらとは別に倉庫部屋。弊社、3年前に新築しました。仕事の内容は別として、働く環境だけは悪くない。大会社の贅には遠く及びませんが、小綺麗なところです。終日ミーティング。ブラインドを下ろしていたので、外の陽気を窺うこと能わず。一日の天気がどうだったかよく思い出せません。写真は昼に食べたサンドイッチとアロエヨーグルト。これだけだと、陽の傾いて腹が減ります。何故か空腹になると頭が冴えます。 仕事を終えて今日は花金。でも水曜日につね三へ突っ込んだばかり。大人しく尻尾を巻きました。真っ直ぐ帰宅。着替えて走りました。ラン6km。今日も湯船で本。コーラスに行く妻を見送った後は私の天下。早速やってみました。やっぱり八海山です。甘露でした。右の二つは最近流行りの cheers botlle 。日本盛です。you can easiiy enjoy と書いてありました。 いい気色になったら本はいけません。読んだ先から忘れてしまいます。音楽に限ります。約束のエリーザベト・レオンスカヤ。ベートーベンのピアノ協奏曲3番。学生の頃、好んで聴いた曲です。余談ですが彼の曲の中ではヴァイオリンコンチェルトとこの4番が一番好きだな。それにエグモント序曲。こちらは克己心というかよしやってやろうというような力が湧いてきます。写真は薪ストーブの炉内です。よく乾いた樫はこんな炎の色を見せます。台所のガス色か、はたまたアラジンストーブと同じです。週末の夜、これを見ながらのレオンスカヤは至福です。 思い立って、しばらく連絡を取っていない息子にTELしてみました。午後10時、今から帰るところだと返してきました。昨年秋に会社をかわりました。仕事に追われ、スキルを高める勉強時間が取れないという話を聴きました。土木の設計業界に働いています。専門書を読むのは大変です。若いころは苦労を買ってまでといいますが、そこは親ばかです。不憫とは少し違いますが、似たような思いをしました。その息子も上の娘も3月が誕生月。春が往くと考えるのは子どもたちのことだけです。今日の一句雛祭り娘は何処の空の下今日も写真はネタ切れ。いつもトラに頼るわけにはいかないので、新聞から。全国のスキー場便りです。大分・九重や宮崎・五ヶ瀬にもありますが、流石に九州のそれらは掲載されていません。テイネオリンピアが懐かしいです。
2017年03月03日
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平成29年2月24日(金) 午前4時起床。曇り時々晴れ。寒の戻りでした。朝食は筍ご飯でした。あと1ヶ月あまりでこのシーズンを迎えます。「冷凍庫にしまっておいたものを早く食べてしまわないといけないわ」なのだそうでした。 終日デスクワーク。来週に予定のあれこれ準備で一日が経ちました。写真は読売の三八(「さんやつ」と読みます)広告です。朝のニュースでもやっていましたが、今日が新刊の発売です。広告はよしとしても、NHKの午前7時が特集めいたものを流すのは如何なものか。他に報道すべきことが沢山あるんだけれどな。(こういうことを書くとハルキストに叱られるかな、ごめんなさい) その新聞、朝日・読売・毎日とも今日のトップは米軍嘉手納基地騒音第3次訴訟で301億円の賠償命令が出たことの関連でした。日経、産経は社会面扱いでした。さて、書くことがないので、朝日の1面をしての私なりの新聞の楽しみ方を。裁きの記事隣は「国や地方の選挙、候補者数を男女均等に」という見出し。政党の候補者選びに努力義務を課すんだそうです。私はフェミニストです。いいぞいいぞ。今の時代、雌鶏も争鳴すべきです。もう一つ記事はマレーシアの刺客事件の続報でした。彼の国の関与がいよいよ浮き彫りになって来ました。以上3つ、記事は何れも人の業によるもの。天声人語もそうでした。逮捕された韓国財閥の御曹司のことを取り上げていました。おっとりの眼鏡顔はソウル大学で東洋史を専攻、日本語も堪能とのこと。慶応で「日本の産業空洞化」をテーマにマスターを取得したそうです。本人のことは別として「東洋史」という言葉に反応。「Oriental」の語感、いい響きじゃーありませんか。私、今度生まれてきたら、水産学は止めにして東洋史学の学校へ通おうと思います。実学はもういいや。勉強は陳舜臣がテキストだ。続いて人語の左上は鷲田先生の「折々・・」です。先生の敬愛する大先生が犬を相手にライプニッツを講じたという逸話を書いていました。ライプニッツと聞くと哲学よりも数学者としてのイメージが強いです。それはそれとして、大先生は多分和辻哲郎氏のことでしょう。「風土」はベストセラーです。結婚する前、妻の実家、彼女の本棚にもありました。私は「古寺巡礼」が好きです。日記と随筆の合わさったような、それでいて精緻な描写。数多の文化との比較と例え、それはもう物書きの手本中の手本と思うんです。余談ですが、彼は「イタリア古寺巡礼」という本も書いています。旅行記とはいえメモのようなものも含まれています。旅の空から奥さんに宛てた書簡がいい感じです。内容はまったく違いますが、読んだ折、本の中を流れる感性に、森有正の「バビロン・・・」とか「流れのほとりにて」と同じようなものを覚えました。それを思い出し、今日金曜日の夜、拙宅にあってストーブの火を見ながら、ああ、旅をしたいな。話が逸れました。犬にライプニッツ、和辻氏は皇太子妃になる予定の正田美智子氏に妃教育をしたそうですが、このユーモア、流石、大先生です。さて、新聞紙面に戻ります。1面の右は目次です。「ネット通販拡大 クロネコ悲鳴」。然もありなんです。ゴーン氏の社長退任は日経「私の履歴書」執筆をして一区切りのことなんでしょう。見出しの下は「しつもん!ドラえもん」。徒然草に出てくる猫の妖怪とは?そして広告は「麦焼酎壱岐」。壱岐対馬の壱岐が麦焼酎発祥の地とありました。どうですか、新聞、面白いでしょう。 閑話休題、今日はプレミアムフライデー。午後3時、ポカ休を取ってつね三に突っ込見たかったです。しかしこの時刻、まだ暖簾がでていない。大将のところは午後5時からです。退社時刻を過ぎて会社をあとに。花金でしたが真っ直ぐ帰宅。ラン6km。妻はコーラスを休んで友人たちと飲み会。出かけました。よし、トラ、二人で酒盛りだ。2日間ノンアルでした。樽が乾いていました。大分の地酒2本と吉野樽酒。甘露です。 いい気色になりました。ん?テーブルの上に封書が。鶴泳会からです。 この会は、佐伯鶴城高校水泳部OB会のことです。息子宛でした。息子は中学、高校を泳ぎ通しました。半魚人です。種目は1,500m自由形。高3の時は県の大会で表彰台に上りました。豚息ながらよく続けたなと思います。何せ同校水泳部は「トラの穴」。漫画「タイガーマスク」に出てくる厳しいキャンプ同様、練習に次ぐ練習が課されます。会費の振込用紙に併せ、会報が同封されていました。紙面にもその通り「トラの穴」とありました。編集子の方はユーモアありとお見受け。 一面にはこの記事。先月世界新記録を打ち立てた渡辺一平選手もここ、トラの穴出身です。ちなみに私は新聞部でした。水泳部のOBはトラの穴を誇りに思っていますが、新聞部はいけません。トラではなくどうも狢(むじな)のようです。同じ穴の狢。余計なことを書きました。一平選手、リオは残念な結果に終わったけれど、東京は君がための五輪だ。頑張れよ。今日の一句ライプニツ岩波文庫色褪せて今日の写真は赤十字から届いた葉書です。先日した献血の生化学検査結果でした。これ、酒飲みの免罪符なんです。
2017年02月24日
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平成29年2月22日(水) 午前4時起床。曇りのち雨。落ち始めたのは昼頃でした。夜になって本降りになりました。夜半、強い南風が吹きました。今日は協議・ミーティングが多かったです。仕事を終えて真っ直ぐ帰宅。暗い中、梅林下に積んだ割った櫟にビニールをかけました。強い風に飛ばされぬよう玉切った丸太で押さえました。薪は濡らないのが肝要です。 夕食はビビンバでした。見栄えがいい感じだったんですが、写真を撮るのを失念。本日ノンアルコール。食べ終えて汁粉を1杯頂戴。妻が餅を焼ながら曰く「あなた、間違いよ、漉し餡でこさえるのが汁粉、小豆を煮込んでのものはぜんざいよ」。へーっ、そうなんや~。 酒を飲まなかったのには理由がありました。NHKFMのベストオブクラシックを聴き逃さないためでした。今週は昨夏のルツェルン音楽祭の特集。今日はアムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボウ管。ダニエレ・ガッティの指揮でオベロン序曲、メインはブルックナーの4番。最後にCDでハイティンク指揮ブラームスのハンガリー舞曲1番と3番。マランツ・アルテックで聴きました。聞き始めは録音が悪いのか、ホールが悪いのかよく判りませんが物足りなかったです。交響曲の楽章がすすむと、爆発的なオケの威力が伝わってきました。旦那、コンセルトヘボウ、いい按配ですなbyトラ。 午後9時過ぎ、コンサートを終えて後は本を手に取りました。目が硬く、頁がすすみました。今日の一句春嵐梅花散らすもけじめなり 今日の写真は新聞広告です。応仁の乱。何がいいのかわかりませんがいいじゃーありませんか、この響き。しかしこの本は読んでいません。広告に各紙が取り上げたとあります。朝日新聞の書評欄を調べてみました。大澤真幸という社会学者が「学術的なこんな本がよく売れることに、ふしぎを感じる」と書いていました。ふーん、考証的な内容なのか。あまり惹かれないな。応仁の乱を攻めるなら永井路子「銀の館」か瀬戸内寂聴「幻花」がお薦めです。日野富子が主役の物語。「歴史其儘」よりも「歴史離れ」の方が楽しいです。余談です。日野富子、なんといいましょうか。私は決してそんなことは思いませんが、彼女ような女をして「めんどりが鳴き過ぎてはいけない」と言う人がいました。今はもう鬼籍に入っています。ちなみに著者の呉座勇一氏、調べたら海城高校卒業とのこと。海城高校、これを調べたら東京・新宿区ににある中高一貫の男子校。戦前・戦中は海兵の予備校だったそうです。戦後、進学校に衣替え。ウィキによる卒業生人物一覧には大勢の名が連なっていましたが、知っているのは数名でした。お堅い職業の方が多いようです。翻って教職員には石川啄木、金田一京助、鈴木三重吉、上田敏・・・。そうそうたるメンバーです。尾木直樹も名を連ねていました。
2017年02月22日
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平成29年2月15日(水) 午前4時起床。晴れ。霜降。 終日デスクワーク。弊社には連結しない会計が幾つかあります。財務部門に籍を置いたことがないので、その分野の知識は皆無です。しかし、稟議は廻ってきます。あれこれを訊くのは面倒だし、そんなことも知らないのかと笑われるのは嫌だし。幸い、今はインターネットがあります。入社した30年余り前には考えられない虎の巻です。調べ物にはうってつけ。ということで会社のフロアには「ものの本」が少なくなりました。法令関係は全てイントラネットに収まっているし、関連の関連まで検索自由です。便利になりました。 忙中閑有り、若い連中に話しかけました。馬鹿話だと、半分「もういいよ、その辺にしておいてくれ」という顔をされますが、仕事の話だと乗ってきます。弊社の業界、いまはCCRCとかDMOという横文字に注目が集まっています。「どんな状況になっているんだい?弊社は打って出るべきか?」。それぞれが一家言持っていて、返される内容に興味が尽きません。こんな時間が一番楽しいです。 その中の一人datelineが「昼はラーメンをいきますが如何」。水を向けられました。サンドイッチを買っていました。何とか誘惑に耐えました。しばらくしてキリノスケ「注文しますが、本当に頼まなくていいんですね?」。うーん、じゃあ頼むよ。折れました。毎度毎度の南国ラーメン。美味しいんです、これが。豚骨味。汁は当然飲み干しました。「おい、韋駄天、スープをシンクに流してはいけないよ、配水管の詰まる原因になる、余ったら儂が飲むから頂戴」。嘘です。そんなことをするはずがありません。 前後します。朝、セブンに寄った折、魔のさしてアイスキャンデーを買いました。部下の分も含め7本。昼休みに食べようという算段でした。写真はチョイスしたブラックチョコレートアイス。美味しかったです。 夕刻、会社を抜け出してS内科へ。血圧の薬を処方してもらうためでした。ついでにピロリ菌除去の検査結果を教えてもらいました。オーライでした。よかった。挑戦2回目にして成功。聴診器を胸に当ててもらうため、上っ張りを脱ぎました。ン?、これは私の背広ではないぞ。datelineのそれでした。彼と私、体格が似ているんです。間違えてしまいました。赤面。会社に戻ったら笑われました。それにしてもBrooks Brothers です。私は義弟のお下がりを着ていますから勿論ただです。自分のことを差し置いてですが、datelineめ、いい服を着てやがる。 真っ直ぐ帰宅。着替えてラン6km。ラジコのタイムフリーでSTVの北海道百年物語を聴きました。ヨウド製法を日本で初めて確立した厚岸の人物についてでした。おもしろかったです。この番組、好きです。北海道の人物列伝です。昨年の秋だったか、室蘭出身の八木義徳が扱われました。目から鱗でした。今日の一句ジョウビタキ尾羽振り振り日脚伸ぶ今日の写真は新聞の三八広告です。毎日には幼児向けの広告が多いです。1万年堂出版「マンガ歴史人物に学ぶ大人になるまでに身につけたい大切な心4」説明文にそれが書いてありました。努力、思いやり、約束、友情、正直だそうです。自分を振り返って耳が痛い。私、嘘つきだからなー。正直でもないし。努力もしないし。大言壮語、法螺吹きの酒飲みです。
2017年02月15日
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平成29年2月14日(火) 午前4時起床。晴れ。霜降。日中の最高気温は10℃を少し超えただけ。明日も冷たい予報です。写真は出勤途中の朝日です。PM2.5の影響か、太陽が赤く霞んでいました。 もう1枚は同じ場所から撮った西日です。こちらも燃えるような色でした。 午前と午後の早い時刻は打ち合わせや協議に終始。その後会議。いずれも部下の仕立てがよく、上々の首尾でした。 前後します。今朝の朝日新聞にグサリくる記事が載っていました。第一生命のリーマン川柳「ノー残業 居なくなるのは 上司だけ」フロアを一番にトンズラの私です。これほどまでに的を射ているとは。折しも朝礼は私の番でした。笑いを取ろうとこの話をしました。皆、笑ってはくれましたが、唇の端に冷笑のゆがみを見て取れました。 でもノー天気、怯まないのが私です。終業時刻を過ぎ、お客様が帰ってすぐ様会社をあとに。今日こそは走らないと。真っ直ぐ帰宅。着替えて暗い中を5km。僅かの距離ですが、走らないよりはよい。1週間ぶりに汗をかきました。 一風呂浴びたら、おっ、食卓の上に焼酎が。岩手県一関市の両磐酒造。妻が職場の同僚にもらってきたとのこと。「連続式・単式蒸留混和しょうちゅう」とあります。前者80%、後者20%。米焼酎25馬力。ロックでやってみました。まったくもって色のない味でした。お湯で割ると別の香りが立つのかもしれません。明日試してみることにしました。 新聞3紙に目を通した後はベートーベン。ワルター・ギーゼキングの古い録音でテンペスト、ワルトシュタイン、熱情。全て名演。神がかりとはこのよな演奏を言うのでしょう。いい夜が更けました。今日の一句アレグロのタッチを追いつつ寝待月今日の写真はネタ切れの折の助け船、トラです。アパッショナータの流れるも知らず存ぜず。
2017年02月14日
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平成28年12月8日(木) 午前5時起床。快晴。終日缶詰会議。3日目を終えました。明日で終わりです。週が明けたら小会議が3日間続きます。 日の落ちて会社を後に。家に着いて車を降りたら、冬空の星が美しかったです。北極星の横を点滅するジェット機のランプが通っていきました。夜間飛行です。亮さんの夜間飛行と違い、真っ直ぐ飛んでいきました。 さて、師走には慌ただしくもいろいろな楽しみがあります。書くことがないので今日はそのひとつを。写真がそれです。各社の月刊文芸雑誌です。文芸には純文学と大衆文学のとありますが、広告のそれは純文学を扱っています。娯楽性よりも芸術性に重きをおく月刊誌です。 が、今日の切り口は、講談社の「群像」を好きなのか、それとも「小説現代」を好むのかという話ではありません。この時期、月刊誌週刊紙とも新年号を出します。定期刊行物お定まりの内容です。数多の雑誌があり、本屋であれこれを手にとって立ち読みするのが楽しいという話です。編集の人たちが知恵を絞っての特集を競います。それぞれに面白いです。内容の切り口が世相を反映しているという視点に立つと、見出しだけでも、何が判るのか判りませんが何だか判ったような気分になるから不思議です。この感じが12月の楽しみなんです。ただし、今年はdマガジンの会員になったので、本屋へは行きません。ipadでサーフィンです。今日の一句元越の麓に生りし柿を喰うとっぷりと暮れたハウスに灯の灯る寒空に北極星を仰ぐかな秒針で測るレンジのもどかしさうーん、俳句を作り始めて何年になるかな。3年かな。毎日だから1,000日は越えたな。千日行だ(笑い)。旅行しても海外に行ってもこさえたけれど、もう飽いちゃった。しかし止めてしまうのは悔しいな。短歌にしようかな。今日の一首妻が手の鴨鍋うどん掬う玉多めの肉を盛て嬉しき晦を義母に招かれ食う寿司の雲丹や鮑は妻口に入り晦に義母の庭刈る昼下がり舞う鳶の輪を独り見上げるでも俳句の方がいいかな。荒川洋治氏が「どちらか一つにしたほうがいい」と言っていたけれど、そのとおり欲張るのはいけない。せっかちな性分だからやっぱり俳句の方がいいかな。今日の写真は雑炊です。昨日の鴨鍋が残りにカワハギのむき身を入れて夜にしました。その残り汁を使いこさえてくれました。暖まりました。
2016年12月08日
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平成28年11月30日(水) 午前4時半起床。晴れのち曇り。 シフトチェンジ。朝ランをしばらく止めます。夕刻、走ることにしました。その分、未明の自由時間が増えます。しかしこの歳です。生活のパターンを変えるには思い切りとエネルギーも必要です。暗くなって帰宅し、腰にランニングライトを点けて人家の途切れた道を進みます。私、恐がりです。勇気が要ります。ラジコのお供あってのことです。ということで未明は走りませんでした。 仕事はミーティングに終始。特筆はなし。真っ直ぐ帰宅。ラン6km。雨模様なので気温が高く、直ぐに汗ばみました。走りながらラジコでSTV北海道百年物語を。黒柳朝の一生を二十数分に纏めたものでした。この番組、最近聴き始めました。八木義徳、高倉健など北海道に縁のある人物を取り上げました。面白い。必聴です。それにしてもラジコは過去一週間分が聴き放題です。いいサービスです。 今夜はすき焼きでした。写真を撮ろうとして止められました。「写すのならそれなりに盛るわ、今日は止して」と言われました。iichikoのお湯割りで流しました。2杯で打ち止め。NHKFMがN響のライブをやっていました。デュトワの指揮でした。ベートーベンの運命を聴きました。力強い演奏でした。 読売新聞の読書欄「よみうり堂」に「どっち派?」というページがあります。よく比較される作家に関し、どちらが好きか、読者の声を募集、意見を紹介する内容です。先週は池波正太郎と藤沢周平、過去には啄木と賢治、遠藤周作と北杜夫、三島と谷崎、司馬遼と吉村といった対比がありました。私は「どっちも」です。ただ、三島文学は金字塔と思えど、例の事件を起こした後、生首の写真を見てからは、どうも彼の本に手が伸びません。 さてこのどっち派?の切り口をして、思いつくままにあれこれを挙げてみました。順不同です。漱石-鴎外芥川賞-直木賞川端康成-大江健三郎源氏-平氏ご飯-パン右-左前-後ろプロ野球-大相撲野球-サッカープロ野球-高校野球ニコン-キャノントヨタ-日産暖-寒朝-夕夜-昼大鵬-柏戸王-長嶋アメリカ-ヨーロッパ月-太陽ロック-ストレート燗-冷や新潮-文春早-慶三択もありだな。家康-信長-秀吉朝日-読売-毎日鯵-鯖-鰯 あれこれ考えて、何だ、結局「どっちも」だなと独りごちました。それはそれとして上記対比のそれぞれに人は思い入れがあります。それをあれこれ思うのがこれまた楽しいです。話は尽きません。今日の一句寒空や柄杓の先にクリスマス今日の写真はネタ切れにつき机脇のインク瓶。気の向いた折に便りを書くだけです。減りが遅い。
2016年11月30日
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平成28年11月21日(月) 午前4時起床。薄曇りに下弦の月がぼんやり。午前5時半、着替えて朝ジョグ。7km。中3日休みました。加えて出張して飲んでばかり。にじみ出る汗から酒の匂いがしてきそうでした。走り終えて朝シャワー。サッパリしました。ご飯と味噌汁が美味しかったです。 月曜日は朝一の役員会。その後もミーティングが続きました。あっという間に暗くなりました。残りの書類をやっつけ、新聞をチェックし終えたら、誰もいませんでした。何時もは残業の若い連中は、一昨日昨日のイベントに疲れが出たのでしょう。加えて、キリノスケなんぞは昨夜に打ち上げをしたらしく、私の目の覚める2時間前まで飲んでいたらしい。朝の1分スピーチで今日が厳しい戦いのことを話しました。お疲れさん。 午後7時前、会社を後にしました。真っ直ぐ帰宅。湯船に浸かりました。本日ノンアルコール。飲み疲れでした。 書くことが無いので新聞記事を。昨日の日経に新書のベストセラーが載っていました。1位は奇しくも応仁の乱。先般「ピエール・パトラン先生」のことを書きましたが、別の関連で新聞紙面に同じ事件の文字を見つけると、なんだかオムニバス映画のようで、嬉しくなります。⑧の本は取引先のある京都府綾部市のことが書かれています。そのまち、訪ねたことがあります。読まなくても内容を推し量ることが出来ます。これらは、例えば旅した後に、そこがテレビに出るような感じに似ています。弊社には、関連の関連は関連ではないという言葉がありますが、こういった関連が関連を呼ぶのは悪くないです。 もう1枚はDVDの宣伝。BBCのドラマ「刑事フォイル」です。NHKで放送がありました。嵌まりました。最後の数回を放映せず、割愛になりました。残念でした。全部見終えたかった。これも20日日曜日の日経からでした。Amazonプライムビデオを探しました。ありませんでした。早く寝ます。お休みなさい。今日の一句朝シャワー澱を流して香の物今日の写真は昨日のB-1グランプリが盛況を伝える朝日の記事です。写真の人、あの箸トロフィーを持っている。
2016年11月21日
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平成28年11月16日(水) 午前4時起床。晴れ。朝ラン8km。昨夜、昇る朧月を見ました。今朝の未明は西の空に懸かっていました。煌々。足もとが明るかったです。写真はイチゴハウスです。月光が電照栽培の光に負けないくらいでした。 午前中、ヒアリングを受けました。新年度の社内フレームについてでした。何時もはする方ですが、今日はされる方の側に。毎年、俎上に上る内容もありましたが、それらは相変わらず塩漬けになったままです。 午後は私用あり。ポカ休を取りました。帰りに何時ものスーパーへ寄り、鯵を買いました。用事を済ませ、走ろうと思いました。着替え始めて折れました。薪を居間に運び込んだ後、魚をチャチャッ。 トラが纏わり付きました。次いで長風呂。本を持たず、ラジオでSTVを聴きました。札幌が根雪になりそうなことを報じていました。 出た後は、菊水ふなぐちの口を切りました。甘露の1本です。 当ては勿論鯵刺。前の数枚を含め、色の悪いのは、カメラモードが何故かオールド・ポスターモードになっていたからです。鮮度の悪いはずはありません。 夜はチャイコフスキーの5番をアバド、ベルリンフィルで。次いでカルロス・クライバーのブラームスを聴きました。ウィーンフィルでシンフォニーの2番。後者は端正な演奏でした。このオケ、週末に生を聴いたウィーン国立歌劇場管弦楽団を母体とします。懐かしくなっての落針でした。 その夜のことを振り返って、思い出しました。弦はシルキーでしたが、管は古色蒼然ではありませんでした。ちょっと拍子抜けした感じを覚えたのは私だけでしょうか。今日の一句野暮用を済ませて覚ゆ青天井今日の写真は季節もの2題。1枚目は賀の欠礼葉書。もう1枚は温州。そろそろ柿が終わります。次はこれが待っています。
2016年11月16日
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平成28年9月19日(月) 午前2時起床。曇り時々雨。未明、マドレーヌを食べ、冷凍してある六花亭のバターサンドを頬張りました。珈琲を丁寧に淹れながらのスロージャズがよかったです。トラは寝ぼけ眼をしていました。 終日、無聊を託ちました。本も長い時間読むと倦みます。よし、気分を変えてタンゴを聴こう。缶ビールを持ってタンノイの部屋へ。 コンチネンタルタンゴベスト24。コンチネンタルとは、ウィキによると、英語で「大陸の」「大陸風」という意味で、特にヨーロッパ大陸(コンチネンタル・ヨーロッパ)のことをさすとあります。言葉の響きがよいです。「オリエンタル」とともに遥か浪漫を感じます。文化、風土、或いは風物を表す言葉は魅力的です。濃さもあります。 ん?レコードを載せて、ターンテーブルが回転しません。回転板が自重で下がり、枠にこすれるようになっていました。数年前、オーディオの師匠に直してもらったところです。仕方ありません。諦めました。 午後3時過ぎ、湯船に湯をたっぷり張りました。入浴剤を混ぜました。今日は嬉野温泉。浸かって文庫本を読みました。汗をたっぷりかきました。と、そのときでした。ピンポーン。宅急便でした。妻が受け取りました。風呂上がり、食卓の上にその箱がありました。開けたら甘露が入っていました。私、美味しい物が目の前にあると、とっておいて、いい頃合い、そのシチュエーションに食べ飲みしようとは思いません。即座、たった今を旨としています。ということで即抜栓。ふくよかな味わいでした。ももさん、有り難うございました。 当ては妻のこさえてくれたシメジとシシトウです。オリーブオイル焼き。早起きしたので眠気が来ました。就寝は午後8時。お休みなさい。今日の一句台風や潮気を運ぶ山越えて今日の写真はオリエンタルタンゴの代わりに聴いたCDです。。シノーポリ、ウィーンフィルのヴェルディ。運命の力序曲は大好きです。アイーダ、ナブッコ・・・。締まりの効いた演奏でした。特有、古色蒼然の響きとは違いました。イメージが変わりました。11月、上京し、このオケでワルキューレを楽しみます。今からワクワクしています。
2016年09月19日
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平成28年8月19日(金) 午前4時起床。晴れ。連日30℃を超える猛暑が続いています。夕立はありません。今朝の大分合同新聞に県内市町村別、ここ1ヶ月間の降水量が掲載されていました。佐伯市は20mm。佐賀関にあっては0mm。1ヶ月間、全く雨が降っていない! ところで、佐賀関といえば関アジ・関サバが有名です。サンパシフィック・カッパー(旧日鉱金属、日鉱佐賀関)の銅製錬所があります。赤白の巨大煙突がランドマーク。海に突き出た関崎灯台から見る速水の瀬戸(伊方原発のある佐多岬半島との間にある潮の速い海峡)を行き交う船の眺めはロマンです。瀬戸内の工業地帯に運ばれる中東からの原油、運び出される自動車を中心とした工業製品。タンカーや貨物船の来し方向かう先は東南アジアかはたまたアラビヤか。双眼鏡を持参して、終日、飽きません。 このまちをして、思い出すことがあります。パームボールです。私、大学時代、野球部に所属していたことを前に書きました。左腕投手でした。球威はなく、球種も120kmのストレートとドロンカーブだけ。コントロールで勝負するタイプでした。所謂軟投派。さて、当時、日鉱佐賀関に所属の藤沢公也投手が中日にドラフト1位指名されました。1年目、13勝を挙げて新人王に輝きました。彼の勝負球がパームボールだったのです。チームメートの浜田兄が私にその球種を覚えたら、とアドバイスしてくれました。テレビを見て、球筋は判りました。しかし、握り方を知らないと使えません。当時、野球の情報はベースボールマガジン社の「週刊ベースボール」が頼りでした。発売日が待ち遠しかったです。大学生協の書籍部門に通いました。その握りを見つけ、嬉しかったです。人差し指、中指、薬指は伸ばしたまま。親指、小指で掌に挟むように握ります。器用だっこともあり、すぐに覚えました。腕の振りはストレートと全く変わりません。がしかし、急速は30kmほど遅くなります。忘れもしません、北海道教育大学函館校野球部と対戦した時でした。4番の山崎君に粘られました。キャッチャーの三木(兵庫・淳心学院出身、余談ですが彼はウミガメの展示で有名な姫路水族館勤務)が始めてそのサインを出しました。山崎君はストレートを待っていました。彼は「あっ!」という声を出しました。球がベース上に至る前にバットを振ってしまったのです。三振。快感でした(ゴメンね、山崎君、君は今どうしているのかな、教師になったのかな)。ショートを守っていた浜田兄の方を振り向きました。普段笑わぬ彼がニヤリとしました。嬉しかったです。 つまらぬことを書きました。閑話休題。 終日デスクワーク。ミーティングを幾つか。週明け、月曜日の朝一にある会議の準備をしました。9月は年4回ある会議シーズンです。慌ただしくなります。写真は昼の弁当です。梅干しも妻が拙宅に生ったものを漬けました。 さて、今日は花金。つね三が呼んでいました。しかし、グッと我慢。真っ直ぐ帰りました。途中、若宮おしぼり店によりました。おしぼり店ですが、厨房、食堂、レストランで使う小物のあれこれや氷も販売しています。その純氷を買うためでした。コンビニ氷に飽いたのです。いつ、こさえたのか判りません。その点、この店のそれはトレーサビリティがしっかりしています。量もローソン角氷の倍以上の大きさがあって割安。透きとおっていてグーです。融けるのを避け、車をとばしました。帰宅して、すぐ様冷凍庫へ放り込み、着替えてラン7km。汗びっしょりになりました。シャワーで汗を流しました。アイスピックで先の氷を砕き、「なしか」をロックで流しました。最初から焼酎でした。クーッ、効きました。妻はコーラスにて不在。作り置きは、これでした。 次の写真は、今日、某紙記者Sさんにいただいた本です。河豚の蘊蓄が詰まっていました。以前、朝日新聞佐伯支局の記者だったIさんが中心になって取材、まとめたとのこと。これ一冊読めばいっぱしの通になれます。 読みながらグビグビ。次の当ては、これでした。 勘弁してよ。 野菜ばかりでどうやって飲むのよ。 塩辛があったのでそれをつつきました。ダラダラ一人飲み。そうだ、音楽を聴こう。マーラーの5番をアルテックで。ウーン、素晴らしい。いい音です。 続いてバッハのBWV1004~1006。粘り着くような音色でした。今日の一句籾摺りの其処に彼処に笑顔有り今日の写真はその籾殻です。KのYっちゃんが収穫、脱穀中の山です。昨日の朝、散歩途中に撮りました。コシヒカリの新米、美味しいだろうな。
2016年08月19日
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平成28年7月31日(日) 午前5時起床。快晴。早朝散歩。写真は門ノ鼻橋袂の電線にとまった百舌です。水浴びをしたんだろうか、羽が濡れていました。 亀の甲橋まで行き、折り返しました。振り返った沖田と元越の稜線が美しかったです。昨日のサイクリングは、右の尾根を越え、向こう側をぐるり一回り、左の峠を越えて戻りました。 前方の堤防に戻りました。サルスベリの季節です。 朝の日射しに早くも焼け始めたアスファルト。昆虫の死骸に蟻が取り付いていました。毎度のことです。 蛙もやれれていました。無情とはこのことです。路傍のこととはいえ、これらをして思うのは、敗戦記念日の近づいた夏です。70年前、大陸や南洋の島では人間が野たれれてこうなっていたんです。戦争はいけません。 天神の階段を3往復。汗が噴き出ました。帰宅してシャワー。妻に気付かれぬよう朝ビアしました。いい気色になりました。 横になろうと思いました。途端「あなた、草が伸びてよ」へい、さいだすか。草刈り機を回すのは億劫です。よし、こうなったら除草剤だ。噴霧器にラウンドアップをドボドボ入れました。100倍に薄めました。梅の木の下、家の周囲、茶の根元。散布し終えて汗びっしょり。再びシャワーを浴びました。 午睡。暑さに目が覚めました。午後3時にUさんの葬儀がありました。喪服を着て、黒ネクタイを締めました。葬祭場へ向かう道は暑かった。Uさんは70歳。闘病生活は数年と聞きました。辛かっただろうな。無口な人でした。宅配の仕事をしていました。拙宅に物を届けてくれた折、その時は丁度筍のシーズンで、掘って返ってきた時でした。数本を差し上げたら破顔。同じ地区に何十年も一緒して、初めての笑顔でした。葬儀は京都・大谷派。白骨の御文状が唱えられました。あなかしこではあります。あれこれ考えて、私より12歳歳上のことに想いが至りました。ハッとなりました。私ももう2年で60になります。余命幾ばくのことを思わざるを得ません。写真は葬儀の後に配られた精進の折です。親戚・近所の人たちはお直りの席でいただきました。私は手をつけずに持って帰りました。ランが待っていたからです。 ということでいつもの林間コースを40分。小中尾の奧、Iさんの水田は刈り取りが始まっていました。谷あいの米は美味しいんです。新米、早く食べたいな。 おっ、Sさんだ。近寄ってみました。一人黙々と小豆の種を蒔いていました。背中の方に点々と筋があるのは、芽を出した大豆です。以前にも紹介しましたが、彼は地域おこし協力隊です。私のまちで農業を実践しながら、小中学生や市民にそれを体験してもらうカリキュラムを提供。精が出ます。九大の農学部卒。砂漠の緑化が夢でしたが、縁に加え、思うところあって私のまちに越してきました。好青年です。今度イッパイを約してサヨナラしました。 帰宅してシャワー。間髪を置かずプシュッ。暑い一日でした。今日の一句朝露の哀れに垂れるひとときか稲の熟れ汗する額も哀れなり今日の写真もトラです。夏ばてに見えますが、違います。精進の折にブリとタイの刺身が入っていて、それを貰いだして満腹。一切空厄ではあります。
2016年07月31日
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平成28年7月13日(水) 午前3時起床。雨。断続的。朝、歩くこと能わず。 日中はお客様があったり内部協議であったり。いつもの時間が流れました。午後7時前に会社を出ました。歩いて5分の駐車場に至り、気がつきました。弁当箱を忘れました。昨日からでした。妻に叱られてはいけません。とって返しました。ノー残業デーなのに、若い連中は居残り。頭が下がります。 書くことがないので徒然を。先だって、dマガジンの会員になったことを書きました。100を優に超える雑誌が読み放題のサイトです。料金は月々500円足らず。総合週刊紙(週刊朝日、サンデー毎日、週刊新潮、週刊文春)に目が行きます。他はNewsweek、AERA、週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済といったところでしょうか。月刊誌ではサライ、dancyu、pen、山と渓谷、日経大人のOFF、男の隠れ家。ipadで読んでいます。読むといってもパラパラめくりです。写真がそれです。本のところをタップすると開きます。紙面と一緒、画面に1ページずつ表示されます。 dマガジンのことはこれくらいにして、サンデー毎日に「サンデー俳句王」というページがあります。毎週、題をもとに投稿のあった中から秀作を選んで掲載してあります。今週も47句ありました。私も毎日詠んでいますが、季語やひねり知らずのかんまんごし。上手はよく判りません。それはそれとして、その47人は句の下に名と年齢も添えてありました。何と最年長は95。私は58ですが、私より若のは下から40歳、47歳の二人だけ。お年寄りの多いのに驚きました。 プロ野球は今日も黒田の200勝がお預け。巨人に零封されては仕方ありません。日曜日に始まった大相撲のほうは、われらが嘉風4連勝。いいぞ。ついでにいわしてもらえば、スポーツは、サッカーやオリンピックもいいけれど、やっぱりプロ野球と相撲です。 今日の一句俳題を求めて彷徨う梅雨の朝今日の写真はガメラです。怪獣ではありません。堤防の草刈りに使う自走式草刈り機です。戦車のような格好をしています。茶屋ケ鼻橋の袂に停めてあったのを、出勤時に写しました。無線操縦のようです。扱ってみたい。
2016年07月13日
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平成28年7月4日(月) 午前4時起床。朝霧深し。終日晴れ。暑し。日中は梅雨明けを思わせるような青空が広がりました。 夜の白んで陽の射し始める前は日課の散歩でした。1時間。辻を曲がると父の野菜畑です。西瓜玉が太りました。カラスの野郎め。つつき割ったらただじゃー置かないからな。 富有柿も腕時計の丸さを凌ぐ大きさになりました。特別甘くはないけれど、一応柿の味がします。 熊野神社の森です。この時間、乳白色の中を歩くと深呼吸をしたくなります。そうしました。酸素が毛細血管の隅々までいきわたる感覚、早起きした人だけに与えられた褒美ともいえます。 門の鼻橋にさしかかりました。可動堰にせき止められた水面が鏡のようでした。今日は鼈も大きな鯉もいませんでした。 乾いたアスファルトの上を小さな蝸牛が進んでいました。水分を失い、からからになってなお頑張るの図です。可哀想でした。でもそのままに。助けませんでした。 新地の向こう、山付きにあるKさん宅です。霧の中に見え隠れ。しっとりとした佇まいでした。先の深呼吸と同じで、こういう風情の中に生活していると、心が洗われるんだろうな。 亀の甲橋で折り返しました。九州百名山の一つ、元越山の山頂がのぞきました。エノミの木がアクセントになった1枚です。 霧が晴れてきました。右に目を移すと岡山から角道にかけての風景。沖田の緑と空の青、コントラストがよいです。 ん?なんだ?鼬(イタチ)でした。ばったり出会い頭。向こうは驚いて固まりました。目が合いました。急いでカメラを構えました。こちらを向いた顔にあと少し間があったらよかった。何とも可愛い顔をしていたのに。残念でした。蝸牛といい鼬といい、朝の散歩は動物との出合いの場でもあります。 仕事の方は相も変わらずのサラリーマン。判子押しのデスクワーク。お客様も幾人かありました。午後遅くに市内某ホテルへ。運輸業界の方々と懇親会。アルコールには口をつけただけ。料理を楽しみました。初対面の方が多かったので写真は控えました。ビールをコップに3杯も飲んだでしょうか。それでも飲酒運転は法度。代行運転で家路につきました。今日の一句哀れなり乾き乾きて蝸牛征く (これ、手前味噌ですが秀作)今日の写真はパンフです。世界報道写真展。かれこれ十数年通っています。国際観光都市・湯のまち別府の高台にある立命館アジア太平洋大学が会場です。キャッチコピーは「沈黙が語る瞬間」です。今年も必見。
2016年07月04日
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平成28年6月30日(木) 午前5時起床。終日曇り。 朝間に1時間、散歩をしました。以下はそぞろ歩きの途中に写した写真です。毎度変わり映えしません。それでも季節の移ろいを感じます。先ずは沖田。この辺り、一面の水田です。道の左側に疎水が流れています。カワセミの低空飛行を見ることができます。 こちらは須留木の新地入り口。20ヘクタールほどの水田が広がります。沖田と違い、山付きです。猪や鹿が稲を荒らします。対策としてその広さの半分、山側を金網で囲っています。侵入を防ぐためです。野郎どもは夜行性ですから、夜間、農道を締切る仕儀となるのです。 おっ、昨日ムッシュ・カワノでエスカルゴを食べましたが、ここにもいました。車に轢かれるなよ。 Yさんの畑隅にこんな花が咲いていました。勿論名を知りません。梅雨に似合う色合いでした。 花をもう1枚。猫じゃらしです。この湿気に露を纏っていました。 蟹も恋の季節でしょうか。交尾をしているように見えました。 桟敷の方に廻りました。某農業法人のトラクターが止まっていました。後輪はキャタピラーです。珍しいな。牽引の台車に田植機が載っていました。早期米のコシヒカリに穂が出始めました。今植え付けのものは餅米です。 午前6時半、家の近くに戻って降り出しました。「雨を縫って」という言葉がありますが、まさにそれでした。 日中はデスクワーク。昼ご飯はコンビニの冷やし中華を食べました。昨日はセブンイレブンのサンドイッチでした。写真は昨日、店に立ち寄ったその折、目に留まり買ったチョコレートです。味はともかく、何とも素敵なパッケージデザイン。懐かしさもあって1枚手に取りました。 定時過ぎに会社を出ました。真っ直ぐ帰宅。着替えて走りに出かけました。途中、体が思うように動かず、歩いてしまいました。疲れがたまっているのかな。それでも1時間の早足。汗をかきました。シャワーの後、プシュッ。今日は1缶で打ち止め。写真はハマユウです。裏庭に咲き始めました。これ、平成の市町村合併前、確か旧蒲江町の町花でした。何とも気品のある姿形です。 こちらはコンニャク畑。畑といっても植えているわけではありません。自生。夏に女竹の棒を根元に刺して目印にします。、冬場、枯れて痕跡がなくなりますが、そこを掘ったらコンニャク玉。掘り起こし、妻がこさえてくれます。 今日の一句雨粒が水面に落ちて皿に態今日の写真はネタ切れの助っ人トラです。膝の上に乗るの図。重いですが、こちらも癒やされます。
2016年06月30日
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平成28年6月24日(金) 午前4時起床。曇り。蒸した一日でした。 朝ご飯の前後に新聞を読むのが日課です。毎週金曜日の午後2時はオペラ・ファンタスティカです。当然、番組表をチェック。歌劇には疎い方ですが、有名どころは一応それなりに、の私です。今日のプロはムーティの「運命の力」でした。エアチェックのためのデコーダーはあるにはあります。しかし、配線を施していません。ものぐさです。聴きたかったな、この演奏。写真のとおり「歴史的名盤」なんです。 出勤。今日はあれこれの飛び込み案件が多かったです。バタバタしました。若い連中が即座に捌いてくれました。萬屋の番頭気分とはこのことをいうのでしょう。悪くありません。 午後6時半帰宅。急いで着替え、ランを40分。8km走りました。途中、門の鼻橋の下流、ゴタンラの細道で可愛いヘビに出くわしました。固まってこちらを見ていました。コンデジを持っていなかったのでスマホ撮影。ピンボケです。種類はジムグリのようです。無毒。 急いでシャワーを浴びました。午後8時から野暮用がありました。それを済ませ、遅い時刻にプシュッ。そのあと、シメイのブルーを抜栓してみました。アル度9%と高め。ルージュ、トリプルと3種類ある中、味も含め一番濃いのでは。いい感じでした。 本を読んでいたら、トラが膝の上に乗ってきます。今夜もでした。エアコンを回すと床が冷えるのでしょう、太ももの上でまったり。だらり伸ばした前足の図です。 本を置いて、おーよしよし。お前が一番じゃ。私にはまだ孫はいません。目に入れても痛くないという気持ちは解りませんが、こんな感じなんだろうか。 今日の一句愛猫の寝顔を眺め独り夜今日の写真は、繰った三省堂類語辞典です。これ、前にも書きましたが、読み物としても面白い。例えばこのページ。私はお調子者のおっちょこちょいです。そこを開くと「お先走り、慌て者、忘れん坊、金棒引き、嘘吐き、与太郎、法螺吹き、・・・」全部私のことでした。 事典と書いて勃然、広辞苑を読むのを趣味にしていた友人のことを思い出しました。彼はハンサムで知的、優しく、いい酒でした。病の床を見舞った折も、広辞苑を広げていました。亡くなって何年になるかな。広辞苑を読む彼の涼しい目、類語辞典を読んでヘラヘラ、千三つの私とは大違い。素敵な男は早死にをします。
2016年06月24日
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平成28年6月23日(木) 午前4時起床。曇りのち晴れ。日中は30℃を超えたようでした。でも弊社の社屋、建てかえが終わってまだ数年です。執務環境がよいです。空調が効いて快適です。引っ越すまでは、昭和39年に建築したお古でした。入社して間もない昭和の時代は空調がなく、扇風機だけでした。夏になると、書類が肘に付いて困りました。平成に入ってもしばらくは冷房なし。冷たい空気の吹き出た時は、嬉しかったです。 それはそれとして、建てかえの理由は耐震のないことでした。それをして、新社屋は免震構造になっています。基礎に大きなゴムを置き、その上に建物が載っている構造です。ちなみにそのゴム製品はブリジストン製。東洋ゴムではありません。 どうでもいいことを書きました。話題に窮するといいかげん、うわの空で文字を連ねます。 さて、仕事のほうは大小の会議に目途がつきました。来週の大会議が終わると一段落です。日中、弊社ロビーでオーディオの師匠にばったり。無沙汰を詫びました。夏野菜を届けたいのですが、今年は出来が悪い。曲がり胡瓜を届けるわけにもゆかず。 帰宅して林道ラン6km。1日1回汗だくになるのがよいです。酒も美味い。ということで二階堂の20馬力をロックで。当ては、うっ、また茄子だ。南瓜や獅子唐と一緒に揚がっていました。 いい按配に酔いました。午後9時前にバタンキュー。この時刻、禁玉さんはまだ仕事中なんだろうな。 書くことのない時は、荒川洋治氏曰く「その場で目に入るものをそのままかくといい」と日記のコツを述べています。そのことを思い出しました。そうしました。目に入ったものは本と万年筆、それに三省堂の類語辞典。写真は吉村昭「プリズンの満月」新潮文庫です。題名で予想のつく人もいると思います。巣鴨プリズンがテーマです。戦犯を拘置した当時の刑務官が主人公です。彼の懊悩を描いています。読み応え有り。 東京拘置所といえば思い出すことがあります。私の住む木立地区の人、NさんがBC級戦犯として拘束されました。東京裁判の後、絞首刑になりました。この本を読んで、改めて彼の心中を偲びました。参考までに。 今日の一句初蝉の声思い出す二日前今日の写真は万年筆です。会社の同僚が某社社長との協定調印に使う程度のいいものがないかと言ってきて、貸してあげたのです。役に立ってよかったです。
2016年06月23日
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平成28年6月20日(月) 午前3時起床。雷鳴稲光。雨。飛沫(しぶ)く音を聞きながら吉村昭を。「煮詰まる」という言葉がありますが、毎日同じ作家の本を読み続けると、ちょっとそのような気分になります。社会派なのでその感なお強しです。ここいらで小休止、明日からは陳舜臣の歴史本にしようかな。 今日は月曜日。定例、午前8時からの早朝ミーティングが一日のスタート。その後はお客様が多かったです。その中の一人は、詳しいことがはけませんが、北海道・小清水町が出身とのこと。仕事のことを忘れ、思わず世間話に逸れてしまいました。日中は豪雨。視界悪し。 帰宅して、走ろうか迷いました。酒の当てがテーブルに並んでいたのが悪かったです。ポツリきたこともあり、折れました。シャワーを浴び、iichikoをロックで。当てはポテトチップスでした。これがうまかった。今日、Sさんにいただいたのです。2袋あったので、一袋は会社の皆に味見してもらいました。評判がよかったです。馬力のあるポテチです。 もう一袋は妻のためにに持って帰りました。曰く「あなた、これ、オリーブオイルで揚げているわ、国産の馬鈴薯だし、流石Sさんね、目の付け所が違ってよ」うーん、私には判らないけれど、そうなんでしょうか。有り難うございました。 気がつくと、そのチップスがなくなっていました。妻のお菓子好きはどうもこうもあったもんではありません。 私は、口寂しさを感じながらも引っかけ続け、録りだめた吉田類の酒場放浪記を見ました。何本かのうちの1本に長野県諏訪市の店が登場しました。その暖簾も魅力的でしたが、番組の冒頭、主人公がその土地の名所旧跡・有名どころや穴場を主人公が訪ねる仕立てになっていて、この回はは片倉館という建物が登場しました。大正から昭和の初めにかけて絹糸で財を築いた人が、土地の人の娯楽と健康のために建てた風呂と社交場です。洋風です。カテドラルのようです。中に100人が入ることのできる風呂のあるのがよい。とてもいい感じでした。私、この辺りを訪ねたことがありません。行ってみたくなりました。あれこれ思案しました。セントレアに降りて中央線で向かうか、それとも成田に降りて新宿からか。行くとすれば前者からだわな。名古屋に見残したところもあるし、多治見も通過する。けれども夏はいやだな。日本一暑いからな。それにmamaさんと筑地を訪ねる約束をしたし。やっぱり東京回りかな。いやいや、ポカ休を取ったら首になるな。やっぱり先送りだわな。今日の一句類さんと差しつ差されつ上諏訪へ今日の写真は流したiichikoです。大分の焼酎は二階堂とともにこれがメジャーです。 もう1枚、サボテンです。妻と散歩した折、小平の近く、川の堤防沿いに咲いてありました。いい感じです。
2016年06月20日
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平成28年6月15日(水) 午前4時起床。曇り、夕刻から雨。このところ、裏山のホトトギスが喧しいです。 朝礼後、当日会議の打ち合わせ。会議2日目。色々あり。 午後7時前帰宅。泣きだしそうな空でしたが、着替えました。「あなた、途中のポストにこの葉書を出してちょうだい」支援学校の卒業生と続く文通です。あれっ?今日の返事は日本語だ。Nちゃん(卒業生)、英語を止したのかな。彼女からは英文が届いていました。返信も英語と決まっていたのですが。 それを持って出発。沖の交差点、消防機庫の横にあるポストに投函。直後、バラバラ降ってきました。びしょ濡れになりました。こうなることは予想していました。ラジコを聴くスマホはビニールにくるんであり、事なきを得ました。ランは5km。暗くなって、止めました。 シャワーの後はシメイを抜栓。今日はトリプル。8馬力と、ビールにしては高めです。ルージュに比べ癖のない分、淡泊に感じます。 おいトラ、そんな顔で見るなよ。週末に鰺刺を馳走してやるからな。しばらくはネコカリで我慢してちょうだい。 カープ、調子がいいです。昨日はサヨナラ勝ち。今日も終盤に連打が出て西武に2連勝。交流戦、セ・リーグの球団が苦しむ中、踏ん張っています。セ・リーグの順位表を見ると、他球団はすべて借金ありです。広島は昨年まで交流戦を苦手としてきました。今年はセの全球団がパにやられるなか、そこそこの戦いです。セ・リーグ2位のDeNAとのゲーム差は4。水が開きました。いいぞいいぞ。 野球のことをもう一つ。都市対抗野球の代表が出そろいました。社会人野球、所謂ノンプロです。クラブチームもありますが、ほとんどが企業お抱えのチームです。都市対抗とはいいながらも、企業対抗の色合いむき出しです。全国12の予選を勝ち抜き、32の代表が東京ドームで戦います。このトーナメント、面白いことに、選手補強が認められています。例えば九州地区はHonda熊本、JR九州、西部ガスの3チームですが、戦力強化のため、予選で敗退したチームの選手を補強選手として己のチームに加えることができるのです。但し、同一の予選グループからのみですが。昨日の敵は今日の友。カープがペナントを制し、日本シリーズに臨む際、巨人の菅野を招くようなものです。プロ野球ではあり得ませんが、社会人野球は地域によりレベルに差があることから、この制度が生まれたと聞いたことがあります。判官贔屓の私、企業チームよりクラブチームを応援したい。今日の一句紫陽花の満艦飾が夢を見せ雨垂れが黄金蜘蛛まで苛めぬく立葵長靴の娘を思いだし稲伸びて青鷺の首迷う頃亀轢かれ赤肉の初夏零る以下は川柳素麺を二膳の箸が譲り合い入れ込んで今日は鰻と出羽桜もう底か早い早いぞ一升瓶今日の写真は昼の弁当です。ナスが入り始めました。
2016年06月15日
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平成28年6月14日(火) 午前4時起床。晴れ。梅雨の中休みでした。 仕事は今日から長丁場の会議。 夕刻、帰宅して着替えました。ラン10km。走った後はプシュッ。アルコール、どうしても止められません。 日本伝奇伝説大事典、236ページまで進みました。「かぐや姫」に行き当たりました。竹取物語は有名です。かぐや姫は、宇津保物語、源氏物語、狭衣物語、栄花物語、大鏡・・・。多くの古典に記載有りとのこと。受験勉強の折に覚えた名前が懐かしい。興味を惹いたのは、竹の中からではなく、鶯(うぐいす)の卵の中から生まれたとの伝のあること。その名も鶯姫でした。蘊蓄として覚えておこう。それはそれとして、この分野の研究は、なんといっても柳田国男です。彼の文献が参考欄にありました。 私、プロフィールに新聞の好きな中年親爺と書いています。60を前にして、中年と書くのはもう止めようか。じじいだわな。 この字句を削除しようかな。でも前段の新聞好きは変えません。ということで今日も新聞ネタを。 本日の各紙、天気予報の欄です。違いを見て取るのが面白いです。 まず毎日。 次は朝日。 続いて読売。 予報都市の数、毎日は17、朝日が23、読売は18。何れも九州版ですから、他の地域、札幌、東京、名古屋、大阪は押さえてあるものの、仙台、新潟、高松、松江、島根等はあったりなかったり。興味深いのは隣県山口です。毎日は県都山口のみ掲載。朝日は加えて下関、読売は山口と岩国。朝日と読売の違い、理由があるのかないのか。岩国は米軍基地があるので天気予報が重要なのか。朝日は北九州も載せてあるので、狭い海峡を隔てた下関を掲載する必要があるのか、それとも海峡の航海安全のため両岸の天気は必須なのか。あれこれを考えると面白いです。 天気図のほうは似たり寄ったりですが、毎日と読売は前日の18時時点を、朝日は同日の15時時点を掲載。これは少しでも遅い時刻のものの方がありがたい。 上記のあれこれとは別に、数行のコメントも違います。毎日は何所の天気をコメントしているのかわかりません。朝日は九州山口を概説。読売は全国を。予報マークにも各紙の違いがありました。晴れ、曇り、雨、夜の天気も星だけだったり月マークがあったり。興味は尽きません。今日の一句遠目にも美人の誉れアマリリスコンテナに積まれしチリのワインかなエレベータ昇り降りに夢を載せ落梅が独りで骨になりにけり今日の写真は拙宅周りに咲く花三題です。1枚目はタチアオイ。今が盛りです。 これもいい感じです。雄蘂をして百合の仲間かと。 こちらは秋まで咲き続けます。こちらの雄蘂は特徴的です。
2016年06月14日
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平成28年5月8日(日) 午前4時起床。薄曇り。夕刻、落ち始めました。 今日で長い飛び石連休がおわりました。10日間に2日の出勤日があっただけでした。最後の日曜日、何をしようか。いや、今日は何もすまい。ぼんやりの1日を過ごすことにしました。 そうひとりごち、読みさしの日露戦争物をやっつけ終えました。未明に捲りはじめたので、朝のうちに読了。始末が着きました。朝ご飯が出来たので、ランブルの豆を挽きました。いい香りでした。 HNKFMが内田光子特集をやっていました。それを聴きました。タッチがいいんです。経歴はウィキに詳しく載っています。1970年のショパンコンクール2位。これまで日本人最高位です。雑誌「考える人」に特集があって、この方の人となりを知りました。アルテックがえもいえぬ優しさでした。 続いて新聞各紙の書評欄まとめ読み。先週の読売が宮本常一を紹介していました。名著「忘れられた日本人」に収録されている「土佐源氏」についてでした。愛媛との県境、高知・檮原村の某橋の下、蓆小屋に暮らす乞食老人譚です。「性遍歴」です。再読しましたが、いやはや題名の通り「忘れられた日本人」ではあります。この本、読んでいない人は一読を。梅林庵お薦めです。写真はもう一冊、高村薫の読み残しです。彼女の本は粗方読了。「マークスの山」「レディージョーカー」がいい感じです。双方大作です。 夕刻になって、トラクターに乗りました。父がサツマイモを植えるんだそうです。わずか30分の小仕事。今日の作業はこれだけでした。ランもなし。早めに風呂へ。嘉風もカープもやられました。残念。しかし、中日が巨人に3連勝。おかげで首位陥落を免れました。と思いきや、中日が勝率で上回り、首位奪取。広島は2位。でもいいんです。ジャイアンツが負ければ。禁玉さんにお礼をいわなければなりません。 写真は今夜の当てです。蕗がいい色合いです。味もよろしい。 サラダの玉葱は隣のおばちゃんに頂いたもの。 バラ寿司は義母がこさえてくれました。 妻は餃子を焼いてくれました。 バタンキュー。今日の一句ぼんやりも刻々と過ぐ初夏の風今日の写真はトラ2題です。こちらがぼんやりの時、何してるのと寄ってきます。この間がいいんです。 取り合わないと、決まってニャゴニャゴいいます。
2016年05月08日
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平成28年5月3日(火) 午前3時起床。夜来、南風が強かったです。夜が白み始めて、居間のカーテンを開けました。黒雲が北方向へ流れていました。速い足取りでした。朝のうち、空は保つとの予報でした。散歩の靴を履きました。いつもの水田を撮りました。今日の稲は、マジ(南風のこと)に吹かれ、北向きに靡いていました。松浦越に朝焼けがのぞいていました。メイストームを予感する色でした。 もう1枚、沖田の全景です。画面中央、彼方に鎮座の△は霊峰尺間嶽です。この色合いをして、ゴッホを連想しました。熟れた麦畑と濃紺の黒雲に舞うカラス。印象深い画ではあります。 Yの畑に植わった桜桃が実をつけていました。食べてみましたが、甘かったです。やっぱり花より団子、庭木は果実をつけるものに限ります。 昼前に降り出しました。突風と豪雨。雨脚は、台風並でした。なすすべなし。終日、音楽、読書、ネットサーフィン。友人と約束のある妻は、硬い筍を持って出かけました。実家にそれを置いたあとは、なんでも新しくオープンしたオムライスの店に突っ込むんだそうでした。私の昼はこれでした。ギョニソはニッスイ、缶詰はマルハ、カップ麺は東洋水産ですが、焼きそばは日清食品です。嘘です、ただ書いただけです。私、水産学部を卒業しました。而して、その業界に多くの知人がいます。前期の数社にも勤務していますから、列記しないとバツが悪いんです。 雨の中、宅急便の配達がありました。3度でした。1度目は飲み物。酒ではありません。霊芝エキスを抽出した缶飲料。2度目はアマゾンから。レンズの保護フィルターとSDカード。最後はカメラショップから。値段と相談、D7100を買いました。シリーズの旧モデルです。レンズは18-300。手振補正機能のあるのがよいです。 夕刻、雨のあがって、試し撮りをしてみました。咲き始めたユキノシタです。 もう1枚、薊です。被写界深度を浅くしてみました。 1眼レフは銀塩時代に3機、AFになって2台目です。4台を処分し、D50だけが残っています。今は気に入ったコンデジを普段使いにしています。こちらは重く、持ち歩きには不向きです。つね三へは持ち込みませんが、今後は、これを使う機会が多くなりそうです。 午後6時前、長風呂からでました。テーブルに当てを用意、ハイボールをこさえ、燗を一本つけました。田中のさい先いいホームランでカープが先制しました。美味しい酒になりました。しかし、最後は逆転負け。沢村に牛耳られ、ゲームセット。途端、酔いが覚めました。 書くことがないので、読んでいる日露戦争関連本のことをメモ的に。考証というほど詳しいものではありません。大雑把です。私のようなうわべ人間には程よいです。旅順、遼陽、沙河など、満州の地名が出てきます。これを地図で追うのが楽しいです。ネットには当時の写真も数多あります。文字だけではない広がりがあります。 行を追ってして、すぐに立ち止まってしまいます。あれこれの想いが頭を過ぎるからです。連想ゲームのように思考が交錯します。例えば森鴎外。彼が日露戦争に従軍したこと、知りませんでした。その地で戦争記者としての田山花袋と面会したことも。そいでもって、鴎外の1,904~6年にかけての個人年表、田山花袋の人物像などをネットで紐解くんです。これがまた楽しいんです。 一区切りついて、さらに行を進めると、遼陽での戦勝パーティーの場面になりました。夜会に外国の観戦武官が登場しました。彼等の役割には面白いものがあります。それをウィキで確認しました。もひとつ、そのページに、全軍一兵卒に至るまで「日本酒と牛肉の缶詰と紙巻き煙草『白牡丹』が支給された」とありました。白牡丹は酒の名前です。広島の銘酒です。煙草にもその名があったのか。 そのタバコ。私、口にしたことがありません。高校を卒業、まちを離れる折、父に「酒は飲んで好いが、タバコと麻雀はやめとけ」といわれました。別に得心したわけではありませんが、煙たい思いをしてわざわざ吸い込む必要なし、じゃらじゃらは時間の無駄としか思えませんでした。縁がなかったということです。 とまぁこんな具合で、文字を追うごとにあれこれの横道に足を突っ込み、ページが捗らないのです。今日の一句春嵐に落ちたる梅の青々し今日の写真はその梅です。仕方のないことではあります。
2016年05月03日
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平成28年5月1日(日) 魔がさしました。午前2時半に起きました。昨日に続き、日露戦争史を追いました。午前5時半、昨夜、明日の朝は散歩に連れてってと頼まれたので、妻を起こそうとしました。ダメでした。遅くまで起きていたから止めにするわ、ムニャムニャー。ハイさいだすか。仕方がないので、長靴を履きました。昨日、胡瓜の支柱に持ち帰った竹のウラ(先っちょ)を始末しました。よく燃えました。 朝ご飯を食べて、今日は何をしようか。茶摘みをしようか。芽の伸びを見て回りました。もう数日延ばした方がいいようでした。よし、今日は完全休養日だ。そう決めました。本を読んで、珈琲を淹れて、音楽を聴いて。チェリビダッケのワーグナー、カラヤンのチャイコフスキー。痺れました。写真はEMIのカラヤン全集です。とりあえずというときに重宝します。 痺れたのは私だけではありません。干した蒲団に寝ていたトラも頭を上げ、聴き入りました。 昼はカレーでした。食べながら、遠くに住む子どもたちのことを話題に。心配性の妻と楽観的な私です。話しはいつもくい違い。ふたたび珈琲を淹れ、暫くぼんやりしました。まだ陽の高いうち、散歩に出かけました。陽射しが強かったです。麦わら帽子を被りました。頬を南風が撫でました。小中尾のKさん宅に鯉のぼりが泳いでいました。その風に気持ちよさそう。 更に奧へ。林道入り口の水田に鷺が群れていました。何を食べているんでしょうか。 ああこれか。オタマジャクシです。相当な数でした。うようよとはこのことです。 向津留に廻ってみました。あっ、蛇だ。田んぼの中に佇んでいる。どうして水の中に? 1時間あまり。ドラゴンズとカープの試合を聴きながらの逍遥でした。逆転され、面白くありませんでした。明るいうちに風呂へ。本を持って湯船に浸かりました。缶ビールも1本持ち込みました。プシュッ。極楽でした。風呂から出てふたたびラジオを点けました。あっ、追いついている、おっ!ホームランが出た、逆転だ。いいぞいいぞ。汗を拭いて、タンノイの部屋にまどろみました。庭の菖蒲が美しかったです。 今日の当てはブリの煮付けとカマの塩糀焼き。後者は熟成が進んで美味しかったです。常温の純米で流しました。 今日の一句蛙の子今日とも知れず五月晴れ今日の写真は桑の実です。散歩の途中に撮りました。私の小さい頃、木立は養蚕が流行りました。その名残です。
2016年05月01日
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平成28年4月26日(火) 午前5時起床。湿気の多い一日でした。気温も上昇。23℃。体感温度はもっと高かったです。一時晴れました。暮れの頃、落ち始めました。梅雨を思わせるような空気でした。 終日、某所に缶詰。長い時間、ヒアリングの末席に座りました。ハンコを押す時間が足りません。筍を何十本掘っても、10km走っても、木を50本倒しても疲れませんが、何故かネクタイを巻く仕事には、疲労を感じます。やっぱり私、肉体労働に向いています。 写真は朝ご飯です。リンゴとバナナのスライスにヨーグルトをかけ、スライスレモンの蜂蜜漬けをのせたもの。これのみでした。 もう1枚、昼の弁当です。判りづらいですが、おかずの箱、スナップエンドウの右は筍です。もうあきらめの境地です。 真っ直ぐ帰宅。まだ明るさが残っていました。着替えました。ジョグ5km。ポツリ来ました。急いで帰りました。途中、JのKやん宅の庭先にその彼がいました。テンの飼い主です。数日前に気がついていたのですが、その犬がいません。訊ねました。Kやん曰く「もう、よう飼わんごつなっしもうた、犬ぅ貰いだいた何とかっちゅうところんおなごぃ、もういけんわいっち電話したんよ、ほいたらおまい『引き受けられません』たゆう。そげなんがあるんかっちゅーておまい、わしが『ほげなんじゃったら保健所ぃひっぱっちいくしかねーわいのー』っちゆうちゃったんよ、よいたらみよ、じきうどまかいてとんできたわい、連れて帰ってからぃ、ほいて礼もいわーしぇんのぞ、のーよい、たいがいじゃろーが」。 うーん、言葉もありません。小さな声で「そうでしたか」と返し、キャップを深く被りなおしました。 帰宅してシャワー。晩ご飯はカレーでした。ノンアルコール2日目。 書くことがないので今日も新聞記事から。毎日のコラムに「季語刻々 今昔」というのがあります。4月26日は、正岡子規による「友」の分類が載っていました。愛友、好友、益友、厳友、文友、酒友、剛友、郷友、高友、少友、良友、敬友、旧友、畏友、親友、温友、賢友、亡友、直友。彼の友人漱石は畏友、坂の上の雲の秋山真之は剛友だったそうです。子規の辞書には、ポン友とか悪友はないんだろうな。反対に私の辞書には彼の分類の殆どがありません。親友、酒友だけです。これは私が軽薄、嘘つき、大酒飲みと3拍子揃っているからです。仕方ありません。つらつら想っていて、鉄幹の「人を恋うる歌」を思い出しました。~友をえらばば書を読みて 六分の侠気 四分の熱~友のなさけをたずぬれば 義のあるところ火をも踏む~簿記の筆とる若者に まことの男君を見る~。頑張っていい男になれば、敬友、畏友に交誼を得ることができるんだろうけどな。でももうまにあわんわな。今日の一句稲並ぶ春泥やよし鷺の狩る今日の写真は佐伯のランドマーク・城山です。帰る途中、新佐伯大橋の上から撮りました。遠目にも椎の花の咲いているのが判ります。頂上に城跡があります。石垣が残っています。標高140mあまり。登山道が4本あり、市民の散策コースとして親しまれています。佐伯鶴城高校野球部は、冬場のトレーニングにここを使います。足腰を鍛えるため、走って上り下りします。
2016年04月27日
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平成28年4月25日(月) 午前5時起床。曇りのち雨。楽しい週末が終わり、出勤前はブルーマンデー。天気に追い打ちされました。会社へ向かう道すがら、友人Sのジブラルタル写真が頭を掠めました。ハンドルを切り、高速道路を経て空港へ。どこか知らないまちへ逃避行したい気分になりました。 午前8時、週始め恒例の早朝会議が始まりました。忽ち現実に引き戻されました。それを終わって以降、ミーティングに終始。あれこれに振り回されました。弊社の社風がもっと違っていれれば、この慌ただしさを感じずに済むんですが。 昼はセブンのサンドイッチとドーナツ一つ、それに野菜ジュースで済ませました。昨日一昨日と、美味いものを食べました。今日は自重です。 午前7時過ぎに帰宅。夜の食卓も、ここ数日とはうってかわりました。小休止していた筍がまた出てきました。もう勘弁して欲しい。これが当てでは酒もすすまない。本日ノンアルコール。 NHKFMのプログラムを見ました。惹かれませんでした。新聞各紙日曜版をチェック。読書欄に拾うもの無しでした。ということで書くことがありません。写真は産経新聞の囲碁欄です。十段戦。井山名人が7冠達成なるかの第3局です。この勝負に負け、第4局に勝利して偉業を達成しました。そのことをして、昨日の新聞観戦記です。もう2週間前の対局掲載です。勝ち負けの着いた対局の後なぞりです。随分とタイムラグがあります。将棋欄も同じです。 私は思います。その分、観戦記事は深くなければなりません。そのとおり、会場の空気、対局者の胸の内、心模様。これらを打たれていく石の戦いに絡め、切り取っていきます。前にも書きましたが、戦局は判らずとも、読み物として悪くないです。写真は、白黒、一つずつ打たれた石です。味も素っ気も無いのですが、これに火花を感じさせるのが観戦記者の腕の見せどころです。 新聞ついでにもう一つ。2020年からイギリスの20ポンド紙幣はターナーに代わるとの記事がありました。光の画家といわれるロマン主義の巨匠です。昨年、映画「ターナー、光に愛を求めて」が封切られました。シネマ5に懸かったのですが、見損じました。それを思い出し、返す返すも残念。ということで話は紙幣に用いられる人物について。どの国の通貨も、お札は人物中心です。用いられている肖像画は、其の国にあって大方の尊敬を集めているといえます。而して、其の人となりをなぞれば、大げさですが歴史と国情、国民の気質、時の政府の考え方というものが透けて見えるんではないかと。であれば、日本はどうか。考えたことはありませんが、日本と各国の紙幣に載る人物を、その切り口で比較してみるのも面白いかも知れません。 もう一つ。新聞各社はデジタル版を有料にして読者を囲い込んでいます。すべての記事を読むにはIDとパスワードが必要です。読売新聞は被災地(熊本、大分、宮崎、鹿児島)の人にその「読売プレミアム」を解放しています。IDは「kmt84007@oht」、パスワードが「93127315」です。あじなことをします。以上お知らせでした。 今日の一句曇天の道を逸れたし逃避行今日の写真は届いたパンフレットです。福岡であるオーディオフェアの案内。アンプが4,860,000ですと!私の軽トラが5台買えます。
2016年04月25日
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平成28年4月20日(水) 午前4時前起床。晴れ。外気温7℃。今朝も冷えました。恥ずかしい話ですが、昨日と今日、朝間はストーブを焚きました。午前5時半、朝ウォークへ出発。このところ変化に乏しい日常が続いています。アップする写真に事欠いています。ということで今日も路傍の点描を。先ずは隣、KのYっさん宅に咲いたコデマリです。次はオオデマリを捜してアップしたいな。 先を急ぐと、勝手につけた名の「銀河系」がありました。いい感じです。 これは芥子の一種でしょうか。 天理教協会の三叉路に地蔵が座っています。其の横に元越山の案内標識があります。ここから登山口までは811歩とありました。 松寿寺に歩を進めました。筍の野郎がニョキニョキ。ヘッヘッヘ。彼奴には痛めつけられましたが、こうなっては茹でること能わず。ざまーみやがれ。 向津留の水田に向かいました。田植えが始まりました。青苗を守るため、鹿の侵入を防ぐ必要があるのでしょう。防護柵が閉じてありました。閂は簡単に外せます。ここを入って前方沖橋、中川原橋を経、熊野神社へ参拝。リフレッシュの時間でした。 仕事の方は終日デスクワークとミーティング。イレギュラー案件というと語弊がありますが、それに振り回されました。予定の会議を中座し、皆に迷惑をかけました。ノー残業デーなのに始末が着かず、部下を残業させてしまいました。午後8時前、社屋の裏口を出ました。 朝、出がけに妻と約束をしていました。今夜はココ壱のカレーにしよう。午後7時が待ち合わせの時刻でした。後れをとりました。彼女、其の1時間を本屋で潰したようでした。合流し入店。春爛漫カレーに海老カツのトッピングを注文。ご飯は300g。ルーは1辛。出てきました。うーむ、海老カツがスクランブルエッグを巧く隠しているぞ。 どれどれ。カツをスプーンで捲りました。あれ?卵がない。「ちょっとちょっと!スクランブルエッグがかかってないよ!」。途端、妻が「あなた、なに言ってんのよ、それは注文しなかったわよ」。失敗でした。メニューの写真を見て、春爛漫カレーがスクランブルエッグ付きと早とちり。残念。禁玉さんの使いを果たせませんでした。 真っ直ぐ帰宅。ノンアル。紅茶を飲んで寝ました。 書くことがないので今日が記念日になったという話を。先だってから、枕元でこれを1項目ずつやっつけることを課しています。前にも書きました日本伝奇伝説大辞典です。 今夜が100ページ目でした。900ページあまりある本です。道のりは長いですが、1ページに大体1項目が収まります。3,000字近くの解説です。眠り薬に丁度よいです。 今日のそれは「稲妻雷五郎」でした。50音順に項目が並びますが、今は「い」の段。読了の日は彼方です。さて、その稲妻雷五郎とは江戸時代後期の横綱です。読み進めると、本人の人となり、エピソードに加え、当時の相撲制度、例えば最高位は大関であったこと、横綱は地位ではなく称号であったこと、相撲好きの大名のことを好角大名と呼んだことなどが書いてあります。ふむふむ。雷五郎の身長は5尺9寸(178.8cm)、稀な大兵であったとあります。江戸力士の平均身長は私よりずっと低かったことが判りました。末尾に「求道の人であった、相撲訓という一幅に『正直を宗とし、智仁勇の三を兼ね、酒色奕の悪しき径に遊ばす』」とありました。彼の力士心得です。あれこれ書きませんが、今のスポーツ界にありがたい戒めです。「稲妻の去り行く空や秋の風」が辞世の句。すばらしいなー稲妻雷五郎。今日の一句筍も長じてただの姿なり今日の写真は写真は午前6時、東に向かうジェット機です。コンデジ、キャノンG15ではここまでです。 露光を味方につけると、白んだ朝もこんな風になります。最前の飛行機雲は彼方へ消えていきました。あの機内にはどんな人生が乗っているんだろうな。
2016年04月20日
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平成28年4月19日(火) 午前4時半起床。快晴。外気温7℃。遅霜がありました。日中、時折、震度2程度の揺れがありました。熊本の方は震度5を記録しているようでした。いつまで続くんだろう。はやく収まって欲しい。切実な願いです。 日の出の時刻、韋駄天の出発時刻でした。何もできない私です。被災地のこと、彼のことを想うことにしました。そのためには逍遥が一番です。朝の空気を吸いながらだと、何か知らん、あれもこれもが落ち着きそうで・・・。 外に出ました。冷えていました。以下はそぞろ歩きの点描です。 家のすぐ近く、タンポポは花を終え、飛行の風を待っていました。 アザミは蕾でした。若い頃、この色は嫌いでした。今は落ち着きというか奥深さを感じます。野草の中にあって、好みの部類です。 ダイオウです。前にもそう書いたことがありますが、この花柄にクリムトを想起。 熊野神社の横を抜け、岡の沖にさしかかりました。右手を振り返りました。松浦越、鶴見・米水津の峠境がシルエットになっていました。日の出がもうすぐの図です。 歩を進めました。竹の鼻に至り、岡山の背に陽が射しました。沖田の水面に山が映るの図。いい感じでした。つい先だっては、この山にヤマザクラが満開でした。今朝は朝日に照らされてそうは見えませんが、実際は緑が濃くなっています。 この辺り、水田と川の間に細長い300坪ほどの土地があります。地元の人が花壇を作り、人目を楽しませています。今は端境期なので、被写体にしません。その代わりということではありませんが、近くに咲き始めた八重桜を。この色合い、好みなんです。母性を感じる柔らかさ、温もりがあります。 門の鼻橋をスルーしてゴタンダあたり。コンクリートの散歩道が続きます。誰にも遇いません。この時空間に佇むと、熊本で起きていることが信じられない。 足もとに目をやりました。イタドリが伸びていました。 おっ!タラノメだ。今が採り頃です。でも厚手の革手袋を準備していません。諦めました。 中河原橋を渡り戻しました。欄干に表示板がありました。登山口まで1,591歩。妙味のある表現ではあります。 家の辻まで戻ると、父の畑に降っていた遅霜は融けていました。グミが花をつけていました。赤い実が美味しいんです。 日中はパンのために働きました。あれこれあって慌ただしかったです。写真は陽の傾いて新佐伯大橋からの夕景です。今日も一日が終わりました。 家に帰り着いたら、檜の板が重ねてありました。先日、親方の山から運び出した丸太の製材が終わったのでした。杉板を運ぶついでに、父が家まで届けてくれたんでしょう。嬉しいな。 早速、その1枚を玄関に運び込みました。いい香りです。これ、使い道は決まっていません。鉋をかけて、オーディオルームに置こうかな。幾枚もを巧く立てて並べたら、音が反響して複雑さが増さないかな。楽しみだな。 今日の晩ご飯は猪とホウレンソウ。はい、筍もありました。 今日の一句あれこれを檜の香り癒やしけり今日の写真は朝露です。散歩の途中、笹の葉の先に光っていました。一瞬のことですが、一瞬だけにこのひとときが貴重と思えるのです。
2016年04月19日
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平成28年4月12日(火) 午前5時前起床。晴れましたが春霞。陽射しは強くなかったです。昨日の朝は薪ストーブに火を入れました。今朝は我慢しました。外気温9℃。ネクタイを巻きながら、あー今日も一日が始まるな、と観念しました。足もとに目をやりました。野郎はいいな。ネコカリを食べて毛繕いの図です。 出がけ、梅林の端に梨が花をつけていました。どうですか、この色。純真無垢にして知的。 以下は余談です。「李下に冠を正さず」という言葉もありますが、私は梨花女子大のことを連想します。韓国の名門です。縁もゆかりもありませんが、名前に憧憬を覚えます。時分は女性の極端に少ない大学を卒業しました。当然、彼女のできるはずはありません。友人たちは出合いを求め、当時流行った番組「フィーリングカップル5対5」何ぞに出演しました。皆、「女子大」という名に憧れを抱いていました。桃山学院、神戸女学院、京都女子、日本女子、津田塾、奈良女、お茶の水。北海道に住んでいて、内地の女子大は高嶺の花でした。 さて、それはそれとして、日本の女子大、校名は地名からというのが多いです。何とも安直というか(失礼)興醒めではあります。それに比べて梨花女子大。いい名前ではありませんか。清楚、イノセントです。まさに憧憬なんです。では日本にはいい名前の女子大はないのか。あるんです。札幌にある藤女子大です。「藤」だなんて、なんともいい感じのイメージではありませんか。実際、通う学生も知的なお嬢さんばかりのようでした。当然、カンクロダンゴ(私のこと)には高嶺の花。ということで、梨の花をしての連想話でした。 閑話休題、梨のついでに拙宅庭の数枚を。ヤブランの芽が伸び、緑が増しました。 梅林下の薊(アザミ)です。花をつけました。草刈りの折、これだけわざと刈り残したのです。 出勤して午前中デスクワーク。午後はチーム内のミーティング。整理ができて、やっとスタートを切った気分になりました。重い課題が多いです。 早めに会社を後にしました。帰宅していつもの林道をラン6km。以下は道中の点描です。田植えが始まりました。木立小学校隣、稲の植わった水田です。稲刈りはお盆前後になります。 途中、可愛い姉妹に行き遇わせました。KのM坊のお孫さんたちでしょうか。こちらも純真無垢。きっと美人になるぞ。KのTちゃんも一緒でした。 数週間前、Mのイチゴハウス隣、有害鳥獣防護柵に巻きつかせた豆の写真をアップしました。花が紫だと書きました。今日は鞘がついていました。その色も紫でした。この色合い、初めて見ました。 柵の奧に白い菖蒲。青もですが、これもいい感じです。 永馬橋で折り返しました。欄干に垂れかかる葛に花がついていました。名を知りません。 K製材を覗きました。2本はまだ丸太のままでした。 帰宅して汗を流しました。今日の当てはカツオのタタキでした。これは生協が配達の出来合い。写真では判りづらいんですが、下に敷いているのは拙宅菜園に実った新玉。いい感じでした。 うっ、タケノコだ。3日連続。当分続きそうです。 分葱も美味しいのは美味しいんですが、こうも毎日だとちょっと・・・。 始末の着いて本を手に取りました。ラジコでRCCを聴きながら、俳句歳時記「春」をペラペラ。カープがドベゴンズをやっつけました。ジャイアンツが負けたので3チーム同率ではありますが首位浮上。いいぞいいぞ。今日の一句夕暮れの迫りて急ぐ田植えかな今日の写真はスパイク足袋です。山の作業に必需品。これ、鶴嬢の持ち物です。彼女、見かけによらずワイルドなんです。
2016年04月12日
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平成28年3月18日(金) 午前4時起床。パソコンの前に座った途端、降り始めました。そうか、今日は雨の予報だった。出勤時、南西から北東向けに雲の流れているのが判りました。湿り気に春の匂いが充満。岸ノ上や西の平、岡山(いずれも地名)の山あいにヤマザクラがちらほら。 春になりました。出勤はコートなし。午前中デスクワーク。失念していた依頼案件や、すっかり忘れていた人からのメールが飛び込んできました。仕事柄、多くのお客様を迎えます。一期一会というのではありませんが、私の立場としてはそんな感じなんです。顔を思い出せないときは、記録をスキャンします。日付、時刻、ナンバーをふり、管理していますが、こちらの方が早いです。スキャンはワード検索。直ぐに見つけることが出来ます。便利です。 余談ですが、内部協議も含めすべてメモを取ります。薄いノートパソコンを手放せません。紙のノートは使いません。キーボードの方が早いし、後の整理が不要です。出張して会議に出た折の会議禄なんぞは、少し手を入れるだけですぐ出来上がり。重宝しています。 ちなみにブラインドタッチは大学1年の時に習得。オリベッティのタイプライターでした。寮の隣部屋に熊本・済々黌出身の先輩がいて、ロシア語を勉強するのに毎晩遅くまでパチパチやっていました。その背中が格好よかったのでした。田舎育ちのイガグリ坊主だった私は、直ぐに真似をしました。語学はからっきしでしたが、タイプライターに添えられてあった薄い教則本を真面目にこなしたため、今があります。 午後は某案件の根回し。昨日生じたトラブルについての聞き取りもありました。後ろ向きの仕事をするときはため息が出ます。 弊社、週明けに人事異動の内示を予定しています。サラリーマンの性といいましょうか、それを前にして若い連中の尻は落ち着かないようです。弊社は900人規模ですが、営業部門は多岐にわたります。外目からみて華やかそうに見えるポストもあれば、縁の下といいますか、サポートに徹するところもあります。内勤・外勤であったり、管理と営業あるいは本部と出先。ルーチンとクリエイトという括りもあるのかな。茨の道もあれば安全航海と思われている席も。泥を被らねばならぬところは大変です。キンノジ以下、皆、気にしているようです。でも、人事異動は天の声と思い定めるのがよいです。弊社、情実とか左遷・えこひいきの比較的少ない会社と思うんです。私がいうのも変ですが、総じて適材適所なんです。たた、禁玉さんの書いてあったとおり、部下たちの昇任だけは気になります。責任の重いポストについて、頑張って欲しいです。 閑話休題、花金でした。雨も降るし、モイ香先生の言葉を借りると「絶好の飲み日和」。隣で流し目を送って寄こすキンノジの目線にグラリ来ました。しかし、控えました。三連休を前にして、海保的な気分になっています。酔っ払って守秘義務のあれこれをしゃべったら大変です。壁に耳あり障子に目あり。勿論、直属の部下であっても話してはいけないことがあります。口の軽い私です。転ばぬ先の杖。暗い道を真っ直ぐ家路へ。当然ですが、途中、スーパーへ寄りました。朝、出がけに「今夜は古老肉よ」と言われていました。鯵のいいのがありましたが、我慢しました。仕入れたのはこれ。四国の酒です。トリプルタワー。 口を切ったのは1本だけ。少しは自制心があります(嘘をつけ)。コーラスに行くという妻を見送って、始末を終えました。茶碗を洗っていて勃然、よし!包丁を研ごう。妻に昨日、刃がこぼれたと言われていました。包丁は引いてものを切ります。全く問題なしです。金剛兵衛・源盛高です。青紙スーパー。最高の切れ味です。 次いでに私の脇差し、鯵をさばくのに使う刺し身包丁です。土佐の打ち刃物です。この鏡面、エクスタシーです。 喉が渇きました。仕方がないので白波の20馬力をやってみました。当てがないので鰯缶を開けました。あっ、帰ってきた。 今日の一句缶詰を白波洗う春の宵今日の写真は雑誌「オール読物」の2月号です。没後20年、司馬遼太郎再発見とあります。読みました。うーん、再発見かなー?
2016年03月18日
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平成28年3月17日(木) 午前5時前起床。このところ、2時過ぎに目が醒めて、まだ早いと二度寝することが多いです。今日もそうでした。スカッとした気分で本を読みました。ページが進みました。写真は、朝、玄関を出たところに咲き始めた花です。沢山の蕾でした。カラフルの予感がしました。 連日続く小会議、出番は今日で終わりました。明日もありますが私は待機。自席でモニターを見ます。呼び出しがなければいいのですが。 関係筋に不幸がありました。帰り際、通夜の葬儀場へ回ろうと水引を準備していた時でした。好事魔多し。営業部門のトラブルでした。まいったな。とにかく一次処理。今後、振り回されそうです。尾を引かなければいいけれど。 会社を後にするのが遅くなりました。残された家族に悔やみをいい、経を聞きました。にょーにょー(経のこと)は判りにくいです。「にょーにょーにょー念彼観音力(ネンピカンノンリキ)にょーにょーにょー刀尋段段壊(とうじんだんだんね)にょーにょー」中に混じる言葉を聞いて、ああ、法華経普門品だ。これ、観音様の力におすがりすれば、降りかかる刃(やいば:苦しみのこと)がことごとく折れて救われるという意味です。 帰宅して風呂。今日の当てはホウレンソウのお浸しでした。薄味が身体によかったです。ちなみに、下に顔の見えるニャロメ野郎は、刀尋段段壊の呪文必要無しの面構えです。 おっ、トリのタタキが出てきました。こうなると、流す酒が必要です。しかし、酒保に補充はなし。今日も宝焼酎のキャップを捻りました。 料理はもう一品。自家製野菜に蒸したチキン。パンドカンパニュがあればワインを抜栓するんですが・・・。 始末が着いて、外の空気を吸いに庭へ出てみました。おっ、月に暈(かさ)がかかっていました。雨の兆候です。妻に声をかけたら、ネグリジェのまま(嘘です、パジャマです)やってきました。初めて見たと言いました。 今日の一句月の暈湿りを呼びて春招く今日の写真は雑誌です。NHKのEテレテキスト。番組は見ません。読むだけです。表紙の副題に「自己を確立して、他人をいたわる -そうした人になってほしい」とあります。私は迷える樵、思いやりのない自己中です。まともな人間に近づきたいと思い、読みました。読み終えても元のままでした。おかしいな、酒を飲んだら酔うのに、本を読んでも酔いが回らない。
2016年03月17日
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平成28年3月10日(木) 午前5時前起床。晴れているのか曇っているのか判らない天気でした。 窓の無い会議室に缶詰でしたから、そのように感じたのかもしれません。その会議、午後の早い時間に終わりました。その後はミーティングを幾つか。夕刻、支店に行きました。午後7時から会議。今夜は色々と勉強になるというか、営業計画に反映できそうな話を聞きました。帰宅は午後9時を過ぎました。熱燗を1本つけました。玉子焼きと白和えを当てに軽く一杯。 今日は朝礼のことを。私のチームは朝一スケジュール調整がてら朝礼を行います。最後に1分間スピーチがあります。9人いますから、土日を抜いて10日に1回、順番が回っていきます。各人、それぞれ、仕事に関係の有る無しを含めた近況や思いを話します。何人かの話は、このブログに書いたこともあります。今日は私の番でした。話すことがありませんでした。そこで、新聞記事のことを取り上げました。「村八分」という言葉の意味でした。朝日の1面左下に「折々の言葉」というコラムがあります。鷲田清一という人が書いています。いいんですこれが。 内容は写真の通りです。私、村八分の意味を勝手に思い込んでいました。冠婚葬祭のうち、葬式と火事だけは大変だから、普段仲間はずれにしていても、皆で加勢し、助けてあげよう、と誤った解釈をしていたのでした。可哀想だからというのではありませんでした。その二分、消火と埋葬は当の家に対する思いやりではなかったのです。村全体への類焼と伝染病予防のためでした。慈悲の心はなかったことになります。 新聞ついでにもう一つ。私、40歳くらいあたりからだったか、美術品に興味を持つようになりました。歳を取ると、人はそうなると聞いたことがあります。李朝の白磁に女性の柔肌を重ね、恍惚感を味わう老人なんぞは小説のネタになりそうです。そこまでではありませんが、特に絵画の分野に惹かれはじめました。 産経新聞日曜版に「美の扉」というページがあります。3月6日はカラヴァッジョ(1571~1610)にスポットを当てていました。信長、秀吉、家康の時代です。特集の冒頭に「美術史に残る天才の一人」とありました。西洋画の好きな人は、誰もが知る画描きです。続いて「その生涯は血と犯罪に彩られている」とありました。画家に血と犯罪?こうなると、もう興味津々です。30を過ぎてローマ?で人を殺しました。以降4年、流浪の果てに行き倒れて死んだとのこと。その折、「手荷物の中にあった3点の絵画のうちの1点」「400年以上所在が判らず、2014年に個人コレクターのもとで発見」されたものがこれだそうです。 「法悦のマグダラのマリア」1606年個人蔵。「殺人後の作品は、それ以前に比べ、熱狂が秘められすごみがまして感がある」なんともゾクゾクする話と画ではありませんか。ちなみに、上野の国立西洋美術館へこの画がやってきているのだそうです。見に行きたいな。6月12日までだそうです。ちなみのちなみにです。カラヴァッジョはイタリア紙幣、リラに肖像が載っていたそうです。10万リラ紙幣。50万リラ紙幣にはラファエッロだそうでした。今日の一句水菜咲き火を焚く朝の沁む寒さ東風吹きて黒ネクタイの喧し今日の写真は菜園に咲いた水菜の花です。シュンギクもですが、植えてみて花の咲くのを見る当たり前の不思議です。
2016年03月10日
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