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須賀川市にある『日本しゃくなげ つつじ苑』をたまたま訪れた時の感動は強烈でした。花追い人の原点でもあります。しゃくなげはつつじ属の花で、つつじやさつきとは姉妹的な存在だそうです。淡いピンクから濃いピンク、白、赤、紫など花の色や形まで、しゃくなげは女王様のような風格があります。オレンジ色の花がレアで美しい!!・・・と思ったらこちらの花は大き目なつつじでした。つつじとしゃくなげは葉の形が異なっています。真っ白なしゃくなげは清楚なプリンセスのよう・・・深いピンク淡いピンク花言葉は「威厳」「荘厳」「警戒」「危険」。しゃくなげの原種は、高山地帯に分布するので「高嶺の花」であり、花の美しさから「神々しい木」としてのイメージがあり、「威厳」「荘厳」の花言葉に・・・。「警戒」「危険」の花言葉は、葉に有毒成分を含むこと、採取には危険な高山地帯に足を踏み入れる必要があることから・・・と言われています。真っ赤なしゃくなげと林の緑のコントラストが美しい風景。『日本しゃくなげ つつじ苑』しゃくなげとつつじの新種認定書がズラッと並ぶ実績には圧倒されます。珍しい黄色のつつじはファンタスティック!!この品種も新種認定を受けている花。オレンジ色のつつじの大きい花弁は、フランス人形のフリルのようでゴージャス!!《シャクナゲは「人間の手の届かない木」》もともとは高山性の植物。日本にも数種が自生する。 古くは神に捧げる木、忌み木とされ、庭木や植栽にする類の花木ではなかったようです。「高嶺の花」の語源は、しゃくなげだったということを知り、しゃくなげの崇高な美しさにすっかり魅せられてしまいましました。
2016.05.19
今年の春は例年以上に花を求めて県内を駆け巡りました。『花追い人』という言葉がとても気に入って、「ふくしま花追い人」シリーズをスタートしました。きっかけとなったのが、二本松市羽山の里・クマガイソウの群生を見たことです。そこで出逢った可憐で美しい山野草に感動し、写真に収めてきました。花の名前がわからず、帰ってきてから写真をチェックし、ネットの花図鑑で探し当てるのも楽しみのひとつ。羽山に向かう道すがら紫の藤の花が満開!羽山の里クマガイソウ祭りの幟旗が目印で探しやすい場所にあり、入り口から群生地までの距離も驚くほど短いのが有り難い。クマガイソウ(熊谷草)クマガイソウの群生は背の高さも、花の大きさも、花の咲く向きも全く一緒で驚かされる。太陽の方向にしか向かないということですが、クマガイソウ全体が私を出迎えてくれているようで感動します。雨の雫がさらに新鮮さと美しさを引き立たせていました。オカタツナミソウ(丘立浪草)波が盛り上がった先の部分のようで命名されたといわれる紫の花。オオバユキザサ(大葉雪笹)葉っぱが笹のようで花が雪のような白さでつけられた「雪笹」漢字の名前とカタカナ名では趣も違います。エンレイソウ(延齢草)3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花をつける。花は花弁を持たず3枚の緑色または濃紫色のがく片を持ち、横向きに咲く。根茎は中国では延齢草根と呼ばれ、古くから胃腸薬や催吐剤などの薬草とされていたそうです。キバナオドリコソウ(黄花踊子草)日本名は「黄花踊子草」とかわいらしい名前なのに、欧州では「死人草」とか「屁くそかずら」とか黄色の花のイメージは忌み嫌われているようで、感性の違いはとても興味深い。サクラソウ(桜草)桜の形をした紫色の花。行者にんにくネギ科の多年草で抗菌作用、血圧安定の効果があるといわれる薬草。シラネアオイ(白根葵)山芙蓉・春芙蓉ともいわれる紫の花は、福島県では準絶滅危惧種に認定されている貴重な品種。クリスマスローズクリスマスではなく春に咲く花。花のように見えるのは花弁ではなくがく片の部分。地エビネ花茎を伸ばして褐紫色の花を咲かせる。別名で「えびね」とも呼ばれ、偽球茎が並ぶかたちをエビに見立てたものといわれている。イカリソウ(碇草)花の形がいかりに似ているところから命名され、葉っぱはハート形で愛らしい。黄色いイカリソウは東京の住宅地で見つけたものですが、葉っぱの形が違うので別品種かもしれません。ケマンソウ 別名 タイツリソウ(鯛釣り草)ハート形のピンクの花は魅力的、鯛が釣竿にぶら下がっているかのように見えるところからついた名前とか。双子のクマガイソウ一枚の葉にひとつの花が咲くクマガイソウですが、一本の茎に二つの蕾を発見!双子蕾の近くの場所で、仲良く咲いている双子のクマガイソウを見つけてびっくり!双子の花は珍しいようです。初めて訪れたクマガイソウの里には、珍種の山野草をたくさん見ることができ、花々に対する興味がさらに深まりました。これからも美しい花々を探し続けて『花追い人&夢追い人』になりたいと思います。
2016.05.14
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