『石棺のなかの神The God in the Bowl』 夜警に裕福な収集家殺しの濡れ衣を着せられてしまうコナン。折しも南国の隊商が石棺を届けに来ていた。またもや上着が短すぎて体を覆い隠せないとか、格闘で汚れて破れていつも上着なし。露出多め。コナンは義理堅く依頼主を明かさないのに、市長の甥御である高貴なお方が「お前なんぞ知らん」と言ったため、コナンがぶちぎれる。彼をキレさせると無駄に死者が増えるので、怒らせるのやめてくれんかな。本話も異業種格闘。人間とやっても相手にならんのか。
『館のうちの凶漢たちRogues in the House』 王宮内で神官ナボドニウスが若い王族ムリロを脅迫。ムリロは捕えられていたコナンにナボドニウス殺しを命じる。牢を抜け出すのにあっさり牢番を殺すコナン。殺す以外に選択肢がないのか。しかし神官より恐ろしい敵は別にいた。本話も異業種格闘。
『黒い海岸の女王Queen of the Black Coast』 コナン恋人を得る回。相手はこちらも肌露出度の高い女盗賊ベーリトで雌豹と表現される。ちなみに作品における女性の描写で、“雌豹”は結構多い。「死んでも一緒」と熱愛っぷりが半端なく、コナンは海賊団の一員に。ここでコナンの信じる神が彼自身の言葉で紹介される。 「人が死のうと生きようと、クロムの神は頓着しないのだ。むしろ、その注意を惹かないように黙っているのが利口といえる。あの神が持ちきたすのは罪の宣告で、幸運ではないのだ!残忍で、愛を持たぬ神。しかし、人が生まれてくるにあたって、闘って殺戮する力をその魂に吹きこんでくれる。これ以外に、神になにを願うことがある?(p168)」 ひええ、なんと恐ろしい神だこと!
『消え失せた女たちの谷The Vale of Lost Women』 黒人の王バユユの宴席に侍らされている白人の女性リディアは、唯一の白人コナンを見つけて悲惨な身の上を話して「私の体と引き換えに王を殺して」と頼み込むが、お前の体にそんな値打ちはないと断られる。ところが英雄コナンの本音は別の所に。よく女性が裸になるシーン多いですな。濡れ場はないのに。チラ見せがいいのか。
『黒い怪獣Black Colossus』
『月下の影Shadows in the Moonlight』 征服者アムラト王に襲われているところをコナンに助けられたオリヴィア。王を殺したことで追われる身となったコナンとオリヴィアは、やがて船長として皆を率いる。ここでもラストオリヴィアと結ばれている。モテモテですな。
『魔女誕生The Witch Shall Be Born』 タラミス女王そっくりの妹サロメが姉を幽閉し、国を乗っ取り、愛人コンスタンティウスを使って思うが儘に振る舞う。国の未来を託されたのはコナン。毎回人間版ヘラクレスかと言いたくなるくらいつよつよコナンだが、今回は本当に痛そう。キリストよろしく十字架にはりつけられ手に釘をうちつけられるのだ。それでもなんとかして復活するのはヒーローのお約束。大軍を率いるかっこいい場面あり。