2026.08.11
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カテゴリ: AI小説



台風が来ているらしいです。
台風に関係あるのかどうか知らんけど、今日は一時結構雨が降ってました。
明日もどんよりした天気になりそうです。
もうそろそろ世の中はお盆休み的な動きになるのかな?
明日は花火大会やれるのかなぁ。

今日は何の日

山の日
ガンバレの日
きのこの山の日

インスタント・コーヒーの日
あびばのんのんの日
スティールパンの日
ロールちゃんの日
めんの日
ダブルソフトの日
おかあちゃん同盟の日
圓朝忌
千樫忌


タイトル:山頂喫茶「一杯三キロ」

南アルプスの稜線で、登山者が道に迷うと、不思議な匂いが漂ってくるという。
焦げた豆と、湿った土と、少しだけキノコの匂い。

頭には巨大なキノコ。肩や胸には苔むした石。腰には大小さまざまなフライパンをぶら下げ、歩くたびに、ガン、ゴン、カラン。
と、山には似つかわしくない音を響かせている。
「熊よけですか?」
ある登山者が尋ねると、キノコ岩さんは笑った。
「いや。全部、山に捨てられていたものだ」

彼は毎朝、日の出が見える岩場に腰を下ろし、小さなケトルで湯を沸かす。そして疲れきった登山者に、熱いコーヒーを振る舞った。
これが驚くほどうまい。
冷えた指先に染み込み、重かった脚がもう一度動きだす。噂は広がり、いつしかその岩場は「山頂喫茶」と呼ばれるようになった。
ただし、メニューには一つしかない。
コーヒー 一杯三キロ
「三千円じゃなくて、三キロ?」
若い登山者が首をかしげた。
「そうだ」
キノコ岩さんは背負い袋から、空き缶やペットボトルの詰まった袋を出した。
「飲んだ者は、これを三キロ、麓まで持って帰る」
客たちは一瞬ひるんだが、コーヒーを口にすると、不思議と断れなくなった。こうして山頂喫茶が開いてから、登山道のゴミはみるみる減っていった。
ある朝、常連の男がやってきた。
「今日も一杯頼むよ」
「毎度。三キロだ」
男はコーヒーを飲み干すと、あまりのおいしさにカップを差し出した。
「もう一杯、おかわり」
キノコ岩さんは嬉しそうにうなずき、袋をもう一つ渡した。
帰り道、男は合計六キロのゴミを背負い、ふらふらになりながら叫んだ。
「ちくしょう! 二杯目はやめときゃよかった!」
すると背後から、キノコ岩さんの声が響いた。
「だからうちは――」
一杯三キロ。
おかわり自由。
ただし、ゴミもおかわり自由である。

おわり







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最終更新日  2026.08.11 19:05:10
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