佐藤 錦

佐藤 錦

2005/01/02
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鳴子の朝は、降ってはいないものの、結構な積雪であった。
2度の朝風呂で身体を引締め、いざ出発。
番頭と仲居の寂しい見送りだったなぁ。
古川ICから高速に上がるころには、雪もすっかりと消えていた。ここから盛岡IC経由で一路小岩井農場へ。

2年前、仕事上のトラブルから失意のどん底に墜ち、妻に情けない顔を見られたくないものだから 夏に20日間家出をした。あても無い4000kmの旅。
OHCエンジンのバイクであったが、非力をトルクアップしての出発。
日が西に傾くころに小岩井農場の脇を通った。
時間が早ければ、絶対に寄っていたところ。
妻に多大な迷惑を掛けること承知の旅であったため、遠からずそのうち2人で来ようと決めていたところであった。


閑散としていた。
夏のスキー場のような静寂が 私は好きだ。
土産物もどこにでもあるようなありきたりのものではなく、きちんとした小岩井オリジナルがたくさんあり 雰囲気もよかった。
ジンギスカンを食し、今宵の宿を探す。
乳頭の鶴の湯は、当然満室。
しかしながら 丁重な断られ方に 気持ちが和む。
風呂だけでも入りに行こうと決めた。

さて、妻は助手席で寝ていたが、一度 八幡平に行きたいと言った。
松尾鉱山鉄道亡き後、私は八幡平には興味はなかった。
それよりも 数年前から除雪車が入り、クルマで行くことができるようになったという八甲田の酸ヶ湯に行きたいと思ったが、ここも人気の温泉宿なだけに、駄目元で電話をしてみた。「空いてないですよねぇ」
ところが 普段の行ないは功を奏するものである。

即 予約。
滝沢ICから再び東北道の人となり、レーダー感知だけ気をつけ、クルマをぶっ飛ばす。
松尾八幡平を過ぎたあたりから雪になるが、愛車チャレンジャーは快適にワインディングをするのであった。

今回のドライブには、ひとつの目的があった。

深夜の通販番組を何気なく見ていると、エンジンオイルの添加剤の説明をしていた。

2本で9000円。
安い買い物ではない。

私のクルマは平成12年モデルの三菱チャレンジャー タイプXRである。
それまでHONDAのクルマを乗り継いできたが、エンジンは御機嫌なものの、塗装が悪くて話にならない。
当時の仕事の仲間が、「お前にはこのクルマが似合ってる」の一言で決定。ネットで形を確かめ セールスマンを紹介してもらい「これください」
しかし 納車時のクルマはモデルチェンジが施されており、フロンとマスクもインパネも私が見たことも無いクルマなのであった。
車体が重いから燃費は悪い。
しかも フルタイム4WDの5速オートマである。
GDIエンジンだということに望みを繋いだが、燃費悪く加速悪く しかもアイドル時にエンジンの振動が伝わってくる。
ひとつでも解決したいと思っていたときに このブリスリキッドベアリングを知ったのである。
過酷な条件の中 2000km近くを走破するのであるから 試すのにはもってこいであると考えたのである。
入れてすぐに劇的な変化が無かったのは寂しかったが、高速に乗る加速車線や長い登坂道では スムーズに加速するようになり 燃費も向上した。
私は表立ってはクルマは原型を留めている。
変更点は 電装関係強化。寒冷地仕様。強化ショックへの交換・オーディオのハイエンド化である。
これにより ゲート閉鎖1時間前に黒石から酸ヶ湯までを激走したが まことに楽しいドライビングであった。
 このクルマ、ハジェロやプラド 現行サーフよりもボディが小さいのに エンジンは3500ccの強力なものを換装している。であるから新雪の悪路でも 自由自在に走ってくれた。

映画「八甲田山」のワンシーンさながらの雪煙舞う登山道を
快適に走ってくれた。
腐っても三菱なのである。

このクルマ・・私が購入をしてほどなくして、絶版車の仲間入りをしてしまった。
普段1人で運転するのに3列シートは関係なく、車高も2.0mのガードなら楽に通過できる。

考えてあるクルマなのである。
ただし 値段が張るのに、インパネなどがギャランと同じというのが玉に傷なのであるが。

オイル添加剤の効果は徐々に出てきた。
優れものである。

エンジンオイル総合カタログ


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Last updated  2005/06/14 05:38:01 AM
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