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2008.05.21
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カテゴリ: let me sleep beside you
たくさん買い物をして、だんだん機嫌の直っていくミリ。


ランチの時にミリが改まった様子で、話しかける。
「ケースケ、話があるんだけど」
「何?」
「ちゃんと飲み込んだ?」
「なんだよ、俺がむせるようなこと言うの?」
水を飲んでから、いいよ、と、うなずいてみると、
「私を抱きたかったら、、抱いてもいいよ。」

「はあ?なんだよそれ」
「抱きたかったら、抱い・・」
「ば~か、何言ってんだよ、怒るぞ。そんなこと、2・度・と、い・う・な!」
しっかり区切って言ってやる。
「だって・・・」
「あのさ、ただやりたいからそばにいると思ってんの?何度も言うけど、ミリがちゃんと心の整理がついた上で、俺としたいって言うまで、ミリとは絶対にしない。」
「・・・だけど、心の整理なんて、ずっとつかないかも知んないもん。。」
俺は少し考えるふりをする。
「ん?・・ずっとか~。まあ、そうだなあ。。まだ何年も何年も答え聞けなかったら、さすがに、俺だって、やりたくなるかもな~。でも、ま、そのときは、誰かとするよ。ご心配なく」
そんなつもりないのに、つい意地悪をいってしまう。あ~完全にミリのイジメ癖うつったかも。
「・・・それは、やなんだもんっ。他の人とはしちゃだめ。」

「分かってるよ。・・だから、私としたかったら、してもいいっていってるの」
必死なミリがカワイソウで、
「冗談だよ。しないよ。誰ともしない。ミリが答えくれるまでは」
「・・・ほんとに?」
「疑うのか?」

「・・・なんだよ、昔の話だろ?」
「今もケースケのそばには、いっぱい綺麗な人がいるじゃない。そんな人にまた誘われたら。。」
「あのな~」
ため息をついてから、言う。
「分かってる?俺は、一番大好きな、、、愛しまくってるミリの、ベッドの中での誘惑にも負けなかったんだぞ?好きでもない女の誘惑になんて負けるはずがない。これは争う余地なし。絶対の自信がある」
俺はテーブルに置かれたミリの手にそっと触れていう。
「それにしても、ミリ、今日は、なんかにとりつかれてないか?」
「だよね。。変だよね。自分でもよくわかんない。。バカみたい、、きっと、、あきれてる??よね。。」
俺は自分でも混乱している様子のミリが無性に愛しくなる。うぉ~、抱きしめて、キスして~っ。でも、まさかこんな場所で、抱きしめることもできないから、手だけをぎゅっと握って言う。
「ミリ、焦んなくていいんだぞ?ほんと、ゆっくり考えていいから」
少し頬を赤く染めたままうなずくミリ。
「だけど、俺を選んだら、2度と離さないから、そのつもりで来いよ?」
ミリは、くすっと笑って、
「分かってるよ~」
と言う。俺は続ける。
「きっと、、、もうちょっと、、なの、かな・・?」
「え?」
「ミリが、ここまでくるの」
「ここまで?」
「そう。ここまで。早く、ここまで、、俺のとこまで来いよ。ミリ。」
「ケースケのとこ。。?」
「ああ。ここまで来たら、何度もキスして、何度も何度もHして、俺がどんだけミリを愛してるか、どんだけ他の女なんて眼中にないか、すぐにわからせてやるから。」
ミリは、やっと笑って、
「相変わらず、エロいね、ケースケは」
「何言ってんだか、言い出したのそっちだろ?」

食後も、散々買い物をして、帰りがけ、またあのギャラリーの前を通ると、ちょうど、悠斗と楓が出てくるところだった。先に気づいてくれる楓。ミリと2人手をあげ近づいていくと、ケータイを見ていた悠斗も気づき、
「あ、ケースケ、ちょうどよかった」
「なに?」
と言うと、
「今電話しようとしてたんだ。楓のマンションすぐ近くだから、来ないかなって。一緒に晩飯食べないか?」
「え~?いいのかよ?邪魔じゃないのか?」
「まさか、それとも、こっちが邪魔か?」
「まさか」
「よし、じゃあ、決まり。ミリちゃんもいいよね?」
という悠斗に続けて、楓も、
「私、ミリともっと話したい。さっき言ってた私の作品もあるし。ね、来てよ?」
「うん」
という事で、みんなでスーパーに買出しに行った。ミリと楓の2人は、もう仲良さげに、相談しながら買い物をしている。気が合うみたいで何よりだ。

料理のことは2人に任せて、悠斗と酒のコーナーに行ってワインを選ぶ。俺は、気になって聞く。
「なあ、ほんとによかったのか?」
悠斗は、ワインのラベルを読みながら、
「ん?」
「2人でいたいんじゃないのかよ?」
悠斗は、俺をちらっと見て、
「そんなことないよ。お前らともっと仲良くなりたいって、楓も言うし」
「そっか。ならいいんだけど」
「それに・・」
「それに?」
「ミリちゃん、楓と話してみてもいいんじゃないかなって思ったんだ」
「楓と。。」
「ああ、いや、ミリちゃんのこと、俺、別に楓に何も話してないけどさ、なんか通じるとこあるかもしれないな、なんて思ったりして。少しでも話したら、、何かきっかけになるかもしれないだろ?」
俺は少し考える。俺も、もちろん、楓のこと何もミリに話したわけじゃない。だけど、恋人を亡くした2人。確かに、何かあるかも、な。
「なるほどね」
そういうと、悠斗は、笑って、
「ま、そっちはただの希望的観測。実際は、ただの飲み会だよ、な?」
と言いながら、ワインを、どんどんカゴに入れていく。俺はふと、気付いて悠斗に言う。
「悠斗、お前、あれだろ?さっき俺が楓のこと言ったから、俺とミリ、うまくいってもらわないと、困るって、、そういうことか?」
悠斗は、少しだけ表情を崩して笑い、
「はは、ま、そういう意味もなくもない」
とややこしい言い方で認めてから、
「・・でも、もちろん、お前らの幸せ、願って、、だぜ?」
と気弱そうに付け加える悠斗。
「なあ、さっきの、楓のこと、あくまでも冗談だぞ?」
「そんなことくらい、分かってるよ。」
と口を尖らせる悠斗に、

・・・ほんとかよ?

と思うオレ、だった。


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最終更新日  2008.05.21 00:05:04
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