神雷親父の独り言

神雷親父の独り言

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

神雷親父

神雷親父

Calendar

Favorite Blog

ワン 県のイヌさん
きらり きらなぎさん
どたばたママのいる… 変ったオーソドックスさん
女性社長オススメ♪Sh… INPLACE♪さん
宇宙人と暮らす私の… ひだ*まりさん

Comments

神雷親父 @ Re:過激~(09/07) >悦子=香穂さん >社会の中でも『叱ら…
神雷親父 @ Re:うちは夫婦でフォアグラ(09/13) >悦子=香穂さん >夫婦で『メタボを何…
悦子=香穂 @ うちは夫婦でフォアグラ 最近私は人間ドックに入っていないからわ…
悦子=香穂 @ 過激~ 『若い』って無茶するのね、怖いものなし…

Freepage List

2007.12.02
XML
カテゴリ: 教育

我が家には、年間¥2,000で借りてる畑がある。

面積は、0.8a位。自給自足には程遠い広さであるが、家庭菜園としては少々手に余る。

先日のブログでも書いたが、夏の雑草の勢いに負け、畑が草っ原(バッタの養殖場?)になってしまった。

10月を過ぎる頃には草の勢いも落ち着き、やっと土を見れるほどになったが、普段は会社員。

そう毎日、毎日、畑へ行ける訳でもない。

耕運機購入も考えたが何せ高い!!あれやコレやで10万の大台になってしまうのだ。

半ば諦めつつ、農機具屋に相談すると「中古が出たら連絡する」との事。

期待しないで待っていた。

ところが 「来た!!!」

そう、中古が出たとの連絡があった。ビックリである。

早速、店に行った。金額は¥2万なり。(コレはお買い得か???)

商品を見せてもらった。説明は近くにいた 「メカニック担当らしき人物」。

このメカニック、どうも営業は苦手の様で、ぶっきらぼうの上に言葉が少ない。

だが、腕は確かな様である。入店する前に修理中草刈機のエンジンをブン回していたが、エンジンの調子はすこぶる良好の音を出していた。

入店前から、彼には目を付けていたのである。

メカニックの腕は、道具の使い方で分かる

腕の良いメカニックは、道具を大事にする。決して失くす様な へま は、しない。

だから修理していても必要な道具を必要な分だけしか出さない。

修理で色々な工具が必要なはずなのに、彼の周りに道具が散乱する事は無いのだ。

だから、修理をお願いするなら、 と、勝手に決めていた。

その彼が、説明を私にするのである。職人気質にありがちな 「口下手」

私は、彼に自分の程度を説明した。

「私は、農機具を触るのは、初めてです。エンジンのかけ方も、使い方も何も知らない素人です。

だから、一から教えて下さい」。

口下手な彼の表情が、 パッ っと明るくなった。そこからの彼は饒舌だった。

(普段は、小うるさい農家が相手なのだろう。相手の程度に納得した表情だった)

「ココにガソリンを入れて」

「コレがチョークですから、引いて下さいね」

「コレがアクセルです。エンジンが、かかったら戻して下さい」

最後にコレを引けばエンジンがかかります」

ブルンブルン。 あれ?ブルンブルン? ブルン。

「ダメだ、キャブレターを掃除しないとかかんないや」 ・・・独り言の様に、つぶやく。

「で、そうすればエンジンがかかるんだ!」と、私。

「ハイ。で、コレがクラッチなので引けば、動き出します」

「じゃあ、価格は¥2万って聞いてるけど、何処までメンテナンスしてくれるの?」

「動く様になるまで」 ・・・・(おいおい、それじゃぁ 説明になってね~よ)

「エンジンが動く様になるのは当然として、エンジンオイルは?」

「やります。交換します。」

「Vベルトは?」

「必要なら交換します」 と、言いながらカバーを外し始めた。

「大丈夫ですね。新品が付いてますよ」

「確かに。。。」(私も仕事柄、Vベルトの交換は良く行う。確かに新品同様だった)

「分解清掃は?」

「キャブ(レター)が詰っている様ですから、やりますよ」

「さび取りと塗装は?」

「・・・・・それは・・・・社長と相談して下さい」

私は、彼に好感を持った。出来ない事は出来ないと言う彼の素直さと、自分の責任において

修理してみせる との責任感を感じたからだ。

普通、営業マンなら、商品の不具合点は客に見せようとはしない。

彼は全てを見せてしまう。営業としては落第点でも、私の好感度はUPする。

彼の修理する機械なら使ってみたくなる。同じメカ屋の勘がうずく。

「じゃあ、塗装は別料金として、どうやって塗装するの?」

「缶スプレーですね~」

「あっ、そう」(それなら、俺でも出来るじゃん)

了解。あとは社長と話(金の話)をするわ。ありがとね~。

私は、自他共に認める守銭奴(ケチ?)である。

自分の納得のいかない金は、払わない。値切りもギリギリまでするのが常だ。

だが、彼と話をして値切る気が失せた。社長と値切り交渉をするのは簡単だが、そのしわ寄せが彼に来るのは間違いない。

彼には思う存分仕事をしてもらいたい。だから、前金で払ってしまった。

納品は、一週間後。あの耕運機がどれだけ化ける(新品に近づくのか)楽しみである。

私は、耕運機を買ったというより、 「彼の腕を買った」

「口八丁、手八丁」の営業マンは、嫌いだ。私が職人気質だからかもしれない。

彼が説明したから、私は購入を決めた。メカの分からない「口だけの営業」だったら二度と店には行かないだろう。修理する人間の顔は見ておきたい。

私は、車を買う時も同様である。道具を散らかすメカニックのいるディーラーで車は買わない。自分の命を預ける車のメンテナンス。

「プロ意識の無いメカニックには、触ってほしくない」






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.12.02 20:28:32 コメント(8) | コメントを書く
[教育] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: