PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

kapon2

kapon2

バックナンバー

2025年02月
2025年01月
2024年12月
2024年11月
2024年10月

コメント新着

お気に入りブログ

御料酒と白酒 New! M-65さん

「GARDEN HOTEL」 互… New! 第三権兵衛丸 漁労長さん

1/144 MH-60L あずま、さん

気になったことを調… ASDICさん
天は人の上に人を造… 鳩ポッポ9098さん
2008年02月20日
XML
テーマ: ニュース(100585)
衝突1分前、全力で減速=イージス艦に回避義務の疑い-海保が強制捜査


<イージス艦事故>直前遭遇の船長「イージス艦は減速せず」
2月19日21時5分配信 毎日新聞

漁船発見は衝突2分前、「あたご」の回避行動遅れる
2月20日3時1分配信 読売新聞

 またもや残念な事故が起きてしまいました。すでに、新聞テレビ等で様々な報道がなされておりますが、やはり報道の方向性にも色々あるようですね。
 最新鋭のイージス艦が何故?という馬鹿げたタイトルは相変わらずですが、全体としてトン数で1000倍にもなるイージス艦側の過失というのが流れのようですね。
 確かに、軍事用艦船として、レーダー視認、肉眼監視など果たさねばならないことがいくつもあり、報道では勤務交代の間隙だったとか、回避行動の遅れ(伝達判断経路の遅れ)という指摘も見られます。
 多分、いずれも多かれ少なかれ要因の一つになっているのだろうと思いますし、やはりイージス艦側の過失責任は大きいものになるでしょう。

 ただ、気になるのは海の交通で単純にそういうものなのだろうかということです。陸上の乗り物では、やはり大型車輌であればあるほど過失責任が大きくなります。それに伴い、交通制限や安全確認義務が発生するわけです。大型のバスやトラックは左側通行で、ゆっくり徐行で相手を優先と言う具合に。
 しかし、海の場合はどうなのでしょう。


 なるほど、海の上ではどちらかが悪いと単純に決められるものではないのだということなのですね。最終的には過失責任割合というものが出てくるのでしょうが、現実に海の惨事を防ぐためには、双方の注意が必要なのです。
 一般のコメントなどを見ておりますと、「イージス艦が2分もあるのに何故避けることが出来なかったのか」などというのも見かけますが、漁船の動きとイージス艦の動きを同一視している錯覚なんでしょうね。イージス艦が漁船並みの機動性を果たすには相当馬鹿でかいエンジンと舵を搭載してなければならないんでしょうね。

 そういう意味で、お互いに急には止まらない、曲がれないという状況の中、より機動性の高い小型船のアクションで状況が変化するのが海の特性だと言えるでしょう。そのためには、大型船による小型船の早期発見と、警鐘発信がいかに大切かということになるのでしょう。
 もし、今回の事故でももっと早く発見し、漁船に向かって警笛や発信信号等で回避行動を示していたら・・・なんとか回避できたのかもしれませんね。

 いずれにしても、残念な事故です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年02月20日 09時06分09秒
コメント(2) | コメントを書く
[国際(ミリタリー)時事] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: