2004/08/25
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カテゴリ: 読了本


「イブの七人のむすめたち」は、母から娘へ繋がっていくミトコンドリアDNAだった。

「アダムの呪い」は、父から息子へ繋がっていくY染色体。

ミトコンドリアDNAもY染色体も、どちらもアフリカが人類のルーツ。
アダムもイブも一人だけではなく、また同じ時代に生きていたのではない。
イブの生きていたのは14万年前で、アダムが生きていたのはほんの5万9千年前。

Y染色体・・・富と権力と強欲・・・・
家長制の支配、悲痛、貧困、そして破壊という現在の悪夢。
だから本書を「アダムの呪い」とした。
インドなどでは、胎児が女だと解かると中絶手術をしてきた歴史が有る。それによって男性の人口がかなり上回っている。

X染色体上のある区画に同性愛に傾倒させる遺伝子が存在する。
その多くに母方のおじに同性愛者がいる。
X染色体には、血友病や色盲の遺伝子も含まれている。
女性はX染色体を2つ持っているから、異常なX染色体を受け継いでももう一つのX染色体で封じ込めてくれる。
男性は一つのX染色体しか持っていないから、その異常が表に出てきてしまう。
同性愛者には左利きが多い。
手の指の長さ・・・
女性は人差し指と薬指が殆ど変わらないのに対し、男性は薬指の方が長い。
同性愛の女性は、人差し指が短い。
男性の同性愛者には指の長さは関係なかった。

富と権力と強欲のY染色体に対するガイアの復讐として、男性の精子は衰えていっている。
農薬、プラスチック、フルタ酸が電子レンジでの調理中にしみ出している。
傷ついているY染色体。
それに比べミトコンドリアはわりあいと無傷。

卵子と卵子の受精の可能性を予想した男性抹殺のシナリオ。。。
男性のいない世界でアダムの呪いは解かれる。
精子は卵子にたどり着く為に、ほかの精子と戦うこともない。
性選択によってあおられた強欲と野心の破壊的な悪循環はおさまり、美しい地球の病状も和らいでいく。
ミトコンドリアが勝利した今、ガイアは眠りに戻ることができる。


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面白い本で読みにくくは無いのですが、私には難しい部分もあるので、先でもう一回読んでみます。





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最終更新日  2004/08/27 01:14:48 AM コメント(8) | コメントを書く


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