2005/01/24
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カテゴリ: 読了本


30年ぶりに中国から密航船で帰ってきた男。
彼は実家と祖父の家と古くからの友人に電話をした。
唯一連絡が通じた友人の志垣。
志垣はハワイへ旅立つ寸前だった。
だが、志垣は彼の世話をジェイという男に任せた。
30年ぶりの日本。。。東京は変わっていた。。。
金銭的なもの価値観・・・
唯一の身内の妹は、今・・・

中国での貧しい暮らしを思い出していた。
妻もいたが、広州に出稼ぎに出て2年も帰って来てなかった。
日本企業が挙って押し寄せる中国では、彼に日本語を教わっていた妻は、日本語が出きる事で高収入の仕事があった。
妻も居なくなり一人になって、中国居る意味が解からなくなり、彼は日本へ帰ることにした。
変わった日本と変わらないもの。
自分の目で確かめながら考える。。。
30年前、ベトナム戦争の反戦デモなど東京で大学生だった彼は活動家だった。
中国での文化大革命。。。

何故、30年前に中国に行ったのか!?
何故、30年も帰ってこなかったのか!?

中国での30年は何だったのかと考える。

そして最後に決断した彼の行動は。。。

***************************

この本は、1950年生まれの矢作さんならではの作品ですね。
この時代に東京の大学に行かれたからなら、解かるでしょう街の風景や映画や流行。
時代的に私には解かりませんでした。

何でも有るが目まぐるしく時間が流れ、荒んだ街や人の心の日本。
日々の暮らしで精一杯で貧しいが、ゆっくりした時間の流れ方をする中国。

暗い感じの雰囲気のアウトロー的な作品ですが、
彼の最後の決断は、逃げずに前向きで男らしさを感じて爽快な印象を残しました。





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最終更新日  2005/01/25 01:54:36 AM
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