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kazutaka525
30歳で大学院留学を果たし、日本に帰ってきた男。明白な目的意識よりやりたいことをやることにこだわったため、足元が定まらなかった東京生活。しかし、09年からなんとか勉強したことに（遠いけど）関連する定職に着いた。さて、どうなるのか、ご注目！
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2005年04月14日
テーマ： 国際関係を語ってみませんか！(221)
カテゴリ： カテゴリ未分類
実はうちの韓国人の学生と歴史認識について話してから、他の友人ともそのことについて話したんです。ドイツ人、アメリカ人、そして台湾人2人（1人はもと外務省勤務、もう1人はもと軍人）。
あまり色々掘り返してもしょうがないし、変にナショナリスティックになるだけなんだけど…興味が湧いてしまったもので(苦笑)
忘れないうちに書いておこうと思います。
まずドイツ人の学生から聞いた話。彼女は28歳で法律の専門家。だから歴史については学校で習ったレベル＋ベルリンの壁崩壊時に体験したことのみです。
１．賠償について
ドイツが行った強制労働についてはしっかりと払っているが、一方でソ連が東ドイツからありとあらゆるものを奪ったことについては触れないまま（工場にあるありとあらゆる機械を持って行ったとか）。
フランスやオランダにも賠償したのか、という私の問いかけに対して「わからない」。
ただ、一方でナチスドイツの時代の軍役ですら、ドイツ軍から逃げた人間は厳しく罰せられる。そのため訴訟がよく起こっている。
２．教育について
そのドイツ人もその友達のドイツ人もドレスデンについてはよく知らない。なぜなら学校で習わないから。
おそらく、被害者意識を強くするとドイツが過去に行ったことを忘れるので、学校では教えないのだろう。
学校では「有罪(guilty)」であることをしつこいぐらいに習う。将来的にはこれがドイツ国内で反感を買うかもしれない。
３．ドイツ人の意識について
非常に悪いことをしたと思っている。その辺は皆きちんとした意識を持っている。
４．戦争で失った領土について(特にポーランドとの国境について)
ドイツ人はどこに国境があったかすら覚えていない。
確かに7百万人ものドイツ人が国境を追われ逃げねばならなかった。その事実を知っているだけ。
ただし、700万人のドイツ人が逃げた話もソ連が東ドイツからあらゆるものを奪い取った話も学校では習わない。
５．日本とドイツの比較について、彼女の感想
新聞で報道されることぐらいしか知らないが、違うのは謝罪する回数ではないか。ドイツはことあるごとに全て謝罪している。
いやー、良い話を聞きました。
特に教育の話は参考になります。だって、自国の歴史についてナチスの勢いがあった、加害したときのみしか教わらないんですから。
たしかに、将来ドイツが何かを起こさないための良い教育なのでしょう。でも、比較的第三者に近い立場にいる我々から見ると、異常な教育だと思います。
別の人とのインタビューはまた後日。
さ
あまり色々掘り返してもしょうがないし、変にナショナリスティックになるだけなんだけど…興味が湧いてしまったもので(苦笑)
忘れないうちに書いておこうと思います。
まずドイツ人の学生から聞いた話。彼女は28歳で法律の専門家。だから歴史については学校で習ったレベル＋ベルリンの壁崩壊時に体験したことのみです。
１．賠償について
ドイツが行った強制労働についてはしっかりと払っているが、一方でソ連が東ドイツからありとあらゆるものを奪ったことについては触れないまま（工場にあるありとあらゆる機械を持って行ったとか）。
フランスやオランダにも賠償したのか、という私の問いかけに対して「わからない」。
ただ、一方でナチスドイツの時代の軍役ですら、ドイツ軍から逃げた人間は厳しく罰せられる。そのため訴訟がよく起こっている。
２．教育について
そのドイツ人もその友達のドイツ人もドレスデンについてはよく知らない。なぜなら学校で習わないから。
おそらく、被害者意識を強くするとドイツが過去に行ったことを忘れるので、学校では教えないのだろう。
学校では「有罪(guilty)」であることをしつこいぐらいに習う。将来的にはこれがドイツ国内で反感を買うかもしれない。
３．ドイツ人の意識について
非常に悪いことをしたと思っている。その辺は皆きちんとした意識を持っている。
４．戦争で失った領土について(特にポーランドとの国境について)
ドイツ人はどこに国境があったかすら覚えていない。
確かに7百万人ものドイツ人が国境を追われ逃げねばならなかった。その事実を知っているだけ。
ただし、700万人のドイツ人が逃げた話もソ連が東ドイツからあらゆるものを奪い取った話も学校では習わない。
５．日本とドイツの比較について、彼女の感想
新聞で報道されることぐらいしか知らないが、違うのは謝罪する回数ではないか。ドイツはことあるごとに全て謝罪している。
いやー、良い話を聞きました。
特に教育の話は参考になります。だって、自国の歴史についてナチスの勢いがあった、加害したときのみしか教わらないんですから。
たしかに、将来ドイツが何かを起こさないための良い教育なのでしょう。でも、比較的第三者に近い立場にいる我々から見ると、異常な教育だと思います。
別の人とのインタビューはまた後日。
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