氣のワーク研究所

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2020.07.29
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秋田殺人事件 (講談社文庫)[本/雑誌] / 内田康夫/〔著〕
価格:814円



秋田には魔物が棲んでいる。

県政を揺るがす大規模な欠陥住宅詐欺。
浅見光彦、地方自治体を蝕む“悪”の正体を暴く!


県、肝入りの第三セクターが引き起こ した欠陥住宅詐欺問題で、
混乱の渦
中にある秋田政界。

浅見光彦は、県政刷
新のため副知事に抜擢された才媛・望月 世津子の秘書として、
現地に赴く。
相次
ぐ事件関係者の不審死と、世津子に届い た告発状の関連を探る浅見の前に、
警察
幹部や政治家の重圧の壁が立ちはだかる。


県、肝入りの第三セクターが引き起こした欠陥住宅詐欺問題で、混乱の渦中にある秋田政界。浅見光彦は、県政刷新のため副知事に抜擢された才媛・望月世津子の秘書として、現地に赴く。相次ぐ事件関係者の不審死と、世津子に届いた告発状の関連を探る浅見の前に、警察幹部や政治家の重圧の壁が立ちはだかる。







以下のカスタマーレビューのように、
今回の浅見光彦シリーズは、ちょっと作風が変わっていて興味深く読めました。



浅見刑事局長殿の大学の望月(女性)が、秋田県の副知事に就任することになる。

しかし、最近秋田で起きた事件の切抜きが望月の元に送られてくる。
脅迫か、警告か。そこでボディーガードとして浅見が事実を調べることとなる。

そんなわけで、今回浅見はブルゾン姿ではなく、スーツとネクタイらしい。昔の悪夢のサラリーマン時代を思い出すとか(笑)。


今回も浅見節は健在。
たとえば被害者の家族とのやり取り。得意の話の展開の仕方だ。読んでいて面白い。

作品中で三回もこの家で鍋をつついているし(笑)。
また、水戸黄門よろしく、警察関係者に身分が判明する場面もお約束である(今回はインパクト弱いけど)。
警察県警者って、いつもこれで態度が一変するけど、そんなものなのかな、現実も。
ところで、現在の日本の刑事局長って誰?


エピローグが好きだ。
物語終盤、浅見は信頼している人に裏切られたと思い沈んでいるが、ちょっとしたどんでん返しがある。ラスト、「必ずまた来ます」と言って、東京に帰っていく。


いやーやっぱり面白いね。浅見は相変わらず携帯電話を持っていないらしい(車:ソアラに電話はあるらしい)。
警察が連絡を取れなくてボヤく場面がある。果たしてその原因は、母雪江のお許しが出ないから(笑)。

また、スーパーですき焼きの材料をどっさり買って、ねぎを袋からはみ出しながら道を歩く場面も。
男子なるものスーパーで買い物などしてはいけない(!)との信念を持つ母雪江が見たら
卒倒しそうな格好だなと思いながら。

それにしても、主要人物の年齢が変わらない以上、彼らの生年月日がどんどん新しくなるわけだ。

浅見も最初は飛行機なんか絶対乗らない主義だったが、最近では海外でも活躍しているらしい。そのうち携帯電話も手に入れることだろう。母雪江を説得して。












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最終更新日  2020.07.29 06:04:21


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