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2004年03月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
どうやら、非常に高い評価を受けているようだ。

小泉政権の外交政策である。
このところ、英国の主要メディアで
日本外交が取り上げられることが多いように思うのだ。
それも好意的に取り上げられることが多い。。。

まずはイラクへの自衛隊派遣だった。

自衛隊がイラクに派遣された時、
英国主要メディアは大々的に報道した。
その論調は多くが日本の決断を高く評価するものだった。


日本で考えられている以上に
国際社会に対してインパクトが大きいものであるらしい。

それは、自衛隊派遣とほぼ同じ時期に、
イラクへの増派を決定した韓国のことが
全くといっていいほど
こちらで話題にならなかったことでもわかる。

韓国はベトナム戦争以来海外派兵の常連で、
今回のイラクへも派兵しているが、
その印象の薄さたるや、悲しいものがある。

なんだかんだ言っても、
日本は腐っても世界第二位の経済大国だ。


では、日本がイラク復興支援に参加することは、
国際社会にどのようなインパクトを与えたのか。

それは、なんと言っても
イラク復興支援に
「国際社会の協調によって行われるのだ」


自衛隊派遣前のイラクは、
イラク戦争自体の正当性の問題もあり、
米英と仏独露が対立。
結局、イラク復興支援は、
米英とそれを支持してフセイン政権と抗戦した
一部の国によって行われているものというイメージが
非常に強かった。

ここに戦争に参加していない(支持はしたものの)
世界第二位の経済大国、日本が加わる。

これはイラク復興のイメージを
「米英独走と国際社会の対立の場」から
「国際社会の協調の場」
に一挙に変えてしまったのだ。

なぜ、日本の参加はイラク復興のイメージを一変させたのか。
それは米英と対立していた仏独の日本への擦寄りである。

仏独は、イラク戦争に反対してみたものの、
その後、米国がイラク復興事業の入札から仏独を除外するなど、
強硬な態度を取り続けたため、
このままでは復興後のイラクで利権を失ってしまうという
不安を持っている。

なんとか米英と和解して復興支援に参加したいのが
仏独の本音なのだが、プライドもあるので
今更米英に擦り寄るわけにはいかない。

そこで、仏独は日本に擦り寄ってきている。
要するに、どういうことかというと、

「ちょっと米英にうまく言って、
こっちの顔が立つように話をつけてくれよ。
そしたら復興支援に参加するからさ」

ということなのである。

もちろん、米英主導のイラク復興への反対が緩和することは、
米英両国にとっても大歓迎。

ま、こういうようなわけで、
イラク復興支援への自衛隊の派遣は
強いインパクトを国際社会に与え、
高く評価されてもいるということである。

そして、最近日本外交がこちらで評価された出来事が
もう1つあった。

それは世界最大の油田の1つであろうとされる
イラン・アザデガン油田の開発権を
日本の企業連合が契約したというニュース。

この油田開発は、
イランから日本に優先交渉権が与えられてきたのだが
ブッシュ米政権が2003年、イランの核開発疑惑を
理由に、安全保障上の見地から公式に日本に中止を要請してきていたものだ。

しかし、日本は米国の反対を意に介さず、
正式にイランと契約。。。

米国はこの日本の油田開発権獲得に際し、
イラン投資に反対する米政府の政策は変わっていない
としているものの、

小泉首相は
「契約に際し、国際原子力機関(IAEA)の追加議定書
を遵守することをしっかりイランと話をした」
「米国とはこの件についても緊密に連絡を取ってきている」
と話し、涼しい顔。。。

英国の報道機関は、
この日本の対イラン外交についても
第二次大戦後、日本が外交の場で
米国の意向に逆らったほとんど初めてのケースと注目し、
イランの核疑惑の平和的な解決を模索しようとする動きとして高く評価している。

核疑惑払拭に懸命のイランは日本を頼るだろうし、
イラクの次はイランと単純に戦線拡大とはいかない米国も、
日本に対する反対の態度を緩和するだろうと
英紙は見ている。

とにかく、日本の外から見ていて、
今、小泉外交は非常に評価が高いようなのである。

小泉純一郎という政治家は、
外交について、深い知識や理念があるようには思えない。

しかし、この人は
天才的と言っていいほどの
鋭い政治的勘があると思う。

彼は自らの政治的勘だけに従って、
外交のその場その場で判断してきたのだろう。

政治家にとって、
最も重要な資質は
頭がいいとか、よく勉強していて知識があるとか
いうことではない。

「政治的勘を持つこと」
簡単に言いかえれば、
「けんかが強いこと」
が最も重要であり、
これがなければどんなに優秀な人間でも
政治家としてはダメである。

わたしは特にイラク問題に関しては、
戦争の正当性のなさの観点から
小泉をずっと批判してきたけれども、
その小泉外交が、
結果的に現状の国際社会において
日本の政治力を高めてきたことは
認めざるを得ないと思う。

驚くべき小泉の政治的勘のよさである。

わたしが日本の外から見ていて、
小泉純一郎という政治家は、
間違いなく世界的指導者の1人になってきていると思う。

国内問題で指導力がない?
それは他の国でも同じなのだ。
ブッシュもブレアもシラクもシュレーダーも、
みんな国内問題では苦しんでいるのだ。

国際的に見て、
小泉純一郎は
非常に強いイメージを持つ指導者であり、
その彼に率いられる
日本の国際社会における政治力は、
気がついてみると
第二次大戦後に限れば、
一番強くなっていると
わたしには感じられる。





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最終更新日  2004年03月20日 08時28分43秒


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