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コメント新着
2004年04月15日
カテゴリ： カテゴリ未分類
さて、「ザ･政治学会年次総会」報告も4回目。
私の発表も終わった2日目の夜は、
パーティでございました。
よく日本でこういう会のときに好まれる
立食パーティではなく、
ちゃんと席について、
すばらしい（？）ブリティッシュ･フードをいただきました。（笑）
私はＫちゃんはじめ、
そこに1人、フランス人とおぼしき若い人がやってきました。
「ここに座っていいですか」
「ああ、どうぞどうぞ」
なんて会話して、彼が私の隣に座ったのだけど、
彼は我々が日本人だと気づいて座ってきたらしかったのです。
なぜなら、かつて彼は京都大学に一年間留学していたことがあるという。
住んでいたのは宇治だったらしいけれども。（苦笑）
ということで話がはずみました。
フランス語なまり（例：reception=レセプションをレセプシヨオンという）
の英語で聞き取りにくく、
私が何度も聞き直して彼には申し訳なかったですけど。
「日本から帰って、私はおいしい『フランス料理』を失った」
ということです。
あははは、これはおもしろい。
日本料理を失ったならわかるけど、
フランス料理を失ったとは。。。
フランス料理でも、イタリア料理でも、中華料理でも、
世界で一番おいしいものが食べられるのは、実は日本です。
このフランス人の彼、日本留学中にそれを痛感されられたみたいで。。。（苦笑）
でも、こういう日本びいきのフランス人がいることは
うれしいことですね。
それで、1-2時間、大いに食べ、大いに飲み、大いに語っていたわけですが、
その内、会場の前方、壇上の方ではなにやら挨拶など始まりました。
この学会は会長がうちの学校のヒュー･プレスコット教授なので、
（かつて私は、大胆にもこのえらいさんに
ＰｈＤの部屋の電気のコンセントのタコ足を買わせたことは
以前ＨＰに書きました。。。）
彼が挨拶を始めたみたいなのだけど、
私はもう酔ってしまっていたので何も聞かず、
愉快に大声でしゃべってました。（苦笑）
あーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ。。。
てな感じでね。
その内、ふっと壇上を見ると、
酔ってうつろな私の目に、
入ってきた光景があったのです。
あれ？？
壇上では表彰式のようなものが始まっていたようなのですが、
その壇上になにやら場違いと思われる人が。。。
表彰されてるというのに、スーツも着ないで、
なんだかぼろっちいよれよれのジャケットを羽織っただけの男が。。。
しかも、なんとなくそのへんの工事現場にいそうな兄ちゃん風の。。。
ド、ド、ド、
ドン。
ドン・キーン？？？
うそおっと思って、
目をゴシゴシとこすってもう一回見てみます。
やっぱり、
ド、ド、ド、
ドン。
ドン・キーンだ。
えらいこっちゃ、
私の指導教官・ドンー・キーン博士が表彰されとるがな。
なんも聞いとらんぞ、そんなこと。
ああ、そういや、学会の2日目の夜のパーティだけ行くとかなんとか、
言っとったような気がする。。。
「ちょっとごめん。あれ、僕の指導教官だから。。。」
「え、そうなの。それはおめでとう」
などとフランス人の彼と会話をして席を立ち、
前方のドンの席に近づきました。
「ヘイヘイ、ドン？なに？？表彰されちゃったの？？？
おめでとう！」
と言うと、彼の返事は
「おう、かみぽこ。こんな紙切れ一枚でよ、金くれないんだよ。。。」
あ、あんたね。
そういう問題じゃなくて。。。
「ところで、何の賞？」
「ベスト・ティーチャー賞だ」
あ、あんたが英国の大学で一番いい先生だと。。。（苦笑）
まあ、でもあんたはそのへんの工事現場に混じってても
誰も大学の先生と気づかないような人だけど、
優しくて丁寧だもんね。
いつも仕事いっぱい抱え込んで忙しそうで、
私の書いたものはろくに読まず、
「おう、かみぽこ。お前は最高だ。この調子でやれ」
しか言わないけど、（笑）
それだけ多くの学生のために一生懸命やってるんだよな。
私自身もあんたの兄貴風の励ましにどれだけ癒されたことか。
これからもよろしく頼むね。
まあ、なんかこれ話が出来すぎみたいなんだけど、
これは事実です。（笑）
事実は小説より奇なり。
ほんとに私の周りではいろんなことが起きて、
飽きさせてくれません。
皆さんも同じだと思います。
ちょっと注意してみると、
誰の周りでも毎日毎日おもしろいことが起きている、
そういうものなのかな、と思います。
さて、「ザ･政治学会年次総会」も3日間の予定を無事終わりました。
終わった後、この会が行われたリンカーンという街を観光しました。
その時撮った写真も含めて、ＨＰ上に公開しました。
そちらもご覧ください。
学会の写真
それでは、また。
私の発表も終わった2日目の夜は、
パーティでございました。
よく日本でこういう会のときに好まれる
立食パーティではなく、
ちゃんと席について、
すばらしい（？）ブリティッシュ･フードをいただきました。（笑）
私はＫちゃんはじめ、
そこに1人、フランス人とおぼしき若い人がやってきました。
「ここに座っていいですか」
「ああ、どうぞどうぞ」
なんて会話して、彼が私の隣に座ったのだけど、
彼は我々が日本人だと気づいて座ってきたらしかったのです。
なぜなら、かつて彼は京都大学に一年間留学していたことがあるという。
住んでいたのは宇治だったらしいけれども。（苦笑）
ということで話がはずみました。
フランス語なまり（例：reception=レセプションをレセプシヨオンという）
の英語で聞き取りにくく、
私が何度も聞き直して彼には申し訳なかったですけど。
「日本から帰って、私はおいしい『フランス料理』を失った」
ということです。
あははは、これはおもしろい。
日本料理を失ったならわかるけど、
フランス料理を失ったとは。。。
フランス料理でも、イタリア料理でも、中華料理でも、
世界で一番おいしいものが食べられるのは、実は日本です。
このフランス人の彼、日本留学中にそれを痛感されられたみたいで。。。（苦笑）
でも、こういう日本びいきのフランス人がいることは
うれしいことですね。
それで、1-2時間、大いに食べ、大いに飲み、大いに語っていたわけですが、
その内、会場の前方、壇上の方ではなにやら挨拶など始まりました。
この学会は会長がうちの学校のヒュー･プレスコット教授なので、
（かつて私は、大胆にもこのえらいさんに
ＰｈＤの部屋の電気のコンセントのタコ足を買わせたことは
以前ＨＰに書きました。。。）
彼が挨拶を始めたみたいなのだけど、
私はもう酔ってしまっていたので何も聞かず、
愉快に大声でしゃべってました。（苦笑）
あーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ。。。
てな感じでね。
その内、ふっと壇上を見ると、
酔ってうつろな私の目に、
入ってきた光景があったのです。
あれ？？
壇上では表彰式のようなものが始まっていたようなのですが、
その壇上になにやら場違いと思われる人が。。。
表彰されてるというのに、スーツも着ないで、
なんだかぼろっちいよれよれのジャケットを羽織っただけの男が。。。
しかも、なんとなくそのへんの工事現場にいそうな兄ちゃん風の。。。
ド、ド、ド、
ドン。
ドン・キーン？？？
うそおっと思って、
目をゴシゴシとこすってもう一回見てみます。
やっぱり、
ド、ド、ド、
ドン。
ドン・キーンだ。
えらいこっちゃ、
私の指導教官・ドンー・キーン博士が表彰されとるがな。
なんも聞いとらんぞ、そんなこと。
ああ、そういや、学会の2日目の夜のパーティだけ行くとかなんとか、
言っとったような気がする。。。
「ちょっとごめん。あれ、僕の指導教官だから。。。」
「え、そうなの。それはおめでとう」
などとフランス人の彼と会話をして席を立ち、
前方のドンの席に近づきました。
「ヘイヘイ、ドン？なに？？表彰されちゃったの？？？
おめでとう！」
と言うと、彼の返事は
「おう、かみぽこ。こんな紙切れ一枚でよ、金くれないんだよ。。。」
あ、あんたね。
そういう問題じゃなくて。。。
「ところで、何の賞？」
「ベスト・ティーチャー賞だ」
あ、あんたが英国の大学で一番いい先生だと。。。（苦笑）
まあ、でもあんたはそのへんの工事現場に混じってても
誰も大学の先生と気づかないような人だけど、
優しくて丁寧だもんね。
いつも仕事いっぱい抱え込んで忙しそうで、
私の書いたものはろくに読まず、
「おう、かみぽこ。お前は最高だ。この調子でやれ」
しか言わないけど、（笑）
それだけ多くの学生のために一生懸命やってるんだよな。
私自身もあんたの兄貴風の励ましにどれだけ癒されたことか。
これからもよろしく頼むね。
まあ、なんかこれ話が出来すぎみたいなんだけど、
これは事実です。（笑）
事実は小説より奇なり。
ほんとに私の周りではいろんなことが起きて、
飽きさせてくれません。
皆さんも同じだと思います。
ちょっと注意してみると、
誰の周りでも毎日毎日おもしろいことが起きている、
そういうものなのかな、と思います。
さて、「ザ･政治学会年次総会」も3日間の予定を無事終わりました。
終わった後、この会が行われたリンカーンという街を観光しました。
その時撮った写真も含めて、ＨＰ上に公開しました。
そちらもご覧ください。
学会の写真
それでは、また。
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最終更新日
2004年04月16日 21時42分50秒
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