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2004年05月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日の文章は、きっと不人気だろうなあ。(笑)

まあでも、こういう時期にこういうことを書いてこそ
かみぽこだからね。。。

今日は「英国政治ウォッチング」と「かみぽこ政治学」のジョイント。
したがってちょっと政治色が強いけど、
メルマガにも載せます。お許しください。

ちょっと古い話なのだけれども、
1998年(平成10年)1月に
英国トニー・ブレア首相が来日している。



菅氏は当時、
97年に英国労働党を政権に復帰させたブレア氏を
ある種の「師匠」と思っていたようで、
英国労働党の研究書を持ち歩いて
研究していたらしい。

その会談の席で、
菅氏は「師匠」に政権奪取の秘訣は何かと尋ねた。
「何かアドバイスを下さい」と。

ブレア首相は菅氏になんと答えたか。

「その前に、我が労働党は政権を取るまでに18年もかかったことを申し上げたい」

そして、結党からわずか1年3ヶ月(当時)の民主党にとっては、


そう話した後で、ブレア首相が菅氏に強調したことは、

「政策の出発点に文化のよりどころがなければ、
一時的に新しいもの好きの支持を得ても、
根を下ろす力にはなりません」

(朝日新聞 1998年1月14日を参照しました)


後任選びの調整が難航しているという。

昨年の総選挙での躍進で、
いよいよ本格的な二大政党制の到来かと期待させた民主党は、
2年前の鳩山由紀夫氏に続く代表の辞任という醜態をさらし、
自民党に代わる政権政党との期待は一気に地に落ちた感じだ。

しかし、そんな時だからこそ、あえて言う。

民主党がんばれ!

と。

そして、民主党を励ますために、
もうみんな忘れてしまっているだろう、
英国トニー・ブレア首相のメッセージを
今日は紹介したいのだ。

このブレア首相のメッセージは、
今、民主党がやるべきことは何かを
的確に指摘していると思う。

もちろんまずは新しい代表選びだ。
非常に状況は苦しいが、
参院選をなんとか戦うことだ。

しかし、長い目で見れば、
なにより大事なことはブレア首相の指摘通り、

「文化のよりどころをえて、
日本社会に民主党が根を下ろす力をつけること」

だと思う。

これは、具体的にはどういうことか。

私は昨年11月の総選挙の総括で、
実はこれを指摘している。
(2003年11月9日 総選挙:民主党について 。)

私がこの時書いたのは、

民主党の躍進は、
菅氏が嬉々として発表した
「主要閣僚名簿」や「マニフェスト」が支持されたわけではないと。

むしろ、
議席を得た若者が中央で何度も壁にぶつかりながらも続けた党勢拡大のための努力、
自民党の強固な地盤で困難に耐えながら続けた草の根の活動、
その結果、民主党の存在が日本全国で認められるようになってきたからなのだと。

そして、民主党は更に地道な努力を続けることが大切だと。

これまで以上に草の根から民意を拾うよう努め、
ただ官僚を嫌うのではなく、官僚から本物の情報を得られるよう人間関係作りに努め、
政策立案能力と実行力を高めていくことだと。

。。。こういうことである。

まさにこれこそブレア首相のいう、

「文化のよりどころをえて、
日本社会に民主党が根を下ろす力」

をつけていくことだと思う。

長期的に見れば、
選挙に勝てるいいリーダーを代表に選出できず、
参院選で小泉自民党に手も足も出ないで惨敗したとしても、
民主党にとって、それは些細なことかもしれない。

大事なことは、国会議員も、
落選中の人も、今回の参院選で落選してしまう人も、
地元の党のスタッフも、
もう一度、ゼロから地域社会に入っていくことだ。

「商店会」「町内会」「青年会議所」「農協」「郵便局」「医師会」。。。
自民党とのつながりが強いこういうところに、
顔をどんどん出していってほしい。

民主党に逆風が吹いている今、
またかつてのように門前払いを食うかもしれない。
それでもへこたれずに頑張り通してほしい。

地域社会に民主党を根付かせるまで。
民主党の政治が日本の新しい文化となるまで。

民主党はまだ結党7年ちょっとではないか。
英国労働党は政権を奪回するまでかかった18年の
まだ半分にもならない。

もちろん私は、文化が根付くとか言っているような時間は
日本にはないと思っている。
早く自民党を政権から降ろさないといけないと思う。

しかし、おそらくこのままでは
今度の参院選ではそれは難しいだろう。

ならば、短期的な選挙の情勢に振り回されてパニックになるな
というのが私の言いたいことだ。

民主党は、結党以来いろいろありながらも、
これまでよく育ってきたのだ。
これまでの努力を無にするような
短絡的な行動をメンバー1人1人が慎むよう望む。

むしろこういう時だからこそ、
1人1人がもう一度
草の根からがんばってほしいのだ。

最後に、菅直人氏に一言。

菅氏は2度も民主党代表として党を統率するのに失敗し、
さすがにもう首相の芽はないだろう。
首相になる器量はなかったということだ。

しかしながら、菅氏はその功績が極めて大きい政治家である。
なにより、「市民」というものを
日本政治の表舞台に登場させた功績は賞賛されるべきだと思う。

彼についてはいろいろ書いたが、
尊敬している面もある。

その菅氏に言いたいことは、
あなたの仕事は代表から退いたら終わりではありませんよ、
ということ。

「市民運動」からたたき上げた菅氏には、
ぜひやっていただきたいことがある。

全国の津々浦々の市町村を、
1つ1つ回ってもらいたい。

日本は、特に田舎に行けば行くほど、
まだまだ「民主主義」の根付きが甘いし、
まだまだ「市民社会」は育っていない。

菅氏はいろんな町で人々と車座になって、
「民主主義とは何か」「市民社会とは何か」
について語り合ってほしい。

トニー・ブレア首相のメッセージを直接聞いた貴方には、
あなたの活動の原点に戻ってもらって、
日本に新たな政治文化を根付かせるために
まだまだ働いてもらいたいと思う。

トニー・ブレア首相は菅直人氏との会談の最後にこう言って
菅氏を励ましたという。

「けさ、朝食をともにした日本の若手企業家は、新しい政治のよりどころを求めていましたよ。」

そうなのだ。
国民の多くが政権交代可能な政党の成長を熱望しているのだから。

民主党よ、くじけるな!





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最終更新日  2004年05月11日 21時57分43秒


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