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2008年08月06日

ここで、野田聖子さんの

もう１つ別の視点から考えてみたい。

それは、先程ちょっとだけ触れた

「日本初の女性首相を巡る争い」

という視点から、
この人事を考えるということだ。

というのは、何度も言うけど
正直、自民党は絶体絶命というところまで

次の臨時国会も、
これまでと同じように
野党の抵抗に
手も足も出なかったりすると
福田内閣は解散する前に
総辞職という局面も
想定できないわけではない。

その時、誰が「ポスト福田」で
出てくるだろうか？

繰り返すけど、現在ほとんどの
「ポスト福田」候補は

彼らは福田内閣に対して
政治的責任があるので、
総理総裁になるのは難しい。

それに、この場合は
自民党の人気・信用が

総理総裁就任となるので
よほど国民受けがいい（と思われる）
人物でないと難しい。
そうなると

「女性を擁立する」

という発想が出てきても
なにもおかしくはない。

ところが、現在のところ
女性首相の候補者と考えられるのが

「小池百合子元防衛相」

しかないというのが
現状である。

それでは、小池さんのバックにいる
小泉さん・森さんの「清和会」が
一人勝ちではないか、と

「キングメーカーとしての
地位を固めたい古賀誠さん」

は、当然考えるのではないか。（苦笑）

古賀さんが、小泉さん・森さんに対抗するには
ここで独自の「女性首相候補」という
カードを持っておく必要がある。それが

「野田聖子」

であり、古賀さんは今回の人事で
福田さんに対して
彼女の入閣を強く薦めたと
私は考えている。

ただ、野田さんに対して

「郵政民営化については
自分の主義主張は捨てろ」

と、古賀さんはしっかりと
釘を刺しているだろうね。

小泉さんと今の時点での全面対立は、
なんの得にもならないから。

要するに、ごちゃごちゃした話になったけど（苦笑）
「福田人事」を巡っての
福田・小泉・麻生・古賀の思惑は
全く異なっているわけで
「誰と誰は敵」「誰と誰は味方」
というように
物事をクリアに分けることは
非常に難しいということだけは
ご理解いただければと思います。

それでは（５）へ。

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