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2008年08月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
次に、「郵政造反議員」である

野田聖子さんの消費者行政担当相起用だ。

特に、保利さんは
麻生さんと近い関係とされ、
この人事は
麻生さんの意向が
反映されたものだと
マスコミが指摘している。


特に郵政民営化推進からの路線転換、
いわゆる

「小泉斬り」

であるとして、
しかも、それを麻生さんが
主導したかもしれないとすれば、
無視して通り過ぎることは
できないかなと思う。

では、「小泉斬り」を麻生さんが
やっちゃったという可能性は
あるのだろうか?


麻生さんは、

「平沼赳夫を与党陣営に引き戻す」

ために動くということが
ありうると思う。

それは、このエントリーに

小泉純一郎はなにをしているのか。(前編)
小泉純一郎はなにをしているのか。(後編)

簡単にそれを振り返ると、
平沼さんは、
「衆参ねじれ国会」という状況下で
「第三局」となる新党を
結成しようとしていたわけだ。

そして、元々彼の
政治的弟分と言える中川昭一さんや、
同期の桜である麻生太郎さんらの

「真の保守」
(2007年12月31日
「中宏池会」と「真の保守」とはなんなのか。(前編)
「中宏池会」と「真の保守」とはなんなのか。(後編)

を標榜するグループと
がっちり手を組んで、
自民党内に対して強い影響力を
持ち始めようとしていた。

ところが、今年の春頃になって、
急に平沼さんが
小沢一郎民主党代表に会ったり、
鈴木宗男さんや中村喜四郎さんなど
自民党を離党した人たちと
連携する姿勢を見せ始めた。

これはどういうことかというと、
平沼さんが「郵政民営化の見直し」を
福田首相に要求することも
ないとは言えない状況に
なりつつあった。

だから、小泉さんは
平沼さんを排除するために
福田首相をがっちりと
サポートする側に回った。

平沼さんはこれを嫌って
自民党から離れたわけだ。

だから今回、麻生さんは
平沼さんを再び与党側に呼び戻し
「真の保守」を再構築するために
「小泉斬り」を行ったのかもしれない。

まあ、これはあくまで

「頭の体操」

であってね。
本当に麻生さんに
戦略があるかどうかは
わかんないわけです。(苦笑)

しかし、少なくとも言えることは
麻生さんが今後、茨の道に
活路を見出そうとしたら、
戦略は2つあるということだ。

1つは、自らの人気を生かして
福田内閣を浮揚させることで
清和会の支持を得ること。

2つは、「小泉斬り」で
平沼さんを与党側に呼び戻し
中川昭さんらと「真の保守」を
再構築すること。

これで、麻生さんは
非常に厳しい状況ながら
最悪でも「野党の総裁」になる
チャンスが見えてくるのかもしれない。

さて、麻生さんの意向が
あろうとなかろうと、
最後に、人事を決断するのは
福田首相であるわけで
当の福田首相が「小泉斬り」を
行ったのかどうかである。

もし本当にそうなら、
正直、浅はかだと
言わざるを得ない。

繰り返すけれど、
今年の春頃から、
福田首相のサポートに
小泉さんが着いているような印象が
強くなっていた。

その結果、前述の平沼さんに加えて、
国民新党が強く反発して
民主党との連携を強め、
遂に民主党が

「郵政民営化の見直し」

を政策として
打ち出すまでになっていた。

ここまで野党を硬化させておいて
路線転換などやったら、
平沼さんは無所属で気楽だから
ふらふらと戻ってくるかもしれないけど
野党はそんなに甘くはない。

次の国会では、路線転換は
野党から突っ込みどころ満載になる。
また、通常国会の繰り返しではないか。

それなら、どうして小泉さんと
仲良くしてたのか
(少なくとも、野党から
そう見えてしまうように
振舞っていたのか)
ということになるのだ。

政府・与党はこれまで

「野党は無責任だ」

という批判を展開してきた。
その野党が主張する
ある意味、「無責任政策の極致」である
(少なくとも、私はそう考えている)

「郵政民営化の見直し」

を、政府・与党が主張して
国民の支持を得られるのか
という問題もあるだろう。

そして、もちろんのことだけど
自民党内を分裂させる危険性がある。

まずもって、福田さんは
天才的な政局眼を持つ、

「希代の喧嘩師」

小泉さんを完全に
敵に回してしまうことになる。

ほんとに、それでいいの?(苦笑)

郵政民営化に触れないでおけば
小泉さんのターゲットは
野党だけだった。

天才・小泉さんなら
もはや手の打ちようがない
敗北必至の次の総選挙で、
「奇跡の逆転勝利」を
もたらしてくれるかも
しれないじゃないか。(苦笑)

それに、武部勤氏が率いる
「小泉チルドレン」や

「妖怪シスターズ(?)」
(本人たちは「政界キャンディーズ」と
言ってるらしいが。。。)

など、構造改革推進派も
敵に回してしまったら、
数的にはバカにならない。

なにより、福田首相自身の支持基盤である
町村派内に反発が強まる可能性は高い。

私は以前、安倍内閣崩壊の原因として

「敵を排除したこと」
(2006年12月23日
安倍流「排除の論理」の失敗。(前編)
安倍流「排除の論理」の失敗。(後編)

を指摘したけど、
もし福田首相が「小泉斬り」をしたなら、
これは「敵の排除」そのものであり、
必ず、敵は外で大暴れを始めるだろう。

しかも、想定される「仮想敵」は
小泉さんなのだから。。。

要するに、野田さんと保利さんの起用が、
本当に「小泉斬り」であるならば
あまりにもリスクが高すぎるし、
あまりにも稚拙な判断だと
言わざるを得ない。

そこで、福田首相の判断が
あまりにもありえないことなので、
ここで1つ「頭の体操」を
やってみたいと思う。

「福田さんは小泉さんを斬ったわけではない、
小泉さんはいまだ福田さんのバックにいる」

もっと踏み込んで、

「野田さん・保利さんの起用は
小泉さんの進言である」

と仮定してみる。

こういう一見、荒唐無稽な仮定は
よそ様では絶対できないだろうけどね。(笑)

うちは長年の「小泉ウォッチ」の
積み重ねがあるから、
こういう思い切った発想も
展開することもできる。
これは、うちにしかできないことなので、
ぜひやってみたい。

そうすると、違ったものが見えてくるんだよね。

それは、野田さん、保利さんは、
郵政民営化反対の看板を
降ろさざるを得なくなるのではないかと
いうことである。

うちで何度か論じてきたことだけど、
これまでの内閣・自民党役員人事では、

「敵を取り込むことで味方に変えていく」

ということが何度も行われている。

例えば小泉内閣における、
郵政民営化に否定的だった
麻生さんの総務相起用、
(2003年9月28日
小泉人事の妙:麻生総務相
農業自由化に反対だった
農水族の大物である
中川昭一さんの経産相起用による
FTA(自由貿易協定)政策の進展などである。

役職に就くということは、
政治的な責任が
生じるということである。

野田さんや保利さんは、
役職に就くことで、
むしろ発言の自由が奪われる。

郵政民営化で自由に発言したり、
国民新党の議員と会ったりする
自由は奪われ、
政府・与党の一員として
責任ある行動を求められると
いうことだ。

特に野田さんは一度挫折した

「初の女性首相」

の野望復活のために、
閣僚としての評価を上げるため
福田首相の方針に忠実になるはずだ。
首相が、

「郵政民営化は、もう始まってますんでね。
これは責任を持って、そのままやっていくと
いうことですね、フフン」

と言えば、野田さんは

「総理の方針に従うまで」

と、言うと思いますよ。(苦笑)

つまり、もし福田首相のバックに
いまだ小泉さんがいるとしたならば、
「郵政造反組」の要職起用は、
むしろ、自民党内からの
「郵政造反組」の完全転向を迫る

「郵政民営化推進で自民党内を純化」

して、野党と徹底的に戦うということを
意味しているのかもしれない。

まあ、福田首相がほんとのところ、
どう考えているかはわからないけど(苦笑)
この問題は、福田内閣の命運を決めるものに
なるかもしれないね。

それでは(4)へ。





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最終更新日  2008年08月06日 13時08分26秒


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