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2008年08月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」です。

野田佳彦さんが民主党代表選に
出馬の意向とのことだったのだが、

「やっぱり出るのをやめます。。。」

ということだったので、今日は、

「民主党内の政局」

について
書いてみたいと思う。

既に某所で民主党については


「まあ、大体言った通りに
物事が動いてますでしょ」

ということになるのだが、(苦笑)
「かみぽこ政治学」では、
どうしてこんなことになったのか、
民主党の中は今
どうなっているのか
もっと詳しく
書いてみたいと思います。

民主党については、
かつて自民党を離党した議員から

党内に含まれている

「寄り合い所帯」

であり、憲法や安全保障などの
重要政策において
党内に対立があること、

政権担当能力を示そうとする

「対案路線」

と、政府・与党を徹底批判する

「対立軸路線」

の対立があることを
厳しく批判されてきた。中には、

「民主党は分裂する」

ということを
再三再四にわたって
主張される識者の方々もいる。

また、いわゆる
「衆参ねじれ国会」への
対応について、
民主党が数の力で参院を抑え、
重要法案の審議を
拒否していると
批判されている。中には、

「民主党は野党ボケ」

とまで言う人もいる。

しかし、私はこのような
民主党に対する批判は、
的外れだと考える。

民主党は今後も分裂することは
考え難いし、
「野党ボケ」しているわけでは
ないからだ。

さて、それでは
民主党についての検証を
始めたいのだけれど、
最初はいささか
「教科書的な」ところから
始めてみたいと思う。

民主党は1996年に
鳩山兄弟(由紀夫、邦夫=現法相)と
菅直人を中心に結党された政党で
最初は、二大政党の一角というより

「第三局」

を目指して作られた政党だった。
というのは、当時政界では

「二大政党制の実現」

が、ブームのようなものだったけど
それは、

「自民党と新進党」

を想定したものだった。

ところが、この2つの政党は
橋本龍太郎(自民党)と
小沢一郎(新進党)が党首で、
どちらも保守だったわけだ。

それに対して、
リベラル派の側からも
第三局の政党として
結集しようじゃないかという
動きが起こった。

それには、
自民党の保守派と新進党による、
いわゆる

「保保連合」

を進めようとする動きに対して、
さきがけ・社民党の若手など
リベラル派も結集して
対抗しなければという
危機感があった。

「第三局」だったはずの民主党が
「二大政党」の一角となったのは
新進党を小沢党首が
解党したからだった。

その結果、民主党は
さきがけ・日本新党系+社民党系+
新進党左派(民社党系)+新進党右派(自民党系)
の「寄り合い所帯」と
なったわけだ。

ということで、民主党にも
いわゆる「派閥」があるわけで、
民主党の政局の分析も
派閥単位がベースとなる。

だから、まず今日は
民主党にどのような派閥があるか
整理するところから
始めてみたいと思う。

最初に言っておきたいのは
民主党の派閥というのは、
自民党のそれと比べると、
ゆるやかな組織であると
いうことだ。

だから、民主党の議員たちは
「派閥」とは呼ばないで

「グループ」

と呼んでるみたいだよね。(苦笑)

まあ、こんな細かいところでも
自民党との違いを
訴えようとするのは
健気な感じがするけど。。。(苦笑)

それはともかくとしても、
実際、自民党の派閥とは違って、
2つ以上のグループに
属する議員もいる。

また、民主党の議員たちは、
これらグループを通じて
党内の役職や
国会の委員会の役職を
求めることはない。

グループのリーダーを
党の代表にしようという
目的があるわけでもないので、
グループで意思統一して
代表選を闘うわけでもない。

だから、事前の票固めを
グループが徹底的に行わないので、
かつて代表選で
前原さんが管さんを破ったような
番狂わせが起きることもある。

それでは、まずは
小沢一郎代表を
支えるグループから
紹介していきたい。

これは、旧自由党系の議員と
「一新会」という
小沢さんが育てて議員にした
若手を中心とした集まりからなる。

主な所属議員は、旧自由党系では
西岡武夫や山岡賢次などのベテランが中心、
それに小沢さん子飼いの若手、
鈴木克昌、小宮山泰子などが加わって、
合計40名程度である。ここで

「小沢さん子飼いの若手」
について、もう少し
書いてみたいのだけど、
彼らは一言で言えば、

「優秀」

ということだと思う。

彼らは小沢さんの下で、
まず、政策立案能力を
非常に厳しく鍛えられてきた。

自由党時代の公募には
政策立案能力が
しっかりしていないと
合格できなかった。

私もかつて、民主党の公募に
合格したことがあったんだけど、
その当時、自由党の公募は
正直、これとはぜんぜん、
選考のレベルが違っている
という印象を持っていた。

私は自由党の公募には
とてもじゃないけど
手も足も出ないと
思っていたわけだ。(苦笑)

その上、「小沢子飼いの若手」は、
選挙のやり方も
徹底的に仕込まれていた。

「政策と選挙」

この両面での
厳しい訓練を乗り越えて
初めて公認がもらえて
選挙に出られるわけだから、
彼らが「優秀」なのは
疑いないことだ。

ただ、「優秀」な彼らにも
問題がないわけではない。それは、

「小沢さんに従順すぎる」

ということだと思う。

だから、彼らは政策立案に
自信を持っていながら
例えば、小沢さんが推し進める

「対立軸路線」

つまり、政府・与党が提出する法案に
徹底的に反対することで
政府・与党との違いを
明確に出すという
国会戦術に対して
なんの不満を表明することなく
静かに従っているわけだ。

次に、鳩山由紀夫幹事長を
支持するグループを
見てみたいと思う。

このグループに属する議員は
約50名(参院26名)になり
党内最大のグループである。

鳩山さんの出身母体である
旧さきがけ系(日本新党系)の
議員に加えて
旧民社系(旧新進党左派)の議員が
多く属している。

つまり、このグループは
人数が多いだけではなく、
労組の支援を受けている
議員が多いという意味でも
党内最大グループらしい
安定感を誇っている。

主な所属議員は
小沢鋭仁、簗瀬進、浅尾慶一郎、
川端達夫などである。
落選中の元議員には
海江田万里、五十嵐文彦らがいる。

このグループの政策の傾向としては
鳩山さんに象徴されるように
外交はやや保守的だが、
内政に関しては

「改革とセーフティネットは同時にできる」
(鳩山さんは代表だった頃、
よくこんなことを言っていた)

みたいな、欲張りに
右も左もごっちゃであって、
いかにも党内最大グループらしい
いろんな人がいて

「なんでもあり」

な感じである。

次に、岡田克也さんのグループ。
岡田さんについては
かつて、彼が代表だった頃に
厳しいことをたくさん書いた。(苦笑)
(例えば、2005年8月28日
岡田民主党と嫉妬の政治

しかし、現在では岡田さんこそ
「民主党政権」が実現した時には
首相となるべき人物であるとの
高評価が広がりつつあるようだ。

それは党内だけでなく
財界の中に
岡田さんを支援する会が
できているように、
幅広い動きになりつつある。

かつて、総選挙で小泉さんに
完膚なきまでに倒された
岡田さんが、なぜ、
高評価を得るようになったのかは
彼が代表辞任後、
総選挙で敗れた選挙区を
1つ1つ回ってきたという
地道な努力が認められてきたからだ。

これは、ほんとにいいことだと
私は思いますよ。

ただ、そんな「次のリーダー」と
幅広く認知される岡田さんだけど
彼のグループは18人(参院11人)と、
少数である。

これは、彼の堅物な
性格のせいだと思う

「派閥政治はやらない」

と、口では言っても
実際は違っている政治家が多い中
岡田さんは、やらないと言ったら
ほんとにやらないという
生真面目さがあるからだ。

岡田さんのグループは
彼とずっと政治行動を
共にしてきた人たち、
つまり、自民党から分裂し、
その後小沢さんと袂を分かった

「旧新進党右派」

が中心である。

主な所属議員としては、
羽田孜、渡部恒三、岩国哲人、
(落選中に鹿野道彦)など、
重厚なベテランも多い。

これは、このグループが
元々、不運な辞め方で
首相の座を去った
羽田孜さんをもう一度
首相に返り咲かせたいという
目的で集まったからである。

ただ、現在では
羽田さんが返り咲く可能性は
限りなくゼロに近く、
岡田さんを中心としたグループに
シフトしているということだ。

政策の傾向としては、      
元々小沢さんとともに
「新自由主義的」な政策を
掲げていたわけであるが、
自民党育ちのベテランが
多いこともあり、
その進め方としては
手堅さがある。

民主党の政治家の中で
官僚から見て、
最も評価が高いのが
岡田さんだろうというのは
このあたりに理由があるだろう。

さて、ここから先は
小沢執行部に批判的な
グループの説明に
移りたいと思う。

それでは、(2)へ。





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最終更新日  2008年08月23日 15時48分32秒


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