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コメント新着
2008年08月23日
カテゴリ： カテゴリ未分類
さて、いよいよ
グループである。（苦笑）
「前原誠司さん・野田佳彦さんのグループ」。
このグループは
「凌雲会（前原派）」「花斉会（野田派）」
と分けるときもあるが、
ここでは一括りにして考える。
約40-50人（参院約10人）の
旧日本新党・さきがけ系が中心で、
もっと言えば「かみぽこ政治学」で
何度か取り上げてきた
「93年組」
（2007年8月1日
参院選総括（後編）：「９３年組」への猛ゲキ。 ）
つまり、自民党が38年ぶりに下野し
細川政権が誕生した時に
初当選した人たちが
中心となっている。
主な所属議員としては、
小宮山洋子、長島昭久らが
挙げられるわけだけど、
彼らは、若手の頃から
政策立案の最前線に
立ってきたことから、
自信を持っている。
（反面、「下積みが足りない」と
言われるように、
足腰の弱さが指摘される）。
だから、前原さんが代表の時、
「対案路線」
を打ち出して、
「政権担当能力」
を、アピールしようとしたし、
現在でも、小沢代表の
「対立軸路線」に
批判的な姿勢だったりする。
ただ、私はかつて、
この「対案路線」を
「まず、政府・与党案の徹底的な批判なくして
しっかりした対案は作れない」
（2006年1月13日
拝啓、前原誠司さん江：「正しい対案提出主義」とは何か？（前編）
拝啓、前原誠司さん江：「正しい対案提出主義」とは何か？（後編） ）
と、厳しく批判したのは
常連さんには御存じの通り。（苦笑）
政策の傾向としては、
前原さんの印象が強いので
基本的には
「保守的」
ということになるだろうけど、
その一方で
枝野、仙谷、古川さんら、
リベラル的な傾向の強い
政策通もいる。
ここからは、どちらかと言えば
「左派」的な傾向の
グループを紹介する。
まず、菅直人さん・江田五月さんのグループ。
旧社民党系、市民運動系の
受け皿になっているグループである。
私は管さんについては、
厳しいことを書いたことも
一度や二度ではないのだが
（URLはあえて貼りつけません＝苦笑）
ただ、管さんの功績として
評価すべきだと考えているのは
「市民運動を永田町に根付かせた」
ということだ。
要は、管さん以前の日本政治は
左翼といえば、
社会党、民社党、共産党など
労組の支援を受けた
政党ばかりであった。
労組ってのは
弱者の味方のようだけど
実は、大企業など
大きな組織の人間だし、
一流大学を出たエリートが
中心だからね。
本当の草の根からの
運動ではないわけでね。
市民運動が日本の国会で
存在感を持つようになるのは、
菅さんが政治家として
ブレークして、
それに続いて
市民運動の人たちが
政界に入ってくるように
なったからである。
多くの民主主義国家で、
「緑の党」など
市民運動系の政党が
一定の影響力を持つのが
１つの潮流となっている中で
日本でもその流れを作った
菅さんの功績は大きい。
さて、その菅さんと江田参院議長を
中心とするグループの人数は
28人（参院13人）。
主な所属議員には池田元久、岡崎トミ子、
円より子、家西悟などがいる。
最後に、旧社民系の2つのグループ。
社民党出身者というよりは、
旧総評系労働組合の
サポートを受けている議員の
グループである。
１つは、平岡秀夫・近藤昭一ら
「若手護憲派」のグループで、
15人（参院7人）。
政策の傾向としては、
言うまでもないが
護憲、集団的自衛権の行使に
反対である。
おもしろいのは
落選中ではあるが、
楢崎欣也、大出彰という
かつての
「国会止め男」「爆弾男」
（2006年3月4日
野党とはなにか？：民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ！（苦笑）（前編）
野党とはなにか？：民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ！（苦笑）（後編） ）
の息子たちが
このグループにいると
いうことだろうね。
最後に、横路孝弘さんのグループ。
筒井信隆、赤松広隆、輿石東らの
ベテランを中心に
31人（参院21人）である。
彼らは、コテコテの左翼であり、
なにを差し置いても
その政策志向の中心なのが、
「護憲」
である。だから一見
小沢執行部とは
相容れないように思えるのだが、
意外にも彼らは党内で
「主流派」である。
しかも、彼らはベテランらしく
長年の野党経験を生かして
小沢執行部の国会運営を
しっかりと支えてきた。
（2007年4月3日
小沢一郎では政権は取れない。しかし、小沢一郎にしかできないことがある。（前編）
小沢一郎では政権は取れない。しかし、小沢一郎にしかできないことがある。（中編）
小沢一郎では政権は取れない。しかし、小沢一郎にしかできないことがある。（後編） ）
では、なぜ小沢さんと旧社民党系が
いい関係を築けたのかというと、
それは民主党と小沢さん率いる自由党が
合併した時に話が遡る。
（2003年7月30日
「民主党」「自由党」合併 ）
小沢さんは、民主党入りした時、
最初に、横路さんに自ら会いに行った。
そして、小沢さんは持論である
「国連待機軍構想」
を横路さんに説明し、
「これは、憲法9条を守るということです。
私は貴方と同じ考えです」
と言った。
これで、最初は
警戒感を露わにしていた
横路さんも
小沢さんを信頼し、
小沢さんと旧社民党系の
強固な関係が出来上がったと
いうわけだね。
まあ、いかにも手段を選ばない
小沢さんらしいやり方と言えば
その通りだけどね。（苦笑）
さて、民主党の派閥（グループ）を
一通り紹介したところで、
ここから先は、
民主党内の状況について
説明してみたいと思う。
それでは、（３）へ。
グループである。（苦笑）
「前原誠司さん・野田佳彦さんのグループ」。
このグループは
「凌雲会（前原派）」「花斉会（野田派）」
と分けるときもあるが、
ここでは一括りにして考える。
約40-50人（参院約10人）の
旧日本新党・さきがけ系が中心で、
もっと言えば「かみぽこ政治学」で
何度か取り上げてきた
「93年組」
（2007年8月1日
参院選総括（後編）：「９３年組」への猛ゲキ。 ）
つまり、自民党が38年ぶりに下野し
細川政権が誕生した時に
初当選した人たちが
中心となっている。
主な所属議員としては、
小宮山洋子、長島昭久らが
挙げられるわけだけど、
彼らは、若手の頃から
政策立案の最前線に
立ってきたことから、
自信を持っている。
（反面、「下積みが足りない」と
言われるように、
足腰の弱さが指摘される）。
だから、前原さんが代表の時、
「対案路線」
を打ち出して、
「政権担当能力」
を、アピールしようとしたし、
現在でも、小沢代表の
「対立軸路線」に
批判的な姿勢だったりする。
ただ、私はかつて、
この「対案路線」を
「まず、政府・与党案の徹底的な批判なくして
しっかりした対案は作れない」
（2006年1月13日
拝啓、前原誠司さん江：「正しい対案提出主義」とは何か？（前編）
拝啓、前原誠司さん江：「正しい対案提出主義」とは何か？（後編） ）
と、厳しく批判したのは
常連さんには御存じの通り。（苦笑）
政策の傾向としては、
前原さんの印象が強いので
基本的には
「保守的」
ということになるだろうけど、
その一方で
枝野、仙谷、古川さんら、
リベラル的な傾向の強い
政策通もいる。
ここからは、どちらかと言えば
「左派」的な傾向の
グループを紹介する。
まず、菅直人さん・江田五月さんのグループ。
旧社民党系、市民運動系の
受け皿になっているグループである。
私は管さんについては、
厳しいことを書いたことも
一度や二度ではないのだが
（URLはあえて貼りつけません＝苦笑）
ただ、管さんの功績として
評価すべきだと考えているのは
「市民運動を永田町に根付かせた」
ということだ。
要は、管さん以前の日本政治は
左翼といえば、
社会党、民社党、共産党など
労組の支援を受けた
政党ばかりであった。
労組ってのは
弱者の味方のようだけど
実は、大企業など
大きな組織の人間だし、
一流大学を出たエリートが
中心だからね。
本当の草の根からの
運動ではないわけでね。
市民運動が日本の国会で
存在感を持つようになるのは、
菅さんが政治家として
ブレークして、
それに続いて
市民運動の人たちが
政界に入ってくるように
なったからである。
多くの民主主義国家で、
「緑の党」など
市民運動系の政党が
一定の影響力を持つのが
１つの潮流となっている中で
日本でもその流れを作った
菅さんの功績は大きい。
さて、その菅さんと江田参院議長を
中心とするグループの人数は
28人（参院13人）。
主な所属議員には池田元久、岡崎トミ子、
円より子、家西悟などがいる。
最後に、旧社民系の2つのグループ。
社民党出身者というよりは、
旧総評系労働組合の
サポートを受けている議員の
グループである。
１つは、平岡秀夫・近藤昭一ら
「若手護憲派」のグループで、
15人（参院7人）。
政策の傾向としては、
言うまでもないが
護憲、集団的自衛権の行使に
反対である。
おもしろいのは
落選中ではあるが、
楢崎欣也、大出彰という
かつての
「国会止め男」「爆弾男」
（2006年3月4日
野党とはなにか？：民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ！（苦笑）（前編）
野党とはなにか？：民主党は「審議拒否」「牛歩戦術」から学び直せ！（苦笑）（後編） ）
の息子たちが
このグループにいると
いうことだろうね。
最後に、横路孝弘さんのグループ。
筒井信隆、赤松広隆、輿石東らの
ベテランを中心に
31人（参院21人）である。
彼らは、コテコテの左翼であり、
なにを差し置いても
その政策志向の中心なのが、
「護憲」
である。だから一見
小沢執行部とは
相容れないように思えるのだが、
意外にも彼らは党内で
「主流派」である。
しかも、彼らはベテランらしく
長年の野党経験を生かして
小沢執行部の国会運営を
しっかりと支えてきた。
（2007年4月3日
小沢一郎では政権は取れない。しかし、小沢一郎にしかできないことがある。（前編）
小沢一郎では政権は取れない。しかし、小沢一郎にしかできないことがある。（中編）
小沢一郎では政権は取れない。しかし、小沢一郎にしかできないことがある。（後編） ）
では、なぜ小沢さんと旧社民党系が
いい関係を築けたのかというと、
それは民主党と小沢さん率いる自由党が
合併した時に話が遡る。
（2003年7月30日
「民主党」「自由党」合併 ）
小沢さんは、民主党入りした時、
最初に、横路さんに自ら会いに行った。
そして、小沢さんは持論である
「国連待機軍構想」
を横路さんに説明し、
「これは、憲法9条を守るということです。
私は貴方と同じ考えです」
と言った。
これで、最初は
警戒感を露わにしていた
横路さんも
小沢さんを信頼し、
小沢さんと旧社民党系の
強固な関係が出来上がったと
いうわけだね。
まあ、いかにも手段を選ばない
小沢さんらしいやり方と言えば
その通りだけどね。（苦笑）
さて、民主党の派閥（グループ）を
一通り紹介したところで、
ここから先は、
民主党内の状況について
説明してみたいと思う。
それでは、（３）へ。
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最終更新日
2008年08月23日 15時48分49秒
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