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1月14日にここで、市内に現れたサルの話を書きました。
サルは市内の城山で目撃されてからは、行方は杳として知れず・・・もう2週間になります・・・
今日、タクシーに乗りました。
話好きの運転手さんが「朝、お客さんを乗せて県中央部の山道を走っていて鹿を見た」という話をしてくれました。
「鹿ね・・・鹿はきれいよね・・・そのあたりだったら、サルなんかもいるんでしょう?」と言うと、
運転手さん、くるりと振り向いて・・・ちょうど赤信号だったので・・・
「お客さん、サルなんて・・・そんな山奥行かなくても、もうそこらへんにいっぱいいますよ・・・悪いですよ~あいつら・・・」
そこで信号が青になったので、また前に向いて、車を運転しながら
「私の妹、N市の海沿いにいるんですけどね、サルがね、冬になると海辺があったかいっていうんで、群れになって、海辺に避寒にくるんですよ・・・団体で・・・それでね、昼間はのんびりと海辺で遊んで・・・車が通っても平気なんですよ。横目で見て『ふん』てなものですよ
・・・それでね、妹の家、庭に柿の木があって・・・柿が熟れたから採ろうと思って、柿の木の下に行ったら、サルがもう先に行ってて、熟れたヤツを食べてるんですよ、木の上で・・・そして下の人間に柿ぶっつけるんですよ・・・まだ熟れてないヤツを・・・ちゃんと区別してるんですよ・・・ウチの柿の木ですよ・・・なのになんでサルに食べられたうえに柿ぶっつけられなくちゃいけないんですか・・・もう腹立って・・・」
「サルに柿、ぶっつけられて・・・なんか猿蟹合戦みたいな・・・」
「ほんま・・・そしたら、ウチの妹カニかいな・・・あれ、あんまりきれいじゃないな・・・」
「う~ん・・・でも皆が敵討ちしてくれたから・・・人望があったのよ、きっと」
「・・・でも、あれ、クリだのウスだのに助けられるんでしょ・・・ウスに助けられる、っていうのもなんかこう・・・情け無い」
「ほんとに・・・」
ちょうどそこで家に着きました・・・助かった・・・