あんなこと、こんなもの

あんなこと、こんなもの

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2007.02.01
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 昨年12月、世間があわただしくなり始めたころ・・・

 交差点の前のビル、角地、1階の携帯電話屋が店じまいして、いきなり工事が始まりました。

 「わ、なんだなんだ・・・何ができるの?」と騒いでいるうちに、建築屋さん・・・そして内装工事屋さんが出入りしはじめ・・・

 「大掛かりな改装工事らしい」

 「あそこ、家賃高いでしょうに」

 「あれだけ大掛かりな工事するなんて、お金持ちなのね」とご近所や通りがかりの野次馬が噂していると・・・

 やがて、正面のウィンドウに花のイラスト・・・

 「花屋さんか~」

 「でも・・・なぜ・・・このへんには大きな病院もホールもないし・・・ちょっと行ったら飲み屋街があるけど、あそこには花屋さん何軒もあるし・・・なんでここに・・・」

 などとがやがや言ってるうちに、12月中旬・・・いよいよ開店。

 ぎっしり並べました・・・

 鉢植えの蘭、植木、切花、花苗、観葉植物、鉢に鉢カバー、金の一杯入った花器がずらり・・・あの金ぴかになんの花入れるんだろう・・・

・・・立錐の余地も無い、という言葉思い出しました・・・

 店の中に入りきらなくて、外にも棚を作ってぎっしり・・・

 そして・・・バックに流れる、スマップの「世界にひとつだけの花・・・」

 クリスマスが近くなるとクリスマスアレンジ・・・これも外にはみ出し

 12月25日には「クリスマスアレンジ2割引」・・・バックは「世界にひとつだけの花」・・・ずっとこれ、1日中これ・・・

 クリスマスが過ぎると、お正月用の金銀の柳、菊、センリョウ、松・・・これははみ出した分、蘭やバラや百合は店の中

 そして・・・「世界にひとつだけの花」

 ウィンドウには「バラ00円」「菊00円」その横に「シキビ(ご仏前用)00円」と大書した張り紙・・・

 師走の街に響く「世界にひとつだけの花」・・・信号待ってるあいだに覚えてしまいました・・・

 そして新年

 なぜか、大根と白菜とキャベツが並んでいる・・・バックに流れる「世界にひとつだけの花」・・・テープだったらとっくに擦り切れ、CDは強い・・・

 「00の大根00円」「白菜00円」ボール紙に大書・・・安い、良く売れてるらしく、2時間後に通ったらほとんどありませんでした。

 そして・・・

 大根、白菜、キャベツ、のうえに葱やみかんも加わり・・・野菜コーナーは徐々に広がって・・・今では店の左半分が野菜とシキビ・・・

 「花屋やめて八百屋にするのかしら」

 「いや、お金持ちみたいだから、このまま続けるんじゃない?」

 「しかし・・・なんだって花屋してみよう、なんて気になったのかしら?」

 「きれいで、儲かる、って思ったのかしら・・・」

 しかし、なんにしろ・・・

 あの「世界にひとつだけの花」はもうやめて欲しい、このままだと、店員さんたち(3人くらいいます)がノイローゼになってしまう・・・というのが一致した意見でした。

 今日夕方通ったら・・・小松菜と水菜が増えていました・・・ 






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Last updated  2007.02.01 20:39:52 コメント(9) | コメントを書く


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