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いよいよ2017年も明日が最後の一日、今年も日本百名山を含む数多くの山を楽しむことができました。 ここ一週間ほど風邪気味なこともあって控えていましたが、年が明ければまた新たな気持ちで山登りにトライしていきたいと思っています。 今日、大阪でカフェを営む長男夫婦が孫を連れて帰省してきました。 年末年始、賑やかな日々が過ごせそうです。(1歳5か月のじぃ君です) さて、当ブログ、開設した時は退職して間もない62歳、3年ぐらい続けてみようと・・・、60歳代の俗語「アラ還」をタイトルに使いました。 しかし、あれやこれやで8年が経過・・・。来年1月の誕生日で古希の大台へ、タイトル名も全然そぐわなくなりました。 というわけで、一旦、「登るアラ還」を閉じさせていただきます。 これまで訪問していただいた皆様、ありがとうございました。 またいつの日か再開することをお約束してお別れしたいと思います。 皆様良いお年をお迎えください。
2017.12.30
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玄関脇の温度計、今朝(18日)はマイナス2度、寒い日が続いています。17日午前8時、ふいご温泉登山口から、山頂の霧氷を期待して高越山へ・・・。中腹の中ノ郷(555m)、積雪はありませんが池の水は凍りついていました。(中ノ郷から望む高越山、鳥居をくぐって山頂を目指します)(すっかり凍り付いた万代池)登山口から2時間半、山頂直下の高越寺に到着。足跡がないところを見ると今日は私が初登頂のようです。境内はさすがに銀世界、じっとしていると寒さが身に沁みます。お寺の管理人室もひっそりとしています。いつも居る管理人さん、積雪のため10日ほど前から不在となりました。3月中旬までお休みです。あまりにも寒いので裏に設置されている温度計を見るとマイナス7度でした。しかし、この寒さではありましたが、山頂では残念ながら霧氷をみることは叶いませんでした。下山も往路を下ります。この日は日曜日、8人の登山客に出会いました。お互いに一声かけあってすれ違います。気持ちのいいものです。今年もこの冬はトレーニングを兼ねて高越山での山歩きが続きます。
2017.12.18
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12月と聞くと、また一つ年をとるのかと、誕生月が1月だけに・・・1年の過ぎ去る速さを感じてしまいます。寒気が到来した1日、ふいご温泉ルートから高越山を目指します。登山口7時45分スタート、気温1度。歩きだして30分ほど経った頃、登山道沿いにスミレが見つかりました。この寒い時期に咲いているとは驚きです。以下、この日の点描です。この花は何だろう?冬イチゴは真っ盛りです。中ノ郷にある標柱、ここでほぼ中間点。休憩所の水場、ホースの先から水が出ていました。10時15分山頂到着。ここは氷点下1度の世界、風が冷たい!山頂の南側からは、剣山系が一望できました。剣山(1955m)の山頂、ここから見る限り積雪はまだなさそうです。山頂直下の高越寺 高越寺、この日は、おついたちと言って、毎月1日、お寺の住職のほか関係者によるご祈祷が催されます。 管理人室には数人の関係者が来ていました。 管理人さんの駐在は今月10日までとのこと、邪魔にならないよう早々に下山することにしました。
2017.12.02
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11月26~27日、NPO活動の仲間たちと大分県へバス旅行をしてきました。 別府近郊でNPO事務局が選んだ山は国東半島にある両子山(ふたごやま)でした。 四国最西端の佐田岬半島(三崎港)からフェリーで佐賀関へ・・・先ずは両子山を目指します。(両子寺の駐車場) 登山口には立派なお寺(両子寺)がありました。境内の紅葉もきれいです。 ザックを背負って先ずはお寺に参拝。 山頂まで舗装道が続いていましたが、その坂は結構きつい登りです。 登り始めて40分、電波塔のある山頂が見えてきました。 山頂(721m)で記念撮影。 心配していた天気、午後から時々雨の予報でしたが、小雨が少しぱらついた程度ですみました。 展望台からの眺め、こちらは伊予灘でしょうか、眺望を楽しむことができました。 下山は、リーダーの先導でトラロープが張られた険しい急坂の山道を下りました。 以下、その途中々で出会った光景・・・ ・鬼の背割り・奥の院本殿 参加者全員(32名)、無事に下山、初めて登った両子山、お寺とともに歴史と信仰を感じたひと時となりました。 以下は、今回の旅で巡った観光スポットです。・宇佐神宮へ・・・神宮へ着いたのは午後4時半、日がかなり傾き、薄暗く感じられます。 広い境内に驚きました。この神社は全国の八幡神社の総本宮とのことでした。(参道には巫女さんの姿も見受けられました) この日は別府温泉で疲れを癒します。 翌日は、耶馬渓を見学 一目八景の展望所、奇岩と紅葉に見とれてしまいました。・夫婦岩↓ 続いて、臼杵の石仏へ・・・ 最後に・・・ホテルで頂いた大分の焼酎も美味しかったです。
2017.11.29
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19日、今年一番の寒波が到来、朝の外気温は4度でした。 久々に穴吹ルートから登ります。 穴吹ルートの登山口は標高290m、山頂まで約3.5kmの登山道です。 午前7時半、登山口をスタート。(穴吹ルート登山口) 中腹の尾根から望む西方面の景色 晴れの予報ですが上空は曇が広がっています。上の写真を撮るときは西からの寒風に震えました。 そんな中、まだ咲いているトリカブトが目に入りました。 黄葉が楽しませてくれます。 頂上に近づくころ、なにやらチラついてきたかと思ったら、粉雪でした。寒いはずです。 お寺の境内で、初めて高越山にきたという男性3人組に出会いました。話をしながら頂上へ着くと、なんと思ってもみなかった霧氷が出迎えてくれました。(頂上1133mの弘法大師像) 小ぶりながら霧氷ができていました。 初めて登った人たちを奥の院へ案内、その道中はもう冬景色です。 管理人室に立ち寄ると、入口脇に一匹の猫がいました。 管理人さんの話では、誰かが連れてきて捨てたのでは、とのこと?・・・可哀想なことをするものです。 お寺に居ついてしまったそうです。 最近は寒くなったので夜は管理人室に入れているそうですが、来月半ばから管理人が不在になるので心配です。(可愛らしい猫です) 私も猫好きなので飼いたいのはやまやまですが、時々留守をすることと、家内は猫が苦手な方なので、どうしたものか悩ましいところです。
2017.11.20
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このところNPO活動に集中していたため、高越山がすっかりご無沙汰になっていました。 最近登った中津山、石堂山、国見山等はいずれも標高1500m前後の山、高越山より500mほど高い山ですが登山口の標高が800~1000mもあることから割と気楽な気持ちで登れます。 しかし、高越山は登山口が110m、山頂までの標高差は1000m、標準タイム2時間半は、登り慣れているとはいえ気合が入ります。 1ヶ月ぶりにふいご温泉登山口から登ります。 登り始めて1時間。中腹の中ノ郷に到着、快晴の秋空がまぶしく感じます。 中ノ郷の休憩所付近には水場がありますが、今日は水が出ていませんでした。 木々の黄葉が疲れを癒してくれます。ゆっくりペースで山頂を目指します。 登山口から2時間半、頂上(1133m)到着。こ 弘法大師像を取り巻く木々の葉はほとんど落ちました。季節を感じます。 今日は前回の国見山とは打って変わって快晴、剣山系がくっきりと望めます。 お寺に戻り管理人室へ立ち寄ると、今日はYさんが出迎えてくれました。 美味しいお茶をいただいた後、境内を歩いていると・・・なななんとその境内で狸に出会いました。 人怖じしない感じ、傍にいても逃げようとはしません。可愛いです。 管理人さんからは残飯に群がる2匹の狸がいると聞いていました。その内の一匹でしょうか。 この姿を見て癒されました。 さて中ノ郷の水場、水が出ていないのが気になります。 下山途中、その水源へ行ってみることにしました。以前、先輩のTNさんに連れて行ってもらったことがあります。 登山道から杉林の中へと、ホースが水源地へ向かっています。ホースに沿って細い山道が続きます。 歩くこと20分、水源地に近づきました。 ここが水源です。小さな渓流です。 その渓流の下に小さな貯水池を作り、そこから水をホースに取り込む仕組みです。 見ると、その貯水池には落ち葉などが堆積、ホースの取水穴が泥で詰まっていました。 先般の台風で、貯水池を覆っていた金網が飛ばされていました。 落ち葉などを取り除いてホースの取水穴も掃除、飛ばされていた金網をかぶせて風で飛ばされないようその上に石を置きなんとか復旧することができました。 そして、中ノ郷の水場へ下山してみると、果たして・・・清らかな水が出ていました。 やった~と思わず声が出ました。 今日は思いがけない動物(狸)との出会いと、中ノ郷の水場の水源の保守、・・・いろんな意味で収穫があった一日となりました。
2017.11.06
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国見山(1409m)は愛媛県との県境、四国のへそにあたる場所にあります。 頂上からの展望は抜群で、名前の通り四国の主要な高峰が望める山です。 登山口へは吉野川上流域の「小歩危・大歩危」という景勝地沿いの国道を進みます。 吉野川上流域は、日本一の激流を誇り、世界に数あるラフティングスポットの中でもトップレベルの激流と言われています。 先月、ここで世界から80チームの選手が訪れラフティングの世界大会が行われました。 国道沿いにはモンベル店があります。 午前8時半、標高1000mの登山口に到着。一台の先客がありました。 この時点では晴れ間が見えて、快適な登山になるはずでしたが・・・。 登山口近くの紅葉。 しばらくは雑木林を進み、防火線と呼ばれる広い山道を進みます。 この辺りから、ぽつぽつと小雨が降ってきました。予想外です。 ここから1370m標高点まで広い防火線の急坂が続きます。 この途中で、高知県から来たという男女3人組に出会いました。 女性2人は予想外の雨に戸惑い気味、カッパを着用していました。 標高点を過ぎるとなだらかな登山道になります。周囲は霧雨に覆われてきました。 天気予報ではこんなはずではなかったのですが・・・小雨が止みそうにありません。私もしかたなくカッパを着用、落ち葉を踏みしめながら先を急ぎます。 登山口から約1時間、山頂直下の国見神社を通過。 9時35分山頂到着。 雲霧で周囲は真っ白、視界はありません。大展望を期待していただけに絶望感は大です。 写真だけ撮って、早々に往路を下山します。 登る途中で追い越した高知県の登山者、下山途中で出会うのかと思いきや、出会うことなく登山口に着きました。車も無くなっていました。どうやらこの天候不良で引き返したようです。 帰路は、祖谷渓の景色を観ながら県道を走ります。 祖谷渓谷の名物「小便小僧」、切り立った断崖に設置されています。 下を覗くと足がすくんでしまいます。 祖谷渓の景色 この頃になって天候が回復、上空に青空が広がってきました。 たまにはこんな日もあるのかと、気を取り直して帰途につきました。
2017.11.05
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石堂山(1636m)は山頂付近にオベリスクを思わせる御塔石という立派な大岩がある山です。 つるぎ町半田地区から県道に入り約1時間、最後は未舗装の林道を5分ほど走ってようやく登山口の石堂神社へ到着、気温は5度、肌寒く感じます。(石堂神社) 登山口の石堂神社は標高1200m、山頂まで3.2kmの距離、いざ出発。 上空は青空が広がっています。気持ちよく歩が進みます。 標高1500m付近、期待していた紅葉が目に入ってきました。 登山口から1時間半、いよいよ頂に迫ったとき御塔石(おとういし)が目の前に現れました。 いつみても見事な景観です。この山のご神体だそうです。 高さ8メートルの大岩は圧倒的な存在感があります。 ここを通り過ぎて山頂側から眺めもすばらしい。 山頂はもうすぐです。 山頂は丸くて平ら、北と西側は木々があり展望はあまり良くはありませんが、南と東方面は展望が開けています。 目の前には県内第5の高峰、矢筈山(1846m)が望めます。 この山頂から縦走路(片道約1時間)があり、いつか歩いてみたいと思っています。 その左手に小さく見える三角錐は天狗塚(1812m)。 深まる秋の紅葉と展望を楽しんだ一日になりました。
2017.11.02
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NPO活動を兼ねて27日、県西部にある中津山(1447m)を登ってきました。 この山も登山口まで遠いのが難点・・・自宅午前6時半出発、途中コンビニでおにぎりを調達、ひたすら国道を走り西祖谷地区から狭い林道へ・・・2時間かかってようやく標高800mの登山口に到着しました。(林道の終点にある登山口) 午前8時30分、外気温は11℃、登山開始です。 しばらくは杉林の中を歩きます。10分ほど登っていると寒さを感じなくなります。 この登山道にも数か所、倒木がありました。例によって持参した鋸で撤去します。(撤去後、跨がなくてもすんなりと通れるようになりました。) 歩き始めて約1時間、尾根を登っていると、杉林の隙間から山肌の紅葉がチラチラと目に映ります。 尾根の断崖の辺りまで行ってみると素晴らしい景色が広がっていました。 紅葉が始まっています。 登山口から1時間40分、山頂にある社の赤い屋根が見えてきました。 頂上の木々も紅葉に染まっていました。 この山にも高越山同様、頂上に弘法大師像があります。(山頂の中津山大権現) その近くには「黄金の池」と呼ばれる池があります。山頂にあるにもかかわらず涸れたことがないそうです。 山頂からの展望は素晴らしく、周囲の山々が見渡せます。 南側には天狗塚方面の山々が・・・ 東方面には、烏帽子山、矢筈山等の山々が・・・ また、西方面には愛媛県の山々も遠望できます。 この日は、登山中に一瞬でしたが前方を横切る鹿を目撃しました。 そして登山道脇で偶然見つけた鹿の角、これまで何年も登山していて初めて見つけました。 いい記念になりました。 秋晴れのなか、清々しい山歩きになりました。(拾った鹿の角)
2017.10.28
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我が家の庭にアサギマダラがやってきました。 10年ほど前、友人からいただいたフジバカマの苗を庭の一角で育てていました。 もらったのは数本でしたが、年を追うごとにだんだん株が増えました。(我が家のフジバカマ〈藤袴、キク科〉) アサギマダラは5年ほど前に、南アルプスへ登山した時に見かけました。その時は高山に生息する蝶とばかり思っていました。 それが数年前に突如、我が家のフジバカマに来てくれるようになりました。 近年、アサギマダラは貴重な渡り蝶として新聞でも紹介されることが多くなりました。 しかし、この2~3年、その姿が途絶えていました。 18日、そのフジバカマに1頭のアサギマダラがとまっていました。 秋雨前線で雨が降り続いていたなか、18日だけ太陽が顔を見せたその日でした。 しかし、こんな小さなフジバカマの群落をよく見つけてくれるものだと感心します。 以前はつがいで来た時もありました。 とにかくうれしいの一言、ちょっとした感動を覚えました。
2017.10.20
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剣山の紅葉が気になる時期になりました。 紅葉見物は週末頃にと思っていましたが、週末にかけて天気は下り坂、頂上ヒュッテに電話すると今が見ごろと教えてくれました。 11日、急遽、剣山へ行くことにしました。久々に家内が同行です。家内は3年ほど前から股関節を痛め登山から遠ざかっていました。最近だいぶ調子がいいとのこと。 午前9時10分、登山口の見ノ越を出発。今回は家内が同行のためリフトを利用します。 久々に乗るリフトからの眺めもグッド、西島駅に近づくにつれ山肌に広がる紅葉が目に入ってきました。 紅葉の絶好ポイントは二度見展望所、と昨日問い合わせをした時に聞いていました。 西島駅でリフトを降りて、その場所を目指します。 途中で出会ったトリカブト、剣山に生息するトリカブトは「シコクブシ(四国附子)」と呼ばれています。ブルーが鮮やかです。 途中で鍬を持った男性に出会いました。時々見かける方ですが、剣山の登山道の巡視活動をされている方です。 この日も登山道の段差が高い所へコンクリートブロックを置いて補修されていました。私も同じような活動をしていますが、なかなかここまではできません。頭が下がる思いです。(景色を眺める家内と巡視員さん) その目の先には、紅葉越しに広がる三嶺、塔ノ丸の山々。(巡視員さんが補修された登山道) 大剣神社を経由して二度見展望所へ・・・雄大な景色が広がっていました。背景の山は次郎笈(1929m) 標高1800m辺りから見る剣山頂上方面。 空は快晴に・・・真っ青に映える山肌の紅葉にしばらく見とれてしまいました。 十分、景色を楽しんだ後は、早々と帰路に・・・。 実はこの日の夜、もう一つイベントがありました。 あの日本百名山を一筆書きで駆け抜けた超人「田中陽希氏」の講演会が夜の7時から開催されるのです。 映像を交えながら講演される田中陽希氏 会場はほぼ満席状態、1時間30分にわたって体験談などがお話しされました。 本職はプロアドベンチャーレーサーとのこと、前半は本来のアドベンチャーレースの事、そして100~200名山走破のことなど、面白楽しく話をされ、あっという間に時間が過ぎました。 田中陽希氏は話術にも長けていました。 次のチャレンジは来年1月から1年半かけて、300名山の一筆書きにチャレンジされるそうです。 今回は雪の時期も含めて、今まで登った200名山も改めて登り直すとのこと、驚くべき挑戦です。 成功を祈りたいです。
2017.10.12
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NPO活動で、今回は風呂塔から火打山を歩きます。 標高1150mの風呂塔登山口、かつては一帯がキャンプ場として利用されていましたが、施設の老朽化等により現在は休止されています。 8日午前8時、登山口に到着、駐車場には2台の先客がありました。 かつてのキャンプ場跡地・・・この脇を通って登山道へ進みます。 先ずは風呂塔(ふろんとう)の頂上へ向かいます。約30分の行程です。 気持ちのいい林間歩道が続きますが・・・ 登山道に倒木が覆いかぶさっていました。これを除けるのも活動の一環です。 持参している携帯のこぎりで切断し何とか通れるようにしました。 風呂塔頂上(1402m)到着、まだ8時40分ですが周りは靄がかかっていて展望はありません。 休憩して、次はお隣の火打山へ向かいます。縦走路は約2㎞。 登山道脇には秋の花々が咲いていて、気持ちを和ませてくれます。🌸トリカブト(鳥兜)🌸シロヨメナ(白嫁菜)🌸リンドウ(竜胆)🌸アキノキリンソウ(秋の麒麟草) 午前10時、火打山頂上(1422m)に到着、周りは木々に囲まれ展望は良くありません。 頂上で軽食をとり、下山は往路を戻ります。その途中香川県坂出市からきたという中年の夫婦に出会いました。香川県は高い山が無いため、徳島の山へ来る人が結構います。 天候も次第に晴れて晴天になりました。帰路時、風呂塔から望む火打山方面。 清々しい秋の山を楽しんだ一日になりました。
2017.10.09
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秋晴れのもと、剣山系の一角、赤帽子山(1620m)へ行ってきました。 今回は中尾山高原の登山口から、中尾山を経由して赤帽子山頂上を目指します。 その登山口へ向かう途中、路上前方にニホンジカがいました。手前で車を止めて撮影しました。 午前8時30分、中尾山高原にある平成荘前の駐車場に到着。 この高原にはグラススキー場を中心にバンガロー、オートキャンプ場などが整備されています。 グラススキー場脇の遊歩道を通って登山道へと進みます。先ずは中尾山展望台へ・・・ 歩き出して35分、展望台が近づいてきました。この表示板には展望台のてんが「天」になっています。 天望台がどんな所なのか?と気になりますが、実はなんにもありません。 以前あった休憩所の跡地があるだけです。ここからは展望はなく、まさに天を望む所です。 小休止のあと、赤帽子山を目指します。 ここから赤帽子山山頂までは、1時間余りの行程、40分ほどブナやモミの原生林の中を登っていきます。 紫色の花が目に止まりました。トリカブト(鳥兜、キンポウゲ科)でした。 原生林を過ぎると、展望のよい広々とした笹原に出ました。 その笹原でも、高山ならではの花に出会うことができました。 先ずは、ウメバチソウ(梅鉢草、ニシキギ科) 続いてリンドウ(竜胆、リンドウ科) センブリ(千振、リンドウ科)も咲いていました。 頂上に近づきました。二人の先客がいるところが頂上です。左は剣山(1955m) 頂上からは360度の展望が広がっています。 こちらは、東方面の山々・・・ さて、ここで先日買った登山用腕時計について・・・今まで約10年ほど使っていた登山用時計が2か月ほど前から調子が悪くなりついに故障しました。修理依頼するも古いため部品が無いとのことで、今回、かねてから欲しかったスント・トラバース・アルファを購入しました。 GPSと気圧を組み合わせたヒューズドアルチ機能による高度表示、ルートナビゲーション機能等が気に入っています。(SUUNT TRAVERSE ALPHA )頂上で8mほど誤差が出ました。 この日は、高越山では見ることができない、色々な高山の花に出会えたラッキーな一日でした。(追加)下山時に見たグラススキー場、軽快に滑るスキーヤーに見とれました。
2017.10.01
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先月下旬、右股関節あたりに痛みが生じて1か月ほど山歩きを自制していましたが、最近やっと痛みが取れてきたので、久々に高越山へ登ることにしました。 24日、午前7時30分ふいご温泉登山口をスタートします。天候は晴れ、気温18度。 足の違和感はそれほどありませんが、念のため今回はストック2本使って登ることにしました。 1時間10分ほどかかって中腹の中ノ郷へ到着、池の周りに咲いている彼岸花を眺めながら小休止。季節を実感します。 中ノ郷から少し登った地点、登山道わきになんとギンリョウソウが咲いていました。 驚きました。この場所で見るのは初めてです。この時期(秋)に咲くのは、ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬、シャクジョウソウ科)と言うそうです。 頂上近くではオタカラコウ(雄宝香、キク科)の群生に出会いました。 さてこの花は・・・ 花を拡大すると・・・ 「ミヤマヒキオコシ」のような気もしますが・・・時間をかけて調べてみます。 お寺の管理人室へ立ち寄ると、管理人のKさんと登山仲間のTさんがいました。雑談に加わっていると、穴吹ルート専門のFさんもやってきました。 私には先日から気になっていたことがありました。 前回、ご紹介した旧の女人堂跡へ表示板を設置した件です。 その後、ある人から、穴吹ルート上には、別の所にあると聞いていたのです。 それが本当だとすれば、前回、表示した場所は何なのか??疑問が生じていました。 一度その場所へ行ってみたいと思っていました。Fさんにその話をすると、その場所をご存知でした。 快く連れて行ってくれました。そこは通常の登山道から逸れて昔の踏み跡を辿って行った所にありました。知る人ぞ知る場所です。 平らになった空き地、基礎と思われるところには石を積んだ跡が見受けられます。(案内して頂いたFさん)(壊れた風呂釜も放置されていました) 間違いなく女人堂跡のようです。そして前回、表示板を設置した場所も、Fさんによると、ここへ移転する以前の女人堂跡だそうです。お父さんから聞いた記憶があると言っていました。 これまで町史とか高越山にまつわる書籍を調べましたが、女人堂跡まで詳しく書かれた書籍はありませんでした。疑問が解けて安心しました。 その道中でも山野草に出会いました。・ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草、ユリ科)・ツルリンドウ(蔓竜胆、リンドウ科) 今日は気になっていたもう一か所の女人堂跡の確認と、秋の色々な花に出会えたラッキーな1日となりました。足の痛みも気にならなくなりました。
2017.09.25
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久々のブログ更新です。 先月の下旬、右足の股関節あたりに痛みが出てしばらく養生していました。ここ数日痛みが治まってきたのでそろそろ登山を開始したいと思っています。 そして愛用のノートパソコンも10日ほど前にダウン(起動しなくなった)、富士通へ問い合わせて指示されるまま色々試してみたがダメ、結局Cドライブを購入時の状態に戻すしか方法がなくなりました。 約1年前までは時々データをバックアップしていましたが最近途絶えていました。約1年間のデータが全部消えてしまいました。日頃の不摂生、後悔の念に駆られました。 讃岐うどん巡りも久しぶりです。今回は坂出市周辺を巡ります。 先ず1軒目は、「よしや」、純手打ち、セルフサービスのお店です。 純手打ちとは、機械を一切使わず手で練って足で踏んで、こねて伸ばして、包丁で1本ずつ手切りするという手間暇かけたうどんです。 確かに麺は手打ちそのものの切り口、出汁は薄味で私好みの味でした。 続いて2軒目は、以前から行ってみたかったお店「日の出製麺所」。何といってもこのお店の特徴は、開店時間、毎日11時30分から12時30分の1時間だけです。 そのお店についた時間は11時35分、平日なのにもうこの行列です。 元々は讃岐うどんの製麺所、その製麺所内でうどん店を始めたそうです。 下の写真は、店内の様子、どこかの放送局でしょうか、撮影スタッフが狭い店内で取材をしていました。 注文はいつもの「かけうどん(小)」です。麺は「さぬきの夢」という、うどん専用の有名な小麦粉が使われているとのこと、コシがしっかり感じられるのど越しのいい麺でした。 何といっても嬉しかったのは、うどんの代金、一杯が100円とは驚きました。 続いて、最後のお店は「山とも」です。 今回のうどん巡りのため事前にネットで調べていたらこのお店が目に止まりました。今年、ブラタモリが訪れたという人気のお店でした。(お店はビルの一角にありました。店内に入る同行者のSさん) メニューは、讃岐うどん独特の呼び名です。あつあつ、ひやあつ、ひやひや、この3種類のみ。 あつあつとは、麺と出汁両方が温かい、ひやあつは麺が冷たくて出汁は温かい、ひやひやは麺も出汁も冷たいという意味です。店によっては「あつひや」もあります。 ブラタモリが訪れた証拠品が掲げられていました。 このお店は、セルフではなく注文後、席に運んでくれました。こちらの麺は細麺、平たく細い麺が特徴のようです。コシは中程度。 出汁はイリコ味のきいた辛めのダシが特徴のようです。全部飲むと塩分取りすぎが気になります。 このお店の値段は、最初のお店と同じ230円、今日の出費は3店舗で560円、なんとも得した気分になりました。 讃岐うどん巡り、見た目は同じようでも、麺、出汁の風味、歯ごたえは、お店ごとに微妙に違う美味しさがありました。お財布にも優しい讃岐うどん、これからも讃岐うどん巡りの旅は続きます。
2017.09.22
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残暑が続いています。塔ノ丸(1713m)へ久々に登ってみたくなりました。30日午前9時、塔ノ丸登山口に到着。近くの夫婦池付近で何やら工事中の様子、警備員がいて道路の通行規制をしていました。近くに止まっていた車は警備員の車と思っていました。準備をして登山開始、山頂まで約4キロの道程です。(標高1450mほどの所にある塔ノ丸登山口) しばらくはウラジロモミやダケカンバなどが林立する樹林帯を登って行きます。気温は20度ぐらいでしょうか、新鮮な空気が清々しく感じます。 登山道沿いには、そろそろ初秋の植物が目に付くようになりました。 先ずはヨツバヒヨドリ(四葉鵯、キク科) 歩き始めて約30分、樹林帯から稜線に出ました。 笹原にはススキが私の背丈ぐらい伸びていました。もう秋です。 前方に目指す塔ノ丸が見えてきました。その奥に薄ら見えるのは三嶺です。 「塔ノ丸は剣山の北西に位置する。台形のように連なった東西に長い稜線の西側にある最高峰が塔ノ丸である。」と徳島の山の本で紹介されています。 今はその稜線の中間地点、ここから1時間ほどかかります。以下は、その間に出会った花々です。 アキノキリンソウ(秋の麒麟草、キク科) ソバナ(岨菜)にとまったアゲハ蝶 シコクフウロ(四国風露) 頂上に近づいたその時、前方から下山してくる人が目に入りました。 この日は誰にも会うことはないと思っていました。 ところが近づいてみると、なんとブロ友のタケさんでした。地元つるぎ町の方で6年前に赤帽子山で出会って以来の偶然の再会です。 頂上まで引き返していただき展望の良い所に座って雑談に花が咲きました。 (塔ノ丸頂上、タケさんに撮ってもらいました。) 山頂からは360度の展望です。この日は雲がやや多め。(剣山・次郎笈) 山頂で昼食をとりながら30分程おしゃべりしたあと一緒に下山しました。 下山途中、タケさんが指さす先にはツルリンドウ(蔓竜胆)がありました。登りの時は気が付きませんでした。 途中で少し雨に見舞われましたが、一時的でした。(少雨のなか前方を歩くタケさん) ブロ友さんとの偶然の嬉しい出会いに、孤独感が一気に吹っ飛びました。 普段は、ブログのやり取りだけのお付き合いですが、実際に会ってお話しするのも楽しいものです。 タケさんはまだまだお若く現役バリバリ、ご商売繁盛をお祈りします。
2017.08.31
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相変わらず猛暑が続く毎日です。昨日は美馬市で36度を記録しました。暑いです。 今日は穴吹コースから高越山に登ります。 登山口の標高は290m、標高差810m、約3.5キロの道程、暑さで歩くペースが鈍ります。(穴吹コース登山口) 登山道沿いには小さな白い花が目立ってきました。 以前から気になっていた山野草です。帰って調べて見るとマツカゼソウ(松風草、ミカン科)と思われます。 こちらは小さなピンクの花、ヤブハギ(藪萩、マメ科)のようです。 萩の名前を聞くと、秋が近づいてきた感じがします。 山頂のお寺まで十八丁(約2キロ)の地点を通過。 中腹の稜線に出ました。このあたりまで来ると木々の間から西方の山並みが望めます。涼しい風が吹き抜けています。 先日歩いて行った空野放牧場が望めます。 今日は、この山野草を見る楽しみもありました。ツチアケビの実です。 これまで、開花しているツチアケビは見てきましたが、ソーセージのような実は実際に見たことがありませんでした。ちょっと気味が悪い感じではありますが珍しい植物です。 登山口から1時間20分、9丁と記された丁石に近づきました。 この近くには、旧の女人堂跡があります。先月、ある人から教えられて知りました。今や知る人ぞ知る存在です。その内に忘れられてしまう存在になりはしないかと危惧されます。先輩のTNさんに相談して表示板を設置させていただくことにしました。(旧女人堂跡地、基礎と石垣のみが遺っています) というわけで、本日、持参した表示板を登山道脇に立てました。 この表示板が未来永劫残ることを祈って山頂へと向かいます。この後、もう一カ所、赤門下の女人堂跡へも設置します。 これは現在の女人堂、山門の下に建てられていますが、この建物も古くなってきました。 年に一度、十八山大祭の時にだけ使用されます。 その女人堂の近くでは、ガクウツギがまだ咲いていました。 標高1100mの山頂一帯、肌に当たる空気が心地よくなってきました。 8月も残りわずか、秋の山野草が楽しみです。
2017.08.26
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毎年8月18日は、高越山の山頂にある高越寺(こうつじ)で、十八山大護摩大祭が夜を徹して執り行われます。 当日は、お寺の関係者、行者、信者等、多くの人が集まります。そして、この日は女人禁制となります。 登山の大先輩であるTNさんは数年前から、調理の腕をかわれてこの大祭の裏方として、みんなの食事のお世話をされています。 今回、TNさんと一緒にお手伝いしている人が体調を崩したため、その代わりを私が引き受けることになりました。 というわけで、前日17日朝から高越寺でのお手伝いが始まりました。 料理のお手伝いのほか、外回りを準備する人たちに混じって女人堂からの登山道への照明灯の取り付け、水道設備の点検、幟の取り付けなどをしていきます。(女人堂への照明灯の取り付け) (幟の取り付け)18日当日は女人禁制のため女性スタッフは誰もいません。18日の朝食、昼食、夕食、それぞれ50~70人分の食事を作ります。TNさんの料理長を筆頭に、管理人さん達も野菜を切ったり、私は食器洗いがメイン・・・です。(かき揚げを調理中のTNさん) 18日の本番、大護摩大祭は夜の9時から始まります。 行者さん達も大護摩の準備に余念がありません。(準備をする行者さん達)(護摩壇の準備も整ったようです。) 夕方5時、行者さん達が奥ノ院へ向かいました。(奥ノ院での祈祷)そして、いよいよ夜の9時、1回目の大護摩が始まりました。(本堂) 護摩壇に火が点じられました。炎が次第に勢いを増していきます。 約1時間ほどで終了。次は午前3時から2回目が始まります。 この1回目の護摩焚きには、当然ながら女性は居ません。お寺の住職さん(女性)といえども女人堂で待機です。 管理人室で世話人らとお酒を交わしながら雑談していると、登山仲間のTさんがやって仲間に加わりました。ヘッドライトを点けて登山道を登って来たとの事、この夜、登山道を登って来たのはTさんだけです。 そして深夜0時、日付が変わると待機していた女性たちが境内に入ってきました。 午前1時過ぎ、慣れない準備作業の疲れとアルコールが入ったせいか睡魔が襲ってきました。 2回目の護摩焚きを見届けたかったのですが、その時間はもう夢の中になってしまいました。 翌日は早朝からみんなで後片付け、朝食をとって帰路につきました。 初めての裏方のお手伝いでした。十分なお手伝いができたとは思いませんが、貴重な経験をすることができました。
2017.08.20
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今朝(6日)の新聞を見て、急遽、剣山行きを決めました。 新聞の1面で「剣山でキレンゲショウマが見頃」と写真入りで紹介されました。 台風が近づいていましたが、この日の予報は午後3時まで晴れマーク。 早朝6時、自宅を出発、登山口見ノ越へ7時20分到着、準備して登山開始です。 日曜日とはいえ早朝で台風の接近情報もあり、登山者は殆どいません。 登山口の剱神社の前には、作家・宮尾登美子氏の小説「天涯の花」の記念碑が立てられています。 キレンゲショウマはこの小説によって一躍有名になりました。〔キレンゲショウマの写真と共に「さわやかな月光の花は凛として気高い 宮尾登美子」と記されています。〕 そのキレンゲショウマの群生地を目指します。 標高1400m、登山口近くの剱神社簡易宿泊所の右脇から登山道へ入ります。 上空は曇り空、宿泊所の倉庫に掲げられた温度計は19度。快調に歩が進みます。 ところが歩き出して20分、思わぬ雨がぱらついてきました。台風の影響でしょうか、止みそうにないので仕方なく合羽を着用します。 8時30分、リフトの西島駅に到着、近くのお花畑ではニッコウキスゲやナンゴククガイソウ等が咲き乱れていました。 西島駅から約20分、「刀掛けの松」の分岐から左折、群生地へと向かいます。 周囲はガスっていますが、幸いなことに雨は止みました。(刀掛けの松・分岐) キレンゲショウマの開花時期には大勢の登山客が押し寄せるため、群生地一帯を周回ルートにして一方通行にしています。 途中で出会ったキツリフネ(黄釣舟) いよいよ近づきました。足元に小さな看板が新しく立てられていました。 まず最初の群生地は行場と言われる場所にあります。 ちょうど見頃を迎えていました。新聞に掲載されていた通りです。 見応えがありますが、さらに別の群生地へ向かいます。 両剱神社から刀掛けの松の方へ戻る、もう一方の登山道(周回ルート)から群生地へ向かいます。(両剱神社) 2人の人が別々に逆方向からやってきました。一方通行の表示を見間違えたそうです。今日はあいにくの天候のため、通行者が少なく一方通行の必要性はなさそうです。 キレンゲショウマ最大の群生地に着きました。 以前は盗掘、鹿の食害などで絶滅の恐れがありましたが、ネット対策などが施され以前の姿が蘇ってきました。(キレンゲショウマ、黄蓮華升麻、ユキノシタ科) 正面から・・・ この花を見て"凛として気高く"とは、さすが作家ならではの表現力、まさに気高く感じました。 この後は、頂上ヒュッテへ行き、名物のうどんを食べて下山の途に・・・。 平地まで戻ってくると厳しい暑さが待ち構えていました。この日は35度を超える猛暑日でした。現実の世界に戻った感じです。 台風の被害がない事を祈りたいです。
2017.08.07
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高越山登山道沿いで見られる山野草、8月のこの時期は殆ど見当たりません。 3日午前7時40分、この時期に咲く花を探してふいご温泉登山口から登ります。 すぐに汗が吹き出してきます。歩くペースは上がりません。 登山道沿いにはキノコが目に付くようになりました。 これは葛の花でしょうか。 1時間10分かかってやっと中ノ郷へ、汗びっしょりです。休憩エリアで一休み。 中ノ郷の広場一帯は、神社、池、桜の木などがあり、くつろげる場所でもあります。 今回、期待していた花は、この中ノ郷で咲く花、カワラナデシコです。カワラナデシコ(河原撫子、ナデシコ科) 中ノ郷には河原はありませんが、池の近くで咲いていました。 見ていると暑い中にも爽やかさを感じさせてくれます。 2時間30分かかってようやく山頂へ、山頂の気温は23度、気持ちのいい涼風に癒されました。(山頂の弘法大師像)
2017.08.04
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前回、穴吹ルートの中腹から見えたあの放牧場、いつかは放牧場から高越山へ登ってみたい・・・。 今回、その発想を逆にして、あの放牧場から登ると多分この場所(登山道分岐)に到着するであろう、その場所から逆に放牧場へ行ってみることにしました。 30日午前7時半、マイカーで車道ルートを走り、高越寺の最終駐車場へ向かいます。 途中、船窪高原(標高約1000m)を通過していきます。 (船窪高原のつつじ公園) 8時40分お寺の駐車場に到着、駐車場は私の車のみ。 ここからお寺までは歩いて20分の距離ですが、向かうは前述の分岐点です。 分岐点から10分程歩いた辺り、割ときれいな林道が伸びています。緩やかな下りが続きます。 所々荒れたところもあります。それでも軽の四駆なら走れそうです。 歩き始めて30分を過ぎた頃、廃屋がありました。住居跡です。五右衛門風呂もありました。 地理院地図を片手にさらに林道を下ります。地図に引かれた線(林道)のとおりに進んでいるので安心感があります。 また廃屋に遭遇、後ろに傾いています。 地図を見ると、そろそろ放牧場に近づいているようです。 予想通り、この廃屋から2分歩いた所で景色の良い所に出ました。 分岐点からちょうど1時間、ついに放牧場に到着です。 ここまでは以前、下から車で来たことがありました。かなり曲がりくねった狭い道路ですが車道は舗装されています。 驚くことに、なんと牛が放牧されていました。放牧場なので当たり前の事ですが、放牧は過去の事かと思っていました。 私が近づいても恐れる様子はなく、のんびりと屯していました。管理人は誰もいないようです。 数えると13頭いました。 この日は少し霞んでいましたが、良い眺めです。我が町も見渡せます。 標高700mのこの地、それほど暑さは感じません。牛の群れを前にして、石碑の前で軽食・休憩します。 石碑には、開拓者が入植した経緯、開拓者名などが記されています。(詳細は後述) この放牧場がある地域は空野(あきの)と言って、戦後、多い時は70人の人たちがこの開拓の地で暮らしていたそうです。 休憩した後は往路を戻ります。と、その時、牛たちがこちらへ近寄ってきました。 まるで見送ってくれるかのように・・・私が軽食している様子をみてエサがもらえると思ったのでしょうか。 近寄ってくる牛たちに思わず手を振って放牧場を後にしました。 戻りは逆に緩やかな登りが続きます。最後は高越寺へ行って参拝、管理人室へ顔を出して帰路につきました。 この日は、なにか未開の地を探索した気分になりました。先ほどの石碑を要約すると・・・ 戦後、国の施策に基づき、S22.10中国引揚者の竹内豊一の一家が率先入植(11名)、次いでS23.2布川孝明率いる元満州開拓青年義勇隊10名が双葉開拓団と称して入植、穴吹町開拓農業協同組合を結成する。 S24.7県はこの地を県営開拓事業として発足させる。入植者は開墾した畑で自給自足の共同生活をし新天地の建設を目指し奮闘する。 S26.5待望の空野分教場が落成、児童の数は17人。この頃、開拓道路開設、電気導入、簡易給水設備等逐次整備、暫く開拓地営農が軌道に乗り前途に明かりの兆しが見えていたが、昭和40年代の高度経済成長の波にさらされS46.12開拓農協も解散の止むなきに至り、その後、町において21世紀の空野を展望し牧野造成を行う。その再開発を期待し待つべきものあり、ここに理想郷を夢見て開発に健闘した同志拓友各位、関係機関諸賢の芳名を止どめて後世に伝える。 このような内容でした。 この碑には書かれていませんが、町史によると落成したばかりの校舎がその年の9月に山火事で全焼、民家を借りて授業が行われ、S27年改築移転、S49年休校、H2年閉校された、とのことでした。 勉強になりました。
2017.07.31
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真夏日が続いていますが、ここ数日夕方に雨が降ってくれるのが唯一の救いです。 27日、午前中晴れの予報を確認して、穴吹ルートから高越山を目指します。 林道脇にある登山口の看板、気になるのは「マムシ出ます」の表示・・・このルート上で先日、マムシを見かけたという話を山仲間から聞いていました。 マムシに用心しながら歩を進めます。 登山道沿いには夏の山野草が目に入ります。(イヌゴマ、犬胡麻、シソ科)(ヤブレガサ、破れ傘、キク科) 歩き始めて1時間経過、暑さで汗が吹き出てきます。水分補給が欠かせません。 十五丁の丁石を通過、標高は600mを越えています。この辺りになると微風が涼しく感じます。夏場の登山は標高の高い山に限ります。 前回、このルート上で出会った山仲間Hさんから、九丁丁石の近くに建物跡があると聞いていました。 (九丁の丁石) それは、尾根の斜面を少し登った所にありました。まず目に入ったのは石垣、その一帯が平らになっています。何かの遺跡のような感じです。 Hさんによると女人堂の跡だそうです。 毎年8月18日、高越寺で行われる十八山大祭、その日だけ女人禁制となることから、待機するために女人堂が作られています。現在は山門の近くに建てられています。 石で作られた基礎と石垣が遺っています。 今年の十八山大祭の案内書です。 さて、この時期、このルート上で楽しみなのがツチアケビとの出会い、2週間前に見た小さなツチアケビのその後が気になっていました。 枯れた杉葉の中から、ニョキッと延びていました。だいぶ成長しています。 開花しています。 穴吹ルート中腹からの展望です。画面の中ほどに一点、芝生の放牧場が見えます。 この放牧場から高越山へ伸びている山道があります。 このルートからの高越山登頂、今年の目標でもあります。
2017.07.28
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毎年この時期、剣山の山頂でみこし渡御が行われます。 23日(日)、その見物を兼て剣山へ行ってきました。 午前8時、登山口にある劔神社の石段から登山開始です。 標高1400mの登山口、気温は19度、涼しい心地よい空気が爽やかな気分にさせてくれます。 8時過ぎの登山道、未だこの時間帯は登山客も疎らです。 今回は、剣山系の3つの山を歩きます。 先ずは次郎笈です。 次郎笈へのルートは西島から遊歩道を歩くのが一般的ですが、遊歩道の一部が崩壊していることから大剣神社を経由することになります。(遊歩道は通行止めになっています。) このルート上には梅花ウツギがあります。殆ど終わりを迎えていましたが、日本名水百選の御神水の辺りで開花を見ることができました。(梅花ウツギ) 二度見展望所に設けられた新しい表示板を横目に次郎笈を目指します。 森林限界を超えて9時15分縦走路分岐点に到着。 ここは剣山と次郎笈のほぼ中間点、一面笹原が広がります。(縦走路分岐から望む次郎笈(1930m)) 森林限界を過ぎると高山植物の世界です。 縦走路沿いにはタカネオトギリ(高嶺弟切)が目立ちます。 次郎笈へ向かう縦走路は日陰がありません。ひんやりした空気ながらも真夏の日差しは堪えます。 9時55分次郎笈頂上(1930m)に到着。この縦走路でやっと数組の登山客に出会いました。 次郎笈頂上で小休止、往路を引き返し剣山へ向かいます。(次郎笈を下山した所から望む剣山) 10時50分、予定通り剣山頂上(1955m)へ到着。 大勢の人たちが山頂の木道広場で賑わっていました。 11時から始まるみこし渡御の関係者と見物客の人達です。 頂上ヒュッテ前の広場では、みこし渡御の出発式が行われていました。 頂上の剱山本宮宝蔵石神社の例大祭の一環として行われています。 11時、信者たちによるみこし渡御が始まりました。ほら貝の音のもとヒュッテ前から頂上まで笹原の中をみこしが担ぎ上げられます。担ぎ手からは六根清浄の掛け声が響き渡ります。 山頂一帯の平原は「平家の馬場」と呼ばれ、一面がクマザサに覆われています。 クマザサに立ち入るのは原則禁止されていますが、この時だけ信者は例外です。(頂上まで担ぎ上げられたみこし)このあと、ヒュッテで昼食をとり、次の一ノ森を目指します。 その登山道沿いでは高山植物が楽しませてくれました。 先ずは、シコクフウロ(四国風露、フウロソウ科)クガイソウ(九蓋草) 一ノ森頂上から見る市営一ノ森ヒュッテ・・・ブルーの屋根が美しい 下山は、殉難の碑から両剣神社経由で刀掛けの松へ、その途中雨に見舞われました。 このルート上にあるのが、剣山の花キレンゲショウマの群生地、例年であればそろそろ開花が始まる頃ですが、今年は何でも遅れ気味・・・やはり蕾の状態でした。(キレンゲショウマ、黄蓮華升麻、ユキノシタ科) ギンバイソウも未だ固い蕾のままでした。(ギンバイソウ、銀梅草、アジサイ科) 下山途中、両剱神社付近で突然のどしゃ降りに襲われました。神社の小屋で暫く雨宿り、少雨の中カッパを羽織っての下山となりました。 久々の次郎笈~剣山~一ノ森の縦走、歩き応えのあった7時間の山旅でした。
2017.07.24
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ゴルフ全米女子オープン、連日早朝からTV観戦していました。今日が最終日、あわや韓国のアマチュア選手が優勝か!と期待していましたが、終盤池ポチャで惜しくも2位に、優勝したのも韓国人、それにしても韓国勢の強さが際立っていました。上位10人中8人が韓国人でした。 16日、久々に表参道から登ってみることにしました。 近年、ふいご温泉からの登山ルートがメインとなり、表参道からの登山者はめっきり少なくなりました。(表参道登山口近くにある表示板) 登り始めて約30分、二の休み場跡を通過・・・もう暑さで汗びっしょりです。 中腹の中ノ郷でふいご温泉ルートと合流・・・ 中ノ郷・萬代池の畔に休憩広場があります。水分補給して後半に臨みます。(中ノ郷の休憩広場) 中ノ郷は標高(555m)があるせいか、紫陽花が見頃です。二種類の紫陽花がきれいでした。 平地は猛暑です。中ノ郷からの登りもペースが上がりません。 山頂まで2時間30分かかってしまいました。 この時期、これといった山野草も見当たりません。 先日出会った珍しい山野草、この日も咲いていました。再度、登場してもらいます。(クモキリソウ/雲切草/ラン科) さて、これまで8年間愛用していたストック(モンベル製)ですが、過日1本紛失(置き忘れ)したので新しいストックをインターネットで買い求めました。安価ながらも軽量で付属品も完備、早速、今回使用、今までより軽く違和感なく使うことができました。2本で税込み送料込み3000円は、いい買い物になりました。(DABADAのトレッキングポール)【SGマーク取得!】DABADA トレッキングポール アルミ製 【軽量230g 最少56.5cm】トレッキングステッキ 2本セット 軽量 アンチショック機能付 登山 杖 トレッキング ストック 登山 山登り 登山用品 送料無料【RCP】
2017.07.17
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九州北部で記録的豪雨により被災された方々にお見舞い申し上げます。8日午前中、降水確率ゼロの予報を信じて、久しぶりに穴吹ルートで高越山へ登ることにしました。 この時期の山野草も気になっていました。 午前7時50分、穴吹ルート登山口をスタート、すぐに蒸し暑さで汗が噴き出てきます。 汗をぬぐいながら30分ほど登った辺りから、登山道沿いに初夏の山野草が目立ってきました。 先ずは、オトギリソウ(弟切草/オトギリソウ科)。 このルートには、ヤブレガサ(破れ傘/キク科)の群生地があります。ちょうど今がヤブレガサの開花期でした。 標高700メートルぐらい過ぎると、微風ですが風がひんやり感じます。 頂上まであと1キロメートルの辺り、以前、ツチアケビを発見した場所です。 今年はどうか・・・ぱっと見では気づきませんでしたが、よく見ると枯れた杉の葉の中からにょきっとした小さいツチアケビが見つかりました。成長過程のようです。ツチアケビ(土木通/ラン科) 登山口から2時間、頂上到着、弘法大師像はすっかり緑で覆われました。 山頂近くで、高級カメラを胸にぶら下げた年配の方に出会いました。尋ねると珍しい花があるとのこと、この方も山野草に興味があるようです。 それが、この山野草です。私は初めてお目にかかりました。 クモキリソウ(雲霧草/ラン科)、と教えてくれました。絶滅危惧種だそうです。・花の部分を拡大・・・珍しい形です。 今回は同じ山野草に趣味を持つ人と知り合いになれたこと、そして珍しい花に出会えたこと、満足した山歩きになりました。
2017.07.09
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2日目の午後12時、赤岳展望荘に到着。 明日の天候悪化のため、予定を変更して急遽この日、頂上へ登ることになりました。 展望荘へ一旦チェックインした後、12時40分、霧の中をついて赤岳頂上を目指し出発します。 ルートマップによると展望荘から頂上までの標準タイムは45分・・・まずまずのペースで歩が進みます。40分経過、目の前にぼんやりと頂上が見えてきました。 13時30分、赤岳頂上到着、ついに憧れの赤岳頂上に立つことができました。 これで展望が良ければ万々歳ですが、自然は思うようにはいきません。 頂上で集合写真、各々写真を撮りあって、雰囲気を十分楽しんで下山の途につきました。 斜面に広がるお花畑 ところが下山途中、急に霧が晴れてきて少し視界が開けてきました。(諏訪湖方面) ラッキーな事が起こりました。霧が風に流されて、前方の横岳、宿の展望荘など、一望できるようになりました。(建物は赤岳展望荘) 展望荘まで下ると、富士山までがくっきりと眺めることができました。 以下は、展望荘周辺で出会った花々です。🌷まずは高山植物の女王、コマクサ(駒草/ケシ科)です。🌷ウルップソウ(得撫草/ウルップソウ科)とイワベンケイ(岩弁慶/ベンケイソウ科)左手前🌷オヤマノエンドウ(御山の豌豆/マメ科) 霧が晴れた時間は束の間でした、夕方になるとまた霧に覆われ、夜には風雨が強まりました。 山荘のテレビでは、九州に台風が接近しているとのこと、明日のバス帰り(明石大橋)が心配になってきました。 この山荘も夜中は台風のような強風が吹き荒れました。宿のスタッフの人に聞くと、珍しいことではないとのことでした。 3日目の朝、予想した通りの雨でしたが、宿を出るころには幾分収まりつつありました。 午前6時35分下山開始です。 あの難所の地蔵尾根を再び下ります。登る以上に慎重さが求められます。 下山はまずまずのペースで降りることができました。 以下は、下山時に見つかった花です。🌷タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露/フウロソウ科)🌷ギンリョウソウ(銀竜草/シャクジョウソウ科)🌷キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環/キンポウゲ科) 11時50分、バスが待つ美濃戸口へ無事に下山、八ヶ岳山荘で昼食後、バスで少し走った所にある八ヶ岳温泉で汗を流して帰路につきました。 バスが四国に近づく夜の8時頃には台風の影響はなく無事に帰ることができました。 二泊三日の八ヶ岳の山旅、赤岳山頂からの展望は残念ながら叶いませんでしたが、一時の霧の晴れ間からの展望、そして富士山が望めただけでも、ラッキーな気分になりました。 また、色々な珍しい高山植物に出会えたことも大きな収穫でした。 非日常的なスリルな時間、山旅ならではの楽しみです。
2017.07.07
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県内で唯一、登山ツアーを行っている旅行会社を利用して、今回は「八ヶ岳 赤岳山頂 夏の花咲く頃」と題した登山ツアーに参加してきました。 2日早朝6時、集合場所(松茂)にて観光バスに乗り込みます。 参加者は12名(内女性6名)、少人数ですが3名ほど顔見知りの人がいました。 小型バスでしたが広さは十分、2人座席を一人で使えたのでゆったり過ごすことができました。 それにしても登山口までの8時間は長かったです。 午後2時10分、登山口の美濃戸口に到着、登山準備してこの日の宿、美濃戸山荘へ向かいます。(美濃戸口 八ヶ岳山荘)(美濃戸口から出発する一行) 美濃戸口から歩くこと1時間、一日目の宿「美濃戸山荘」に到着です。 この宿は、石鹸が使える風呂があり、山小屋とは思えないほど快適に過ごすことができました。 2日目、この日は南沢ルートから赤岳山頂直下にある赤岳展望荘を目指します。 6時30分、南アルプス等を中心に活動されている地元のガイドさんが到着、注意事項の周知、ストレッチなどをして出発します。 歩き始めて3時間、行者小屋に到着、少し時間をとって休憩、次の地蔵尾根に備えます。(行者小屋) 行者小屋からは今回の最大の難所である地蔵尾根へと進みます。 梅雨時期、天候不良は覚悟の上ですが、登るにつれて霧が覆ってきました。気温も下がってきました。全員カッパを着用します。(地蔵尾根を登る一行) 行者小屋から20分ほど歩いたところで、目の前に垂直に近い鉄ハシゴが待ち構えていました。ここからは鉄はしごの連続です。それを物ともせずに登る女性陣には圧倒されます。 行者小屋から2時間、ようやく地蔵の頭に到着しました。 ガイドによると天気のいい日は、この尾根から赤岳など展望は抜群とのことでしたが、あいにくこの日は視界はゼロ。 高山植物だけが癒してくれました。(地蔵ノ頭) 以下は、これまで出会った高山植物です。 出会った順に・・・🌸ホテイラン(布袋蘭/ラン科)🌸イワカガミ(岩鏡/イワウメ科)🌸ツガザクラ(栂桜/ツツジ科)🌸ミヤマシオガマ(深山塩竈/ゴマノハグサ科)🌸チョウノスケソウ(長之助草/バラ科)🌸ハクサンイチゲ(白山一華/キンポウゲ科)🌸キバナシャクナゲ(黄花石楠花/ツツジ科)🌸ダイコンソウ(大根草/バラ科) 12時50分、赤岳展望荘に到着、展望荘といえども霧で視界はありません。 当初の予定では、この日は宿に到着のみ、明朝、赤岳へ登り中岳経由で下山の予定でした。 しかし、明日は早朝から雨の予報、ガイドさんから「予定を変更して今日登りましょう」、との話に全員賛同、いよいよこの後、八ケ岳最高峰の赤岳(2899m)へ挑みます。(次回へ)
2017.07.05
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23日、梅雨の晴れ間を縫っての登山は、約一ヶ月ぶりとなる高越山です。 午前7時30分、ふいご温泉登山口からスタートします。 久しぶりのせいか、昨日のゴルフのせいなのか、足取りが重く感じます。 登山もさることながら初夏の花々も気になっていました。 歩き出して1時間10分、中腹の中ノ郷に到着。 その道沿いで出会ったのはウツボグサ。紫色の花弁が鮮やかです。(ウツボグサ/靫草/シソ科) 萬代池の畔では紫陽花が見頃を迎えています。 その池の水面にはアサザも咲き始めました。絶滅が危惧されている植物です。(アサザ/阿佐佐/ミツガシワ科) 登山道沿いではイチヤクソウに・・・半透明の小さな丸っこい花弁がなんとも可憐です。 今回、最も出会いたかった花でした。(イチヤクソウ/一薬草/ツツジ科) さて、これは?見たことのない草花です。 シソバタツナミソウも期待していた花でした。(シサバタツナミソウ/紫蘇葉立浪草/シソ科) 登山口から2時間半、ようやくお寺の山門に辿り着きました。 山門に続く石段には、付け替えられたばかりの新しい手すりが輝いています。先輩のTNさんとそのお仲間による寄進です。これで安心して石段が歩けるようになりました。感謝です。 次に見つかった花はトキワハゼ、よく似た花でムラサキザキゴケがあります。判別が難しい。(トキワハゼ/常磐爆/ハエドクソウ科) 管理人室へ行くとKさんが駐在中、時間の合間を見て写経をされていました。(般若心経) さすがにお寺の管理人さん。私も昨年の数カ月、書写した時期がありました。最近、途絶えていますが、Kさんの写経を拝見してまた始めてみたい気持ちになりました。 往路は足の重い登山になりましたが、いろんな山野草に出会えたこともあり、下山は何となく軽やかな気分に、まずまずの5時間の山歩きでした。 帰ってテレビをつけると、麻央ちゃんの訃報が、私も時々ブログを見ていただけに、こんなに早く逝ってしまうのか・・・驚きと悲しみに何とも言えない気持ちになりました。ご冥福をお祈りします。
2017.06.24
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梅雨に入ったものの雨が降ったのは初日だけ、ずっといい天気が続いています。 晴天の18日、今期2回目の巡視活動で矢筈山へ行ってきました。 自宅から登山口まで1時間30分、その大半が曲がりくねった狭い林道、登山するより疲れます。 午前9時10分登山口の落合峠に到着。 日曜日のせいか、数台の車が停まっていました。(落合峠) この落合峠は、烏帽子山(1670m)の登山口でもあります。 矢筈山は標高1849m、徳島第5の高峰ですが、登山口との標高差は少なく比較的軽快な登山が楽しめます。 9時20分、登山開始。山頂まで約3kmの行程です。 暫く急坂が続きます。(矢筈山登山口) その途中で足元に紫色の小さな花?が見つかりました。名前が分かりません。 最初のピークを登りきると、目指す矢筈山が望めます。中央奥の山。 落合峠の反対側に見えるのは烏帽子山、山名通りみごとな烏帽子型をなしています。 小ピークをいくつか越えて山頂を目指します。 30分余り歩いたところで、モミ林にさしかかりました。 以下は登山道沿いで出会った花々です。🌸マイヅルソウ(舞鶴草/ユリ科) 登山口から1時間10分、サガリハゲ山分岐を通過。山頂まで800mです。🌸ミヤマハコベ(深山繁縷/ナデシコ科)🌸不明 ニリンソウのようにも見えますが・・・🌸イシダテクサタチバナ(石立草橘/ガガイモ科)🌸ヤマタネツケバナ(山種漬花/アブラナ科) 午前11時頂上到着。途中4組のパーティに出会いました。 展望を楽しんでいる登山者、しかし、この日の展望はイマイチでした。 晴天の予報でしたが当てが外れました。かろうじて天狗塚の山頂が見える程度でした。 下山は、山頂で出会った若い二人連れの男女と前後しながら下山していると、男性から、綿毛が生えているような樹木は何か?と聞かれました。以前どこかで見たことがありましたが私にも名前が分かりません。(綿毛のような樹木) 帰って調べてみると「マルバヤナギ」ではないかと思います。 今回も色々な山野草に出会い、充実した山旅になりました。
2017.06.19
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NPO巡視活動で、久々に剣山系の丸石(1684m)へ行ってきました。 登山口は奥祖谷二重かずら橋・・・ここは観光スポットでもあります。 このかずら橋は約800年前、平家一族が平家の馬場に通うためにかけた橋と云われています。男橋と女橋の2本の橋があり「夫婦橋」とも呼ばれています。 午前8時50分、先ずは男橋を渡って登山開始です。 歩き始めて30分、「国体橋」という橋に着きました。 この登山ルートは、過去に国体の登山競技(高校生用)として使用されたことから、国体橋と名付けらました。(国体橋) 国体橋を過ぎると暫く森林地帯が続きます。 その登山道脇に、小さく光ったものが目に入りました。 小さめのギンリョウソウでした。(ギンリョウソウ/銀竜草/シャクジョウソウ科) 登山口から1時間40分、尾根(丸石分岐)に到着。 この尾根は剣山~三嶺にかけての縦走路(18km)、登山シーズン休日には多くの登山者が行きかいます。 丸石分岐の近くにあるのが丸石避難小屋。避難小屋をチェックして丸石頂上へ向かいます。 丸石までは標高1600m前後の緩やかな起伏のある縦走路です。 快適な登山日和です。縦走路沿いに咲くピンクのツツジがよく目立ちます。 避難小屋から40分、前方に丸石頂上が見えてきました。 丸石という変な名前の山、実はこの縦走路には山名に山とか岳が付かない名前の山が多いのです。 剣山から順に、次郎笈(1930m)、丸石(1684m)、高ノ瀬(1741m)、三嶺(1894m)、というように山の付かない名前が不思議と並んでいます。 11時30分、丸石頂上。 頂上からの展望は圧巻です。剣山(左)、次郎笈(右)が目の前に望めます。 丸石頂上から北に向かって馬の背のように笹原が伸びています。 今回は、その笹原の先端まで行って昼食休憩し、往路を戻ることにしました。 下山時はもう一方の女橋を渡りました。 久々に歩いた縦走路、平日だったので出会ったのは3名の1グループのみ、自然を満喫した一日となりました。(登ったのは6月2日でした)
2017.06.08
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急に大滝山へ登ってみたくなりました。徳島県と香川県との県境にあるこの山、北アルプスにも同じ山名がありますが、こちらは「おおたきさん」です。(標高946m) この時期に登るのは初めて、どのような山野草に出会えるのでしょうか。 午前8時20分、標高690mの下大滝登山口をスタートします。 写真では遊歩道入口となっていますが、かつてはこの遊歩道の中腹に「ふれあい広場」がありました。今は利用が無く荒れ放題、この遊歩道を登る人も途絶えてしまいました。(下大滝登山口) 山野草目当ての山歩き、早速、ブルーの花に出会いました。 タツナミソウ(立浪草/シソ科)でした。 山頂に近づいた辺りで、菊のような花の群生に出会いました。 コモノギクのようです。御在所岳のふもとの菰野で発見されたことから、この名前が付けられたそうです。(コモノギク/菰野菊/キク科) 登山道沿いで一番多く出会った山野草、マムシグサかと思いきや、これはアオテンナンショウ(青天南星)でした。長い髭が特徴です。 午前9時、山頂直下の西照神社の鳥居に到着。平日のせいか閑散としています。 西照神社は厄除けの神として知られています。 石段には厄除けに訪れた人たちが奉納した1円玉が置かれていました。 神社に参拝した後、頂上へ。 その途中で出会ったのは、タニギギョウ(谷桔梗/キキョウ科)。 大滝山頂上(946m) 頂上から大滝寺経由で下山、そま途中でヒメフウロに出会いました。(ヒメフウロ/姫風露/フウロソウ科) 往復、約2時間、山歩きとしては物足りない感がありますが、色々な山野草に出会えた山歩きになりました。
2017.05.29
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ふいご温泉登山口からの久々の高越山登山です。 3基目の鉄塔を過ぎた辺りから、登山道一帯は木々の緑に包まれます。 その登山道沿いにナルコユリが姿を見せてくれました。 (ナルコユリ/鳴子百合/ユリ科) 清楚な感じのガクウツギ。 中ノ郷周辺では、タニウツギが咲き誇っていました。 登山口から2時間20分、頂上到着。弘法大師像の周りも緑がいっぱいです。 頂上からは、遠くに剣山系が見渡せます。 オンツツジ群落で有名な船窪高原も見えます。(写真左側)拡大写真・・・オンツツジの開花で赤みがかったように見えます。 管理人室へ行くと、栃木県から訪れたというご夫婦に出会いました。 観光旅行の途中このオンツツジ群落を見にきたそうです。そのご夫婦によると開花の最盛期は過ぎていたとのことでした。 以下は、登山道沿いで出会った花々です。🌸コウゾリナ(髭剃菜/キク科) ピンボケです。🌸ノアザミ(野薊/キク科)🌸シロニガナ(白苦菜/キク科) 船窪高原のオンツツジ群落、今年も満開の時期に訪れたいと思っていましたが、その時期に法事など所用があって機会を逃してしまいました。 下山後は、先日頂いた温泉の無料入浴券を使って、美郷の湯で汗を流して帰りました。
2017.05.28
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「最後まで残った空海の道」と称して今年も11番藤井寺から12番焼山寺までの遍路道を歩くイベントが吉野川市~神山町で開催されました。 7年前まで3回参加しましたが暫く途絶えていました。 今回、元職場の同僚Kさんに誘われて久々に参加することになりました。しかしそのKさんは直前になって体調不良のため不参加、単独行になりました。 午前7時30分、出発地点の藤井寺へ到着、受付でピンクのリボンと通過チェックカードが手渡されます。 リボンはイベント参加の証として左肩にピン止め、チェックカードは行程途中のチェックポイントで渡します。 主催者によると500人を超える参加者があったそうです。(藤井寺の本堂前、参加者で賑わっています) 私は札所巡り用の納経帳を持参、納経所でご記入・朱印をいただきました。 8時15分、出発式が始まりました。主催者等の挨拶に続いて注意事項などが説明されます。 メインのコースは、藤井寺から焼山寺までの12.3km、アップダウンが続く厳しい遍路道です。 今回はコースタイムを更新したいという気持ちもありました。以前はタイムを気にせずに家内や友人たちとおしゃべりしながら歩いたので常に5時間台でした。 8時30分、スタートの合図とともに先頭集団から歩き出しました。 私も先頭から20人ぐらい後をついていきます。しばらく急坂が続きます。 先導を務める主催者の人達はさすがに健脚揃いです。なかなかついていけません。 (先導者に続く先頭グループ) 歩き出して約1時間、最初のチェックポイントに着きました。長戸庵という休憩所です。 お茶のお接待がありました。紙コップに一杯いただいてすぐに通過します。 そして次のチェックポイント柳水庵へ、ここでは嬉しい飴湯のお接待がありました。(柳水庵での飴湯のお接待) タイムを気にしているのでゆっくりはしていられません。飴湯をいただいたらすぐに出発です。 しかし、参道沿いに咲く山野草を観察するのも楽しみの一つです。フタリシズカ(二人静/センリョウ科)に出会いました。白い二本の穂が特徴です。 ここから「へんろころがし」と言われる難所です。急な坂道が続きます。 上り詰めた所が第3のチェックポイント、一本杉庵(標高745m)、遍路道の最高地点です。(上り詰めた所にある一本杉) ここでも冷たいお茶でお接待がありました。小休止して持参した羊羹と豆菓子で疲労を回復させます。(一本杉庵でのお接待の様子) 時間は11時、2時間半経過。いよいよ、残すは3分の1弱、一気に焼山寺を目指します。 この後、最高地点から標高400m辺りまで下ります。そこから再び登り坂、焼山寺山への遍路道です。 (標高400mぐらい下って来た辺り) スタートから3時間、最後の登りにさしかかりました。再びのへんろころがしはキツイです。 かなり足にきています。へんろころがしから歩くこと40分、ついに焼山寺(標高700m)に到着しました。(山門に続く石段) チェックポイントでカードを渡して、いよいよ本堂へ。(通過チェックカード) スタートから3時間40分は、私にとってはこれまでの最高タイムになりました。 本堂で参拝、もう一つの目的、納経帳にご記入・朱印をいただきます。(焼山寺本堂) このウォークイベント、最後はバスで出発地点まで送迎してくれます。 バス乗り場がある鍋岩まで3.3km、下りの連続ですがこの間も歩きです。 その下山途中、珍しい山野草に出会いました。ギンラン(銀蘭/ラン科)です。 白い花が爽やかです。気分が癒されます。 13時15分、バス乗り場に到着、すでに5~60人の人達がバスに乗り込んでいました。(最終地点のバス乗り場、横断幕が出迎えてくれました。) バス乗り場が最後のチェックポイント、完走記念に近隣の温泉施設の無料チケット(7か所)をいただきました。 バス送迎後、早速、御所の郷温泉へ直行、心身の疲れを癒して帰路につきました。 これからも時々参加して、体力測定を兼て楽しみたいと思います。
2017.05.22
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毎年5月の第2日曜日は、高越寺の錫杖祭。 住職、行者、信者等によって護摩焚き、火渡りの祭事が行われます。今回は、2~3年前から腰痛で登山から遠ざかってた家内も同行、気になっている花を見たいとの事です。そんな訳で地蔵平まで車で行くことにしました。歩く距離の最短ルートです。 その車道ルート沿いにある船窪高原(標高1000m)はオンツツジ群落の名所、その開花状況も気になっていました。 午前9時30分船窪高原に到着、昨年は12日に満開になっていました。やはり今年は開花が遅れているようです。(船窪高原のオンツツジ群落、左奥は高越山) まだまだこんな状況です。 船窪高原をあとにして車道終点、地蔵平の駐車場へ。 錫杖祭のせいか駐車場はほぼ満車です。 高越寺へは駐車場から約1キロ、歩いて20分の行程です。 10時40分、高越寺到着、山門近くで祈願の受付が始まっていました。 私も護摩木に願い事を書いてお供えしました。ちなみに「護摩」というのは、サンスクリット語で「物を焼く」という意味があるそうです。 11時、住職、行者により本堂前で祭事が始まりました 護摩焚きの前に住職から読経が・・・女性の住職さんは3年前に遭難で亡くなった元住職の奥様です。 桧の葉に覆われた櫓に火が付けられます。 この後、願い事が書かれた護摩木が投げ入れられました。 燃え尽きた後、この場所で火渡りの儀式が始まります。くすぶっている燃えカス上を裸足で歩きます。 私も昨年は参加しました。かなり勇気がいりました。 火渡りの儀式で錫杖祭は終了。境内のベンチで持参したおにぎり弁当を食べて休憩します。 さて、いよいよ気になっていた花の場所へ向かいます。 先ずは、ヤマシャクヤクの群生地へ、タイミングが良かったです。ちょうど満開でした。 庭の芍薬とはまた違う、希少さが故の美しさ、白い花弁に黄色の葯がよく目立ちます。 ただ2~3日で散る短命花でもあります。🌸ヤマシャクヤク(山芍薬/ボタン科)気になる花は他にもあります。 ヤマブキソウ(山吹草/ケシ科) イチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科) シャクナゲ(石楠花/ツツジ科)も開花していました。 この日は5月14日(日)この時期は、例年ではオンツツジが満開に、その他の花は終りになっていますが、桜の開花と同様、今年は高越山の花も概ね1週間遅れ、そのため今回のような現象になりました。 気になる花も想定していた1週間遅れの開花でしたが、期待通りの開花に家内も満足したようでした。
2017.05.15
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この数日、初夏と勘違いしそうな暑さになりました。我が家の庭も、この時期ならではの花が庭を彩ってくれています。🌸シャクヤク(芍薬/キンポウゲ科)🌸クレマチス(別名テッセン/キンポウゲ科)🌸ハコネウツギ(箱根空木/スイカズラ科)🌸バラ 種類は不明です。🌸チャイブ(ハーブの種類/ユリ科)🌸不明最後の花はスダチ。沢山咲きました。今年も豊作が期待できそう。最後は、我が家の小さな畑。奥はニンニクです。 季節の野菜作り・・・ 昨年秋に親戚からニンニクの種を頂きました。これを機に裏庭に小さな畑地を作って挑戦中。今回はナス、キュウリ、シシトウ、パプリカ、ミニトマトなどの苗を買って植えました。 日々の水やりも習慣になりました。
2017.05.13
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美馬市と剣山麓のつるぎ町との境に位置する友内山(1073m)、久々にこの山へ登ってみることにしました。 登山口まで約50分、剣山へ続く国道438号線の途中、端山地区から左折し林道へと入って行きます。狭い林道を20分ほど進みます。 午前8時20分、登山口のある友内神社に到着。 登山口は神社の右手にあります。案内板があるので安心。頂上まで1.5km。 初めて登ったのは2006年2月、神社の記憶はありますが登山道は記憶が薄れています。 その後、3年前の真冬にTNさんと・・・その時は積雪でなにもかも真っ白でした。(標高650mの登山口)登り始めからいきなり急坂が続きます。 歩き始めて約30分、休憩所跡に到着、水分補給して頂上へ向かいます。 今回の目的も登山道沿いに咲く山野草が目当てでしたが・・・まず出会った花はツツジでした。 新緑の中、ピンクのミツバツツジがきれい。 しかし、山野草は中々見つかりません。 出会ったのは菫ばかりでした。🌸フイリシハイスミレ(斑入紫背菫/スミレ科)🌸タチツボスミレ(立坪菫/スミレ科) これほど山野草が少ない山とは思ってもみませんでした。 その代わりと言ってはなんですが、山頂近くで珍しい動物に出会いました。 狸を発見! 斜面をゆっくりと歩いていました。(画面中央・・・尾っぽが見えています) 登山口から約1時間、山頂に到着。当時の山頂の記憶は残っていました。 友内山は、古くは木綿麻山(ゆうまやま)、高千穂、忌部山などと呼ばれ、万葉集にも登場する歴史のある山と言われています。友内山は「ともおつざん」と読むそうです。 山頂からの展望はあまり良くありません。木々の間からわずかに剣山系の山々が望めます。 友内神社の奥ノ院、三角点はこの裏手です。 友内山頂上。三等三角点は1073.1m。 小休止のあとは下山です。 ここで苦い経験があります。 初めて登った時、ここで下山ルートを誤りました。当時はこの赤い矢印の表示板は無かったように思います。 うっかり真っすぐに行ってしまって、途中で間違いに気が付いたときは既に遅し、駐車場とは全然方角の違う所へ降りてしまいました。林業用の山道だったようです。この時は家内も一緒でしたが、これで信用を無くしました。 偶然通りかかった軽トラのお兄さんにお願いして友内神社まで乗せてもらいました。 歩いたら大変な距離でした。登山は下山時に要注意! この苦い経験が今に活きていると思っています。(赤い矢印の表示板、下山は右手前へ下りて行きます) とうとう山野草はスミレ以外の花には出会いませんでしたが、車での帰路途中、国道へ出ようとした時、対岸にツツジの見事な景観が目に入りました。 近くへ行って眺めさせてもらいました。 写真のお宅の方が手入れをされているのでしょうか。色とりどりのボリュームのあるツツジの花、見ごたえありました。 久々の友内山、山野草は期待外れでしたが、狸との出会い、綺麗なツツジの景観に気分を良くした一日となりました。
2017.05.08
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4日、前回に続いて今日も高越山へ、貴重な花たちとの出会い、今日こそはと期待を込めて登ります。 登山口7時40分出発、木々の間にたなびく新緑が美しい。 歩きながら登山道脇の斜面を何気なく見ていたら思いがけない山野草に出会いました。 エビネです。自生しているエビネを見つけたのは初めてでした。ラッキーでした。 そしてお目当ての場所へ、今日は期待に応えてくれました。 絶滅が危惧されているシコクカッコウソウです。ちょうど見頃を迎えていました。 1年間のうちこの短期間だけ咲く貴重な花・・・可憐です。(シコクカッコウソウ/四国郭公草/サクラソウ科) この2種類に出会えただけで大満足でしたが、それ以外にも色々な山野草に出会いました。🌸エンレイソウ(延齢草/ユリ科)🌸クフネサイシン(黒船細辛/ウマノスズクサ科)🌸ミヤマハコベ(深山繁縷/ナデシコ科)🌸マルバスミレ(丸葉菫/スミレ科)🌸ワチガイソウ(輪違草/ナデシコ科)🌸白いキランソウ?(金瘡小草/シソ科)🌸コガネネコノメソウ(黄金猫の目草/ユキノシタ科) 高越山も春本番、貴重な山野草等に出会えた、収穫の多い一日となりました。
2017.05.05
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高越山の山頂に近くにある船窪高原(標高約1000m)、ここはオンツツジの大群落があり、5月中旬には大勢の見物客で賑わいます。国指定の天然記念物に指定されています。 この界隈で、この時期ひっそりと開花する花があります。 カタクリの花です。 4月30日、友人夫妻と一緒に訪れました。(船窪のオンツツジ群落) 周辺を散策していると、お目当てのカタクリが見つかりました。 今年は、例年に比べてかなりたくさん咲いているように感じました。 訪れたタイミングが良かったのかもしれません。🌸カタクリ(片栗/ユリ科) 昔はこのカタクリの鱗茎(球根)から片栗粉が作られていたとのこと、しかし、手間暇かけても小量しか取れず採算に合わないことから、現在はジャガイモのデンプンから作られているそうです。 この後、車道終点から高越山へ行ってきました。目的はシコクカッコウソウでしたが、残念ながら未だ咲いていませんでした。 前日29日、剣山から帰る途中、ローディ―の森というシャクナゲ園へ立ち寄ってきました。 山の斜面に広がる約65アールの園に180種2500株が植えられているそうです。 一部のシャクナゲは終わりかけていましたが、貴重な山野草「クマガイソウ」がちょうど見頃を迎えていました。 なんとも奇妙な花弁をしています。 徳島の山にも色々な花が楽しめる季節になりました。
2017.05.03
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毎年4月29日は剣山の山開きの日、今年も登山の安全祈願を兼て剣山を登ってきました。 午前5時50分、自宅を出発、1時間30分かけて登山口へ向かいます。 途中、コンビニで朝食と昼食分のお握りなどを購入、つるぎ町経由で剣山へ向かいます。 抜けるような青空、7時30分登山口の見ノ越に到着。(登山口手前から望む剣山)(剣山登山口--標高1400m、この石段を上り詰めた所に剱神社があります) 剱神社で行われる山開きの神事は11時から・・・それまでに頂上を往復します。(剱神社) 少し肌寒いくらいの気温、澄み切った空気、清々しい気分になります。 登山口から45分、西島へ到着、展望は良好。西方には三嶺、塔の丸が望めます。 剣山の山頂も間近に見えてきました。 登山道脇には残雪が・・・ 昨年のこの日は思いがけない寒波で山頂付近が霧氷に覆われていたことを思い出しました。 8時50分、頂上ヒュッテに到着。登山客はまだ早いせいか疎らです。 ヒュッテで一休み、朝食は途中のコンビニで済ませましたが、メニューのうどんを見ると食べたくなりました。 ヒュッテの名物うどんは私のお気に入り、讃岐うどんとはまた違った美味しさがあります。 掲示板を見るとバイカオウレンの開花情報が・・・剣山で春一番に開花する花・・・私も登る前から期待していました。 満腹になった所で、先ずは頂上(1955m)へ。今年初の剣山頂上です。(剣山頂上) そして期待を抱きながらバイカオウレンが咲く二ノ森方面へと向かいます。(二ノ森頂上) 二ノ森からしばらく下って行くと、期待通りバイカオウレンが咲いていました。 花の直径は1~1.5センチ程度の可愛らしい花です。疲れが癒されます。バイカオゥレン(梅花黄蓮/キンポウゲ科) 殉難の碑~刀掛けの松を経由して下山します。 バイケイソウも緑の葉が目立ってきました。(バイケイソウ/梅蕙草/ユリ科) ほぼ予定通り下山、剱神社11時20分着。 神殿内で宮司による神事が行われていました。 山開き行事のメインは、神社前の石段を法被姿の信者が神輿を担いでリフト乗り場の駐車場まで約200mの移動です。 信者が掛け声を発しながら石段を下る様子は荘厳であり迫力がありました。 駐車場で御輿を前に安全祈願が行われます。 その後、一般の人達の参拝が続きます。私も参拝させてもらいました。 天候に恵まれ、今年初の剣山登山、高山の花との出会い、安全祈願、有意義な一日になりました。
2017.05.01
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お隣の香川県との県境にある大滝山(946m)、先日、初の登山道を先輩のTNさんに連れて行ってもらいました。 今日は、単独行で遊歩道から山頂を目指します。 下大滝の登山口近くの空地に駐車、午前8時10分出発です。 登山口は標高約700m、高低差はそれほどありません。(遊歩道と書かれた表示板があります) 遊歩道とはいうものの、近年この遊歩道を歩く人は殆どいないようです。 登るにしたがって登山道が荒れてきます。 登り始めて30分、ふれあい広場に着きました。 この広場も荒れ放題です。東屋、トイレ、水道設備などが見受けられますが使用不可能な状態です。 そうこうして歩いていると登山道沿いに思いがけない山野草に出会いました。 なんとアワコバイモが自生していました。 開花が間近い近いユキワリイチゲ(雪割一華)にも・・・ 山頂に近づくにつれ登山道の荒れが激しくなります。 前回は、下山時にこのルートを利用してふれあい広場経由で帰路につきました。その時、苦労したのが、この先約10メートルほどの区間にある枯れた竹藪、登山道が完全に塞がれています。 今回、この竹藪をどうにかしたいという思いもあって鋸等を持参してきました。 悪戦苦闘すること約20分、枯れた竹を切除して歩けるようになりました。 ここを抜けると間もなく車道へ出ます。右側には西照神社の鳥居が目に入ります。 西照神社は厄除けの神として有名です。(西照神社) 大滝山頂上は西照神社の裏手にありました。頂上に立つのは初めてです。 標高946m、三角点は無く、大滝山と書かれた看板があるのみでした。 西照神社の近くには大瀧寺があります。 裏手の尾根道から向かいます。 この尾根道は県境です。 裏山から大瀧寺へ、10数年前に車で来たことがありましたが・・・。 大瀧寺の石標を見ると「四国八十八ヶ所総奥ノ院」と書かれています。これは初めて気が付きました。 四国別格二十霊場の20番目ということは知っていましたが、恐れ多い感じです。 山頂付近でも思いがけない山野草に出会いました。 イチリンソウとニリンソウ・・・このほかコミヤマカタバミなどもありました。白い花のオンパレードでした。🌸ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科)🌸イチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科) 今日は思いがけない山野草に出会い、なにやら得をした気分になりました。 山頂に存在するお寺と神社の関係、帰ってから調べてみると、『隣接する西照神社とは神仏習合の山岳信仰宗教施設「西照権現」として存在していたが、明治初期の神仏分離令により大瀧寺と西照神社とに分離された。』とのことだそうです。 ちなみにお寺の本尊は西照大権現だそうです。勉強にもなりました。
2017.04.25
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高越山に自生する春の花々を求めて山歩きをしてきました。 22日7時40分、ふいご温泉登山口からスタート。 スタート早々、珍しい植物に出会いました。一瞬、ユキモチソウかと思いましたが・・・ 帰って調べてみると、ムサシアブミ(武蔵鐙)というテンナンショウの仲間でした。 中ノ郷の桜は殆ど散ってしまいました。 桜が終わる頃、萬代池の畔では石梨の花が見頃を迎えます。(中ノ郷を象徴する鳥居、その奥に白い花を咲かせた石梨が見えます) その近くで咲いていた山吹、眩いばかりの満開です。 登山道沿いでは、マムシグサ(蝮草/サトイモ科)が目に付きました。これもテンナンショウの仲間です。 さて、今回の山登りで最も期待していた花・・・ 限られた場所にしか自生しない貴重な山野草「アワコバイモ」です。 背丈が10センチ前後と小柄で周りに溶け込んだような色なので、中々目に付きにくい存在です。 目を凝らして探していると見つかりました。ラッキーです。ちょうど見頃を迎えていました。 これは、別の場所で見つけたアワコバイモ。 この花を見ると、高越山の春の到来を実感します。(アワコバイモ/阿波小貝母/ユリ科/絶滅危惧種) 以下は、この日出会った山野草です。🌸エンレイソウ(延齢草/ユリ科) 花はまだ蕾です。🌸イワボタン(岩牡丹/ユキノシタ科)🌸ヤマルリソウ(山瑠璃草/ムラサキ科) 花の直径は1センチに満たない小さな花ですが可愛い顔をしています。 高越山の春の訪れを実感した、ラッキーな気分になった一日となりました。
2017.04.23
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高越山の中腹の中ノ郷"桜の馬場"、そろそろ桜が開花するのではと、気になります。期待を抱きながら登ることにしました。 午前8時、ふいご温泉登山口からスタート。 しばらく登っていくと、なんとヤマツツジが開花していました。この2~3日の暖かさで開花したのでしょうか、しばらく見とれてしまいました。 これは、ツルキンバイ(蔓金梅/バラ科)です。 登山道沿いの木々も新芽が目立つようになりました。 下の写真は、山菜の女王"コシアブラ"です。美味しそうな新芽、まだ摘むには早いです。 これは? 赤みがかった新芽・・・ 登り始めて1時間、中ノ郷に到着。 登りつめた場所から約100mほど道路脇に桜並木が続いています。 満開の見頃を迎えていました。グッドタイミングでした。 標高555mの中ノ郷にも遅まきながら春がやってきました。 さて、今回の登山の目的の一つ、先日、桜の馬場で植えた桜の苗木・・・期待通り3本の内の真ん中の苗木が見事に咲いていました。苗木ながら満開です。 植えたばっかりなのに、早速開花してくれるとは嬉しい限りです。 山頂近くでは、いつもの場所にハシリドコ(走野老、ナス科)の緑の葉が目立ってきました。よく見ると小さな蕾も見つかりました。 山頂の高越寺には、管理人のKさんが駐在されていました。美味しいお茶をいただきながら昨秋以来の再開に話が弾みます。 1か月前に桜の馬場で植えたばかりの桜の苗木・・・今春に開花するとは予想外、嬉しい限りです。 今回、もう一つの目的は山頂付近に生息する絶滅危惧種"アワコバイモ"の観察でした。去年はこの時期に咲いていたのです。しかし4月前半寒い日が続いたせいか、見ることができませんでした。 山頂での春の訪れは、もう少し先になりそうです。
2017.04.15
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大滝山(標高946m)は、お隣の香川県との県境にある山です。 頂上近くに西照神社と大滝寺があり、昔から厄よけの神を祭るといわれています。 山頂近くまで車道が通じており、過去に車では何度か訪れた事がありました。 かつて多くの参拝客が訪れた頃の参拝道があることを知り、いつかは登ってみたいと思っていました。 今回、それが実現。 その登山道を知り尽くしている先輩のTNさんに連れて行ってもらうことになりました。 登山口は、我が家から北へ車で約30分、広棚地区にあります。 その近くには観光名所として定着した芝桜の里があります。地元の女性姉妹が栽培・管理しており、数年前に緑化推進運動功労者として内閣総理大臣賞を受賞されています。 登山口の近くなので観賞させてもらいました。芝桜はまだ5分咲きでしたが、周りの桜は満開です。 10時、登山口を出発・・・ 登山口近くには丁石が立てられています。昔の参拝道の名残を感じます。山頂のお寺まで二十一丁(約2.3km)ということのようです。 ゆるやかな勾配の歩きやすい登山道が続きます。満開の桜が心地よいです。 登山道沿いのミツマタも満開でした。 その登山道沿いには写真のような古びた休憩小屋が4カ所ありました。 かつての参拝客のために設置されたそうです。 歩き始めて50分、登山口の丁石の距離からすると1時間もあれば山頂までたどり着けると思っていたのですが、なかなか到着しません。 しばらく歩いていると舗装道路になり、巨大なビニールハウスが現れました。洋ラン事業者の育苗施設でした。 育苗施設を横目に緩やかな坂を上っていくと、ようやく西照神社の看板が見えてきました。 登山口から1時間30分経過、山頂近くにある西照神社に到着です。 日曜日のせいか、駐車場には3~4台の車が停まっていて、数組の参拝客に出会いました。 参拝がてら境内を散策した後、休憩所で昼食をとり下山することにしました。 下山は、神社のすぐ下の道路脇のガードレールが途切れた所から下りていくとのこと、普段は誰も通らないような廃道のような山道です。TNさんに従ってついていきます。 下山早々、枯れた竹等で山道が覆われ荒れ放題になっていました。避けながら慎重に下っていくと少しましな道に出ました。 (少しましになった道を先導するTNさん) 30分ほど歩いたところで、往路に合流、無事に下山することができました。 さて、今回の目的は、この時期に咲く山野草を観察するためでもありました。 貴重な二種類に出会いました。🌸オウレン(黄連/キンポウゲ科)🌸シロバナショウジョウバカマ(白花猩々袴/ユリ科) シロバナショウジョウバカマは、3~4年前に高越山で発見しましたが、それ以降、見かけなくなって残念な思いをしていただけに、今回、大滝山で出会えて嬉しい気分になりました。 TNさんの案内で可憐なオウレンを見るのも初めて・・・今回は収穫の多い山歩きとなりました。
2017.04.10
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讃岐7富士巡りの続編です。 前回3月4日、7富士のうち4座を登りました。 今回は残りの3座を巡ります。白山(203m)、六ッ目山(317m)、飯野山(422m)です。 今回も山の先輩TNさんと同行、先ずは、香川県の西に位置する白山(しらやま)へ向かいます。地元では東讃富士と呼ばれて親しまれています。 8時50分、車窓からその姿が見えてきました。低山ながらも7富士に数えられるだけあってその姿は一目でわかります。 登山口は白山神社の境内にありました。8時53分、神社の鳥居を潜って出発です。 山頂までは整備された歩きやすい登山道が続きます。 登山口から20分、山頂に到着。 標高203mの頂上ですが、360度の展望が開けていました。 子供連れなど数組の登山客に出会いました。春休みなのでしょう、毎日登っているという地元の女性にも出会います。(白山頂上) 西を見ると、次に向かう六ツ目山が微かに見るこができました。 (白山からの展望、六ッ目山は右から二つ目・・・霞んでいます) 続いて六ッ目山へ向かいます。端正な形なのですぐにわかります。地元では御厩富士とよばれています。 六ッ目山とは奇妙な名称・・・ネットでその由来を調べてみました。 「空堀伝説」からきているとのこと、・・・山頂の堀のほとりに老夫婦とむすめが住んでいて、むすめは堀で3匹の魚を飼って可愛がっていました。 どうした訳か老夫婦がむすめを殺してしまったそうです。すると3匹の魚が次々に死んでしまい、老夫婦は山の神のたたりと考え、むすめを供養してこの山を「ムスメヤマ」と呼ぶようになり、ここから六ツ目山(ムツメヤマ)になったと伝えられているそうです。 登山口は墓地になっていました。10時17分登山開始です。 六つ目山は標高317m、少し侮っていましたが、途中から直登になり、トラロープにつかまりながらの斜度40度近い急登の連続、これにはまいりました。 急登に張られたロープ。 登山口から30分、ようやく頂上に到着です。 山頂からは次の山が望めます。富士山の形をしているので一目で分かります。 11時過ぎに下山、お腹が空いてきました。 例によって讃岐うどん店へと自然に足が向かいます。この近くには人気うどん店「がもううどん」がありました。 平日11時30分というのに、もう行列ができています。 掛けうどん(大)にかき揚げを載せて350円はうれしい、店内は満席のため屋外のベンチで頂きます。 すきっ腹なので格別美味しく感じます。あっという間にたいらげてしまいました。 7富士最後の山は、飯野山です。車窓からその姿が見えてきました。 飯野山は讃岐富士の代表格として超有名な山、新日本百名山に選ばれています。 そんなことで私自身、これまで4回登っていますが、讃岐7富士の最後の山ということで改めて登ることにしました。 12時20分、登山口を出発します。 登山道は広くて明瞭、距離は2kmあまり、らせん状の歩きやすい登山道が頂上まで続きます。 13時11分山頂到着、こちらでも何組かの子供連れの登山客に出会いました。 この日は久々の快晴、気温も高め、桜の花も咲き始めたようです。 この飯野山で讃岐7富士を全山踏破! その記念に飯野山三角点でポーズです。 讃岐7富士制覇に気をよくして軽快な足取りで下山しました。 さて、実はこの日、もう一つ楽しみな事がありました。 香川県に来た機会に、かねてからTNさんから聞かされていた花を見に行くことでした。 それは徳島との県境に近い所にありました。 谷沿いの山道を登っていくと・・・登山道脇に可憐な花が目に飛び込みました。 それは、ユキワリイチゲ(雪割一華、キンポウゲ科)。初めてお目にかかる花です。 花言葉は「しあわせになる」、3つの山を登った疲れが一気に吹き飛びました。 最後にご褒美を頂いた気分になりました。
2017.04.04
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今日は朝から小雨がちらついています。 しばらく登山から遠ざかっていたので、高越山へと思っていましたが今日はあきらめました。 我が家の庭は春の花々で大変賑やかになっています。小雨の中で撮影しました。 先ずは、玄関先の砂利の中で頑張っているオダマキ(苧環)です。3日前から咲き始めました。 オダマキは他の場所にもありますが、この株が一番元気が良く最初に咲きました。🌸ムスカリ🌸サクラソウ(桜草)🌸スノーフレーク🌸さて、これは? 小松菜の花でした。 今年、初めて種から育てた小松菜、花が咲くとは知りませんでした。🌸一番賑やかなのは水仙・・・庭のアチコチで我が物顔みたいに咲き誇っています。 庭は春本番というのに、裏庭の桜はまだ固い蕾のままです。 今日の予報は午後、雪マーク、どうなっているのでしょうか。 明日は退職者の会でお花見の予定、桜のある公園傍の料理店内なので天気が悪くても大丈夫ではありますが、宴会だけで終わってしまいそうです。まあ、それでもいいのですが・・・。
2017.03.31
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3月も下旬になりました。 春の息吹が感じられるこの頃、高越山はどうなのか・・・登ってみることにしました。 20日8時5分、ふいご温泉登山口から出発。10日ぶりの山歩きなので足取りが重く感じます。 登山道沿いには春を感じさせる木々の新芽が目立つようになりました。(ヤマツツジの新芽)(紫陽花の新芽・・・中ノ郷) 先日、植樹した桜の苗木の場所にさしかかりました。鹿除けネットが巻かれています。 TNさんが数日前に来て施したとのことでした。もうこれで完璧です。 桜の苗木をよく見ると、真ん中の1本だけ数個の蕾が膨らんでいました。 早速、咲いてくれるのかと思うと嬉しくなってきました。 山頂付近にはまだ所々雪が残っています。(高越寺) お寺の管理人さん、冬季は不在でしたが、今日から駐在が開始になりました。早速Yさんが出迎えてくれて美味しいお茶をいただきました。 高越山に色々な花が咲き出す本格的な春が訪れるのには、あと半月ほど先になりそうです。 唯一咲いていたのは、登山口に近い所で見つけたスミレでした。 今朝(21日)は小雨が降る寒い朝でしたが、我が家の庭先では、先日から色々な花が咲き始め、見る人を楽しませてくれています。(水仙)(クリスマスローズ) 玄関先の砂利の中から、オダマキが元気よく育っています。 2年ほど前からここに住み着きました。以前、近くに置いてあった鉢植えのオダマキから種が飛んだのでしょう。他にも数か所株分けしていますが、この一株だけが何故か一番元気がいいのです。日当りも良くこの場所がお気に入りのようです。 春の到来を実感した一日になりました。
2017.03.21
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先月2月は、高越山登山に集中しました。単月ではこれまで最高の8回を数えました。(ブログは殆ど省略) 3月からは週2回のゴルフが再開、登山の回数も少なくなってきました。 久々の高越山です。 午前8時、天候は晴れ、気温3度、ふいご温泉登山口から登ります。 歩き出して40分、5基目の鉄塔にさしかかります。 北側には阿波市の町並みと、山肌にはホームコースのタカガワ西ゴルフ倶楽部が望めます。 順調よく登っていると、八丁坂を登った辺りから登山道に雪が・・・。 先日の寒波で降った雪がまだ残っていました。アイゼンを持参してこなかったことを後悔、滑らないように慎重に歩を進めます。山頂では約10cmの積雪です。 お寺の境内で軽食しながら休憩していると、先輩のTNさんから電話が・・・。 先日、設置した「桜の馬場」の表示板、その場所へ、これから桜の苗木を植えるとの事でした。 軽トラに苗木、作業道具を載せて中ノ郷へ来ているとのこと。 私も早速下山して、お手伝いさせてもらうことにしました。 TNさんは、お寺の許可を得て植樹をする周辺の雑木を伐採中・・・桜は日陰では育ちにくいそうです。(桜の馬場・・・作業中のTNさん) その昔、この桜の馬場には、数本の山桜があって、春には参拝客の目を楽しませてくれていたそうです。今は老木となって枯れてしまいました。 TNさんが買ってきた桜の苗木(ソメイヨシノ等)3本を登山道沿いに植えます。 私も軽トラから作業道具を運んだり穴を掘ったり・・・お手伝いをさせてもらいました。 添え木をしっかり取り付けて苗木を支えます。 そこへ常連のNさんが下山してきました。 Nさんは昨年1年間、高越山に200回登ったという恐るべき人です。 TNさん、Nさん、お二人とも齢70台半ば、元気すぎるお二人には頭が下がります。(下山して来たNさん) 午後1時過ぎ、3本を植え終わって作業終了です。 順調にいけば3~4年後には、この桜の馬場で花見が楽しめることでしょう。 桜の馬場がかつてのように蘇ることを願って、中ノ郷からはTNさんの軽トラに同乗(^^♪させてもらって帰路につきました。
2017.03.12
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香川県には讃岐富士と呼ばれる富士山によく似た山があります。 その代表格は「飯野山(422m)」、このような山が香川県にはいくつもあることを知りました。 ゴルフと登山が共通の趣味の友人Tさんが昨年12月、ブログで「讃岐七富士」を制覇した・・・との記事を拝見して分かったことです。 それまで讃岐七富士という言葉さえ知りませんでした。 今回、山の先輩TNさんと讃岐七富士巡りに挑むことにしました。 先ず最初は7つのうちの最高峰「高鉢山(512m)」、カーナビ頼りに登山口へ向かいます。 正面に富士山に似た山が見えてきました。別名、綾上富士です。 9時7分、道路わきの空き地に駐車、登山口を出発します。 登山口は標高360m、標高差は約150m。 登山口から少し登った所にキャンプ場のコテージが3棟ありました。 その奥から階段状の登山道が山頂まで続きます。 低山ながらも登山道沿いには何合目の表示板が設置されています。 階段状の登山道が山頂に近づくにつれさらに傾斜がきつくなります。香川県の山の特徴のようです。 9時25分山頂到着。山頂は円のように周囲が丸くなっていて、その真ん中に休憩所がありました。 三等三角点は512.02m。 往路を下山、続いて2つ目は堤山です。 下山して15分ほど車を走ったところで、前方に円錐形の山が見えてきました。 羽床富士と呼ばれている堤山です。低いけれど確かに富士山に似ています。 10時25分登山開始。 山頂までの行程はそれほどありませんが、ほぼ直登なので急勾配がきついです。 この山も1合目から9合目まで表示板が設置されていて、初めての人でも安心して登ることができます。 10時41分山頂到着、山頂には堤山神社が祀られていました。 三等三角点は201.55m。周囲は木々があって展望はイマイチでした。 次は、香川県の西部、観音寺市にある「江甫草山」、読みづらい山名ですが、つくもやまと読みます。 堤山から西へ約30キロ余りの道程・・・時間は11時過ぎ、そろそろお腹が空いてきました。 ここは香川県・・・やはり讃岐うどんです。近くにある讃岐うどんの人気店「松岡うどん」に立ち寄って掛けうどんをいただきました。 うどん店から約40分、江甫草山が見えてきました。別名、有明富士です。 登山口は麓の羅漢寺蓮光院というお寺の近くにありました。 12時22分登山開始。 登山道沿いにはミニ八十八カ所の石仏が1番から順番に祀られていました。 この山も、1合目から表示板がキッチリと設置され、登山道もよく整備されていました。 12時44分、山頂到着。四等三角点は153.1m 江甫草山は瀬戸内海に少しはみ出した所にあります。 山頂の近くの展望所からは、瀬戸内海の有明海岸が一望できました。 次は、今回の最後の山、爺神山(とがみやま)です。別名、高瀬富士。 こちらの登山口もお寺の境内の近くにありました。 駐車場周辺にある梅林は梅の花が満開です。 13時46分登山開始。 14時3分山頂到着、この山は周囲遮るものが無く、360度の展望が開けていました。 爺神山の三角点が見当たりません。帰って調べてみると、山頂にあった三等三角点は移転しているとのこと、現在は71.6mの地点にあるそうです。 爺神山は、かつては讃岐富士の中で一番美しい山だったようです。砕石が進み景観が損なわれたとの事、以前は高さ226メートルの富士山を思わせる美しい山だったそうです。 瀬戸内海の島々が見渡せます。 香川県の山は、標高1000m以下の山が殆どですが、登山道はよく整備され、それぞれ個性があって楽しむことのできる魅力あふれる山もあることがわかりました。 今回は、この爺神山で終了、残りの3山(飯野山、六つ目山、白山)は、また日を改めて登ることにしたいと思います。
2017.03.05
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高越山の登山道、昔は主に高越寺に参拝するための参道でした。 諸先輩から参拝に纏わる話を聞くと、その参道沿いには色々な旧跡があることがわかりました。 私の世代でも知らない事ばかりです。 そのような旧跡を後世に語り遺したい、との思いから先輩のTNさんはこれまで休場の跡の看板設置、休憩所の復元等々をしてこられました。 TNさんは、高越山の麓に生まれ登山履歴60年、高越山の生き字引のような方です。(表参道 三の休場跡) 今回は、新たに登山道沿いに立て看板を設置するため、TNさんと一緒に高越山を登ることにしました。 その場所は、「桜の馬場」と「八丁坂」、過去にそのように呼ばれていた場所があったとは、私も最近まで知りませんでした。 後世に伝えていきたい、とのTNさんの思い・・・私も及ばずながら看板作り(文字書き)のお手伝いをさせていただきました。 午前9時、表参道から登ります。 先ずは桜の馬場へ、そこは中ノ郷から少し登った平らな場所、昔はこの場所に山桜が沢山あったそうです。(桜の馬場と呼ばれる場所・・・その右端に看板を立てました) 次は八丁坂です。場所は山頂まで1キロメートルの地点です。(作業中のTNさん) ここから山頂にかけての登りが八丁坂とのこと、きついジグザグの急登です。 無事に看板の設置が完了しました。 この名称が、後世に伝わっていくことを願って山頂へと歩を進めました。(山頂直下の高越寺) 暖かい日差しを浴びて、お寺の境内で昼食休憩・・・心地よい山旅になりました。 帰ってみると、庭の片隅で福寿草が開花していました。今日(25日)は、いい記念日になりました。 しばらくの間、楽しませてくれることでしょう。
2017.02.26
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今年初めての讃岐うどん巡り、今回は香川県の西讃エリアを巡ってきました。 西讃エリアは数ある讃岐うどん店の中でも人気のあるお店が多くある地域です。その中から3店舗を選んで出かけることにしました。同伴者はいつものSさんです。 まず最初のうどん店は三豊市の「須崎食料品店」、高瀬町の山間地域にあるお店ですが、カーナビ頼りに近くまで行くと、店先でうどんを食べている客がいたのでそこだと分かりました。 一見、雑貨店のような感じもしますが・・・うどんの看板は目に付きません。 店内に入って行くと、左半分が食料品の販売スペース、右半分がうどん店のスペースのようです。 壁には簡単なメニューが掲出されていました。 今回も3軒のはしごなので、小の暖かいのを注文します。 店内はこんな感じ、待っている人と食べている人、奥が調理場、本当に製麺所という雰囲気です。 うどんを自分で湯を通してネギ等を入れ、出汁醤油を掛けて出来上がり。 私たちは、屋外の椅子に腰かけて食べました。 しっかりしたコシのあるうどんと少し甘みのある醤油味に満足・・・美味しかったです。(駐車場脇の空地で食べる私) 次も同じく三豊市の「三好うどん店」、しかし行ってみると事前に調べていた場所にお店が見当たりません。近くにいた人に尋ねると、最近引越しをして別の場所で営んでいるとの事でした。 そこで、2軒目はSさんお奨めの善通寺市にある「宮川製麺所」へ行くことにしました。 ここでも店先でうどんを食べている人がいました。 店内はテーブル席があって広々としていました。この店もセルフサービスのお店ですが、代金は後払い、しかしその代金、小が160円とはビックリ、得したような気分になりました。 イリコ出汁のきいたさっぱり味が麺を引き立てています。一気に食べ終わりました。(160円のかけうどん小) 続いて三軒目は、当初予定していた丸亀市にある「麦香」です。 市内の外れ、周囲は田畑とため池がなどがある長閑な場所にありました。 このお店はフルサービスのお店。 使っている小麦は、北海道産のキタホナミ、香川県産のさぬきの夢のブレンドとのこと、メニューを見て、お勧めの№2の「かけちく」を注文、かけうどんにちくわの天ぷらです。390円、今回の一番の豪華な讃岐うどんになりました。 このお店も麺は細めん、コシがあってイリコ出汁が美味しいです。お店自慢のトッピングの青唐辛子を入れるとピリッとした食感が印象的でした。 西讃エリアには、まだまだ魅力あるお店がたくさんあります。 讃岐うどん巡りはこれからも続きます。
2017.02.24
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