自分らしく生きる

2016.12.23
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 1 「勝ち負け」を忘れる

 「弱い犬ほど吠える」といった。人間も同じで、
本当に肝の据わった人間は、日常はもちろんピンチ
が訪れても大声でわめいたり暴力をふるったりしない。
心の中で何か不安を抱えたり、何事も思うように
いかないでイライラしているとき、人の迷惑も顧みず
どなり散らしたり、わめいたり物を投げ、ひどい時には
刃物を振り回したりする。一種の錯乱状態だ。
そういう連中が複数になりグループや集団を
形成すると暴力団、暴走族という形になり、
警察の手を焼かせ誠に始末が悪い。

 そうでなければ、孤立して、妄想に取りつかれ
突然意味もなく、無差別に人に襲い掛かり、
罪のない人々を殺傷する事件がたびたび起きている。

「だれでもよかった」
「人を殺して死刑になりたかった」というに
及んでは、批判する言葉を失う。挙句の果てに
「心身妄弱で判断力なし」などという精神鑑定
の結果が出るとすれば、犯罪被害者の人権は
どうなった、といいたい。

 こうなってくると、最早「自分の身は自分で
守るしかない」といってもよい状態である。

 「弱い心が形成される過程」はー

情報が氾濫し、人間関係が複雑になってくる一方
で、少子化、核家族化がすすみ心に悩みを抱える
人の「相談相手」がいない。昔ならおじいちゃん、
おばあちゃんや隣近所の人が「どうしたの」と
声をかけ、励ましたりしたのだが、今はそういう
親切な人(お節介?な人)も少なくなり、下手に
声をかけようものなら「私の子供です。
構わないで!放っておいで下さい!」場合
によっては誘拐犯と誤解されたりすることも
あるという。

 というわけで、社会全体が他人には無関心
になり、学校の先生も生徒の反発やいわゆる

モンスターペアレントの反撃を恐れて、手が出せない?

 群衆の中の孤独、気持ちの通じ合わない家族の中
の孤独、は山の中の孤独よりも淋しい精神状態だ。

 そういう心の状態で、自分の気持ちに
寄り添おうとしない過干渉の親から
「勉強しろ、学校へ行け」と声をかけられ、
先生からも注意をされる。抑圧された心は
「爆発」する。いわゆる切れた状態だ。
ちょっと見れば、ごく普通のおとなしい子
が切れると「あの子がなぜ?」と首をかしげる。

 こうならないための「対策」。世の中に一時「
勝ち組」「負け組」という不愉快な言葉がはやった
ことがある。あるいは「金持ち父さん」
「貧乏父さん」という言葉はもっと不愉快だ。

 そこで、提案したい。

・勝ち負けということをいったん忘れたらどうか、と。

 それは、こういうことだ。世の中で、出世したり、
金持ちに成ったり、有名になったりするものを
「勝ち組」といい、それができない人々を
「負け組」というとすれば、「勝ち組」が幸せで
「負け組」が不幸か。

 閣僚や高級官僚、社長や資産家が幸せな人生を
送ったか。有名タレントが幸せか。本人たちは「
忙しくて自由がない」というだけでなく、
「いろいろ煩わしいことが多い」と答えるに
違いない。いや、世間の手前、そうは答えない
かもしれないが、本音はそれに近い答えが返って
くるにちがいないのだ。なぜか。

 ある有名タレントのコメントがそれを
示唆している。

「6畳一間のアパート暮らしの頃は豪邸に住んで
みたいと思った。念願かなって、高級住宅街に
かなり大きな屋敷を構えることができた。だが、
今は忙しすぎて、一か月のうち何日もその家で
過ごすことができない」と。

 さらに、かつては結婚相手の男性が3高と
言われた。高学歴、背が高く、高収入。
ところが最近の若者アンケートによれば、
「高収入、出世指向」の男性は敬遠され、
「優しく思いやりのある人」というのが理想だ、
という。

 だから、かつての「勝ち組」「負け組」は
取りあえず、過去のものとなった。勝ち負けの
考えはいったん忘れよ、というのである。

 人間は「観察:すると面白い。威張り
たがる奴は?弱みを握れば、コロッと
参るものだ。






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最終更新日  2016.12.23 06:54:47
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