[ SONY CMT-PX5
]
■主な故障と原因
■修理概要
電源は入りガシャガシャ動作音はするものの、まったく液晶表示されない。ラジオに切替えて選曲すると、正常に受信し、音も出力された。
分解し、点検しながら順に修理を行う。
MDには、取り出せないディスクが挿入されたままの状態。
原因はローディングベルトの劣化によるスリップ。採寸してベルトを作成。これと交換で復旧。
(MD光ピックアップは「SONY KMS-262A」、ATRAC ICは「SONY CXD2662R」)
CDチェンジャーユニットを取外す。取り出せないCDが、2枚取り残されたままだ。
原因はCDチェンジャー用ゴムベルトの劣化のよるスリップ。 採寸してベルトを作成。これと交換で復旧。
(写真には写っていないが、CDベースユニットは「SONY BU-21BD53」で、光ピックアップ単体の部品割り当てはない)
問題の表示部は、液晶表示(LCD)ユニット事態の故障と判明。同型別機体の正常なユニットと交換して復旧。
メモリバックアップができない原因は、内蔵のリチウム二次電池( SII MS621 )の劣化による性能低下だった。仕様調査の上、同等品と交換して復旧。
仮組みして動作を確認。
その他各部のクリーニング。エージングを実施し、作業完了。
(おわり)
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