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ルーヴル美術館 2 (ギリシャ彫刻)
フランス(France)パリ(paris)
セーヌ川右岸1区ルーヴル美術館(Musée du Louvre) Part 2
完璧なギリシャの女神の彫刻
です。
来歴は解りませんが、とにかく ギリシャ彫刻でこんなに完璧に残されている物を見ることは無い・・にひとしい
のです。
クラッシック期でしょうか・・。神殿の御神体のような気がします。
こんなにギリシ的でパーフェクトな像を見るのは初めてです。(アテネにも無いです。)
ギリシア彫刻の発展は5期に分類されるようです。(参考に)
幾何学様式期 (BC10世紀末~BC8世紀中頃)
大型の石像はなく、青銅やテラコッタの小像時代で、陶器の装飾の文様からこう呼ばれるようです。
注 BC13世紀頃に突如現れたキクラデスの石像の頭のようなのは例外中の例外か? モダン過ぎて理解できない。
東方化様式期(BC720年頃~BC650年頃)
オリエント地域との交易による影響でスフィンクス等、動植物が図柄に使われるようです。
芸術性の極めて高い造形の彫刻が現れるのはこの頃あたりから・・かな・・。
アルカイック期 (BC650年頃~BC480年頃)
アルカイック・スマイル(archaic smile )で知られる石像に感情を与えた表現は独特のもの。私的には癒し系表現のギリシャ彫刻である。
ギリシャ彫刻の偉大な時代のスタートはこの頃
クラシック(古典)期 (BC450年頃~BC330年頃)
古典時代のギリシア建築の傑作の1つがパルテノン神殿。
アテネを中心に、調和と理想美が追求された時代・・でも人離れした理想美かも。
ヘレニスティック期 (BC330年頃~BC30年頃)
アレクサンドロス大王の遠征の成果? ギリシャ美術は東方に伝播すると同時に東方からの影響も受けて造形はリアルな人間の情動を追求? (彫刻は神様から人間になった?)
アテナイ神かな?
古代エジプトで造られていた石像は、硬い班岩や花崗岩ですが、ギリシャ彫刻では、エーゲ海産の大理石が用いられ、軽い道具や金剛砂で加工しています。
古代ローマの彫刻はギリシャに引き継がれていますが、色大理石も混合されてより派手に進化しています。
あくまで、私の意見ですが、ローマ人は見栄っ張りだったのでは? と思います。
ギリシャ建築を安上がりに模倣した感がポンペイの遺跡で見えたので・・。
ローマ時代の彫刻とギリシャやエジプトも少し入っているようですが、この部屋は装飾が素晴らしいのです。
柱の上部意匠が柱により異なった彫刻が施されています。
下はヤギです。そしてなぜかサボテンが・・。
薄暗い中での撮影なので少しボケ加減ですが・・。凄く芸術性の高い・・。
立体的なグロテスクの意匠のようです。
角にも素敵な彫刻が・・。
こんな所まで凝らしているので、この宮殿の部屋は相当お金がかかっている事が伺えます。誰が増築した部分でしょう・・・。
ギリシャ神話の神様かローマ神話の神様か・・。
完璧です
ルネッサンス期の部屋へ
彫刻類は絵画より多いと思います。上はミケランジェロですが、説明は次回に・・。
リンク ルーヴル美術館 3 ( ミケランジェロの奴隷像)
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