高田明和著「脳の栄養失調」という本を読んで一大衝撃を受けた。頭が明晰に働かないのでその原因を自分なりにあれこれ考えていた矢先に見つけた本で、まさに必然である。

ダイエットによって糖分や脂肪を摂らないことが脳にどういうダメージを与えているかという視点で、肉体面、精神面に渡って詳細に書かれている。脳の働きや気分に影響を与えるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどが食べ物でどう変化するか、食べ物による一つの反応が一つだけで終わらず次々と連鎖が続いていく様子など人間の体の精密さ・不思議さ、奥深さに目を見張った。
あれこれ思い当たることがあった。私の頭がしっかり働かないのは年齢や昨年の低酸素被爆もあるけど、ここ数年間の糖分・脂肪を減らした食事に一因があるかもしれない。何ということだ!!私の脳は栄養失調になっているかも。砂糖や脂肪を含んだ食べ物はとてもおいしいとか幸せとかと感じるが、それは大脳が必要としているからだったのだ。全身の臓器に指令し統率するマスター臓器である大脳を栄養失調にしていいはずがない。
となると、ここで厳しい選択を迫られる。糖分・脂肪を十分摂って小太りになり長生きするか、はたまたこれまでどおり低糖(とは言っても脳に最低限必要と言われる一日2膳のご飯は取っているし、登山中は摂り過ぎてもいる)・除脂肪の食生活を続けてスリムな体でクライミングしつつ、幸福感の乏しい生活を続けるか?
結果は明白だ。明日から糖分と脂肪がたっぷり入ったチョコを理論の裏付けとともに堂々と食べ、肉類も復活させるに決まってる!!が、一方でイヤ駄目だ、この学者の説を鵜呑みにしてそんなことをしてはこの3年余の苦労が水の泡!!と囁く声もある。
悩ましい!!結論は自分の体の声によ~く耳を傾けて食べたいものを食べようということにした。
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