山への情熱 音楽への愛

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2010年12月28日
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千松信也さんの「ぼくは猟師になった」を読んだ。先日の「牛を屠る」の流れである。「牛を屠る」の著者は北海道大学法学部卒だったが、千松さんは京都大学卒である。それでどうして猟師になる!!という意外性にまず驚くが、この青年の歩んできた道を知ればけっこう自然な選択にも思えた。

すごくおもしろかった。何でも手軽に手に入る現代社会で自分で獲物を捕って食べている生きている人がいること自体が別世界だったし、何よりもこの青年の行動力に驚く。

猟期に入ると山のあちこちにわなを仕かける。けもの道を知り、そこを通る動物一匹一匹の習性(即ち自然)を知らなければ仕かけることはできない。動物との知恵比べである。わなでは、捕まえた動物を自分の手で殺さなければならない。どうやって殺すか。棒で「どつく」のである。何て原始的方法!!動物との1対1のバトルではないか。自分がやられることだってあるだろうに。更に捕獲した動物を自分で自宅に運び、捌き、解体し、精肉にして保存し、食べるのである。手を汚さない生活に慣れている私から見ると全身を血だらけにしてイノシシを解体し、内蔵を取り出し、皮を剥ぐような作業、何より生きていた動物から命を奪う作業は肝がすわってないとできないと思う。

原始的だけどすごく血が通っている。捕らえた動物を全く無駄にすることなく食べつくし活かしつくすその営みには何の矛盾もない。高度文明化した現代においても自然と繋がった生活をする人がいるということに新鮮な感動を覚えた。

12.24ぼくは猟師になった.jpg






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Last updated  2010年12月28日 11時39分11秒 コメント(6) | コメントを書く


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