1月12日東京都現代美術館を訪ねた。地下鉄清澄白河駅から下町の通りを少し歩くと大きくモダンな美術館に着く。館内は広々として灰色がかった白一色の壁がすばらしくシャープで作品を引き立てていた。
コンテンポラリーというだけあって、大がかりなインスタレイションがいくつもあり、意表をつく作品も多くてとても楽しめた。最近は心が疲れ易くなって具象作品より抽象作品のほうが心に添うようになっている。館外にも参加型の大きな作品が展示してあり、あの中はどうなっているのだろうと興味を惹いた。


近代美術館エントランス ポモドーロ 太陽のジャイロスコープ


マルタ・バン 裂けた球体 ヤノベケンジ ロッキングマンモス

ディーコン・リチャード かたつむりのようにB
常設展では「布に何が起こったか?」、「木の時間、石の時間」という企画があり、最期のスペースに浅井裕介の特別展示があった。初めて出会った浅井裕介はシックな色合いで自然物を描いているにも関わらずとても新鮮だった。今までこんな作品を見たことが無かった。泥絵である。各地から取り寄せた微妙な色合いの泥が制作台の上に沢山置かれており、制作の足場としてパイプで組まれた巨大な骨組みは建設現場を思わせた。日によって浅井自身が制作している姿を見ることができるとのことだが、今日は休みだった。

浅井 裕介の泥絵による巨大な作品
最期にカーテンを張り詰めて作った真っ暗な空間に寝転んで天井に写る巨大な映像を見るインスタレイションに入った。木や空や女性など前後のつながりなくさまざまな映像が出てきていつの間にか寛いでうとうとしていた。他の人たちもみんな眠っているみたいだった。
もっと見ていたかったが夕暮れが迫り、また来ようとおもいつつ美術館を去った。通りすがりの小路に深川七福神のオレンジの旗が何本も立っていた。
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