2日目の翌日は今回のメイン相沢の氷柱に向かう。平野部にも関わらず朝の気温マイナス10度!!。西上州は温かいという定説を覆す寒さ。荒船山の昇天の氷柱を眺めつつ昨日と同じ道路を走り、山間部に入ると降雪で相沢の駐車場までは車が入らない。手前から雪道を歩く。最初はそこそこの傾斜だったが、荒船登山口から上はかなりの急坂になる。三ヶ月の療養生活で体力が無くなっている私は耐えつつ黙々歩くだけ。途中左側にトラバースするが、ここから取り付きまでも雪が深くしんどかった。
やっとたどり着いた相沢の氷柱、まず朝日に輝く大奥壁がどーんと出現。超かっこいい男性的氷瀑で思わず見とれてしまった。完全なバーチカルアイスだ。さらにトラバースすると本日昇るエープリルフールという氷柱に到着。ここは長く3ピッチある。


相沢奥壁大氷柱 エープリルフール 第1ピッチ
身支度を整え登攀準備をするが、ものすごく寒い。奥壁は陽が当たるがこのエープリルフールは全くの日陰なのだ。厚めのグローブに交換したが指先がかじかむ。第一ピッチから取り付く。昇るのは順調だがアイススクリューが氷の出っ張りに邪魔されて素早く回収できず焦る。回収で手間取る間にも腕やふくらはぎは疲れてくるからさすがに真剣になった。出口当たりでアックスも足も決められない箇所があって多少手こずったがどうにか突破する。
第2ピッチはほとんど雪で氷はちょっと。第3ピッチが予想以上に長かった。下が見えない垂直なアイスにアイゼンを蹴りこむのが怖くて、でもそれをしなければ上に上がれないから覚悟して蹴りこむとしっかり入るのだが、その覚悟がギリギリまでできない。要するに技術が安定してないため、自信がないのだ。


終了点が遠くて氷瀑以外なにも見えない中、孤独の挌闘を続けて昇り、懸垂下降で地上に戻る。さすがに体が温まった。ランチの後は第一ピッチをトップロープで2回ルートを変えて昇って楽しんだ。私たちだけだったので気兼ねせず大氷柱で遊ぶことができ、ラッキーだった。
甲府幕岩で快適にクライミングできた 2026年08月04日 コメント(2)
カサメリ沢せせらぎエリアの遠いホールド… 2026年08月03日
条件に恵まれて快適だった稲子南壁登攀 2026年07月29日 コメント(4)