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有川浩さんの「塩の街」読んでみました。
面白かったですよん♪
【送料無料】塩の街
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塩の街ってどういうことだろ??って思ったんですけど、人間が塩化してしまうことによって
そこら中が塩だらけになってしまった街ってことだったんですね。。
人間が塩化するってのにもビックリ。。
触ったらサラサラと崩れてしまったりとか、突然 全身が塩になってしまうこともあるけど徐々に塩化する場合もありで・・・。
なんとも こんな病気?からして 驚きですわ。
その原因ってのにもビックリ仰天でしたけどwwwwま、ファンタジーだからね。
それはともかくとして、そんな荒んでしまってる街で 男と少女が何の因果で
同居しているのかとか、この二人の関係とかにも気になるのですよね。
決して、血が繋がっているわけでもなく、男女の仲でもなく・・・。
最初に二人の前に登場した遼一によって、塩化するってことがどういうことか
が わかるんですが、これが何とも切ないのです。。
愛する人とともにありたいと願う気持ち。幸せなのか そうでないのか・・・。
次に現れたトモヤ。。彼によって 何となく秋庭の過去がわかり、二人の関係が動き出す。
ただの他人であった二人が 彼の出現によってお互いに大事な存在でることを
認めざるを得なくなり・・・。
この時点では まだ秋庭がどんな人物かってのがわかりにくいんですけど、
真奈が 目の前でトモヤに好き勝手されている時の彼の静かな怒りと それでも
逆上するでなく、冷静に隙を伺い、対処するってとこで 彼の人となりがわかり
私なんかは すぐに キュン
ってなってしまうわけですわwww
ハハハハハハ 有川さんの描く男に弱いな アタシ。
真奈は 二人の男に出会ったことで、自分の両親のことと向き合うことにします。秋庭がいい男なんですよね。
真奈は小娘っちゃ~小娘の年齢だから 秋庭からしたら女としては意識してないんでしょうが、決して親子でも兄妹でもないわけですからね。。
激しい恋情は感じないにせよ、片時も離れずに生活していたら 情は移るってものです。
でも だからといって 絶対に手を出したりしないところがいいですよね。彼自身も 少女を相手にする自分なんて想像つかなかったんだろうし、特別な事情でも
起きない限り、自分の気持ちに気付かなかったのかもしれません。。
遼一が 最初に言ってたことですよね。。こんなことにでもならなければ、自分の気持ちに気付けなかったかもしれない・・・。
静かに暮らしていた二人ですが、 突然 事態が急変します。
秋庭は実は 自衛隊の戦闘機乗り。それも超一流の腕の・・・。
ある理由から 自ら除隊。。でも まだ受理はされていないようで。
ということで、二人はある目的のために 入江によって利用されることに。。
入江ってのは 自分の目的を果たすためなら、人を騙すことも犠牲にすることも厭わない。。
頭のキレの良さは相当のものですが、 非情
さも併せ持つ ちょっと厄介なヤツ。
二人は 巻きこまれていってしまうんですよね。
でも、だからといって入江も決して 心底悪い奴ってわけじゃなくて、ちゃんと彼なりの
信念というか考えがあってのこと。。
ロマンチストでもありますしね。。
愛は世界を救わない・・・ってフレーズなんて 全くその通りだと思いましたわv
芯をついてます
「世界を救う」秋庭に課せられた使命ですがでも、真奈にとっては 世界を救うことよりも、たった一人の秋庭の方が大切。
世界が救われても 秋庭がいないのならば そんな世界なんていらない。
秋庭が真奈を 一瞬だけ手にして去っていってしまってから、戦闘機に乗り込み使命を遂行するまでは すごい勢いで読ませていただきました。
いやぁ~~こういう展開って中高生にはたまらんだろうなと思いつつも、うすらぼんやりとどこかに消えてしまったような私の乙女心までが 疼きましたよv
若いってことが羨ましい!!
私にとっても真奈って子は 好感が持てる女の子だったので一気に読むことができました。面白かったですわ。。
あんまり感想書くと 私の場合、ネタばれし過ぎてしまうんで 核心のところは伏せますが
塩害って結局 何?とか、この二人はどうなるの?とか 興味を持たれた方は
是非読まれることをおススメいたします♪
コミックス読むみたいに軽~~く読めますし、読了後も ニヤニヤ
してしまうような
そんな作品です。
すっごい甘甘ってわけじゃありませんが、いい男を十分に 堪能
できますv
ホント 私 この手の男 好
みなもので
あとがきで 有川さんが書かれてますが
自分や自分の大事な人が命を落とす代わりに世界が救われる世界は滅びてしまうけど、自分と自分の大事な人は世界が滅びるまでは永らえる
としたら どちらを選ぶか。有川さんは もちろん後者だそうで、私もそうです。
昔は格好付けて 前者を選び兼ねなかったんですが 今は後者ですね。。人は 顔の見えないモノのためにそう簡単には命をかけられないんじゃないかと思うのですよ。
自分の大切なモンを守るためだったら命をかけることもできるだろうけど。。世界とか そんな漠然としたものより 目の前かな。。
そんな小さな人間です 私(^^;
私はメディアワークス出版の方を読んだのですが、角川文庫の方は その後のサイドストーリーが加筆されているようです。
こちらも また機会があれば読んでみたいです♪
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