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私が小説の感想を書くのはほんと稀。取りあえず『薬屋のひとりごと』原作11巻まで読み終わったのでここまでの感想を書いておこうかと思います。『本好きの下剋上』もWebと書籍と両方読みましたけどこちらはとにかく長いので感想書けず仕舞いです(^^;書籍版が最終刊まで出たら書くかも。薬屋のひとりごと 11 (ヒーロー文庫) [ 日向夏 ]楽天で購入【内容情報】(「BOOK」データベースより)戌西州を襲った大蝗害。過去の蝗害を知る者は少なく、人々は混乱する。西都や国境近くでも、食糧の強奪や暴動が頻繁に起きていた。猫猫は、何もできない自分を歯がゆく思いつつも、できる限りのことをやっていた。それは中央からの客人である壬氏も同様で、身の安全のためという名目の軟禁生活を強いられながらも、蝗害を予見していたことで、中央からの支援物資を早く受け取ることができた。だが、その手柄は壬氏ではなく西都の領主代行・玉鴬のものとして扱われてしまう。手柄の横取りに猫猫は腹を立てるが、当の壬氏はどこ吹く風で、皇弟という立場を最大限に利用して戌西州への支援要請を行うのだがー。コミックから入った私ですが、どうにも先が気になってWebの後、書籍を購読。コミックの方はどちらも甲乙付けがたくどちらも気に入ってます。で原作を読んだ感想ですが、面白いですwネタバレを含みますのでこの先は原作既読の方のみどうぞ。原作未読の方はまずお読みくださいませ。絶対あらすじとかネタバレとか見るより自分で読むことをオススメします。私もあらすじには触れませんし、11巻まで読んだ方でないと何のことだかわからないと思います。壬氏が皇弟だってことは簪の件ですぐに察しがつきましたが、まさか皇弟と東宮の長子を入れ替えたことがその後の皇帝の苦悩を生み出すことになるとは思いませんでしたね。現皇帝、お気の毒。もし東宮の長子が生きていたならば現皇帝は東宮妃であった阿多を即位時にそのまま后にしたかったでしょうに。かといって、入れ替えがなければ壬氏は生きていなかったかもしれなくて・・・こればっかりはどうにもならず・・・どうにもならない怒りを誰かに向けずにいられなかった気持ち、わからなくはないですよ・・・羅門さんはとんでもないとばっちりを受けた形になってしまいましたけど。阿多は皇帝を弟のようにみていただけのようですが、皇帝はそうじゃないですよね。阿多だけでよかったのに、というか阿多がよかったのに即位した以上、実子がいなければ他に妃を迎えなくてはならなくて・・・後宮は本意じゃなかったでしょうにね。ま、表向き東宮には皇弟がいるから急ぐ必要はなかったでしょうが。猫猫は気づいてしまってますが、壬氏はそういう皇帝の心の内を知らなくて・・・彼は権力を欲してないから自分はあくまで皇弟であり、皇帝の実子が生まれれば当然、その子が東宮となり自分の継承順位は下がるから頑張って世継ぎが生まれるべく努力してきたわけですよね。もちろん、後宮内の不穏分子の洗い出しも兼ねてですが。はぁ・・・なんともね。親の心子知らず。かといって、壬氏が自分の実子だと伝えるわけにもいかず・・・阿多との約束も守りたかっただろうに。阿多はもうそんな約束は守ってくれなくていいと思ってるでしょうにね。でも皇帝は守りたかったんですよ。それなのに・・・壬氏、やっちまいました。物語の展開としては猫猫を自分のものにするため壬氏が取った行動は読者としては諸手を挙げてよくやった!っていいたいところなんですが、皇帝の心情を思うと辛くてね・・・猫猫じゃありませんが、頭抱えてしまいます。私としてはさっさと壬氏と猫猫が懇ろになってくれるのを心待ちにしているのですがなかなかそう簡単には進めないようです。猫猫はちょっと抵抗しすぎだよぉ~~~~もうちょっと、ほら壬氏に優しくしてあげてwとは思ってますが。猫猫の思いなんて無視して命令すれば済むのに権力を行使しないところは壬氏らしいですし、猫猫ももう選択肢なんて残ってないことも承知してるから時間の問題ではあるでしょう。いずれ自己犠牲の行動パターンをとる壬氏に苛立って猫猫が腹を括るのだろうと思ってます。猫猫には羅の家が漏れなく付いてくるので敵に回すとなにかと面倒そうw性別が違えば傾国も有り得るほどの容姿でグイグイ猫猫にいくところもあるけどいつも猫猫にかわされちゃって残念な面の目立つ壬氏。なかなか“そこそこ”を披露することができませんねwいいところまではいくんですけどね。とにかく私は美しい顔は好物で出自に問題抱えてるとかなりの確率で堕ちてしまうのですが、見事壬氏も可愛くて堪らないといった状況に陥ってます。焼鏝の件は早まったと思ってますが、あの行動がなければ壬氏はお膳立てされた結婚を拒めないでしょうから必死の抵抗はありだったと思います。たださすがにそのままにしておくのはどうかと思うのでいずれ皮膚移植することになるのではと思っています。さてどうかな。お話は猫猫の問題解決展開というばかりではなくて、色々と巻き込まれていってる感じなのですが、子の一族の人物把握には結構頭をつかいました(^^;後から後から実は・・・ってな感じで人物相関が明かされましたのでその理解が追いつかず?ばかり。頭に入りきったら面白さも倍増でしたけど。子翠は副作用で記憶を無くしてしまったのか、わざとそうしているのか今のところまだわかりませんね。今度再登場はあるのでしょうか?また出てきたら阿多が世話しそうw子翠にしても翠苓にしても有能な人材なのでぜひ使って欲しいところ。その後、西都にて戌の一族や玉鶯との一連の事件も人間関係が難しかったです。こちらも一度頭に入れてしまえばほぉほぉって感じなんですが、玉葉の侍女の白羽たちの出自とか玉鶯だけでなく、玉袁の過去とか風読みの一族や戌の一族との繋がりや・・・後から後からひぃ~~~ってくらい繋がっていってましたね。西都に飛ばされて可哀想と思っていた陸孫ですら関係者だったとは・・・陸孫は私が思っていた以上に重要人物で感動しましたよ。まだしばらくは皇弟が西都にいることになりそうですが、何れは跡取りの誰かをトップに立てて、陸孫が実務を熟していくことになるのでしょうね。羅漢の貸しがあるし、今後彼も羅の一族を敵に回すことはしないでしょう。実は着々と勢力拡大が出来てる皇弟。まだ舞台は西都のままってことで古い楊さんである楊医官や姚の叔父である礼部の魯次官が今後関わってくるのかなっとか思ったり。これまでなぜ彼らが西都に来ることになったかについては触れられてませんので。魯次官は祭事があるからってことですけど、姚の叔父である以上、これから何か絡みがあるはず。姚さんが羅半の嫁さんになりたいとか言い出したらこれまた勢力拡大ですね。礼部も取り込んじゃうwそれと、今最大の関心事は雀さんがどこ所属かということです。風読みの民で諜報活動をしていた者たちがいるのでそこと関係はあるのかどうか。しれっと鳩飛ばしてましたよね。初めに紹介があったとおり、巳の一族出身であることは確かだと思うのですが、どうもそれだけではなさそう。馬の一族に嫁いだのは「他国に入り現地の人間となる」ための手段だったように思われますし、ガンガン匂わせてましたからね。皇弟の侍女であるにも関わらず、他に優先される上司がいるようですし。それが誰なのか?別に壬氏を悪いようにするつもりは無さそうですし、猫猫たちの敵というわけでも無さそうなので酷い裏切りがあるとは考えてませんが、警戒は必要かなと。上司が水連さんならいいのですけどね。水連さんもただ者ではないことはわかってますので。過去に間者としての教育を受けていた人であろうと思うのです。後宮の人間関係の把握や人を誑かし敵を味方に付ける手腕などは訓練されて身に付けたスキルではないかと。翡翠宮の侍女たちも水連さんにはビビってましたし、皇太后付の侍女時代も相当暗躍してたようですし。なので雀さんがもし変なところの間者で諜報活動をしようとしても水連さんの目を誤魔化すことは出来ず、目的があって皇弟の元に潜入してきたのだとしてもきっと見破られ、味方として寝返るよう仕向けられるだろうと思うのです。今のところ、猫猫が裏切られることがあっても子翠の場合は事情がありましたし、大体は上手く収まっているのでストーリー展開上、心配ないだろうとは思ってますが。それでも雀さんが誰の命で動いているのかは気になるところ。また雀さんの正体がわかったら雀さん登場の辺りから読み直すことになりそうです。早く次巻が読みたいと思いつつWebの更新を待つ日々。
2021年05月31日
最近、何をしているかといいますともちろん、コミックも読みまくってますが、もっぱらWeb小説やら文庫本やらなんやらとにかく活字を読んでます。Webで『本好きの下剋上』読んでからすっかりそちらに嵌ってしまいまして、この作品に関しては頑張って書籍購入してます。本好きの下剋上 第一部「兵士の娘」(1) 司書になるためには手段を選んでいられません [ 香月美夜 ]楽天で購入でも、途中ちょっとしんどいところがあるのでそこで一旦他作品に手を出してしまいまして、『薬屋のひとりごと』なんですけど。薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫) [ 日向夏 ]楽天で購入こちらもWebで人気作品だともうずいぶん大昔に息子に教えて貰ってグイグイ薦められていたんですが、ふ~~~んってなもんで当時は全く興味なかったんですよ。ところが、息子一番のオススメの『Unnamed Memory』も読み終えてWeb小説にすっかり抵抗がなくなったものですから次は薬屋さんかなぁと。Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王(1) [ 古宮 九時 ]楽天で購入コミックの方は2社から出版されてて、どちらも読んでますし大好きでこれまで感想も書いてきてますが、先を知りたいなぁとWebで読み始めたのです。コミックで読んでる時はストーリー展開の面白さを楽しんでいたのですがキャラに堕ちるってことは無かったんですよ。が、活字になった途端、あ・・・これはアカン・・・ってことで見事に絶世の美女ならぬ美人さんに堕ちましてねwコミックはほんと楽しんでいるのですが、国を傾けるほどの容赦ない美貌となると私の個人的なイメージとちょっと違ったものですから、それほど惹かれるものはなかったのですよ。ところ活字だと脳内で勝手に自分好みの容姿変換が可能ですのでね。綺麗に堕ちましたよwということで、Webの後はもれなく書籍も大人買いということで今日までにざっと3周くらいして、場面によっては10周はしたでしょうかwwebと文庫版の相違点のチェックは当然ですよね。以前は「黒執事」のGF連載時と単行本になったときではどのコマに修正が入ったか全ページ確認してたくらいですもんね。そのうち、薬屋さんは最新刊までの感想を上げたいと思います。で、それ以外にですね、こちらも笑ってしまうのですがTwitterでフォロワーさんがずっと絶賛してた「魔道祖師」にも撃沈されましてwアニメではとにかくキャラの名前も相関関係も用語もさっぱり覚えられずにさてどうしたものかと思っていたのですが、前塵編まで見終わったら大体のところを掴むことができましたのでね、その後、順調にラジオドラマを視聴し、日本語訳原作もポチり今日に至るのです。本日発売ですね。魔道祖師 1 (ダリアシリーズユニ) [ 墨香銅臭 ]楽天で購入こちらも多分、もれなく堕ちていくと思われますwそんなこんなで非常に忙しくしております。あ、それと先月『間の楔』のハードカバーの方も購入しまして。こちらもまだ温めてます。既読本とどれくらい違うか楽しみです。こんな調子なので『本好きの下剋上』は新刊まで購入済みなのに途中になってるし、昨年から進めてた「薄桜鬼 風華伝」も残り相馬だけなのに華の章で止まってるんですわwそうこうするうちにswitchで「薄桜鬼 黎明録」がでることになりましたね。黎明録はPS2版が途中だったし進めようと思っていたのにワヤワヤですわwはぁ・・・時間が足りませんね。
2021年05月27日
結論からいいますと、今季は「デカダンス」しか視聴してませんで、それも微妙な感じです。デカダンス 息子が面白いってことで薦めてきたのですが、まぁ確かにちょっと趣向が変わっていて面白いのですが、でもそれほどは嵌らないかなぁ・・・っといったところです。それよりも今は前季にコミックから興味をもって見始めた「本好きの下克上」の方にドハマリしてしまいまして(^^;【合本版 第一部】本好きの下剋上(全3巻)【電子書籍】[ 香月美夜 ]価格:3135円 (2020/8/19時点)楽天で購入本好きの下剋上 第五部「女神の化身2」 [ 香月美夜 ]価格:1320円(税込、送料無料) (2020/8/19時点)楽天で購入アニメは第2部の途中までしかなくて、まだまだ先があることを知って、じゃぁ続きはwebで読めばいいかぁ~~ってな感じでチラ見をしたところ、あまりの物量に目眩がしたのですが、どうしても続きが気になってしまって読み始めたのです。最初は取りあえず切りのいいところまで・・・ってことで2部の終わりまでのつもりが、そんなわけにはいかず、3部に首を突っ込んでしまいまして。4部からは恐ろしいほど長いのですが、これは少しずつ読めば問題ないだろう・・・っと安易に考えてド壺に嵌ったわけですね(^^;最初こそ、1日5話くらいで抑えていたものの、これじゃ年内に終わらないじゃないかってことでペースを速めてしまい、睡眠時間を削るハメに。この歳で睡眠時間を削ることの無謀さよ・・・スマホのなろうアプリで読んだものだから横書きだし、なんかもう疲れてくると目が泳いでしまって。私には辛かったです。しかも途中からはやっぱり最初から読みたくなってしまって、結局頭から読み返し始めたものだから・・・いつまで経っても終わらないのですよ。で、こちらのブログを書く時間も取れなくなり、先月あたりからめっきり新記事更新が止まった次第です。ええ、ずっと読んでいたんですわ。「本好きの下克上」を 延々と。で、漸く読み終えたんですけど、そうなるとまたすぐ読み返したくなって、何度も気に入った辺りを読み返してみたり、時系列を頭の中で整理したり、読み取れなかったところのおさらいなんかをしたり、ついでにファンサイトとか覗いたりして情報集めたり。そんなこんなで戻ってこれないというwいやぁ・・・久しぶりです。こんなに一つの作品にのめり込むのは。そしてですね、Webは制覇したのですけど、そうなると欲しくなるのですよ。紙媒体が。元々Webで長く読むのは疲れますのでね。紙で欲しいと思っていたのですが、なんと書籍の方では描き下ろしのSSがあるってことでこれは買わねばなるまいとなるわけですよ。で、そうやってSSを漁り始めるとですね、ドラマCDにも描き下ろしのSSがあるのを知ってしまうのですよ。これはもう欲しくなりますよね。私はアニメから入ってますので今のキャストさんは全く気にならないというかむしろ、私のイメージに近いので気に入ってるのですが、以前のキャストさんも聞いてみるとこれがなかなか。さすがですね。沢城さんは上手いし、孝弘は良い声だし。ただ、やっぱりアニメの方のが私のイメージに近いですね。アニメでも最初はフェルディナンドに速水さんというキャスティングとはこれいかに?とは思っていたのですよ、年齢的な声が。ところが、全てを読み終えると納得なのですよ。フェルディナンドの年齢は若いけどあれでいい・・・ってな感じで。ホント、原作のフェルディナンドには速水さんなんですよ。最早、私の脳内は速水さんで再生ですね。まぁそんなわけで、しばらくは「本好きの下克上」にどっぷり浸かることになると思われるので私の時間のほとんどがそれに費やされることでしょう。とにかくね、アニメではまだそれほどだったんですが、原作でフェルディナンドの不憫な生い立ちに触れてしまうと、居ても立ってもいられないという熱情に駆られまして。他者の手を全く必要としない完全無欠な男が繋ぎたいと願ったのがたった1人の少女の手だった・・・なんて、私の性癖ど真ん中。私はこれまで黒髪美形で強くて賢い男が好みのタイプだと思っていたんですけどね、娘に言わせるとそれはビジュアルの好みであって、本当に嵌ってる要素はそこではないと言われまして。で、むむ?っと思って分析した結果、私が過去にドハマリして今も継続して惚れているキャラたちはみんな黒髪ではなかったんですよねww笑いましたよwプラチナブロンド、銀髪、赤髪、そこに水色まで加わったという・・・もちろん、黒髪にはすぐに惚れるンですけど、ドハマリするには別の要素が必要だったわけですね。いやぁ~~~今更の発見。普段グッズとか集めない私が可愛いフェルディナンドを集めているというwはぁ・・・。とまぁこんな状況なんですが、息子がまた別の作品を推してきてですね、どうやら息子はそちらが本命のようで。こんなにき手一杯なんだから読む気なんて更々なかったのに読み始めてしまったのですわ。なんてこと。幸い、そちらの作品は既刊分が少ない上に息子が電子書籍で購入してるので縦書きで読めまして、その後のWebの方も目を通してるんですが、それほど量がないので助かってます。こちらも面白かったんですが、息子は同人のSSまで全て購入してますけど、私はそこまで嵌らず。というか、余りにも大変なことの連続なので、その大変さに慣れてしまって。もうそろそろ落ち着いてくれませんかね、などと思ってしまうのですわ。Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王(1) [ 古宮 九時 ]価格:1430円(税込、送料無料) (2020/8/19時点)楽天で購入ちょっと絵が可愛いのが気になるかな。私のイメージだとティナーシャはメーテルみたな細身で神秘的な女性なんですよね。まぁそんなこんなでなろう系小説には手を出さないでおこうと思っていた私が、最近はインプットばかりの毎日です。
2020年08月19日
前回、「空の中」を読んでから 半年??やっと自衛隊三部作の最終を読むことができました。他の作品の感想はこちら。 「塩の街」 「空の中」 【送料無料】海の底価格:740円(税込、送料別)あらすじ4月。桜祭りで解放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦「きりしお」の隊員が見たとき、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている」!自衛官は救出した子供たちと潜水艦に立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は壮絶な戦いを強いられていく・・・ジャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント!! ってことなんですが。。私、三部作の中で 一番これが面白かったですわ。 巨大ザリガニが 人を襲って喰う。。 ってのは まぁ ウルトラマンの特撮の世界??って 思うような奇想天外な設定ではありましたが、そんなことは 置いておいても今回の作品は キャラが素敵で 惹きこまれましたv私の大好きな「図書館戦争」の堂上と小牧を思わせる男性キャラが二人登場するのですが、一人は 朴念仁の熱血系、一人は いつも冷静沈着な優男。これは 惹かれないわけないじゃないですかぁ~~ (*/-\*) ってなもんで 非常に面白く読むことができました例によって分厚い本ですので 時間のない私は またもやざっくり読みをしてしまったわけですが、同時進行でいろんな場面が展開される中で、私がお気に入りの二人が登場する潜水艦がらみの話のところは しっかりと読みましたv初っ端、いきなり、子供たちを助けた代わりに 彼らにとって大切な上官である艦長を亡くしてしまうんですが艦長が自分の命と引き換えに助けた子供たちは まるで可愛げがなく歪んでるしで初め、夏木と冬原は この子供たちとの間に距離を持ってるんですね。。でも 段々と彼らの抱える問題に触れたり、また子供たちも自衛官二人の 感情に左右されず任務を遂行していく姿に 影響を受けて少しずつ距離が近づいていくんです。ただ、子供の中には わざと問題を起こす子もいて、これが子供内の問題では済まされず、地域のコミュニティも巻き込んだ大人の問題でもあったりでややこしいのですわ。。(^^;1週間という短い間に子供たちが抱えている様々な問題が噴出し、それが 夏木と冬原と関わることで それまで解決できずにいたのに 僅かな切っ掛けをつかむことで何んとも不思議な展開となり 絡まった糸がスムーズに解けていくところが実に爽快ですvこれには 話の構成が上手い!と唸らずにはいられませんでしたね。ちょっと説教臭い感じがしないわけではなかったのですが、多分、こんな感じで話が進んでいくんじゃないかって私の想像を 数段すっ飛ばした展開で心地よかったです♪子供に対する接し方ってのが、夏木と冬原が ホント「図書館戦争」の堂上と小牧を彷彿とさせるのですが、でも あの二人とも微妙に違うところが また いいのです(〃∇〃v) 子供の中には 高校生の女の子が一人混じっていて、潜水艦という特殊な空間に女の子がいることで 男だけでは起きない問題とかが勃発し これがまた 大変なのですが予期せぬ出来事を乗り越えて行くうちに 彼女は夏木に恋心を抱くことに。。夏木は相手が高校生ってことで まともに相手をしないのですが でも 意識しまくってるころは冬原には丸わかりで。。冬原の方が断然、女性の扱いには慣れているし、顔も女性受けするタイプなんだけど それでも望は夏木を選んだことから 冬原は 彼女の本気度をちゃんと理解してあげてるところも憎いですwww閉鎖空間でのたった1週間の出来事なのですが そのわずかな時間の中で 子供同士のいざこざや、親子関係、トラウマの問題があったりで ホント盛りだくさん。それが 最後には 気持ちいいように解決していくってのは 精神衛生上、非常にありがたいことです。。読後の満足感は保障しますww問題児も 問題児なりにきちんとけじめをつけますし。ちょっと綺麗過ぎる結末かな??とも思いますが、元がライトノベルなら これくらいでちょうどいいのでは。潜水艦から救出されるラストのシーンでは この恋の行方はどうなってしまうの??っと気になるところですが それも きちんと結末を見ることが出来ます。望は夏木との縁を繋げようとするのですが、夏木は連絡先を教えず、始まりが二人にとっていいものではなかったからと拒み続けるんですよね。でも そこが伏線になって、最後に繋がるのです。。これは ぜひ読んで 唸っていただきたいですwwwなるほど、そうキタかとwww望ちゃんと言う子は なかなか芯の強い子ですし、冬原も友達想いですwwwそうそう、冬原は冬原で しっかりと彼女がいるんですよね。。でも 潜水艦乗りは 恋愛を続けることがとても困難。。彼の話は 「クジラの彼」として番外編が出版されてますv 【送料無料】クジラの彼価格:580円(税込、送料別)コレを読むと より冬原の人となりを深く理解できます夏木と望の恋のその後も「有能な彼女」として掲載されてます。どちらも面白かったです。「図書館戦争」好きの方は ぜひぜひご一読を。。有川浩さんの作品の女性はいつも凛としてカッコよく、男性も 常識人で素敵vニヤニヤが止まりませんよねww
2012年05月24日
たまたまツイッターで 「黒執事」の担当熊氏が紹介されていたので「風俗行ったら人生変わった」を読んでみたのですが、それが、すっごく面白かったです!!あまりの面白さに 一気に読んでしまいまして ざっと2時間ぐらいぶっ続けv短編小説1冊分くらいはありますね。以前、「電車男」が騒がれていた時も 2ちゃんで読みましたけど、あれに匹敵するか私としては それ以上の感動を味わいました!!最初はただ どこぞかのヲタクさんが童貞を捨てるため 風俗の女の子のお世話になった話なんだろうな~って単純に思っていたのですがトンデモナイ!!!まぁ、大枠では間違ってはいないのですが、それに留まらずというか、それはあくまで切っ掛けに過ぎずッて感じで、とにかく感動の一大巨編でございましたwwwwこれをリアルで読んでた人達は そりゃぁたまらんかったことでしょう!!「電車男」の時の応援とか そういうのとはちょっと違うっていうか・・・一応、事後報告ですからね。既に結果ってのはあるわけで、体験したことを時系列に報告していくみたいな感じなのですがいや~素晴らしい。。非常によく出来てます。ま、確かによくある話ではあるわけですよ・・・ 晋作さんが 言ってた通り・・・女の子が風俗で働くいきさつってヤツはね。。でも 登場する人達が 本当にこんなに上手く回って行くものなの??って「現実は小説よりも奇なり」 を地でいってるのです!!あまりの出来過ぎさ加減に、作ってあるんじゃないかな??って思っちゃったりもしないではないですが 例えそうであったとしても 文章に惹きこまれる魅力があるのは確かなわけで。とにかく面白いのですよね。私 高杉晋作が大好きなのですが もちろん、司馬遼太郎さんの「世に棲む日日」の影響も大きいものですから 【送料無料】世に棲む日日(1)新装版価格:580円(税込、送料別)この遼太郎さん、晋作さんらの繋がりにも興味深々wwその後もどうなったのかな~とか 気になって完結編まで 読んじゃいましたよ♪それにしても 晋作さんったら 男前本物晋作さんの生き方が男前なのは わかりきったことですが、この晋作さんも素晴らしい!熊さんじゃないですが、高杉晋作ってのはどの話でもカッコいいのね!!っと思わずにいられませんわそして、この中に出てくるあおいちゃんが またいいんですよね!!あおいちゃんについてもっと知りたいところですが そういうわけにもいかないのが残念。しっかし ホント これは読みごたえがありますから 時間を確保した上で、ぜひぜひご覧になることをおススメいたします。いずれ、「電車男」のように 小説になるか映画化されるんじゃないかと思いますわ。 「ちはやふる」の感想書くつもりでしたけど しっかり時間持っていかれましたwww今からまた仕事やし 「ちはやふる」は深夜更新やな。。
2011年11月09日
もうずっと借りっぱなしになっていたのですが、ようやく有川浩さんの「空の中」読み終わりました。 【送料無料】空の中価格:740円(税込、送料別)「塩の街」「海の底」と一緒に借りたんですが いったいどれくらい私の手元に置いたままになっているのかもわからないのですが・・・。アニメみたり、コミックス読んだりに忙しくて(^^;活字が後回しとは・・・ホント ダメな大人代表です 【送料無料】塩の街価格:578円(税込、送料別) 【送料無料】海の底価格:740円(税込、送料別)それでも いい加減 返さなくては申し訳ないだろうということで 今回頑張ってみましたv「塩の街」の感想はこちら。 あらすじ200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは・・・すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。ってことなのですが、とにかく文庫本なのですが分厚くて・・・!この時間の無い私がしっかりと読み込むのはちょっときついなと思い、速読というか、斜め読みしちゃいました。。でも 人間関係とか 会話のあたりは飛ばさないので ざっくりとは拾えてたと思います。まだ初期の作品ってこともあるのでしょうが ちょっと無駄な言葉が多かったのでこのような読み方が可能だったのでしょう。内容の方は・・・これまで読んだ有川さんの作品に比べると 登場人物にあまり魅力を感じなかったかなぁ~というのが正直な感想です。ストーリーは面白かったですよ。さすがのエンタテインメントだと!空の中に住んでいる謎の生物なんて とても面白い設定だと思いましたし。ただ、それとどのように接していくかってところでは 言葉遊びが細かい割に展開が安易というか 軽いなぁ~っと思いました(^^;ま、ライトノベルの延長の楽しみ方をすれば これで十分なのでしょうが、真面目にお固く 国防を憂うのであれば あまりにも単純で、こんなことでいいのか日本??ってくらいのビックリさ加減でしたwwwま、国のお偉いさんが出て来ても 面白い話になんてならないとは思いますけどね。途中で 話の着地点が絞られてしまったのも惜しかったなぁっと。え、そんな展開になるの!?みたいな ドキドキ感があるともう少しのめり込めたかもしれません。あと、有川さんの作品は なかなかキュンと来るものがあるのですが今回は 高校生カップルもそれほど会話もないし絡みも少なく、もう一方の大人カップルももどかしいと言うか お互いにどの程度意識してるのか解りづらくて(もちろん、くっつくだろうってことは想像の範疇なのですが)お互いにどこに魅力を感じたのかとか 人物の心理描写が浅く今ひとつだったような。。白鯨とのやりとりはくどいくらいあるのだけど、その辺は一々全部入れなくても。。大体の察しはつきますし、それよりも 登場人物を生き生きと描いてくれた方が 私としては好みだったかなっと。ちょっとハードボイルド的な感じでしたwwwあっさり感がいいといえば 逆にそれが好きな人には よかったのかもしれませんが。ラスボスのような真帆さんに関してはさすがに これは呆気なかったです。。あれだけ 周りの人間を振り回し、ひっかきまわしたのですから もう少ししたたかであるかあの程度のボロの出し様であるのなら もっと早くに裏で彼女を動かすダークな大人が現れるとかあってもよかったんじゃないのかなと。。 でも 内容的には やはり設定が奇抜ですし、読んでいて楽しいですから何か読むものないかな~って思ってる方は 是非ご一読をお勧めいたしますvでは 次は「海の底」に挑戦しま~す♪これがまた いつのことになるかわかりませんがwww
2011年11月07日
有川浩さんの「塩の街」読んでみました。面白かったですよん♪ 【送料無料】塩の街価格:578円(税込、送料別)あらすじ塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み。社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行きすぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして・・・「世界とか、救ってみたいと思わない?」そそのかすように囁く男が、二人に運命をつれてくる。 塩の街ってどういうことだろ??って思ったんですけど、人間が塩化してしまうことによってそこら中が塩だらけになってしまった街ってことだったんですね。。人間が塩化するってのにもビックリ。。触ったらサラサラと崩れてしまったりとか、突然 全身が塩になってしまうこともあるけど徐々に塩化する場合もありで・・・。なんとも こんな病気?からして 驚きですわ。その原因ってのにもビックリ仰天でしたけどwwwwま、ファンタジーだからね。それはともかくとして、そんな荒んでしまってる街で 男と少女が何の因果で同居しているのかとか、この二人の関係とかにも気になるのですよね。決して、血が繋がっているわけでもなく、男女の仲でもなく・・・。最初に二人の前に登場した遼一によって、塩化するってことがどういうことかが わかるんですが、これが何とも切ないのです。。愛する人とともにありたいと願う気持ち。幸せなのか そうでないのか・・・。次に現れたトモヤ。。彼によって 何となく秋庭の過去がわかり、二人の関係が動き出す。ただの他人であった二人が 彼の出現によってお互いに大事な存在でることを認めざるを得なくなり・・・。この時点では まだ秋庭がどんな人物かってのがわかりにくいんですけど、真奈が 目の前でトモヤに好き勝手されている時の彼の静かな怒りと それでも逆上するでなく、冷静に隙を伺い、対処するってとこで 彼の人となりがわかり私なんかは すぐにキュンってなってしまうわけですわwwwハハハハハハ 有川さんの描く男に弱いな アタシ。真奈は 二人の男に出会ったことで、自分の両親のことと向き合うことにします。秋庭がいい男なんですよね。真奈は小娘っちゃ~小娘の年齢だから 秋庭からしたら女としては意識してないんでしょうが、決して親子でも兄妹でもないわけですからね。。激しい恋情は感じないにせよ、片時も離れずに生活していたら 情は移るってものです。でも だからといって 絶対に手を出したりしないところがいいですよね。彼自身も 少女を相手にする自分なんて想像つかなかったんだろうし、特別な事情でも起きない限り、自分の気持ちに気付かなかったのかもしれません。。遼一が 最初に言ってたことですよね。。こんなことにでもならなければ、自分の気持ちに気付けなかったかもしれない・・・。静かに暮らしていた二人ですが、 突然 事態が急変します。秋庭は実は 自衛隊の戦闘機乗り。それも超一流の腕の・・・。ある理由から 自ら除隊。。でも まだ受理はされていないようで。ということで、二人はある目的のために 入江によって利用されることに。。入江ってのは 自分の目的を果たすためなら、人を騙すことも犠牲にすることも厭わない。。頭のキレの良さは相当のものですが、非情さも併せ持つ ちょっと厄介なヤツ。二人は 巻きこまれていってしまうんですよね。でも、だからといって入江も決して 心底悪い奴ってわけじゃなくて、ちゃんと彼なりの信念というか考えがあってのこと。。ロマンチストでもありますしね。。愛は世界を救わない・・・ってフレーズなんて 全くその通りだと思いましたわv芯をついてます「世界を救う」秋庭に課せられた使命ですがでも、真奈にとっては 世界を救うことよりも、たった一人の秋庭の方が大切。世界が救われても 秋庭がいないのならば そんな世界なんていらない。秋庭が真奈を 一瞬だけ手にして去っていってしまってから、戦闘機に乗り込み使命を遂行するまでは すごい勢いで読ませていただきました。いやぁ~~こういう展開って中高生にはたまらんだろうなと思いつつも、うすらぼんやりとどこかに消えてしまったような私の乙女心までが 疼きましたよv若いってことが羨ましい!!私にとっても真奈って子は 好感が持てる女の子だったので一気に読むことができました。面白かったですわ。。あんまり感想書くと 私の場合、ネタばれし過ぎてしまうんで 核心のところは伏せますが塩害って結局 何?とか、この二人はどうなるの?とか 興味を持たれた方は是非読まれることをおススメいたします♪コミックス読むみたいに軽~~く読めますし、読了後も ニヤニヤしてしまうようなそんな作品です。すっごい甘甘ってわけじゃありませんが、いい男を十分に堪能できますvホント 私 この手の男 好みなもので あとがきで 有川さんが書かれてますが自分や自分の大事な人が命を落とす代わりに世界が救われる世界は滅びてしまうけど、自分と自分の大事な人は世界が滅びるまでは永らえるとしたら どちらを選ぶか。有川さんは もちろん後者だそうで、私もそうです。昔は格好付けて 前者を選び兼ねなかったんですが 今は後者ですね。。人は 顔の見えないモノのためにそう簡単には命をかけられないんじゃないかと思うのですよ。自分の大切なモンを守るためだったら命をかけることもできるだろうけど。。世界とか そんな漠然としたものより 目の前かな。。そんな小さな人間です 私(^^;私はメディアワークス出版の方を読んだのですが、角川文庫の方は その後のサイドストーリーが加筆されているようです。こちらも また機会があれば読んでみたいです♪ 【送料無料】塩の街価格:700円(税込、送料別) この記事のTB先 http://rese912.blog38.fc2.com/tb.php/1185-cdd1cb0d 2ndブログ記事http://rese912.blog38.fc2.com/blog-entry-1185.html※ 2ndでTBが弾かれてしまう場合は、コメント欄に記事URLとタイトル&ブログ名を いれていただけるとリンクするようにいたしましたので お手数ですがこちらを ご利用いただくこともできます。
2011年05月16日
ちょっと前に読み終わっていたのですが UPが遅くなりました。『このミス』大賞を受賞した『チーム・バチスタの栄光』が、300万部を記録。瞬く間にシリーズ累計780万部を突破し、人気シリーズと化した田口・白鳥コンビの最新作が文庫になって登場です!医療行政の本丸・厚生労働省で行われた会議に出席した田口医師が目の当たりにした衝撃的な事実とは?医療過誤と死亡時医学検索、小児科医療、救命救急医療......現代医療のさまざまな問題点を鋭く描きだす社会派エンターテインメント。 って ことでしたが、今回は どうだろ・・・。ちょっと 読み進めるのがしんどかったです(^^;面白味に欠けるというか 特に上巻は苦行でした。。そのうち 面白くなるはずだから。。たぶん・・・ とか思いながら読み進めてました。 【送料無料】イノセント・ゲリラの祝祭(上)価格:500円(税込、送料別)東城大学医学部付属病院4階。万年講師の田口公平は、いつものように高階病院長に呼ばれ無理難題を押しつけられようとしていた。「お願いがありまして...」そう言って取り出した依頼状の差出人はあの火喰い鳥、白鳥圭輔。厚生労働省で行われる会議への出席依頼だった。幻の短編「東京都二十三区内外殺人事件」をプラスし、全面改稿した田口・白鳥シリーズ第4弾。 【送料無料】イノセント・ゲリラの祝祭(下)価格:500円(税込、送料別)厚生労働省のロジカル・モンスターこと白鳥圭輔から呼び出しを受けた田口公平は、医療事故調査委員会に出席するため、日本の権力の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。だがそこで彼が目にしたのは、崩壊の一途を辿る医療行政に闘いを挑む、一人の男の姿だった。累計780万部を突破する田口・白鳥シリーズの、新たなる展開に注目。大人気メディカル・エンターテインメント第4弾! 今回は 医療事故の取り扱いについて考えさせられることが多かったのですが医療と司法がそもそも分離されていないとか 警察との関係だとか、医療の分野でも解剖至上主義派と Ai 推進派の対立があったりでホント現状に即しているのだと思うのですが、問題点が多すぎて ややこしい。。そして、この現状を打破すべく働くべきお役所が 全然機能してなくて、自分たちの保身ばかりに目がいっていると言う・・・。ま、このあたりは 予想範囲内って感じですけども、とにかく 登場人物が冴えない(私にとって)オッサンばかりで 全然 興味が持てないのですわ・・・。 たまに イイ男っぽいのが出て来たかと思えば、警察庁関係者で ほとんど話に関わらない。田口センセも 活躍してるのかしてないのか よくわからない現状だし、白取も今回はサブみたいなポジションだし。。下巻後半になって ようやく落し所というか 着地点が見えてきてから 話が一気に進み、そこからは 勢い付いて面白く読めたのですが ここまでが 長い・・・。医療界やら、その他に対して 言いたいことは わかるんですけどね。 結局、彦根も 何をしたいのか、何を目指しているのか 途中だったようにも思うのですがこれって まだまだ続くんですよね。。 ちょっと そろそろ脱落モードかもです(^^;せめて 姫宮くらい 出て来て欲しかったなぁ。。彼女は 北の潜入捜査の準備中とかで これまた 次の話への伏線なのでしょうがその前に リタイヤしかねませんわ。。
2011年03月16日
う~~~ん 期待して読んだのですが、以前に読んだ「ジェネラル・ルージュの凱旋」ほどは興奮して読めませんでしたね。。 【送料無料】ジェネラル・ルージュの伝説価格:580円(税込、送料別)というか、凱旋をあまりに前に読んだので その後、映画もドラマも見てませんしすっかりストーリーを忘れてしまっていて・・・(^^;そうそう、ドクターヘリの話だったわ!とか速水部長に収賄の疑いが掛かっていて なんか査問みたいなの受けていたよなあ~とか その程度の記憶で。。しかも、最後、辞職してどうしたんだっけ??とか そのことが気になって気になってwwww確か誰か 看護師さんが付いてきたような・・・?くらいしか思い出せなくて、なんとも 情けない限り。。あんなに速水部長がカッコイイって騒いでいたのにね(^^;その時の感想はこちら。 【送料無料】ジェネラル・ルージュの凱旋価格:1,680円(税込、送料別) 唯一覚えていたのが どうして速水部長が ジェネラル・ルージュと呼ばれるようになったかということ。。今回の伝説では それについて語られているので そこは臨場感あって面白かったです。「ジェネラル・ルージュの凱旋」の原点といわれるだけの内容であったと。若き日のまだ 本当の修羅場を知らず天狗になっていた頃の速水部長・・・が、ある日突然起きた大惨事により救命救急の現場を知り、己の力量を知ることとなります。それを境に、横柄な態度が謙虚になり、医者として大切な腕を磨くことに邁進した彼の成長のターニングポイントが この伝説で語られています。速水に投げ掛けられた猫田の言葉や、彼女の采配は見事ですね。そこから生まれたルージュを引いた医者。そして 血みどろという意味も掛けて生まれた「ジェネラル・ルージュという呼び名。若き日の速水こそ見てみたいものですわ俺って天才!?って感じで 俺様状態で天下をとったようなつもりでいたらいざって時に 震えて自分の想いとは違う行動に出てしまいそうになって・・・でも そこからすぐに立ち直って 的確に指示を出し、救急患者に処置を済ませていく彼はまさに 天才医師の片鱗をみせ、神のごとく・・・ですよね。患者にとって 自分の命を救ってくれる医者は神みたいなもんですもん。。が、本当に神かどうかは・・・ 神になれるかもしれない医者は一握り。そして 日々鍛錬し続けなくては すぐに堕ちてしまう・・・。医者としての速水は 確かに 組織の中では問題児でしょうが 私たちいつ医者のお世話になるのか分からない側の人間としては、彼のような医師にこそ存在していて欲しいし、命を任せたいと思いますよね。。そうそう、確か彼は 辞職後、僻地に赴任するんじゃなかったでしたっけ??優秀な医師を迎えることが出来たなら そこの人たちはなんて幸せモノ。。だけど、きっと僻地は医療設備が整っていなくて 思うようにはいかなかったりもしそうですけど。。どこにいても 医師としての苦悩は続きそうですよね。。で まぁ 後の「疾風」と「残照」は付録のようなもの?それでも 「疾風」の方は 速水部長がまだ活躍してくれていたら イイ男スキーの私としては満足なんですけど、ラストの「残照」は 全く速水部長が出てこなくて ホント おまけ的なお話でした。読んでも読まなくてもどっちでもよかった? みたいな?? そして 後半の海堂尊物語は へぇ~~~ 作者はこういう人なんだ ってことはわかりますが特にお金払って読むほどのことでも。。でしたかね。これまでの作品についても あらすじとか なんかもう少し参考になるようなことが書かれていたら、読んでよかった♪ って思ったでしょうが、その作品を書いた時の感想みたいなことが 書かれているだけだったので 正直どうでもいいかなとか思ってしまいました(^^;末巻の登場人物リストは 非常に役に立ちましたけどね。
2011年03月04日
「ブラックペアン」最後まで読み進めると このタイトルの意味がわかりますvこのところ、珍しく活字付いてます。海堂尊さんの作品を読むのはこれで 4作品目。「チーム・バチスタの栄光」→「ナイチンゲールの沈黙」→「ジェネラル・ルージュの凱旋」→「螺鈿迷宮」と読み進めてきました。これらの作品で 私の好みの順に並び替えると、「ジェネラル・ルージュの凱旋」→「ナイチンゲールの沈黙」→「チーム・バチスタの栄光」→「螺鈿迷宮」となります。いずれの作品も とても構成が面白く、医療問題に関してもとても興味深く、内容的にはどれも素晴らしいと思うのですが、ま、私のことですからお気に入りキャラがいるかどうかで 大きく好みが左右されるわけであります。一応、これらの作品も以前読んだときに感想を書いてますので よろしければご覧になって大いに笑っていただけたらと思います。今とは随分と感想の書き方は違いますが 本筋は同じかとwwwwwチーム・バチスタの栄光ナイチンゲールの沈黙&ジェネラル・ルージュの凱旋螺旋迷宮さて、今回の「ブラックペアン」は どの位置に入るかといいますと・・・「チーム・バチスタの栄光」の前あたりでしょうか。今回のお話は丁度 この「チーム・バチスタの栄光」よりも20年くらい前の話になってまして東城大学医学部付属病院で現在勤務している人たちの過去を知ることになります。メインとなるのは 今や病院長となっている高階が帝華大より東城大に講師として着任した時のこと。そして 藤原さんが まだ看護婦長(この頃はまだ看護師ではなく看護婦さん)であり、猫田看護師長が主任で、花房看護師長は新米さん。速水部長、田口主任は 医学生としてホンの少し登場。。あの田口主任が 外科を諦めたというか手術中に失神した事件の真相もわかりますvこういう進め方も面白いものだなと思いながら さらっと読むことができました。 【送料無料】ブラックペアン1988(上)価格:440円(税込、送料別)1988年、世はバブル景気の頂点。「神の手」をもつ佐伯教授が君臨する東城大学総合外科学教室に、帝華大の「ビックマウス」高階講師が、新兵器を手土産に送りこまれてきた。「スナイプAZ1988」を使えば、困難な食道癌の手術が簡単に行えるという。腕は立つが曲者の外科医・渡海が、この挑戦を受けてたつ。 【送料無料】ブラックペアン1988(下)価格:440円(税込、送料別)スナイプを使ったオペは、目覚ましい戦績をあげた。佐伯教授は、高階が切った啖呵の是非を問うために、無謀にも若手の外科医のみでのオペを命じる。波乱含みの空気のなか、ついに執刀が開始されたーーーー。ベストセラー「チーム・バチスタの栄光」に繋がる、現役医師も熱狂する超医学ミステリー、文庫参上!!! 「新兵器、スナイプAZ1988。こいつが日本の外科手術を変える」by高階vs「外科医なら、自分の技術の高みを目指すのが総てだろう」by渡海「医者はボランティアではない。慰めの飴玉が欲しいなら、カウンセリングにでも行けばいい」by渡海vs「お前を外科の正道に導けなかった。それだけが心残りだ」by佐伯教授って 帯の煽りもあり~の、ですが、これが また医師同士の過激な応酬の数々があって 途中でやめることができず、一気読みしてしまいました。「小天狗」「悪魔」「神の手」と呼ばれる三人と なぜか、その三人の関係の中に放りこまれた新米研修医・世良。まだ 彼は国家試験に合格してなくて 医師の資格を持たない段階から、日本の医療の問題点に直面することになります。彼の目を通して、医療制度の崩壊について 否が応でも興味をそそられてしまうという見事さと これが「チーム・バチスタ」へと続く話になるという展開の面白さ。一応、ミステリーということなので ネタばれになるような内容は書きませんが、最後になぜタイトルが「ブラックペアン」なのか、ブラックペアンが何を意味するのかがわかります。途中で 「もしかしたら・・・」って ラストが読めてしまいましたけど それでも最後まで期待を裏切られることなく 楽しめると思います。後、救いは 「こんな医師はいらない!!」って 憤慨したくなるような人は出てこなかったことです。医者として、人としてどうよ?? なんて人が のうのうと医療界にのさばってるってのが現実であったとしても 出来れば見たくないかなって思うので。。一つ読み始めると 次々に世界が広がって行くというか繋がっていって面白いのが海堂ワールドですよね。この「ブラックペアン」が全ての始まりなので まずは ここから読み始めるのもいいかもしれません^^
2011年02月23日
「図書館戦争」シリーズでどっぷりとハマりこんでしまったので 次は「阪急電車」を読んでみることにしました。文庫本一冊で薄いので あっという間に読めました。 【送料無料】阪急電車価格:560円(税込、送料別)学生時代から15年ほど京都に住んでいて 阪急沿線にも長いこと住んでいたので結構 阪急電車にはお世話になりました。京都にいた頃には 宝塚歌劇にお熱の時期もありまして、それこそかなり頻繁に通っておりましたので 宝塚線も西宮北口からの今津線も利用したことがあります。圧倒的に梅田からの宝塚線の利用の方が多かったのですが、たまに時間があると西宮北口に足を運んだりもしてましたので なんとなく今津線のイメージはしやすかったです。私はニシキタとは呼ばず キタグチって呼んでいた様に思います。それにしても 電車の中の乗客を次々に絡ませながら駅の順に 話を展開させる手法は興味深いですね。そう言う着眼点が好きですvこの演出自体は それほど珍しいことでもないと思いますけど、それぞれまるで赤の他人である人物たちが紡ぎ出すストーリーが 面白いかどうかは作家さんの腕だと思うのです。登場する女性たちは みなそれぞれに自分ってものをしっかり持っていて 時に気が強かったり、そうでなかったりするのですが どの人もみな 自分に正直でありたいと思っていて、共感できるところが多々あります。私が 一番 印象に残ったのは 折り返し前の宝塚南口駅ですね。真っ白いドレスで、寝とられた元彼の披露宴に出席し 帰宅途中の翔子さん。大きな引き出物の袋を持っていることから 同じ車両の人から「花嫁の色を着て出席した非常識な人」との視線を浴びるも ものともしない。。だって あえて白を選び花嫁よりもより一層自分の方が美しいことを強調するために出席したのだから。。その披露宴は 結婚準備まで進めていた元彼とそれを寝取った女の披露宴。本来 彼女が 彼の横でウエディングドレスを着るはずだった。。二人から別れて欲しいと言われた時に 彼女がたったひとつ付けた条件が 自分を披露宴に招待すること。。そして 彼女は 真っ白の上質のドレスを身に纏って 元々美人なのに、わざわざ美容室でメークを施してもらい出陣した。。彼を寝取った女は いつの間にか彼女にひっついてきた地味な女。その女の目的は 翔子が付き合っていた男を奪うこと。。翔子がマリッジブルーになっていた隙に 彼と寝て子供を身籠るという手段に出て、最後は泣き落しで彼を掻っ攫っていった。自分が付き合っていた男は こんな情けない男だったのかと 諦めは付いたけどその女に向けては 討ち入りを仕掛けたようなもの。その女が一生のうちで一番綺麗に盛った花嫁姿よりも さらに美しくあることで元彼に失った物の大きさを思い知らせてやりたいのと 寝取った女にも 己の行いの浅ましさを思い知らせてやりたかった。。白は祝の色でありながら、「死」を覚悟した者の衣装でもあり・・・。呪いの色でもある。丑の刻参りも 仇討もは白装束で行うモノ。。そして その翔子の心の内に気付いた老婦人が 彼女に声を掛ける。「討ち入りは成功したの?」老婦人は責めるでなく 呪うには呪うだけの覚悟と贖いがいると言う。。自分が傷つくことを覚悟の上での行いに 他人が説教など出来るものではないと。。そこから 少しの会話が入り、結婚を約束した女がありながら 簡単に他の女と寝てしまった元彼と、確信犯的に彼を寝とっていった女への怨みが 少しずつ翔子の中で形を変える。「やるだけのことをして落ち着いたら 引き上げ時も考えなくては 今度は自分が怨みを買う番になってしまう」と 老婦人が 言葉を残していったから。。ほんの少しの触れあった袖が その人の人生の帰路に関わってしまう。 この翔子も また後日、同じ今津線の中で 別の小さな女性に影響を与えるように。。 片道15分の今津線の中で 繰り広げられるそれぞれの物語。折り返しもあって、ちゃんとその後も 語られていて。。なんとも 妙な縁というか機微に 読んでいる側が惹きこまれて行ってしまいます。なかなかじんわりと味わい深い作品だなっと思いました。図書館戦争シリーズのように 胸がキュ~~~~ンとなるようなことはありませんでしたがこれはこれで 軽く読めて でも 結構 強烈に印象に残るという ただならぬ作品v隙間の時間にさらっと読めますし、後味もイイので ぜひぜひおススメです。映画になるそうですが、こういうのは大抵原作が一番だと思いますのでね
2011年02月17日
四投目ですが、これで別ブログより引っ張ってきたものは最後になります。これも同じく一年前に書いたものです。 友達から借りていたシリーズ物もコレで最後となりました。面白いなぁ~海堂尊。。作品が全部リンクしてるんだよな。。時として 同じ時系列で物語を二つ進行させちゃうし。 螺鈿迷宮(上) 螺鈿迷宮(下)表紙が左右対称になってるようです。文庫本は他のシリーズも上下巻で一つの絵になってます。 医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。医学生・天馬大吉が潜入した不審死の続く桜宮病院に、奇妙な皮膚科の医者がやって来た。その名も白鳥。彼こそ、"氷姫"こと姫宮と共に病院の闇を暴くべく厚生労働省から送り込まれた"刺客"だった。だが、院長の桜宮巌雄とその双子の娘姉妹は、白鳥さえ予測のつかない罠を仕掛けていた...。終末医療の先端施設に隠された光と影。果たして、天馬と白鳥がそこで見たものとは?現役医師が描く、傑作医療ミステリー。 の劣等医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。この病院は、終末医療の先端施設として注目を集めていた。だが、経営者一族には黒い噂が絶えなかったのだ。やがて、看護ボランティアとして潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げた!彼らは本当に病死か、それとも...。 今回の舞台は いつもの東城大学医学部付属病院ではなくて 同じ桜宮市にある碧翠院桜宮病院。。今回は登場人物が限られていて それほど混乱せずに読むことができました。いろんな病棟の先生とか看護士さんがたくさん出てくるとわからなくなっちゃうんですよ。テーマは終末期医療に関することだったので いろいろと考えることも多かったですが展開がちょっと暗かったかなぁと思いました。。唯一 氷姫と呼ばれてる姫宮さんの活躍ぶりが(というかぶっ飛びブリが)楽しかったです。今後も彼女の活躍を期待したいです。どのキャラもイメージがし易く 描き方が上手いのだろうなと思いました。んんん~でも 今回は 私が楽しめる美形キャラの登場がなかったのが のめり込めなかった一番の原因でしょうか(笑)私としては 今まで読んだ中では「ジェネラル・ルージュの凱旋」が 印象に残ったというか 面白かったかなぁ~今度映画もあるみたいですしね。 これを書いてたあたりに 並行して 今のこのブログを始めたのですが最初はアニメとコミックス関係だけを切り離して 裏ブログとして始めたのに今じゃこっちが表ですよ(笑)そして、すっかり私の生活の大半を占めるようになってしまってます。。これでいいのか アタシ。。 さぁ それでは現実逃避はこれくらいにして また 復旧作業に戻ります。。
2010年01月14日
せっかくなので 3本目 投入。これも一年前に書いたものを 別ブログより 引っ張ってきました。 またまた 海堂尊さんのシリーズです。 小児科医療の未来を問うメディカル・エンターテイメント ナイチンゲールの沈黙(上) ナイチンゲールの沈黙(下)「チーム・バチスタの栄光」の続編。今度の舞台は小児科病棟。病棟一の歌唱力を持つ看護士・浜田小夜の担当患者は、眼の癌 網膜芽腫の子供たち。眼の摘出手術をせざるを得ない彼らに心を痛めた小夜は、患者のメンタルケアを不定愁訴外来担当の田口に依頼し、小児愚痴外来が始まった。時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警察庁から出向中の加納警視正が病院内で調査を開始する。緊急入院してきた伝説の歌姫と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。 私は 前作よりもこっちのが面白かったです。意見の分かれるところのようですが、私はこっちのが多数の人間が登場し複雑に絡み合って難しかったけど その分 いろんな人間のことを考えながら読めました。歌唱力が脳波に影響を与えるっては 実際のところどうなのかわかりませんが私は十分ありえる話だと思うし 小説だから それくらい盛り込んだ方が面白みが増すと思うのです。それに 今回は 思いいれ出来る人物も見つかりましたし~牧村瑞人くん 中学3年にして大人びてて 家庭環境からそうあらざるを得なかったわけだけど 反抗的で とても冷めた子だけど とてもいい男なんだな。。いい具合に 惚れてしまいましたよ~今回の話は どこに決着するのかなって 少し不安だったんですけどあまりに哀しい結果になりそうだったので・・・でも 後味悪いものにはなりませんでした。そこが よかったかな。上手くまとめ過ぎかもしれないけれど 子供の問題を扱ってるし重苦しい終わり方なんて辛いから。。今回も小児医療の問題点や、死亡時診断のことなど 一般人には分かりにくいことでも 大事なことへの提起がありましたね。作者はとっても賢い人なんだなと思います。 ジェネラル・ルージュの凱旋(上) ジェネラル・ルージュの凱旋(下)伝説の歌姫が緊急入院したころ、不定愁訴外来担当の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。「将軍(ジェネラル)」の異名をとる、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。高階病院長から依頼を受けた田口は検査に乗り出す。病院長の特命で収賄疑惑を調べ始めた田口だったが、倫理問題審査委員会による介入や、新人看護士と成労働省のロジカル・モンスターの登場でさらに複雑な事態に巻き込まれていく。彼岸のドクター・ヘリ導入を目前に、速水は病院を追われてしまうのか。切り捨てられてゆく不良債権部門・緊急医療を守る男の闘いと、医療の理想と現実をダイナミックに描き出した傑作エンターテインメント。 ちょうど「ナイチンゲールの沈黙」と同時進行で話が進む。同じ時系列に事件が二つ。こっちは全然ミステリーではなくて、収賄のお話なのだけれど、その裏にはこれまた医療の現状、問題点が提起されている。救急医療と医療行政の関係。今回も面白く読むことが出来ました。そして、速水部長かっこいいし~~~~牧村くんのときみたいな キュンとくるものはありませんでしたが断然速水先生擁護の体勢で読んでる自分。。 今回は特にラストが爽やかな感じの終わり方でした。なかなか味わい深かったです。またまた読み始めてから 一気に最後まで読んでしまいました。お蔭で昨晩は寝たのが3時半。って 朝だよ もう・・・そして どうやら映画化されてて 3月公開のようです。速水部長は 堺雅人か?彼は好きだ。顔もいいけど それよりも演技が際立ってると私は思うから。「壬生義士伝」で沖田総司をやったときの彼の狂気具合に惚れ惚れしました。その後 大河でも大活躍でしたよね~彼ならば 素敵なジェネラル速水部長を演じることでしょう。でも田口先生が女ってのは 受け入れがたいな。。映画見たら感想変わるかもですけど。。 この2作品は 私の中では甲乙つけがたいかな。バチスタよりは好きです♪ はい・・・このあたりから 私の現在の片鱗が垣間見られます。。面白いですね~~~ハハハハハ
2010年01月14日
この人のものは 続けて読んだので これも 別ブログから 引っ張ってきました。これも一年前に書いたものです。 チーム・バチスタの栄光(上) チーム・バチスタの栄光(下) 年末に「チーム・バチスタの栄光」ドラマがやってたんですよね?私 ドラマ見ないのでよくわかりませんが確か 旦那の両親お泊まりのときに ドラマ好きの義母が 私が借りてる本をみて最後どうなるんだろう~~~って言ってたんで。一応ドラマのCMも目にしていたし、新聞にも載ってたけど誰が誰の役をしているのかもわからず~~ただ 映画では 主役の田口先生を 女性にして竹内結子さんがやってるらしいことは本の帯からわかりました。ああ またキーパーソンを女に変えてる・・・ 医療の現場のお話で 緊迫感があって面白かったです。が、ミステリーってわけではなかったようで別に謎解きであるわけでもなく、ああそういうことだったのねってストーリーでした。お話の進み具合よりも、医療の現場の問題点をこういう形で世に知らしめるって発想に惹かれましたです。どれだけの人が関心を持つか分からないけど とりあえず提起にはなりますからね。 面白かったところは キャラがとても個性的なとこです。旦那にも読むことを薦めましたら やっぱり白鳥さんが気に入ったようです。私 一応大学では心理学を学んでおりましたので白鳥さんのいろんな手法の方に興味が向きました。それとさらりと賢いところ~~~(笑)でもね、ファッションセンスのない太ったおじちゃんってことで全く私のゾーンには入ってきません~~~ ドラマとかに仕立てるには 面白い筋書きだったと思います。ドラマはラストが違うようですが 誰が犯人だったのかな?? なんて お固く真面目にかいてるんでしょうね~~~それでも やっぱり自分の好みを主張してるwwww
2010年01月14日
ちょっと落ち着いてきたので 一年前に別ブログで書いたものを引っ張ってきました。実は私、結構 堅い本を読んでたりしたんですよ~~これでも♪今は・・・本能のままに放し飼いに なってますが。。 友人に大量に文庫本を借りまして私には珍しく 流行の作家さんの本です。 探偵ガリレオ 容疑者Xの献身どちらも 東野圭吾さんの本ですが 私は全く読んだことなかったです。福山くんが演じてたドラマはみたので 原作を読みたいなと思っていましたが随分と遅ればせながら、年末にやっと読み終わりました。感想は やはりドラマよりも原作のがシンプルで面白い。私は 福山君の顔 昔から好きですがドラマには興味ありません。それに 柴咲コウもとてもよく演じていたと思いますが(顔も綺麗だし 目力あるし)でも 原作の男だらけの世界の方が 好きです。私 ウロチョロする女は好きでないので。さぁ 見てね~~視聴率欲しいの~~って 設定とか嫌いです。その割りに 福山君には釣られてますが。。でも 彼が出てるからというより、物理学者を彼が演るからってことがポイントでした。私 賢い子好きなので~~~で、感想ですが 「探偵ガリレオ」 は短編なので すぐ読めました。あっさりと。 私としましては 「容疑者Xの献身」のが面白かったかな っと 思います。数学者ってのもいいしぃ~~~賢い二人の対決ってのは なかなか興味深いものです。ただ 私が惚れるには 賢い+綺麗という条件が必要ですが・・・そんなことは お話の感想には関係ないですけど。 容疑者Xの方は 最後 そうきましたか!! っという 驚きがありました。なかなかよかったと思います。 人気のある作家さんだな というのが 一番の感想。 でも 私の感情が揺れるってことはなく 淡々と読める本だったかな。 はい。。私の別ブログは大変真面目なものだったのですが、やはり 書いてますね。自分の好み。。こっち(裏で始めたつもりが 今ではすっかり表になっている)で書いてる方が本来の私なんでしょう~~~ほっほっほ。
2010年01月14日
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