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扉絵は 液体度
の高い悪魔に 絡
め取られるかのような坊ちゃん。
目が虚ろで痛々しい限り。
坊ちゃんのお口にも液体悪魔が入り込んでいて 淫靡
。
ねっとりとした 粘着性
を感じますね、この悪魔さま。
汚泥に拠って立つ
坊ちゃんの置かれた苛酷な状況が辛すぎる・・・
秘密結社の儀式が召還した謎の存在は黒い 闇
を纏い ピンヒール
を履いて
現れました。
蛇の目や蠅?の目を持つようで、烏や山羊や狼の姿にも変化するよう・・・
全体がどんな姿なのかはわかりませんが、ピンヒールだけは外せないようです。
ありがとう。
謎の存在が現れ逃げ惑う者、神に許しを乞う者、自分の願いを叫ぶ者がいる中
一人だけ 微動だにしない者
が・・・
誰これ?
こいつ絶対、根幹に関わってる人物ですよね??
人かどうかもわかりませんが。
うわぁ・・・
既出のキャラかどうかも不明。
いろいろ判明していく中でまたまた謎が増えていきます(><)
坊ちゃんはもしかして・・・っとちょっと不安だったのですが自ら兄を犠牲に
悪魔を召喚しようとしたわけではありませんでした。
兄の身体に剣が突き刺された時、神を否定し、この世を呪い、自分たちをこんな
目にあわせた奴らを殺してやると強く願ったのは坊ちゃん。
それが悪魔を召喚するための 「犠牲」
と 「願い」
になってしまったよう。
なんて無情な・・・
支払った 「代償」
が大きいほど力のある悪魔を喚べるということでしょうか。
それとも「代償」が大きいことが悪魔を喚ぶための必要条件?
いずれにしても自分にとって痛くも痒くもない者を犠牲として捧げたとしても
悪魔には響かなそうです。
悪魔が召喚されたということは 渡り賃
が支払われたということで、既にシエル
の魂は悪魔に奪われたということ。
シエルが目の前に現れた時、坊ちゃんがセバスチャンに 嘘を言ってない
のを
確認してますが、このことを訊いていたんでしょうね。
やはりシエルには魂はなくビザール・ドールのよう。
ま、葬儀屋さんがいる時点で確定みたいなものですけど。
坊ちゃんの願いは悪魔には大きな声として届いたようです。
それだけ坊ちゃんの 憎悪
の念が強かったってことですね。
例え坊ちゃんが願わなかったとしても、あの状況ではシエルはもはや生き延び
ていられたとは思われず「肉親を見殺しにした」と坊ちゃんはずっと思ってる
ようですが、あの場合は仕方がなかったのではと。
助ける方法は坊ちゃんにはなかったのだから。
でも、優秀なシエルではなく自分が生き残ってしまったことは坊ちゃんにとって
は辛いことでしかなかったようで。
自分が生き残っても誰も喜ばないって思うなんて・・・切なすぎる・・・
もう二度と時間が戻らないなら、もう君がもどってこないなら・・・
坊ちゃんは思ったんですね。
君と同じ顔をした僕が 君の魂と引き替えに 君が願った君になる
ここで坊ちゃんに シエルスイッチ
が入ったんじゃないでしょうか。
シエルに成り代わるというより、自分の中にシエルを 生み出した
というか・・・
弱い自分は奧に押しやり、シエルに自分を明け渡すみたいな感じで。
それは結局は本当のシエルではなく、坊ちゃん自身が作り上げたシエルでしか
ないのですが。
やや二重人格に近いような・・・
だから緑の魔女編で、坊ちゃんの目が見えなくて暗闇になってしまった時、
地獄の日々に時間が戻ってしまったようなものだから、シエルスイッチが入る
前の坊ちゃんに戻ってしまっていたのではないかと。
それで悪魔は何のために契約をしたのか思い出させ、シエルスイッチを再び
押させたのかなっと思ってみたり。
坊ちゃんが誰にも負けない力を欲した理由は、 シエルがそれを欲していたから
でしょうね。
シエルなら シエル自身
の汚辱を晴らすため 復讐する力
を得るため 悪魔と契約
するってことで。
悪魔の手をとったのは坊ちゃんだけど “シエル”
なのだと考えていいのでは。
だから坊ちゃんはその後、シエル・ファントムハイヴと名乗り、本来の自分は
押し込み、全てシエルに明け渡したようなものだったのでは。
緑の魔女編でも「僕が誰にも負けない力を欲したのは」のところまでの “僕”
は
本来の坊ちゃんだけど、その後の「――僕は」からはシエルスイッチが入った
坊ちゃんってことなんじゃないのかと。
僕自身
の汚辱の“僕”はシエルってことで。
なんで 僕自身
のところにわざわざ「・」が振ってあるのかわからなかったの
ですが、そういうことではないのかなと。
坊ちゃんが悪魔と契約したのはシエルに許されたかったためもなく、
弱い自分と決別したかったわけでもなく、
何もかも自分のものにしたかったわけでもなく、
両親の無念を晴らすためでもないということですし。
あれだけ坊ちゃんがコロッと性格も変わってしまうのも シエルが願ったシエル
になる
からでしょう。
そのためならいくらでも悪に手を染めることも厭わない覚悟で。
さぁいよいよ 悪魔
との 交渉妥結
ってことですが・・・
次号も気になります。
そういえば緑の魔女編でタナカさんが「心の傷には安静が一番、きっと坊ちゃん
とて 葛藤
なさっていることでしょう」と言ってました。
タナカさんは本来の坊ちゃんを知っているからいかなる理由でシエルになって
いるのかはわからなくても、心の内に葛藤を抱えていることは理解できてたって
ことでしょうか。
「執事たる者、 主人の 帰還
は万全な状態で 迎
えなくては」って言ってたのも
怖
い・・・(><)
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