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<世界一受けたい授業>」であの茂木健一郎氏のお言葉。「顔(頭)の大きさより、どれだけ表情が豊かか?が大事」「無表情の人は、脳を使っていない」「是非、表情を豊かに!」20世紀のサービス業の現場では、あまり元気が良くて表情が豊かだと怒られたりしてました(汗)。そういう指導する先生も多かった。(よって、和風能面タイプの表情が良いとされていた)21世紀になると、「もっと元気を出しなさい!」と、また怒られる(笑)。一体あんたはどっちを教えたいんだ?と。この表情のことに限らず、しばらく経つと、あれは良くなかった、間違いだった、、、というのは良くあります。私の世代は、高校生くらいまでは、スポーツの途中で水分なんか補給しようもんなら、先輩に怒られたし、、、(汗)。今考えればどんでもないわけです。毎日数時間、水分無補給で、特訓を繰り返していました。(おー怖い!)表情の乏しい人といると、確かに疲れます。相手のことを理解するのに時間がかかるからかもしれません。「何考えてるんだろう?」と。(会議が疲れる理由も同じでしょうね)子供の頃は、無表情でいるのが難しかった。かなり気合を入れないと、何かしらの表情が出てしまうわけです。しかし、大人になると、無表情が楽になって、表情を出すのが疲れる、、、という人が増えてきます。やはり、脳を使わなくなるんですね。気をつけましょう!
2009/09/20
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「お客様は神様です」みたいなことばかり教えるのは簡単。しかし現場が困っていることは、そうではなくて、「この人は客じゃない」と判断し、対応するにはどうしたらいいか?と言うこと。最近は現場のサービスの質が落ちた、、、と言われる背景には「客の質が落ちた」という側面も多々あるからです。先日も、某有名外資系のショッピングセンター?で明らかにスタッフにからんで、クレームを通り越して、「イチャモン」をつけているシーンに遭遇しました。典型的な「あー言えば、こう言う」のクレーマーで、ようするに何だかんだ言って「タダにさせてしまおう」という魂胆が丸見えでした。商品やサービスのクレームを通り越して、スタッフ自身のことを「あれもダメ、これもダメ」と攻めまくります。すると欧州系の支配人が出てきた。どう対応するのだろう?と観察していると、「出て行け!お前は客じゃない!」と物凄い剣幕で怒りだしました。(もう顔面が怒りで真っ赤でした)支配人が出てくれば、あと一押しで「タダになる」と期待していたガラの悪いクレーマーは、ビックリ!そして、「スタッフはお前の奴隷じゃない、謝れ!」とまで言い放ちます。結局、クレーマーが逆に謝罪することに。後に話しを伺うと、「このラインを超えたら客じゃない、というのがある。ラインまではスタッフに精一杯努力させる。しかし、それ以上やらせるとスタッフがいじめられて心に深い傷を負う。そして、この仕事に恐怖を感じるようになってしまう。それは絶対に避けなければならない。だから、私たちはこのラインを超えてくるクレーマーがいたら、その瞬間からスタッフを守るのが義務だ」とのコメント。客も店を選ぶし、店も客を選ぶ、ということでしょう。そして、「日本のお客さんは、商品とサービスの品質に厳しい。それはそれでいい。だけど、時にその限度が超えると、単なるわがまま客に変身してしまうことが多い。これは悲しいことだ。そして、店に断られることに慣れていない。これは、全国的に頭を下げる接客しか教えてこなかったからだろう」というお話しでした。サービスの現場には、「こういう場合はどうしたらいいのか?」というグレーゾーンがたくさんあります。そのグレーゾーンこそ、社員の仕事です。それなのに、朝礼や終礼で、流行りの「感動系の話し」ばかりしていても、問題は解決しませんから要注意です。===★第5回インバウンドセミナーのお知らせ!★ 次回のインバウンドセミナーの開催は4月5日(月)に決定しました!場所:銀座紙パルプ会館1F ラウンジ「パピエ」東京都中央区銀座3-9-11(〒104-8139)時間:19:00~⇒セミナーの詳細はこちらをご覧下さい!
2010/03/24
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