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2005.02.15
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【この映画について】
この映画は昨年死去した米国の偉大な国民的R&Bシンガーのレイ・チャールズの生涯を描いた映画である。
映画の企画や撮影は既に彼が存命中に進行していて、レイ自身も映画の撮影にあたり助言を行ったそうだ。レイを演じるのは「コラテラル」で巻き添えになるタクシー・ドライバー役でアカデミー賞の助演男優賞候補にもなっているジェイミー・フォックスだ。
今回のレイ・チャールズを演じるにあたって、彼はレイの過去の作品を片端から聴いて役作りに臨んだそうだ。それは彼の独特の仕草も話し方も全て完璧にこなして見せた。
アカデミー賞ではこの作品が6部門で候補にあがり、ジェイミー・フォックスは主演男優賞でも候補に入った。予断だが彼は助演男優とのW授賞の可能性も秘めている。 結果的に6部門中『主演男優賞』のジェイミー・フォックスと『音響賞』の2部門で授賞した。
【ストーリー(ネタバレなし)】
レイ・チャールズはジョージア州の貧しい農家に生まれた。父は他にも家庭を持っていて現代風に言えば不倫の末の私生児として二人兄弟の兄として生まれた。母や貧しい一家の家計を支える為に一日中忙しく働く日々だ。
そんな貧しい一家であったがレイは母の厳しい躾けの下に元気に育ったが、ある日ちょっとした不注意で弟が眼の前で死んでしまう。それが少年レイにはショックで毎日泣き続けていたが、そんな彼の眼は涙を止めるために付けた薬を母の言うことを聞かずにこすり続けていた為に徐々に視力を失っていく。そして何れ訪れるであろう全盲の生活に耐えられる様に、母はレイに一人で生きていけるように厳しく生活習慣を身に付けさせた。そんなレイは盲学校に入学する為に泣く泣く母と離れ離れになった。
レイは少年時代から近所の雑貨屋さんの大人が弾くピアノに惹かれていた。レイは音楽で身を立てるために、長距離バスでシアトルへと移動する。シアトルで彼はクラブで知り合いの伝を頼りにプレーをすることになっていたが、バス到着時に彼は偶然にも未成年だったクインシー・ジョーンズ(ラレンツ・テイト)と意気投合する。
そしてクラブで腕を磨き始めたレイとバンドは地元で人気者となり連日大盛況だったが、全盲の彼はギャラを誤魔化されていた。そんな事態に嫌気を感じたレイはバンドを止める。今度はバスで各地をドサ周りに出かけるが、彼はそこでバンド仲間から麻薬(ヘロイン)を買い徐々にのめりこんで行きそれがやがて彼の身を一時的に滅ぼすことになる。
名声を徐々に得てきた彼の元にはレコード会社からの契約の話が舞い込む。当時はまだ新興レコード会社だったアトランティックと契約して、早速録音スタジオに入る。だが長年のツアーでスタンダード・ナンバーを演奏してきた彼は、そのクセが抜けずに契約の橋渡しをしたアーメット・アーティガン(カーティス・アームストロング)をガッカリさせる。そこで一計を案じたアーメットは自作の曲を聴かせたところ、レイは即座にリズムを取って周囲をあっと言わせた。この瞬間R&Bシンガー、レイ・チャールズが誕生した。

新会社で自分の思うままの音楽を録音する権利を得たレイは、前の会社時代とは違ったスタンスで曲を録音しその中には「我が心のジョージア」があった。
人気も絶頂の彼は、相変わらずステージを離れればヘロイン漬けの日々を過ごしていた。そして遂に彼は滞在中のホテルに警官が踏み込んで逮捕された。だがレコード会社の計らいで一度は釈放されたが、今度はカナダ公演の帰りにボストン空港で逮捕された。レイは更生施設に入所して麻薬漬けの体から麻薬を引き離す治療を受けるが、そこには壮絶な戦いが待っていた。長年の麻薬漬けで中々麻薬は彼の体から離れなかった。
彼はこの麻薬漬けの体から何とか麻薬を抜いて二度と麻薬に手を出すことはなかった。
レイはこれからは歌手としての生活を取り戻していった。そして彼の音楽はR&Bだけではなくて、多くのジャンルを内包しながらアメリカの国民に浸透していくのだった。彼は黒人だけではなく、白人にも受け入れられて尊敬を集めていく。そんな中にはかつて彼をジョージア州の会場から永久追放した、ジョージア州議会から1979年に彼は正式な謝罪をから受けるまでになった。
【鑑賞後の感想】
この映画はこの時点で恐らく今年のベスト映画に入るであろう素晴らしい内容の映画だった。
特に主演のジェイミー・フォックスは、まるで彼がレイ・チャールズと思うほどの熱演だった。映画の構成も彼の生い立ちから有名になるまでを克明に丁寧に描いていた。中には当時の黒人の置かれていた立場も包み隠さず描いていた。
その一方で売れっ子になってきたレイには、多くの側近が群がってきた。全盲の彼の稼ぎや名声を傘にして裏切ったものもいるが、レイはそんな人達を決して許さなかった。また多くの女性にもてるレイは、バンドの女性メンバーとの間に子供をもうけたりするが、幾らレイに結婚を迫っても例は決して家族を捨てなかったが養育費は払っていた。
私はレイ・チャールズのCDは一枚も持っていないが、この映画を観た直後にCDショップに直行してサントラ盤と最新作の2枚を早速買った。彼の音楽や声には魂がこもっているのを感じた。






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Last updated  2005.08.27 12:36:18
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