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2005.09.25
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アルバム名と曲名 『CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD』(試聴出来ます)
paul mccartney
プロデューサー/ナイジェル・ゴドリッチ
【ポール4年ぶりの新譜と北米ツアー開始】
ポールに取って新譜は『Driving Rain』以来でほぼ4年ぶりの新譜となる。前作の後にもやはりツアーを開始しているので、今回もそれに倣って? 全米公演がスタートした。
今や元ビートルズのメンバーもリンゴと二人となってしまったので、どうしてもポールに掛かる期待は大きいと思う。そんな中で発売された新譜からもツアーで披露されているし、ビートルズ時代の曲もタップリ披露されている。ポールがこうしてビートルズを単に伝説上のロック・グループとして葬られるのでなくて、あくまでもポールがステージで披露することでいまだに人々の記憶に留めながらも新たなファンを開拓する使命を担いそれを実行しているのは嬉しい。
1990年代以降のポールの新作はどれもセールス的には伸び悩んでいるし、目新しさも感じない。だがその一方で60歳を越えてもソロ・ツアーを敢行し、新譜を出すというエネルギーを持ち続けていることへの評価はして欲しい。
【このアルバムについて】
1曲目の Fine Line は第一弾シングルでも有る曲で、何処と無くビートルズ時代の雰囲気を漂わせている。本作では基本的にこの曲でもそうだが、ポールがピアノ、ベース、ギター、ドラムスその他の楽器を一人で演奏する多重録音であるが、ここではストリングスを効果的に配してバックアップしている。2曲目の How Kind Of You も何となく前曲と似た雰囲気ながら、ポールがまるで新妻への感謝を表現したかのような歌詞を噛み締めながら歌う様子が伝わってくる。演奏面ではアコギとピアノの音色が曲を支配している。
3曲目の Jenny Wren はポールらしいアコギによる弾き語り曲で、ビートルズ時代の「Blackbird」や1987年の「Put It There」に良く似た雰囲気を持っている。こうした曲がやはりポールの良さであり、ファンのニーズに応えた一曲?DUDUKなるホーンが良い雰囲気を醸し出している、どことなくほろ苦い感じが漂うのはジェニー・レンなる女性への告白か?と思ったが「Wren」とは「みそさざい」という英国の小鳥らしい。「Blackbird」や「Bluebird」と合わせて三姉妹(兄弟)の曲?4曲目の At The Mercy
5曲目の Friends To Go では再びポールの演奏だけによる編成で一切他のアーティストの援助なしだ。ここで前の4曲と変り、ポールのヴォーカルとコーラスは多少力強く且つ明るく歌っている。6曲目の English Tea はポールの中にあるイギリス人としての趣向が強く反映されている。曲の内容も紅茶、ケーキ、イングリッシュ・ガーデンなどの歌詞がそれを物語っている。1、3曲目と同じ編成によるストリングスが、ポールの弾むようなヴォーカルに見事にマッチしている。
7曲目の Too Much Rain は哀しい事は嫌だから笑って過ごそうと励ますようにポールが歌う。雨ばかりでうんざりとはイギリスの天候のことを人生に例えたのかな?8曲目の A Certain Softness ではポールの演奏に、クラシック・ギターのジェーソン・フォークナーとベースドラムとボンゴにジョーイ・ワロンカーが加わっている。曲調は大人なしめのフォークソングと言った所か?
9曲目の Riding To Vanity Fair ではポールの演奏に、ドラムスでジェームス・ガドソンとストリングスが控えめにバックでメロディ・ラインをなぞるように絡んでくる。チョッとミステリアスな雰囲気を持った一曲。バックのジングルが何かの合図の様にも聞える。10曲目の Follow Me では前作のアルバムに参加しツアーメンバーにもなっているラスティ・アンダーソン(ギター)、ブライアン・レイ(ギター)、エイブ・ラボリエルJR(ドラムス)編成とストリングスを絡めた唯一のバンド形式による録音。ギターの音色がどことなくビートルズッぽく感じる。
11曲目の Promise To You Girl では再びポールのソロ演奏に終始するが、アップテンポの曲調が途中でスローに転調したりギターソロが入ったりとポールがノビノビと演奏を楽しんでいるように思える。12曲目の This Never Happened Before
ラストの Anyway はポール得意のピアノ演奏をフィーチャーした曲だ。これに控えめにストリングスを配したアレンジは見事である。一旦終わったような印象を与えた後に、インスト部分が3分ほど続いて終わる構成だ。
【感想】
ポールの新作はほぼ4年ぶりということで期待して待っていた。前作の「Driving Rain」ははっきり言ってポールのビートルズ以降の作品では、「平凡」な部類に入るだろうし個人的にも余り聴かなかった。
今回の作品がポールのソロ演奏で制作されたと聞いて、「McCARTNEY」「McCARTNEY2」の延長線上のようなサウンドを想像していた。だが今回聞いてみてその印象とはいい意味で異なっていた。そこにはプロデューサーのナイジェル・ゴドリッチの手腕による所も大きいと思う。
演奏では全てのギター、ドラムスを含む打楽器、キーボード類、ホーンセクションにも挑戦とポールの才能が最大限に発揮されているのがこの一枚であるだろう。





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Last updated  2005.09.25 16:28:18
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