KINTYRE’S   DIARY~旧館

KINTYRE’S DIARY~旧館

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

kintyre

kintyre

Favorite Blog

◎レディース パンプ… New! natsumi_s_58さん

☆元日向坂46♪佐々木… New! ruzeru125さん

今日は、母の日、母… New! 真壁 正さん

シャクヤク花摘み体… New! まちおこしおーさん

We Are the World (H… New! ken_wettonさん

Comments

人間辛抱 @ Re:仕事納め(12/29) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
背番号のないエース0829 @ ヒトラー 映画〈ジョジョ・ラビット〉に上記の内容…
collins1313 @ Re:私の好きな曲7、バグルスの「ラジオスターの悲劇」(06/05) 初めまして! 青春時代に聴いてまた最近ハ…
kintyre @ Re:映画『アメイジング・グレイス』を観て(03/27) >kaoritalyさん、こんばんは この映画…
2007.01.24
XML
カテゴリ: 映画・邦画
6.愛の流刑地

■製作年・国:2007年、日本
■上映時間:125分
■鑑賞日:1月20日 新宿コマ東宝(歌舞伎町)
■公式HP: ここをクリックして下さい
□監督・脚本:鶴橋康夫
□原作:渡辺淳一
□製作:富山省吾
□主題歌:平井堅<哀歌(エレジー)>
キャスト

◆豊川悦司(村尾菊治)ベストセラー作家で家族とは別居中
◆寺島しのぶ(入江冬香)村尾の小説の大ファン
◆浅田美代子(魚住祥子)村尾の元編集者で冬香を村尾に紹介した
◆長谷川京子(織部美雪)検事として冬香殺害を担当する
◆仲村トオル(入江徹)冬香の夫
◆陣内孝則(北岡)村尾の弁護士
◆佐藤浩市(脇田)刑事
◆本田博太郎(久世)冬香殺害裁判の裁判長
◆余貴美子(菊池麻子)バーのママ。本人も離婚経験があり村尾のよき相談役
◆富司純子(木村文江)冬香の母(実生活でも母娘)で裁判では証人としても出廷
◆津川雅彦(中瀬宏)出版者の重役で村尾の理解者
◆貫地谷しほり(村尾高子)菊治の娘で涙ながらに面会に来る

【この映画について】
“愛ルケ”現象を巻き起こした渡辺淳一原作の同名のベストセラーの映画化。
大ベストセラー『失楽園』に続き、トヨエツと寺島しのぶのハードな濡れ場シーンが延々と続く事でも話題だ。
法廷での村尾の言動から、二人の愛が見返りを求めない純粋なものであったように思われるが、作家として男として自信を失いかけていた中年男の純粋な思いと夫との家庭生活にストレスを感じる主婦の計算高い接近がテーマか?
出演は豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、富司純子ほか。富司純子は「犬神家の一族」で佐清を演じた尾上菊之助に続き、ここでは寺島しのぶと立て続けに親子競演を果たした。
【ストーリー(ネタバレなし)】
ベストセラー作家、村尾菊治は長年のスランプに悩まされていた。妻と別居して10年以上経ち、今は大学の講師で生計を立てていた。
ある日、雑誌記者の魚住から京都に呼び出され、冬香を紹介される。冬香は村尾の小説の長年のファンだった。一目で恋に落ちた二人。
やがて村尾は冬香と数時間の逢瀬のために京都へと新幹線で通った。エリートサラリーマンの夫と3人の子供を持つ従順な女である冬香は、最初はためらうが、村尾の「また会って欲しい」との申し出に逢瀬を楽しむようになる。
村尾は冬香との逢瀬を通じて失っていた自信と創作意欲が再び沸いてくる喜びを感じ始めていた。こうして村尾と冬香の人目を忍ぶ京都での密会は、京都駅のホテルでたった2時間の密会を重ねる度に、冬香の官能の扉は開かれていった。
そして二人の密会の舞台は、夫の川崎転勤で東京の村尾の仕事場である千駄ヶ谷のマンションへとなっていく。こうして火がついたお互いの感情をコントロールするのはもはや困難で、お互いの本能の赴くままに突き進む。

さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。
1.冬香は村尾と会うことで何かを画策していたのか?
2.裁判で明かされる村尾と冬香の逢瀬の詳細とは?
3.面会に来た娘高子が涙で訴えたこととは?それに対する村尾の反応は?
4.裁判に出廷した冬香の母の証言内容とは?
5.裁判所で証拠として提出されたテープの中身とは?その衝撃的な内容と裁判への影響は?
6.冬香は村尾に何を期待していたのか?

等を中心に映画館でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
この映画の原作は読んでいないので映画と原作の比較は出来ないが、少なくとも、この映画では冬香の首を絞めてしまった村尾を追っている。村尾は裁判で決して第三者には理解出来ない或いは第三者に向って表現出来ないジレンマを抱えた。
所詮男女の仲であった二人の間での出来事であり、村尾自身もなぜ冬香に頼まれるまま首を絞めたのか作家ながら明確な説明が出来ない。それは彼にでさえ冬香が発したその言葉のもつ摩訶不思議な魔力に取りつかれてしまったからだった。それは、肉体関係を持てば持つほど二人は性にのめり込み、およそ「死」に直結するような「首を絞める」行為に及ぶとは考えにくい。それらは裁判でも争点だった。
この映画では延々とトヨエツと寺島しのぶとの情事のシーンがこれでもかと出てくる。特に、裁判でのシーンが多いので証言をヴィジュアル的に再現するにはやむを得ないだろう。トヨエツの裸もそうだし、寺島の脱ぎっぷりのよさ?にも驚かされる。中には完全全裸(セックス・シーンを演じるのだからそうだよな~)シーンまで登場し、彼女の女優魂と見事な肢体?はこの映画のハイライトだろう。
決して美人で巨乳とはお世辞にも言えない寺島だが、彼女はどんな役にでも対応できる演技力と状況に応じた表情や雰囲気作りには感服した。
映画全編を通して情事シーンが出てくるため、そこに注目が移ってしまう。でもね、もし自分ならトヨエツ演じる村尾のように「選ばれた殺人者」になれるか?冬香の行為は理解できるか?などと自問自答しながら映画館を後にした...
【自己採点】(100点満点)
79点。 周囲の苦悩にもう一歩踏み込んで見たらどうだっただろうか?

人気blogランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.24 22:02:12
コメント(7) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


寺島しのぶさん。  
だいふく007  さん
こんばんは。ご訪問&コメントありがとうございました。
映画沢山観られてるんですね。嬉しくなりました。
ところでこの映画、寺島しのぶさんが出演されてるので気になってます。彼女いいなあ。。
某番組での彼女のコメントで
「彼氏がこの映画を観た後、眠れなかった云々」と言われてましたが
そこまで言わせたこの映画気になってます。良かったですか? (2007.01.25 00:18:58)

Re:映画『愛の流刑地』を観て(01/24)  
UEKO・f★  さん
こんばんは~(^^)
>冬香の行為は理解できるか?などと自問自答しながら映画館を後にした...

★冬香の村尾への気持ちは理解できる気がしますが、死を選択したことはやっぱり理解できないですね~!子供への愛より深いなんて!

(2007.01.28 21:45:51)

Re:映画『愛の流刑地』を観て(01/24)  
sonias  さん
こんばんは。
相変わらず沢山の作品をご覧になっていらっしゃいますね。

kintyreさんの「周囲の苦悩にもう一歩踏み込んで見たらどうだっただろうか?」を見て思い出しましたが、
長谷川京子さんの検事にも、とても大きな心情の変化があったのに、
中途半端な描かれ方で勿体無かったなーって思いました。

私はあそこまで好きになれる男性が現れたなら、
相手を殺人者にしたくないので「殺して」とは言えないけれど、
殺されても本望かな・・って思いながら見てました♪
(2007.01.28 22:58:20)

おはようございます  
ya226  さん
ご訪問&カキコ ありがとうございます。
冬香の気持ちは同じ主婦として分かる気がします。
どちらも捨てられない。どちらも選べない。
という気持ちだったのでは・・・
作家の村尾が裁判で明確な証言をしなかった事も
理解できる気がします。
2人の関係は結局は2人だけにしかわからないって
事じゃないのかな・・・
村尾に殺してもらう事によって
村尾本人も自分から逃げられなくしてしまった
女の情念の怖さを見た気がします。
映画の感想 また参考にさせてください。 (2007.01.29 08:14:06)

Re:映画『愛の流刑地』を観て(01/24)  
kintyre  さん
>だいふく007さん、こんばんは
はい、映画は週末に集中して観るようにしDVDでは観ませんね。寺島しのぶが出演している映画は前に「東京タワー」で観て以来ですが、その時もエキセントリックな演技がはまっていて見事でした。
決して美貌や肉体で勝負する女優さんではないので、それだけに彼女の演技力は素晴らしいです。
>UEKO・f★さん、こんばんは
いつもコメントありがとうございます。
冬香はやはり主婦であり母でもあるので、男の私には感情的に理解できない部分が多いです。残された家族への愛より、自分の村尾への愛の延長線上にある死を選んだ原因は...やはりこの辺は難解です。
>soniasさん、こんばんは
沢山と言うより週末になるとどうしても観に行きたくなります。ハセキョーのあの服装は何だか劇中で浮いていたように感じましたがどうですかね?
冬香の夫の苦悩ももう少し描いてみても良かったのにと私は思いますね。「殺して」と男の立場で言われて「選ばれた殺人者」とは到底思えませんね私は。う~ん、でもどうなんでしょう。
>ya226さん、こんばんは
やはり主婦の立場と男の気持ちでは隔たりがあるようですね。
村尾が裁判でイライラしていた様子を見せたのは、自分と冬香の問題をなぜ法廷で話すのかと言うジレンマと第三者へ説明する事の難しさを感じたのでしょうかね?
冬香は愛する村尾に殺してもらって目的を達したのでしょうが、残された村尾のこの先の人生まで冬香は考えないで依頼したのでしょうね。その辺に男女の行動の違いが現れていますね。 (2007.01.30 22:27:59)

Re:映画『愛の流刑地』を観て(01/24)  
matsumi0219  さん
こんばんは。ご訪問&書き込みありがとうございました。

この映画は私も見ましたが、
正直、何でこの作品が人気なのか「?」でした。
寺島しのぶは好きな女優さんなんですけど、
無駄に脱いだ感じがするなぁと。
あと、長谷川京子の役は、彼女には背伸びすぎるのでは?という気が。

唯一良かったのは主題歌のみ…。

気を取り直して、「それでもぼくはやってない」を
見に行きたいなと思っています。
これは周りでも評判がいいので楽しみです☆

映画や舞台など好きで、たまにですが感想を書いているので、
良かったらまた遊びに来てください。
私も映画の参考に遊びに来させてもらいます^^ (2007.02.05 23:29:17)

Re:映画『愛の流刑地』を観て(01/24)  
kintyre  さん
>matsumi0219さん、こんばんは遅くなりました
こういう映画は評価の基準が難しいですね。私は原作は読んでいませんが、映画ではトヨエツと寺島しのぶのベッド・シーンがやたらに多かったですね。
寺島しのぶはお世辞にも豊満な肉体とは言えませんが、堂々とした脱ぎっぷり?とその演技力はやはり評価出来ますね。
ハセキョウは服装とかチョッと浮いていたような気がしました。
「それでも僕はやってない」のほうが内容的にも楽しめましたよ。 (2007.02.14 22:52:47)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: