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2007.02.10
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12.不都合な真実

■製作年・国:2006年、アメリカ
■上映時間:96分
■鑑賞日:2月10日 シャンテ・シネ(日比谷)
■公式HP: ここをクリックして下さい。
□監督・製作総指揮:デイヴィス・グッゲンハイム
□製作:ローリー・デイヴィッド、ローレンス・ベンダー、スコット・Z・バーンズ
□製作総指揮:ジェフ・スコル、ダイアン・ワイアーマン、リッキー・ストラウス、ジェフ・アイヴァース
キャスト

◆アル・ゴア(本人)元米国副大統領で世界各地で地球温暖化の危機をスライド講演で唱える。

【この映画について】
二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることで地球の気温が上がる「地球温暖化現象(Global Warming)」。これにより北極海の氷の氷解に伴なう海水面の上昇や異常気象、巨大ハリケーンの発生、生態系の変化といった事態が引き起こされている。このままいけば、植物や動物、そして人類は危機的な状況に陥ってしまうだろう。
こうした地球温暖化問題に心痛めた元米国副大統領のアル・ゴアは、環境問題に関するスライドを通してその巧みな話術を駆使して世界中で開催。人々の意識改革に乗り出していく。
この映画は世界各地の映画祭や賞で多数授賞し、 アカデミー賞では「長編ドキュメンタリー」とエンド・ロールに流れるメリサ・エスリッジの曲が「オリジナル歌曲賞」でと2部門でノミネート されている。ただし、オリジナル歌曲賞部門では「ドリームガールズ」から3曲もノミネートされているが果して授賞出来るか?
※後日談:2部門で見事にアカデミー賞を授賞しました。特に、オリジナル歌曲賞は「ドリームガールズ」に勝ったので素晴らしいです。
【内容】(※ドキュメンタリーの為、ネタバレあります)
“不都合な真実”とは、地球温暖化問題のこと。京都議定書の受け入れを拒否しているアメリカ(とオーストラリアの二カ国)の一部政治家などにとっては、確かにこの問題は不都合だろう。
しかし不都合であろうがなかろうが、温暖化は確実に進行しており、人類は着実に破滅への階段を登っている…。そんな現実をクリアに提示するのがこの作品。
ゴア自身が地球温暖化を強く意識したのは1960年代後半のこと。環境問題を研究するロジャー・レヴェルの警告に心を動かされ、1970年代後半にはこの問題に関する初の聴聞会を纏める力となった。その後、クリントン政権で副大統領として各国首脳たちとの交流を通じて話し合いを始めた。
政治家として環境問題への取り組みをライフワークとしてきたが、それを強く後押しするきっかけとなったのは息子が交通事故にあい生死の境を一ヶ月も彷徨ったことだった。そしてさらに大統領選挙を僅差でブッシュ大統領に敗北したことだった。
失意から立ち上がり、ゴアは全米各地だけではなく世界各地をスライド講演という形で地球温暖化がもたらす危機を説いていった。そんなゴアの姿勢に対して批判的な勢力も多いのも事実だ。

政府の裏の裏までを知り尽くすゴアは、政府の発表する数値にも疑いの目を向け暴いてゆく。そこには政府と圧力団体である業界に取って「不都合な真実」は隠蔽される事までゴアは講演で訴えている。
最後に、彼は京都議定書を批准していない米国政府が環境問題で世界をリードするべきと熱っぽく語る。その米国では各州政府が環境問題に積極的に参加していることを評価し、これが波及する期待感を述べ、個人レベルでは出来る所から実行しようと結んでいる。
※ゴアが訴える「私にできる10の事」

1.電球を省エネ型のに交換しましょう

3.リサイクル商品をもっと活用しましょう
4.タイヤの空気圧をマメにチェックしよう
5.節水しましょう
6.過剰包装、レジ袋を断りましょう
7.室内温度を調整しエネルギーの削減をしましょう
8.たくさんの木を植えましょう
9.問題解決の力になりましょう
10.映画「不都合な真実」を観るようにあなたの友人に勧めましょう

【鑑賞後の感想】
ゴアは現ブッシュ大統領と激しい接戦を演じ一時は有力TV局が「当選」を発表したが、結局は僅差で破れ惜しくも大統領の座を逃した人物だ。
そのゴアが何を有権者に訴えて出馬したかは知らないが、彼は逆に大統領を逃したことで自らのライフワークである「環境問題」を通して「地球温暖化」を訴えられるようになったのは皮肉な結果である。
彼が全米のみならず日本を含む世界各地でこれらの問題を訴え廻り、その集大成としての映画化で更なる反響を呼ぶことだろう。映画では延々と彼の講演を聞かされるのだが、合間合間に関連するデータの根拠や自らの生い立ちなどのサイドストーリーも盛り込まれているので退屈することはない。
地球温暖化と言えば、今年の日本は「暖冬」で東京では未だに降雪日ゼロであり今後の天気予報でも降る気配はない。レジ袋の問題も最近では私の住む杉並区でも一部で有料化が始まるなど、環境問題は身近な問題として存在しているのだ。
ゴアはアメリカ人らしく「考えるだけではなく行動」することの大切さを訴え、同時に最近の日本で低下しているマナーの問題でもあると警告している。
上記に挙げた10項目の中でも3,5,6,7は日常生活に直結しており、今からでも明日からでも大人子供関係なく実行出来る項目だ。
私は「6」を買物の際に心がけ実行している。そして、ここで「10」を実行しよう。これを最後まで読んでいただいた方でも、或いは、このコラムだけを読んでくれた人でも、是非この映画が近くで上映されていたら観に行きましょう。
【自己採点】(100点満点)
87点。 全体としては纏まりがある。唯一、アメリカ人がこの問題を世界に押し売りしないことを祈りたい。この問題は地域毎に取り組むのがベストだろう。

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Last updated  2009.01.25 22:55:18
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